「詩集や本の紹介・感想」カテゴリーアーカイブ

R2, 野口やよい詩集『天を吸って』(第30回 日本詩人クラブ新人賞)

日本詩人クラブ三賞(日本詩人クラブ賞、新人賞、詩界賞)が2月16日の第三回選考会議で決定し、「詩界通信」90号で選考経過などが掲載されました。東京の早稲田奉仕園で開かれた新人賞選考会には、7人の選考委員の一人として、はるばる島根から出席しましたので紹介してみます。

全国の会員などの投票や推薦で14冊が新人賞候補になっていて事前に何度も読んで出席しました。選考委員長は谷口ちかえさん、委員は草野早苗、秋山公哉、塩野とみ子、草薙定、庄司進のみなさんと洲浜昌三。皆さんの詩集に対する受けめ方はとても参考になりました。
「詩界通信」では選考委員全員の感想が掲載されていて学ぶところが大いにありますが、ぼくの箇所を紹介してみます。
途中切れですので、続きはPDFでどうぞ。字数が限られていて感想のほんの一端です。
R2 選評所感 「日本詩人クラブ新人賞」20200306 「詩界通信」90号へ
中村不二夫さんには20年ぶりにお会いしました(平成20年に島根文芸フェスタ講師にお招きした)。理事長の佐相さんには2年ぶり。21時ごろ帰るとき地下鉄の早稲田駅まで送ってもらった。東京での詩人クラブの会合には初めての参加です。近くなら度々参加して多くの詩人と知り合いになり、学ぶことも多いことでしょうが、なにせ大田と東京は距離も心理的にも遠い。新型コロナウイルス警戒中の上京で、家族から厳しい事前指導を受けて行きましたが、まだ一族みんな元気です。
(ブログ 詩の散歩道 詩集や本の紹介 20200612 すはま)

R2,短詩「森林 森の酸素工場」(全国育樹祭 三瓶山)

2020年5月31日に予定されていた第71回全国植樹祭は、新型コロナウィルスのために、来年度に延期されました。乱雑に積み上げた書棚を整理していると、新聞の切り抜きがでてきました。
平成13年(1991)10月に三瓶山で行われて第15回全国育樹祭前に発行された山陰中央新報です。全面を使って樹木の写真と洲浜昌三の詩「照葉樹林のふもとで」が掲載されているじゃありませぬか。育樹祭前日の10月5日付けの新聞です。
別の詩も出てきました。「大地の詩」と題した農協の広告です。育樹祭前にシリーズで県内の人に執筆を依頼し、写真と共に掲載していたのでしょう。洲浜の詩と隠岐の竹川恵子さんの詩がでてきました。1990年2月19日付けの新聞です。

森林  緑の酸素工場            洲 浜 昌 三

空の海へ
軽やかに 緑の葉を浮かべ
樹々は 光の中に立っている
空の酸素工場は
音もなく 今日もフル回転

生まれたばかりの
さわやかな風が
樹間を 流れていく

大切なものは 目に見えない
せめて
このそよ風を浴び
空の葉擦れの音に
じっと耳を澄まそう

宇宙に 浮かんだ
この 青い 地球から
日本本土 に近い 森林が
毎年 消えていく という

このころはまだ、詩をこういう場でも大きく扱うという文化があったのでしょう。忘れていましたが、なつかしい再会です。
新聞の詩を少し変更しています。
(ブログ  詩の散歩道 詩作品紹介 20200601 洲浜)

R2,山の内ろうほう著『銀山二世松ものがたり』紹介

2018年8月『銀山二世ものがたり』(発行所・ニッチノーマスが出版されました。著者は建具職人でもある山内芳朗さん。昭和62年に、石見銀山の枯れていく老松に出会い、その後熱心に各地の松や土地の歴史を調べ絵にも描いてこられました。そして多くの作品を社寺などに寄贈されました。この本は長年調べてこられた石見銀山や地域の伝承、人物、民話、そして自作の絵など多彩な内容で構成された314ページの集大成ともいえる著作です。

山内さんは調べたものを毎年タブロイド判の新聞にして発行しておられました。長年の熱心な継続があったので、編集のベテラン・ニッチノーマスの細田さんに出会い、今回の本になったというわけです。どんな内容か目次を紹介しましょう。

歴史的な研究とは違い、山内さん独自の見方、感じ方、解釈を率直に書かれたものです。その独自性に面白い視点や解釈があり、触発されるものがあります。研究書ではなく、一庶民が感じた石見銀山や郷土の歴史への思いとして、貴重な記録ともいえるでしょう。「発刊に寄せて」として和田秀夫さん、和上豊子さんも書いておられます。ぼくも一筆(筆?古いね、PCならどう書けばいいんだ!)書いていますので、PDFで紹介します。興味があれば開いてみてください。
著書紹介 山内朗報著『銀山二世ものがたり』 -過去を未来へ伝えていく使命2段2Pー

本については出版社か著者へお聞きください。図書館にもあります。(ブログ  詩の散歩道 詩集や本の紹介・感想 20200322 洲浜)

R1,充実する石見銀山紹介書物

昨年から今年にかけて、石見銀山を紹介した本や研究成果を発表した本が次々と出版されています。とても嬉しいことです。最近出版された本を紹介してみます。劇研「空」の朗読劇の脚本を書くために、どうしても調べたいことがあり、資料として買ったものです。

『石見銀山学ことはじめ』はシリーズとして7冊刊行予定です。始、水、木、火、土、銀、結をキーワードにして、その視点から石見銀山の歴史や風土、自然、生活などを多角的に取り上げるという面白い企画です。入門書でもあり、今までの調査研究成果の総まとめでもあり、資料や絵図なども豊富です。大田市の歴史のベテランが参加して教育委員会が編集,報光社から発行、千円というのも手ごろな値段です。

『石見銀山の新たな歴史像』(ハーベスト出版、千円)は研究成果をまとめたものです。資料や原典が掲載され、その解説も丁寧で、とても参考になりました。今まで調べ、人に聞いても分からなかったことが資料付きで解説してあり、嬉しくて嬉しくて、感激しました。
『続 石見銀山を読む』(鳥谷芳雄著 報光社刊、900円)も貴重な絵図が豊富で、今までにあまり紹介されなかった紀行文などが載っていて、当時の人の考えや見方、情感などが伝わってきて貴重です。
『親子で学ぶ 世界遺産 石見銀山』(宍道正年著 山陰中央新報刊、1500円)は、親子で問答しながら石見銀山の歴史を知るという気楽に楽しく読める石見銀山入門書です。

目下、石見銀山最後の代官・鍋田三郎右衛門のその後のことを知りたいと思って、どこかにきっかけがないかと、本をさがしています。『石見銀山の新たな歴史像』で矢野健太郎先生の論文に出会ったときには、「ああ、これで朗読劇が書ける」と小躍りしました。先人の研究に感謝です。鍋田さんは江戸へ帰って、どんなことをして暮らしたのでしょう。資料でもあれば、一人で大踊りするでしょうね。
(ブログ 詩の散歩道 詩集や本の紹介 20191218 すはま)

げるという

R1,『山陰文藝』25周年記念 50号発行

平成7年に創刊された『山陰文藝』が、25周年を迎え、記念すべき50号に達しました。10月には記念行事として、『万葉集』研究の第一人者・中西進先生を招いて、松江で記念講演が開催されました。今号の巻頭随筆では、創立以来の大黒柱・池野誠さんが、「芸術は長く人生は短し」と題して、60年の文化活動を回顧して、貴重な記録を書いておられます。また、事務局を担当された石丸正さんが、25年を振り返って、苦労と喜びの足跡を振り返っておられます。現在では島根の唯一の総合文芸誌です。

会員は150名以上の時もありましたが、現在は100名弱、年二回の発行を厳守しています。小説、俳句、短歌、川柳、詩、随筆など多彩な作品があり、誰でも参加できます。年会費は4千円、執筆原稿枚数により参加費が必要です。この雑誌に連載された作品の中から、郷土を素材にした本が何冊も出版されています。

ぼくは創刊号からの会員で、合評会にも初めごろは参加していましたが、多忙や他の詩誌などに参加していることもあり、数回しか寄稿していませんでした。今回は記念すべき50号でもあり、短編小説でも書きたいという気がありましたが、詩作品で参加しました。
大田市川合町吉永に新具蘇姫命神社(にいぐそひめのみこと)があり、何十年もその由来を知りたいと思っていました。糞は現在汚い物の象徴ですが、ぼくの感覚では、神聖な物の象徴に思えます。他人の大腸菌を患者の腸に移植して病気が治ったという例を放映していましたが、サモアリナン、と嬉しくなりました。今後はますます大活躍することでしょう。

その「ニイグソヒメ」様の詩を載せましたので、興味がある人はどうぞPDFを覗いてみてください。
(ブログ 詩の散歩道 本作品雑誌紹介 0191206 すはま)

詩「生き残った新具蘇姫さま」


H31,豊田和司詩集『あんぱん』第18回中四国詩人賞

9月29日、岡山の「ピュアリティまきび」で中四国詩人会大会が開かれ、中四国詩人賞の授賞式が行われました、選考委員長のくにさださんから、選考経過が発表され、岡隆夫会長から賞状と副賞が渡されました。豊田さんは広島市在住で『火皿』『折々の』同人。ヒマラヤ・アイランドピーク登頂経歴もある日本山岳会会員で山男です。詩集の帯には、「遅れて来た文学おじさんの第一詩集」と松尾静明さんが紹介しておられます。

詩集冒頭の『アンパン』を紹介しましょう。

あんぱん   豊田和司
げんばくがおちたつぎのひ
あてもなくまちをあるきつづけた
きがつくといつのまにか しらないおんなのこがついてくる

あっちへいけ!
おいはらっても
おいはらっても おんなのこはついてくる

ていぼうにこしをおろして
ひとつだけもっていたあんぱんをたべた
おんなのこもとなりにすわって あしをぶらぶらさせていた

くすのきのねもとで
よるはのじゅくした
おんなのこもすこしはなれて
ごろりとよこになった

よくあさめがさめると
おんなのこはつめたくなっていて
なにごともなかったかのように
ぼくはまたあるきはじめた……

いまでもときどきおんなのこは
ゆめのなかであしをぶらぶらさせて
あんぱんをわけてやるのは いまこのときだとおもって……

いつも
なきなから
めがさめる

会報によれば、豊田さんは1959年生まれ、上智大学文学部新聞学科卒とある。戦後生まれで直接原爆の経験はない。しかし同じ広島に生まれ、生き、意識には深く原爆のことが根を下ろしている。「あっちへいけ」と追い払うのだがついてくる。おんなのこのそばで、一人であんぱんを食べる。他者の空腹や不幸を目にしても何もしない、できない人間のエゴ。それでもおんなのこはついてくる。そしてある朝、冷たくなっている。でも何事もなかったように歩きはじめる。しかし意識の底で罪悪感は根を張っていく。なにかしなければ、と、思いだけが深まっていくが、何もできない。
     平易なひらがな表現で、情景が浮かぶようにイメージや情感が豊かに書かれていますが、鋭い批判が滲み出てきて胸に刺さります。

     この詩集には、様々な素材の詩があります。「山や自然、社会性、生活、ことばあそび、一族の系譜、と多方面にわたる詩の群れがあり、そのいずれもどこか気がきいていて、洒落ていて、頷かせる」(選考委員、川野圭子)
 この岡山の大会には、都合がつかず参加できませんでしたが、「中四国詩人会ニューズレター 」44号を参考にしました。
       この号では、岡隆夫会長が第50回日本詩人クラブ賞を、第21詩集『馬ぁ出せぃ』(砂子屋書房)で受賞され、2017年4月8日に授賞式があったたことも紹介しています。この詩集もとてもいい詩集で、ぼくも自信をもって推薦しました。ここで紹介しようと思いながら、時間が過ぎていきます。
     (ブログ 詩に散歩道 中四国詩人会 20190626suhama)
















H30 栗田好子詩集『ありがとうの色』書評(「石見詩人」141号より)

「石見詩人」(益田市 高田頼昌 編集)141号が平成30年12月、発行されました。以前は季刊でしたが、現在は年2回です。その中で栗田好子(益田市中島町)さんの第2詩集『ありがとうの色』の詩集評をかきましたので、表紙、目次と共に紹介します。(石見詩人 🏣698-0004 益田市東町17-15)


『石見詩人』は、昭和29年に益田市で誕生した伝統のある詩誌ですが、同人も高齢化、人数も少なくなりました。継続するのは楽ではありませんが、もう少し頑張る、と編集者は熱い思いを述べています。
『ありがとうの色』は2018年1月、石見詩人社から発行。第一詩集『透きとおったときよ』は2002年。16年ぶりです。一人の女性が不安や孤独を抱えつつ、前向きに誠実に歩んできた心の軌跡を見つめ、触れ、感じ、味わうことができるいい詩集です。栗田さんは、8月に益田の喫茶店で「詩とイラスト」展を開催、とても好評だったそうです。分かり共感がある詩なので可能な作品展だったのでしょう。詩が紙の上に閉じこもらずに、街へ出て行くのはいいことですね。次のPDFは詩集の証票です。興味がある人は開いてみてください。

H31、ブログ 詩集評 栗田好子詩集『ありがとうのいろ』「不安孤独をバネに明るい広い世界へ」2段30字×18行

このブログでは、出来るだけ詩人の詩集などは紹介するつもりですが、たくさん詩集が届きますので、いい詩集があってもみな紹介する時間的余裕はありません。少なくとも山陰地方の詩集は紹介したいと思っているのですが、思うようにいきません。詩は読まれない時代。少しでも知ってもらい、励みになればと思い、少しづつ紹介していきたいと思っています。(ブログ 詩の散歩道 詩集や本の紹介 20190130 すはま)

 

H31 40年ぶりの詩集『春の残像』(洲浜昌三詩集)

戦後の一時期(我が青春時代)、詩は混迷した精神を純化、解放し、心に安らぎや豊かさ、指針を与えてくれる存在でした。今、詩は読まれない時代です。しかし、詩が持っている力は魅力的です。長い間書いてきた200篇以上の詩から、44篇を選び、詩に関するエッセイを巻末に載せました。「分かる言葉で心に響く詩」が目下の詩への向き方です。読んで面白く、感動や発見があり、歴史や記録としての確かさ、面白さ、笑いもある。そんな作品を選びました。次のように多様な内容の詩を載せています。

Ⅰ、 共に過ごした生徒たち、我が青春のシルエット(10篇)
Ⅱ、 自然、震災、命、言葉、公害 ‥‥今を見つめて(12篇)
Ⅲ、石見銀山、三瓶山、石見の風物、方言、人物考(12篇)
Ⅳ、ふるさとの父母、子供たち、友‥暮らしの中から(10篇)
Ⅴ エッセイ(詩論)「詩とは何かを求める長い思考の旅」
表紙の絵は松江市在住の美術家・北雅行先生の版画です。仁摩町大国の龍厳山で頂上には石見城跡があり、銀山争奪戦拠点の一つでした。北先生の版画は詩集の中にたくさんありとても好評です。
詩集の「あとがき」をPDFで紹介します。

洲浜昌三詩集 「春の残像」より「あとがき」

40年前に詩集『ひばりよ 大地で休め』を出した時には大田市にも、ロマン書店、本田書店、昭和堂などあり、いろいろな本を気軽に置かせてもらったものですが、昨年最後の砦・昭和堂も、時代の荒波を浴びてついに落城!(落店?)。個人書店はゼロになりました。チェーン店「ジャスト大田店」だけですが、そこに本社の許可を得て置かせてもらっています。ネットでも紹介されていますが、ご連絡いただければ、消費税や送料なし(1500円)で、お送りします。読んでいただければ幸せです。

この詩集は、第19回中四国詩人賞を受賞し、2019年9月28日、広島で開催された中四国詩人会総会で授賞式が行われ、岡隆夫会長から賞状と副賞が授与されました。

『春の残像』は、株式会社「22世紀アート」から電子書籍として2020年6月中旬頃、出版される予定です。
(ブログ 詩の散歩道 詩集・本の紹介 20190112 すはま)

H30 北 雅行版画展 成功裏に終わる

松江の「タウンプラザしまね」で開催されていた北 雅行先生の版画展へ8月31日に行ってきました。連日80人以上の人が来られたとか。ぼくらが言ったときには熊本から夫婦で来ておられました。

約100点展示してあり、ふるさとの風景を彫った作品がたくさんありました。教員になってから一貫してふるさとを描いてきたそうです。素晴らしい作品がたくさんありました。ぜひ行きたいと思ったのは、作品鑑賞と激励もありますが、11月末を目指して詩集発行のために出版社と作品を選考していて、表紙やカットにいい作品はないか偵察も兼ねていたのです。北さんからは、どうぞ自由に使ってください、とOKが出ました。ありがたいことです。そのつもりで見て回りました。いい出会いがありました。北さんは松江の出身ですから、どうしても松江の作品が多く、石見は限られています。でも石見銀山や石見の海岸風景もありました。石見銀山羅漢寺の反り橋です。力強い作品ですね。どの様な本にするか、カットや表紙はどうするか。これからですが、コールサック社とやり取り中。激励をのためでしょうか、3冊予約します、という人が現れました。さて実現するかどうか。今度は有言実行しなければ信用失墜です。チェスト!(ブログ 詩の散歩道 すはま )

H30, 島根の詩誌 「光年」終刊「践草詩舎」創刊

出雲と松江の同人を中心に発行されていた伝統のある詩誌・「光年」が平成17年3月、60年の歴史を閉じました。1956年に創刊、151号が終刊号でした。最後の発行者は坂口簾さんでした。

田村のり子さんが、昨年5月24日に山陰中央新報に寄稿されましたので(「島根年間詩集 」46集にも掲載)、その冒頭を紹介します。

「詩誌『光年』が喜多行二氏を中心として坂口簾、河原立男3氏により出雲で創刊されたのは1956年のことであった。以来多彩な同人を迎えかつ喪いながらも不変の孤高高邁な志と方法論を掲げ、万事旧弊の山陰の文化風土に刺激と活気をを与え続けて17年3月、151号を終刊号として詩誌の幕を閉じた。生前ついに個人詩集をもたなかった喜多行二のため光年の会による『喜多行二全詩集成』(坂口簾編集417頁)も同時に刊行成就、完結は完璧となった ~ 以下略~」
上の写真は、「喜多行二全詩集成」417ページ。喜多さんの全詩が掲載されています。大変な編集作業だったことでしょう。最後のページに坂口さんが、略歴を書いておらます。
坂口さんは、新たに、「すとうやすお」さんを代表として創刊された「践草詩舎」に「喜多行二論素描」を執筆、連載中です。現在3号まで発行されていますが、綿密で本格的な評論です。

「践草詩舎」が創刊された時、依頼があって、山陰中央新報に紹介文を書きました。
H29,10 新聞書評「践草詩舎」創刊 山陰中央新報

一般の人に詩が読まれず、詩を書く人は高齢化し、詩を書く若い人がほとんどいないのが現状です。「光年」の終刊は、他人事ではありませぬ。明日は?来年は?

詩が好きな人、詩を書いてみようと思っている人。おられたら「石見詩人」「山陰詩人」「践草詩舎」「島根年刊詩集」を読んでみてください。5月27日に大田市のパストラルで島根県詩人連合総会を開きました。出席者は少数でしたが、熱心な人が新たに参加され、とても心強く、励みになりました。(ブログ 詩の散歩道 詩集紹介 すはま )