H30 むらくも座 出雲歌舞伎『佐倉義民伝』上演 

2018,11,25 出雲市佐田町のスサノオホールで出雲歌舞伎が上演されました。一度観劇したかったのですが、やっと実現しました。スサノオホールは約400席、山中の立派なホールです。
最初に須佐小学校4年生17名のみなさんが、こども歌舞伎『白波5人男』を舞台に立ち大きな声で見事に演じました。後で聞くと、夏休みから4年生は全員が毎年取り組むのだそうです。いい経験ですね。つづいて窪田小学校の3名のみなさんが『元禄花見踊』をこれまた見事に踊りました。
『佐倉義民伝』は三幕物で、本格的な衣装、装置、セリフ、浄瑠璃や三味線も年期が入っていて、まさに歌舞伎!でした。
宗五郎は農民の窮状を見かねて幕府へ訴え出るのですが、当時のことですから当然、御法度、貼り付けです。上の写真は、妻や子供との最後の別れ、「雪中子別れの場」です。須佐保育園、須佐小、窪田小の子供たちも熱演しました。
寛永寺で将軍綱吉に訴える「東叡山直訴の場」です。セリフはまさに歌舞伎調の発声です。一朝一夕にできるものではありません。装置や背景も本格的で見応え十分です。

出雲は歌舞伎の始祖「出雲阿国」の生誕地です。江戸時代から出雲で行われていたともいわれているそうですが、昭和35年に上演が途絶え、昭和50年に若い人たちが「むらくも座」を立ち上げ、当時の資料や携わっていた先輩の指導を受けて復活させたそうです。このような伝統のある歌舞伎がこの島根で受け継がれていることはとてもうれしいことです。上演に関わられた皆さん、すてきな舞台をありがとうございました。

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