H30,4 観劇記「コーヒーと共に生きた男 三浦義武」

3月24、25日、浜田の石央ホールで上演された創作劇「コーヒーと共に生きた男 三浦義武」の劇評を頼まれていましたが、4月12日の山陰中央新報文化欄に掲載されました。字数が限られていますので、十分なことは書けませんでしたが、参考になればと思います。劇や小説など文学作品は100人いれば、100人の感想があります。この劇評もあくまでone of themです。これじゃ読めませんよね。字が小さし上にボケている。PDFで紹介します。

H30,4 新聞 観劇記「コーヒーと共に生きた男 三浦義武」山陰中央新報_

当日のプログラムを記録として風景写真で紹介します。

公演前にもブログで紹介しましたが、脚本、演出の美崎さんは、浜田高校演劇部が全盛期時代、昭和56年に「オズの魔法使い」を演出、出演して全国大会へ出場しました。高校演劇ではまだミュージカルなど上演しない時代でした。舞台上で大勢のアンサンブルを見事に振り付けて演出する力量は当時から身についていたものでしょう。「ベテランと一緒に初めて舞台に立つ人もいると思うけど、どのように演技指導しているんですか」と聞いたら、「その人の持ち味を生かすようにしています」との答え。なーほどな、と感心しました。

アンサンブルの処理の見事さという点では、この公演の一週間後に雲南市のチェリヴァホールで上演された創作劇「水底平家」(亀尾佳宏 作、演出)にも感心しました。次々と展開されるシーンで大勢の武士を見事にさばいていき、劇の流れをうまく演出していました。我が劇研「空」の山本くんも出演しましたが、キリッ!と引き締まったセリフは場面も引き締めましたね。濃密な時間が流れる舞台に圧倒されました。

石見と雲南で同時期に素晴らしい創作劇が上演されました。みなさん、おつかれさまでした。(ブログ 詩の散歩道 観劇 すはま)

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