R4,佐藤洋二郎著 短編小説集「Y字橋」紹介

佐藤洋二郎さんの「Y字橋」が4月に鳥影社から出版されました。6編の短編小説が載っています。佐藤さんは九州の生まれですが、お母さんの故郷、大田市で育っておられます。大田を舞台にした名作もありますし、この短編でも大田らしい風景や名詞が度々でてきます。現在は千葉県にお住まいです。依頼があって山陰中央新報に書評を書きました。原稿用紙2枚。ポイント中心にしか書けませんが紹介します。
ついでに写真を紹介しましょう。平成23年に大田市文化協会の主催で「文章講座」が市民会館で開かれました。講座が終了した時、パチリ、とデジカメに納まったものです。帯には、藤沢 周氏の文章があります「忘却の淵から濾過されてくるものは苦く、また愛おしい。歳月に隠された傷から、生きて在ることの秘密が明かされる。こんな大人の小説は、佐藤洋二郎にしか書けない」。
忘れていた過去、忘れようとしていた過去・・・それが目の前に突き出された時、どう対処するか。正に、生きるとは、ということを考えさせられます。
ブログでは、静間公民館で開かれた佐藤さんの講演会も紹介しています。大田は佐藤さんのふるさと。大田にとっても大切な小説家です。お元気でますます活躍されることを祈っています。
(ブログ:詩の散歩道 本の紹介感想 20220606洲浜)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です