「劇研『空』活動報告」カテゴリーアーカイブ

R5,「令和に拓く石見のステージー岩町功先生を偲ぶ公演ー」(12/9,10)

昨年12月18日、浜田市の岩町功先生が他界されました。先生は石見地方の演劇や歴史研究、高校演劇に大きな貢献をされました。先生を偲んで表題の公演が開催されます。
12月9日(土)10時~追悼DVD,対談。11時~18時演劇。
12月10日(日)10時~追悼DVD,対談11時~17時演劇。
劇研「空」は10日14時45分~です。(詳細は後日紹介します)
チケットは千円。大田市民会館やサンレディー大田でも販売しています。岩町先生と御縁があった人はどうぞおいでください。
(お知らせ 劇研「空」 地域情報  演劇だより 20231030洲浜)

R5,第12回「朗読を楽しむ」大田市民会館で(9/30)

9月30日午後1時30分から大田市民会館中ホールで朗読会を開きます。今回は「ふるさとの民話特集」です。約60編をみんなで読んで、その中から約10編を選びました。とても愉快で面白い民話がたくさんあります。今回は劇研「空」以外から4名が参加してくださり、9人が朗読します。第二部では、わらべ歌「1かけ2かけ3かけて」や、詩群読「るかな時を越え~江戸からきたひと 井戸平左衛門~」創作民話劇『出口がない家』を朗読します。
10月15日には市民会館で、こどもオペラ「おいもさま」が上演されます。井戸平左衛門のオペラです。詩の群読もその関係で取り上げました。かなり史実に基づいた詩になっています。『出口がない家』は面白おかしい笑いの民話です。題目と朗読者を紹介しましょう。
市内でも各種行事が重なっていますし、前売り券も出していないのでどれくらいお客様が来られるまったく不明ですが、どうぞ気楽に足を運んでください。朗読する民話の資料を印刷してお渡しします。朗読用に手直しした民話です。
(ブログ:劇研「空」詩の散歩道 お知らせ 20230929洲浜昌三)

R5,第12回 郷土の民話特集「朗読を楽しむ」(9/30)

民話の本から50編くらいみんなで読み、その中から面白そうなものを十数編選びました。三瓶、五十猛、鳥井など、とてもユーモラスな民話が多く、石見地方の特徴かな、と思いました。大田市民会館の写真です。標柱になって書いてあるか知っていますか。「おじいさんの 昔話が すきなぼく」今回の朗読会のために誰か立てとったん?すごいね。先見の明あり?
もう一つは、「老人の 知恵と参加で いきいき大田」そうなればいいね。そうありたいね。今回の朗読、old manもいきいき活躍しますけど、元気のいいyoung men and young womenもすてきな朗読をしますよ。

行事が多い9月ですが、初秋の午後のひととき、どうぞ市民会館でお楽しみください。
(ブログ:劇研「空」詩の散歩道 お知らせ 20230907洲浜昌三

R5,第12回「朗読を楽しむ」は郷土の民話特集です(9/30)

9/30(土)13時から市民会館中ホールで公演予定の紹介です。たくさんある郷土の民話から25編くらい選び、その中から面白い民話を朗読します。とてもユーモラスで面白い民話が多いのは石見の特徴かもしれませんね。そのうち2話をPDFで紹介します。興味のある人はクリックして開いて読んでみてください。原文は朗読用に手を入れています。
R5,民話 「草鞋の中の小石」、「鼻なおし」「朗読で楽しむ郷土の民話」

写真は民話と無関係です。大田一中が頑張っている布看板をデンタルクリニック前でピシャと写しました。こういうPRもいいですね。この四つ角はたくさん車が通るので、とても良く目につきます。地元の学校が頑張ると、下腹から活力が湧いてきます。

閑話休題:大田の古い人(?)いや、高齢者なら、つぎの歌を
知っておられることでしょう。田所出身のぼくも子どもの頃よく聞いて覚えています。この歌、「1かけ2かけ3かけて」もCDで紹介したいと思っています。とてもいい歌ですよ。
少ないメンバーに負担を掛けたたくないので前売り券は出しませぬ。お客さんは少人数でも決行!(泪)します。興味のある人は、どうぞお出かけください。きっと面白いですよ。
(ブログ:劇研「空」詩の散歩道 お知らせ 20230801洲浜昌三

R5,「朗読で楽しむ郷土の民話」約40話より選抜

2023年度は、大田市民会館カルチュアー教室で、「郷土の民話」をみんなで朗読してきました。約40話くらい読んだことになりますが、まだまだたくさんあります。しかし時間も限られていますので、8月2日のカルチュアー教室で、今まで読んだ民話の中から、12回「朗読を楽しむ」(9月30日)に発表する民話を選び,朗読し易いように手を入れ、印刷して冊子にしました。読みたい人があればとどけます。

・たにし息子 ・草鞋の中の石  ・鼻なおし ・兵児かかや
・雷のごちそう・長い名前の子ども・茂ヱ衛門キツネ
・茂右衛門狐 ・尻焼兵左衛門  ・一王・仁王物語
・丹波五反田の石塚       ・三瓶姫逃池物語

できれば、朗読する舞台のスクリーンに絵をプロジェクターで投影したいのですが、残念ながら我がメンバーにはそれができる者がいませぬ。だれかいないかな、と思うのですが、いません。絵が好きな子どもさんでもいいんだけどね。高校の美術部はどうかなと思ってある顧問に話したけど、話しただけ、さあ、どうする。どがしょうかな。こがすりゃどがかな、という人はおらんかな、方言の民話もあるけ、方言がうまく話せる人もほしいな。
(ブログ:詩の散歩道 劇研「空」お知らせ 20230821洲浜昌三

R5,こどもオペラ「おいもさま」演出家・吉田さんを迎え練習(8/6)

連日の猛暑、猛暑・・・雨が降りません。畑の水遣りも大変。台風が沖縄に来襲して周辺を行ったり来たり。昔の台風は9月、10月だったのに・・。今年はトマトさんは豊作。南瓜さんは蔓に一つだけ。スイカも小さい玉がポトリと落ちて大きくならない。

そんな猛暑の8月6日、大田市民会館で「おいもさま」の練習がありました。今回は脚本、演出を担当される吉田知明先生が東京から来られ、舞台で指導を受けました。歌は伊藤さんや大畑君の指導で進んでいましたが、それに基づいて更に歌の表現やオペラの全体的な流れ、展開、動きなど細かく指導を受けました。

終わって、吉田さんのところへ行き、「ご指導ありがとうございました。素敵な舞台になりそうですね。楽しみにしています」と言いました。先生とはオペラ「石見銀山」以来の会話でした。
多様で多彩な歌が多く、とても豊かな舞台になりそうです。みなさんおつかれさまでした。写真は練習中の遠景風景です。
(ブログ:劇研「空」詩の散歩道 地域情報 オペラ「おいもさま」 2023030808洲浜昌三)

R5,こどもオペラ「おいもさま」発会式(7/6)

大田市民会館60周年記念事業の一つとして、こどもオペラ「おいもさま」の準備が進んでいましたが、発会式が会館中ホールで開かれました。目下大人21名、子ども8名が参加予定です。林館長の趣旨説明の後、合唱指導者として伊藤さん、大畑さん、大屋神楽の「井戸公」の作者・安達さんが紹介され、すはまくんが井戸平左衛門の事績や演出などについて簡単に話しました。終わるとすぐに発声練習、つづいて「小さな鳥は海を目指す」(新垣隆、作詞作曲)の練習に入りました。眼の前で聞いていると短時間で出来上がって行くのが分かりました。ラストで歌われる歌です。伸びやかで清澄なとてもいい歌です。劇研「空」のメンバーも参加しています。次の練習日は13日(木)19時~21時まで、サンレディーふれあいホールです。
(ブログ:おしらせ 地域情報 詩の散歩道20230711洲浜昌三)

R5,大田市の芸術文化振興について懇談会(6/29)

6月中旬、表題の案内が教育部石見銀山課、大田市民会館連名で劇研「空」へ届きました。改めてお知らせします。範囲が広いので漠然としていますが、次のようにテーマと懇談形式が書かれています。「コロナ感染症や人口減少等により活動の縮小を余儀なくされている団体様が、継続して活動が行える仕組みづくりについて、ブレインストリーミング方式で開催します」

サンレディー大田ふれあいホールの廃止が提案され、9千余名の反対署名を集めて請願書が提出され、市議会で検討されている現状ですが、この廃止問題は単なる建物の問題ではなく、同時に大田市の芸術文化の問題であることが浮かび上がってきました。今回の懇談会とは直接関係はありませんが、無関係ではありません。

芸術文化問題で重要なのは「仕組みづくり」です。その点では大田市は立派な振興計画を発表しています。次の表紙は2008年に発表された第一期「大田市芸術文化振興計画」です。見識のある関係者18名で大田市芸術文化振興計画策定委員会が結成され、市民からアンケートを取り、関係資料を収集し、検討を重ねて作成されたものです。表題の言葉もいいですね。大田市の指定文化財一覧表、大田市ゆかりの文化人一覧(42名)、アンケート結果と考察市内全域の文化団体・サークル一覧表には308もの団体、グループ名が列挙されています。その他にも重要な指針、問題提起などが記載されています。

第二期の振興計画は2018(平成30)公表されました。このときも市民からアンケートを取り、「大田市芸術文化計画改定作業チーム」がつくられ、何度も検討会議が開かれました。不肖洲浜も参加、意見を述べました。国や県、他の文化政策なども参考にして6月に立派な第二期振興計画が冊子になって刊行されました。

 

大田市の芸術文化問題について知りたい人は是非この冊子を読んでいただきたい。現状や課題、方針など実に端的に指摘して書かれています。そして目標に向かって地道に進んでいるもの、実現している活動、途中一休み、新たな活動、言葉だけに終わっているものなど様々です。ブログで検索すれば「大田市文化協会」や「大田市体育・公園・文化事業団」「大田市芸術文化振興計画」などで各種資料や規約を読むことができます。

残念なことは、この立派な冊子があることを知っている人はほとんどいないということです。今回の懇談会はテーマが少し違いますが、色々な人から様々な考えがたくさん出されると思います。そのほとんどはこの冊子に書かれていることと関連してくる問題だと思います。
ブレスト方式は近年ポプラーですが、言い放しに終わり勝ちです。適切な集約、方針作成、実行 ー そこまで行きたいものです。
場所は市民会館中ホール、19時からです。目下3名が「空」からは出席予定です。家の前の百合バラが綺麗です。無関係です。
(ブログ:劇研「空」 詩の散歩道 お知らせ 地域情報 20230628洲浜昌三

R5,「朗読で楽しむ郷土の民話」(大田市民会館次回6/21)

市民会館のカルチュアー教室、「朗読で楽しむ郷土の民話」、次回からの予定は、6月21日、7月5日、7月26日、19時30分~21時です。21日は、「包み隠し地蔵」から読みます。当日プリントは渡します。興味がある人はどうぞ。1~13までは読み終わりました。面白い民話もたくさんあります。

1 たにし息子 石見の昔話 山口 大谷千代宝
2 鼠の浄土 〃 〃
3 若宮さま ふるさと読本 鳥井
4 茂ヱ門キツネ 〃
5 お松きつね 〃
6 ごかい米 〃
7 きつねのしかえし 〃
8 百済観音 〃
9 狼の恩返し 〃
10 草鞋の中の小石 石見の昔話 斎藤多作 三隅町
11 鼻なおし 〃 渡辺休二郎 富山
12 兵児かかや 〃 〃
13 猫が小判になった話 ふるさと読本      長久町
14 包み隠し地蔵 〃
15 茂右衛門狐 〃
16 目ざまし鎌 〃 土江
17 稲用の殿様 〃 稲用
18 一つ覚え 25 石見の昔話 山口町 大谷千代宝
19 五十猛知名の由来 27
20 釜屋海岸の牛鬼 29 ふるさと読本 五十猛
21 尻焼平左衛門 31 〃
22 飴買い幽霊 34 〃

(ブログ:劇研「空」詩の散歩道 お知らせ 20230617洲浜)

 

R5,勝部義夫さん ありがとうございました(合掌) 

久しぶりに晴れ渡った爽やかな新緑の5月9日、劇研「空」の皆さんの代表も兼ねて、羽根町の長福寺へ最後のお別れに行ってきました。家族の皆様へ、「いろいろお世話になりました。ありがとうございました」と言うのが精一杯でした。懐かしい遺影に手を合わせ、ご冥福をお祈りしました。

1934年3月19日生まれ、大田高校演劇部で活躍、日大芸術学部映画科学入学と同時に帝国劇場研究生、翌年正式に団員になり1955年東宝専属の俳優として活躍、1976年までに327本の映画に出演されました。島根に帰られてからは、大田の文化活動に献身されました。大田市文化協会会長、島根映画祭を設立し実行委員長も務められました。業績は数々あります。
12/3 勝部義夫氏文化賞受賞祝賀会 – Stagebox

一緒に舞台も創りました。石見銀山を素材にした創作構成劇「鶴」、創作音楽劇「琴の鳴る浜」等々。話していると映画の巨匠・黒澤明監督や長谷川一夫、森繁久彌などとの会話やエピソードが自然に出て来て、興味津々でした。出演された映画などの記録映像を数年前に僕に託されました。いつか追悼記念会を開いて多くの人に観てもらいたいものです。
勝部義夫さんへ山陰中央新報地域開発文化賞 – Stagebox

このブログ(stagebox)で、3回ほど勝部さんの受賞や活動などを紹介していました。ファンだったという全国の人たちからメールがきたこともあります。今回のご逝去を知った人たちが、劇研「空」のブログを検索しておられます。ここにペイストしておきましたので、興味がある人は開いてみてください。
12/15 創作音楽劇『琴の鳴る浜』結団式が終わりました – Stagebox

澄み通った空のもと、ゆっくり車で帰りながら、勝部さんが地域文化のために力を注がれた苦労と実績、そして後の人たちに託された思いを、しみじみ噛み締めました。ありがとうございました。どうか安らかにお眠りください。
(ブログ:劇研「空」昌ちゃんの演劇だより 20230509洲浜)