短詩「海のように」「つぎの一歩」

海のように                洲浜昌三

ひとつひとつ そのまま
受け入れていくんですね
海のように

かなしいことも
つらいことも

ひとつひとつ すなおに

おかあさん
あなたがそうしたように

つぎの一歩                  洲浜昌三

あの空の頂に立てば
新たな風景が眼下に広がるだろう

いつも頂上を目指して登ったが
今あの空へぼくの夢は届かない

足下に目を落とし
一歩だけを信じて
崩れた山道の瓦礫の上に
つぎの一歩を置く

(平成25年夏、川本高校普通科クラスの同窓会がありました。10年毎に実施していて、今年はは30年振りだった。幹事のオクノ君から、冊子をつくって配りたいので何か書いてください、と頼まれ文章とともに上記の短い詩を2編をメールで送りました。以前どこかに書いたものを短くしたものです。エピグラムに近い詩ですが、40歳を過ぎ、家庭でも社会でも会社でも様々な苦労を体験しているみなさんにはいいおくりものになったようです。

川本高校は現在は島根中央高校。名前が変わり新発足するとき校歌を頼まれて作詞しました。同窓会に集まった卒業生の子供たちが島根中央高校へ入学していて、入学式など校歌を聞きながらぼくのことを思い出しとてもうれしいと言っていました。30年もたつといろいろな巡り合わせがあるものです)

短詩 「たからもの」「おまえの母さん」

たからもの    洲 浜 昌 三

藤づるのバスケットに手を伸ばすと
「だめ!」
遠くから走って来て取り返し
鋭い目でアヤちゃんは僕をにらみつける

外で遊ぶときも
町へ行くときも
大切に持ち運ぶ小さなバスケット

見られたら価値がなくなるもの
そんなたからものが僕にもあった気がする

夜 ぐっすり眠っているすきに
こっそりバスケットを開けてみると
小石が五つ
もみじの葉が三枚

おまえの母さん
洲 浜 昌 三
保育所で日々新しい知恵を授かる
三歳のアヤちゃんは
今日も新しい武器を手に入れて帰る

ふとしたすきに人形を取られさっそく一撃
「おまえのかあさんでーべーそ!」
ことばで反撃できない一歳のヒロちゃんのため
おやじがケンカを買って反撃する
「おまえのかあさんでーべーそ」
「ちがう! おまえのかあさんでーべーそだ」
「おまえのかあさんがでーべそだ」
「でべそじゃない! でべそじゃない!」
叫びながら涙の小川が二筋三筋

(今までこどもの詩を意外にたくさん書いています。この詩は「きれんげ」に書いたものです。現代詩とかなんとか小難しい意識はまったくなく、こどもを見ていてふと心を動かされたことをメモしておいて、あるとき机に向かって詩にしたものです。素直に書いているので自分でも読むと素直な気持ちになり、ほのぼのとしてきます。

このブログの読者は70%以上が new visitors です。何故かここ数ヶ月前からいつもグラフで「詩」が上位を占めています。詩など読む人は詩人しかいないといわれているのですが、ここに書く詩は分かりやすいからでしょうか。詩がもっともっと一般の人に広まっていくことを願って書いているのですが、有名人のブログなら regular visitors がいて毎日多くのファンが読むのでしょうが、そうでもないこの地味なブログに立ち寄ってくださる人がいるとはうれしいことです。短くて分かりやすい詩を紹介するようにしています)

10/5 13回中四国詩人会香川大会

第13回中四国詩人会大会は2013年10月5日(土)香川県髙松市のリーガホテルゼスト髙松で13時30分から開催されます。参加費は会員も一般参加者も1000円、学生は500円。14:15まで総会ですが、そのあとは中四国詩人賞表彰式、自作詩朗読、記念講演、懇親会とつづきます。

記念講演は「韓国の歴史風土と文学事情」という演題で南 邦和さんが話されます。

中四国詩人賞は今回は2名で壷坂輝代さんの詩集「三日箸」と木村太刀子さんの詩集「ゆでたまごの木」が決まっています。当日は朗読もされます。

翌日は文化観光。源内記念館、志度寺、山頭火句碑、屋島、源平古戦場などを巡ります。一度も行ったことがないので楽しみです。14時30分、髙松駅解散です。島根から川辺さんが自作詩朗読の予定です。島根の詩人のみなさま、ぜひご参加ください。

詩 「何を残しただろう」

何を残しただろう                    洲 浜 昌 三

戦後の貧しい村の小学校や中学校で
欠席する理由は四つしかなかった
「病気」「手伝い」「貧乏」「怠け」

手伝いもないのに元気な子が学校へ来なければ
当然「怠け休み」
最大の恥だったからみな休まなかった

教師になり二十数年たった時A君と出会った
遅刻欠席がつづき 何度注意しても同じことの繰りかえし

習慣化した怠けに活を入れようと 放課後 家を訪ねると
布団の中でマンガの読書中

「こんな時間に何をしてるんだ!目を醒ませ!」
意識的に声を張り上げたが
期待した反撃の言葉は返らずしばし静寂
いつもの素直な優しい表情でうつむいている
「…あしたは来るよね」
「はい」

初めて目の前にした心の深い闇
初めて向かいあった新しい欠席
行きたくても行けない 「不登校」

遠くへ行ったA君よ
元気か ー

ぼくの古い武器は
深い傷を更にえぐっただろうか

分厚い壁に裂け目ができて
青空が見えるようにならなかっただろうか

 

大田市文化協会が発行している「きれんげ」107号に頼まれて書いた短詩です。ここではちょっと修正しています。
今までにない欠席と初めて出会ったときの戸惑いは今でも忘れません。まったく未知の精神文化と出会った戸惑いでした。怠ければ叱る、という日本古来のしつけの武器は通用するどころか逆効果を生むことになったのです。あのころから日本の文化も変わっていったようにおもいます。
 

9/23 出雲で「しまね文芸フェスタ2013」

2013年のしまね文芸フェスタは出雲市の「ビッグハート出雲」で開催されます。俳句、短歌、川柳、詩、散文の5部門で運営委員会、実行委員会を何度か開いて準備を重ねてきました。今年の担当は俳句部門で会長は月森遊子さんです。講師は「ホトトギス」同人会会長、安原 葉先生。演題は「花鳥諷詠のこころ」。島根にいても、毎年第一線で活躍されている人の講演を聴けるのはありがたいことです。

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前日の夜は例年どおり前夜祭として講師先生の歓迎会があります。ニューウエルシティ出雲、18時からです。

大会当日の午後は分科会です。その内容は次のとおりです。見えにくいけど見たい人は見てください。

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詩の分科会では自作詩の朗読・鑑賞と感想会です。事前に作品を30部事務局へ送るか、当日持参してください。

今年は神戸の永井ますみさん、京都の有馬さん、米子の中村さんが参加される予定です。神戸の宮川さん、白石さんも来られるかもしれません。永井さんは米子の出身で現在神戸で活躍中です。詩も随筆も書かれますが、朗読をビデオに収めてDVDにするために数年前から全国を走り回っておられます。有馬 敲さんもキャリアのある大ベテラン。中村さんは一日一作を課して詩をブログで発表し、過日詩集を出版されました。

こんなに一度に県外の詩人が参加されるのは初めてです。県内の詩人のみなさん、また参加されるみなさん、大いに楽しみにして参加してください。

9/21 NHK・Eテレで高校演劇全国大会放映

2013年度の第59回全国高校演劇長崎大会は8月4日におわりました。中国地区からは出雲高校と広島の沼田高校が出場しました。事務局長の阿部順先生から届いた報告書に「出雲高校、とてもよかったです」と添え書きがしてありました。

さて、例年どおり、今年も「青春舞台2013」がNHK、Eテレで放映される予定です。9月21日15時から17時です。大会のドキュメンタリだと書いてありましたが、最優秀賞を受賞した大阪市立鶴見商業高校の「ROCK U!」(趙  清香作)は放映されるようです。趙さんは演劇部員で創作脚本賞も受賞されました。

優秀賞は長野県丸子修学館高校、北海道北見北斗高校、沖縄県立八重山高校でした。

ぜひこの日にはテレビの前に座ってください。座らなかったら横になってもいいですが、それもできなかったら録音してあとでじっくりみてください。

http://stagebox.sakura.ne.jp/wp/apoetinohda/2014/01/04/出雲高校「ガッコの階段」/

ついでにおしらせです。今年度の39回島根県高校演劇発表大会は10月26,27日、ラメールで行われます。暇をつくってちょっとでも見に行ってください。すはま君は講師で行くことになっています。

H25 出雲校演劇部全国大会前に浜田で上演

出雲高校演劇部が創作劇「ガッコの階段」(伊藤靖之作)で、8月上旬に長崎で開催される全国大会で上演することはこのブログでも紹介しました。今年度は特別枠があり、沼田高校も中国地区代表として参加します。

8月13日に第8回島根県高校文化フェステバル(高文連主催)が浜田の石央文化ホールで開催され、出雲高の劇も上演されると聞き、楽しみに出かけました。前日には季刊「高校演劇」でじっくりと伊藤さんの脚本を読みました。2時過ぎから上演だと聞いたので、12時半に出発。1時間10分あれば十分、と余裕綽々、風景を楽しみながらゆっくり運転し、途中でも道草を食ったり、到着してもゆっくりと絵画や写真などの展示を鑑賞しました。2時過ぎになったのでホールへ入ろうとしたとき・・・

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キムラさんとばったり。「出雲高は何時から?」と聞いたら、「1時半から始まっていますよ」!!!なんというこっちゃ・・・

終わりの20分ばかり見ました。舞台中央に高い階段があり、それをのぼるかどうか、のぼってどこへいくのか、のぼれば何が見えるのか、のぼりたかったにのぼれなかった大勢の人たち・・・・

のぼろうとして波に流されていった大勢の人たち・・・劇はその場面でした。なかなか工夫し象徴的な舞台から訴えてくるものがありました。(いつものことながら高校生が声を張り上げると、キンキン声になり、言葉が聞き取りにくく、キンキンが耳に響くのが難点でしたが・・・)

「高校演劇 長崎大会上演特集号」から出雲高の舞台写真が載っているページを紹介させていただきます。
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poetic でsuggestiveな舞台でした。イメージをどう表現するかということは詩や演劇の基本的な要素です。しかし劇は人間や舞台など具体を通して表現しますから、抽象的なイメージだけでは観客の心に届かないことがあります。そこが難しいところです。脚本の前半にも、「階段を必死でのぼろうとして登れなかった人たち」のイメージを布石として置いておけば、各場面のイメージがバラバラにならずもっと統一されるかもしれません。(終わり20分しか見てないのに勝手なことをいうな!そうでした。すみません)

同じく、広島県立沼田高校の写真を紹介します。顧問の黒瀬貴之先生が翻案された脚本です。沼田高校も久しぶりの全国大会ですね。

H25 長崎大会沼田高校写真

 

H25 長崎全国大会

出雲高の劇が終わって、ロビーで亀尾先生と出会い、いろいろ話しました。

亀尾先生の劇や脚本のことはこのブログで何回も取り上げていますが、「脚本「三月記」』を読む」はコンスタントに検索して読まれ、グラフの上位を占めています。なんでかな、なんでだろう、といつも思います。「創作について」もよく読まれています。役に立てば、このブログも喜んでいることでしょう。(グラフは毎日ごとにでるようになっています。普通は全体で毎日40から80くらいアクセスがあります)

長崎大会の時には劇作研究会の総会や、高校演劇研究協議会の総会もあり、案内がきましたが、残念ながら欠席通知をだしました。島根の顧問の先生方からじっくり聞くことにしましょう。

出雲高校演劇部のみなさん、沼田高校演劇部のみなさん、「肩の力を抜いて伸び伸びと」がんばってください。イトウさん、電話ありがとうございました。観客や講師の先生方の感想を楽しみにしています。

H25 「島根年刊詩集」第41集刊行

2013年3月、「島根年刊詩集」第41集を刊行しました。92ページ、31人が参加しています。
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島根県の川本町生まれで長崎に在住のH賞受賞詩人・高塚かづ子さんも参加されました。「ケリケリナ・コンストリクタ」という深みがあり示唆に富む素敵な詩です。中村梨々さんも初めて参加、「父の庭」という随筆を書いておられます。中村さんは現在は益田市在住で、昨年詩集「たくさんの窓から手を振る」を出版されました。

長年「山陰詩人」で詩を書き、年刊詩集にも欠かさず参加された松田勇さんが逝去され、田村のり子さんが心のこもった追悼記を、川辺さんが心に沁みる追悼詩を書いておられます。

個性的で多様な作品があるので、楽しく読めます。定価は1500円。希望があればお送りします。

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劇作家協会会報で亀尾さん紹介

日本劇作家協会は会報として「ト書き」を発行しています。その50号に島根の亀尾佳宏先生が「高校演劇の創り手たち」として4ページにわたって紹介されています。インタビユーは工藤千夏さん。

 

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亀尾先生が松江工業高校の演劇部顧問になってからのことはだいたい知っていますが、それ以前のことはぼんやりとしか知りませんでした。大学時代に演劇をやっていたことが大きな財産になっているようです。大変おもしろく読みました。

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このブログでコンスタントに高率でよまれているのは、亀尾さんが書いた創作劇・「三月記を読む」です。いつもグラフで上位に頭を出しています。また「創作劇について」もよくグラフで頭をだします。高校演劇の脚本選定時期になると余計、検索する人が多いようです。何かの役に立てば幸せです。

日本劇作家協会は現在会員が500名ばかりです。僕も会員の一人ですが、会員は「自らを劇作家と認めた人」です。その条件さえ満たせば、誰でも入会できます。劇作家集団らしいく自由でいいですね。入会金は3千円、年会費はⅠ万2千円です。

中国地区の支部もあり、以前鳥取市でシンポジュームを開いたことがあります。東京は遠いので総会や新人戯曲賞授賞式、リーディングなど様々な催しに参加していませんが、会報やインターネットなどで情報を得られるのが目下の特典です。あなたもどうぞ。

「竹久夢二特集号」出版 花美術館

竹久夢二のファンは全国にいます。昨年夏、中四国詩人会大会の翌日、文学訪問で詩人の正富汪洋と夢二のふるさとを訪ねました。二人は幼友達で、家の裏の低い丘をこえれば、汪洋の家が当時はありました。夢二の家の庭から瀬戸内海方面の広大な田園風景風景に明治時代を重ねる、夢二の少年時代を想像すると、見えてくる懐かしい風景がありました。
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瀬戸内海が見下ろせる牛窓神社へいくと、夢二がよく来て、じっと見つめていたという江戸時代の絵馬・旅芸人の絵も見ました。

数ヶ月後に花美術館が、夢二の特集号を出すというので詩の誘いがありました。当初はまったく乗り気ではなく断ったのですが、ある朝、ふと「夢二の詩をかたらどうだ」という啓示のようなものがあり、書いてみました。出来るだけ、夢二が本や日記などの中で使った言葉を使って書いてみました。
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本はたくさん写真や資料がある豪華本で、3千円してもおかしくないほどですが、1200円です。夢二ファンには手や足がでそうな魅力があります。大田では昭和堂書店に少しだけあります。

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その詩を紹介してみます。普通、詩は詩人仲間で読まれるだけで一般の人はほとんど現代詩を読むことはありません。この本は現代詩とは関係無いので詩人で読む人はほとんどいないはずです。分かりやすい詩ですから読んだ思わぬ人から電話などがあり驚きました。

 

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さて、上記の詩は一行の字数や全体の字数に制限がありましたので、ちょっと自由な気持ちで手を加えてみました。これは「石見詩人」130号に載る予定です。

どこかにあったなつかしいもの
ー 竹久夢二によせて ー   

洲 浜 昌 三

太古からつづいた木と草と土と紙の家が
鉄とコンクリートと電気の騒音の街になり
新しい思想が流れ込み夢が語られ自由が叫ばれ
気がつけば集団の軍靴の音が近づいてきて
あっという間に菫(すみれ)や女郎花(おみなえし)を踏みにじって行った
そのむかし

「詩はパンにならず画家になった」
あなたの美人画や草画は飛ぶように売れ
多くの名前がつけられた
「大正ロマンのシンボル」
「大正の歌麿」
「叙情の詩人画家」

夢と美を求めて自由奔放に生きた
あなたに送られたもう一つの名前
「華やかな女性遍歴の芸術家」

哀愁や憂いや哀しみを湛えた夢見るような大きな瞳
着物を着崩した身体をしなやかにくねらせた肉感的な姿態
伏し目がちに誰かを待っている弱々しくやつれた女
木の下に座わり遠くを眺めている少年と少女の後ろ姿

どこかにあったなつかしいもの
きえていくなつかしいもの

格子窓の彼方に広がる緑の水田と遠い山並み
海へつづく街道を往来する巡礼や旅芸人や薬売り
神社で見上げた江戸の絵馬「お陰参りの図」の旅姿
泣く時にいた優しい母 遊ぶ時にいたよき姉
蔵の二階の書物にあった平安朝の雅(みやび)な宮廷生活
姉の小箪笥からこっそり懐へ忍ばせた美しい布キレ
土蔵の前の椿の下で聞いた紡車(つむぎくるま)の音

きこえてくる忍びなき き
こえてくる勇ましいこえ

骸骨になった夫が白衣姿で立つそばに
悲しみに泣く妻のコマ絵を描いたこともあった
「自由や革命を低唱し伏し目がちに銀座を歩いた」ことも
秋水らの処刑を知ったときには衝撃を受け下宿で通夜をした
「絵筆折りてゴルキーの手をとらんに
はあまりにも細き腕とわびぬ」
と新聞に書いたこともあった

将軍や立身出世を鼓舞する絵は一枚も描かなかった
凱旋する楽隊を描いても後に負傷兵と泣く女がつづいた
本格的な油絵も描いたが生涯どこにも属さなかった
軍靴はあなたの叙情など踏みつぶし
「軟弱な色道画家」を吹き飛ばしていった

「ありがとう」
と信州の療養所で遠い世界へ旅立つまで
あなたは庶民を通して描きつづけた

どこかにあったなつかしいもの
きえていくうつくしいもの
ここにはないどこかにあるもの

夢二が書いた詩や日記や小説を読み、夢二を論じた本を読んでこの詩を書いたのですが、夢二の心情が僕なりによく理解できた気がしました。ドイツへ行ったとき、ナチスの軍隊の鉄兜に不気味な未来を見、同時にドイツとの盟友日本に不安を感じたと日記に書いています。単なる叙情詩人画家ではないところに夢二の絵の人物の「哀しさ」がただよい出ているのではないかと思いました。