「昌ちゃんの演劇だより」カテゴリーアーカイブ

R7,ことしもよろしくおねがいします

今年もよろしくおねがいします。
劇研「空」は、「地域の歴史、文化の掘り起こしと再創造・舞台化」を目標に細々とですが今年も活動したいと思います。

今年は戦後80年。旧制大田女学校や大田中学校が広島の陸軍病院の分院に指定され被爆兵がたくさん運ばれてきたことについて、問い合わせが数件ありました。劇研「空」では朗読劇として公演していますが、今年はどうするか。検討中です。写真は11回「朗読を楽しむ」の舞台です。

① 今年1月の会合日は1月9日(木)、23日(木)市民センターで19時30~予定しています。

② 2月16日(日)、しいのみシアターで島根演劇ネット主催の「朗読を楽しむ会」という講習会を計画。洲浜くんが司会講師で近日中に計画書が発表されます。誰でも参加できます。

③9月か10月に14回「朗読を楽しむ」を市民会館で開催予定です。

④来年2月公演予定の音楽劇「サヒメ」が動き始めています。原作は洲浜、脚本・佐藤万里、演出・三浦克也、作曲・長坂行博・・音楽や脚本は完成間近です。昨年、第一回実行委員回を市民会館で開催しました。今年もよろしくお願いします。
写真は我が家の山茶花ですが、劇研「空」とは何の関係もありません。きれいに咲いていたのでパチリとしました。
(ブログ:劇研「空」演劇だより 20240107洲浜昌三)

R6,熱演 二人の会話劇「4月になれば彼女は彼は」(劇団8CH公演)

12月23日、大田市民会館中ホールで表題の劇が上演されました。前回は岸田國士作「紙芝居」を映像配信として作成されたので動画で鑑賞しました。その前は芥川竜之介の「羅生門」で迫力がありました。初演の舞台はこのブログでも劇評を書いています。
「4月になれば彼女は彼は」というタイトルで、何を想像しますか。ヒットした映画で「4月になれば彼女は」というタイトルがありましたが、それを連想?・・・するかかどうか人様々ですが、空想が広がります。この劇もそこに狙いがあると思われます。
「紙風船」は夫婦二人だけの会話劇です。日曜日に夫は新聞を読みながら、妻は縁側で編み物をしながらありふれた会話をします。剣があるような無いような、親しいような無神経なような、共感しているように見えて奥底では噛み合わないような会話の連続です。今回の劇では、夫婦ではなくて、劇のオーデションをを受けるために男性と女性が「紙風船」のセリフを練習します。空想で鎌倉へ出かける場面や、散歩に行く場面、二人の役をいろいろ替えてセリフを喋ります。その役の変化によって演じ方や喋り方が変わります。テンポの良い二人の会話はその変化を見事に演じ分けていました。熱演です。会話にスピードがあっても発声や滑舌がいいので言葉がよく分かりました。ぼくは、作者の弦巻啓太さんが書いておられるような演出意図で劇を見ていませんでしたが、劇中のありふれた会話の中から、ふと舞台にいない人の姿が浮かび上がってくる不思議さを味わっていました。最後には明確に男の妻の姿が浮かび、自分でも驚きました。それが演出意図だったかどうかは不明です。(写真は中山侑也さんから送って頂いた舞台写真です。絶妙な会話で惹きつけた道端正範さん、山内理緒さん)

岸田國士の「紙風船」には場所の設定があります。「夫は縁側の籐椅子で新聞を読んでいる。妻は縁側近くの座布団で編み物をしている」・・・この通りの舞台装置なら、会話も随分違ってきます。大正時代の微妙な夫婦の会話劇になります。今回の劇は、設定は全く違います。実験的現代劇とでも言えるでしょうか。高齢者の方も多いので、そういう人たちがどのように観られたか、興味がありますが、この大田でこのような現代劇を鑑賞できるのは嬉しいことです。ありがとうございました。おつかれさまでした。
(ブログ:観劇記 昌ちゃんの演劇だより20241225洲浜昌三)

R6,第62回高校演劇中国地区発表大会 島根県民会館で開催(12/21,22)

中国地区各県で持ち回りで開催される大会が今年度は松江で開催されます。各県で選ばれた演劇部の熱演が楽しみです。島根は開催県なので、松江南、横田、松江工業高校の3校が発表します。観劇は無料。誰でも観劇できます。生徒さんの生き生きとした舞台をお楽しみください。

12月21日(土)
9:50 松江南高校演劇部 『ヘルン先生』(南高演劇部作)
11:10  鴨方高校演劇部 『君を推す!』(鴨方高演劇部作)
13:00 福山中高校演劇部『晴れの日、曇り通り雨』古賀はなを作
14:20 防府商工高校演劇部 『オニハソト』 (演劇部作)
15:40米子東高校『地方と呼ばれる故郷があって』小笠原雅史作)
17:00 横田高校『サイワイはここにあり 青春編』伊藤靖之作)

12月22日(日)
9:30 米子高校演劇部 『父と暮せば』 (井上ひさし作))
10:50 宇部中央高校『そのフィルターは盛れない』(生徒創作)
12:40 尾道学園尾道高校演劇部『トロンプイユ』作ハラダサトシ
14:00 岡山東商業高校演劇部『ラフ・ライフ』(新堀浩司作))
15:20 松江工業高校演劇部『お手紙かみかみ』( 亀尾佳宏作)
島根県大会で松江南、横田、松江工業の劇は観ました。それぞれ特徴があり面白かったのですが、大会となると、どういう観点から評価するかによって順位が違ってきます。一般的には完成度が高い劇が選ばれますが、テーマ、独自性、感動なども無視できません。何を優先するか。人によっても違います。難しいところです。それは審査委員に任せて、青春舞台を楽しみましょう。どうぞ気軽に足をはこんでください。
(ブログ:高校演劇 空 演劇だより 20241213 洲浜昌三)

R6.『また夏がきて』78回福島県高校演劇大会で上演(11/30)

全国各県地区の高校演劇大会が終盤を迎えています。島根県大会は11月1,2日に県民会館で開催され、次の3校が中国地区大会(12月21,22日県民会館大ホール)へ出場します。
松江南「ヘルン先生」(演劇部作)、横田高校「サイワイはここにあり青春篇」(伊藤靖之作)、松江工業高校「お手紙かみかみ」(亀尾佳宏作)。それぞれ独自性のある舞台です。

『また夏がきて』(洲浜昌三作)は、平成11年に大田高校演劇部用に書いてラメールで上演した脚本ですが、季刊『高校演劇』や『高校演劇~セレクション2001下』に掲載され,あちの高校などで上演されました。劇研「空」でも『サクラさんの故郷』と改題して平成16年にサンレディで公演しました。数年前に日本劇作家協会が会員の脚本をデジカル化して公開。誘いがあり、少し手を入れて『また夏が来て』をPDFにして送り、デジタルアーカイブに掲載されました。それを見て数校から上演の申請がありました。その中で福島ふたば未来学園高校は地区大会で最優秀賞を受賞し11月29~12月1日に会津風雅堂で開催される福島県大会(41校演劇部加盟)へ出場が決まったと連絡がありました。
ふたば未来学園は演劇を教育の一環として取り入れて活動しているそうです。数年前には全国大会にも出場しています。皆さんの健闘を祈っています。
脚本を読みたい人は、日本劇作家協会のデジタルアーカイブを検索してみてください。たくさん脚本が閲覧できます。

これは10月13日に行われた地区大会用のチラシです。脚本から連想できる示唆に富んだイラストです。
(ブログ:高校演劇『また夏がきて』空20241118洲浜昌三)

R6,第48回島根県高校演劇発表大会(11/1,2県民会館)

今年度の島根県高校演劇発表大会は、11月1,2日、松江の県民会館中ホールで開催されます。7校が発表します。誰でも観劇できます。どうぞ各校の若々しい舞台を楽しみに来てください。
令和2年の44回大会はコロナ禍でしたので地区大会なし。12校が県大会で発表(浜田高は都合で取りやめ)しました。野村みさ子さん、坂井陽介さん、洲浜が講師で参加しました。今回は、山本さん、岩谷さん、洲浜が講師を担当することになっています。どんな舞台になるか楽しみです。今年のパンフレットはまだ見ていませんが、昨年の表紙を紹介しましょう。全国大会へ出場した三刀屋高校の舞台写真が表紙になっています。東京公演もしました。素敵な舞台ですね。今年度のチラシは届きましたので、紹介します。この写真の舞台は見ていないのですが、下の写真は松江工業の「麒麟の城」でしょうか。迫力があります。石見地区高校の演劇部がゼロになって久しいのは残念ですが、松江、出雲地区が少人数ながら頑張っています。エールを送りたいと思います。舞台を楽しみにしています!
(ブログ:高校演劇 演劇だより  20241028洲浜昌三)

R6,第13回「朗読を楽しむ」紹介(10/12大田市民会館)

前回12回、第一部では、郷土の民話をテーマに、三瓶周辺の山口町や富山町、五十猛、久手、都賀行、谷住郷などの面白い民話を朗読用に潤色して発表しました。初めて知ったという人や、方言がとても懐かしかったなどという感想がたくさんありました。(写真は12回「朗読を楽しむ」の朗読シーンです)
今回は、「郷土の民話第2弾」として、「大森昔話伝説口碑集」約45話の中から劇研「空」の定例会で8篇を選び潤色しました。この「大森昔話~集」は、昭和12年に大森小学校の上橋守雄先生が児童や地域の人から集めた聞き書きを森脇太一氏が編集。2年くらい前に劇作家、佐藤万里さんがデータ化、洲浜君にも送って頂き、今回使わせ頂きました。

第二部では、芥川竜之介が大正4年に松江、大社、大田市波根町へ来ましたが、波根に来た時の様子を親友の井川恭が松陽新報に書いて本になっています。その中から波根に関する部分を朗読します。また、「蜘蛛の糸」を渡利章香さんが朗読。渡利勝信さんが「金剛流御詠歌」を朗詠します。柿本人麿の「石見相聞歌」を紹介しギターに合わせて歌います

現時点で作成した発表の知覧表を紹介します。多少の変更があるかもしれません。
R6, 一覧表,発表内容案13回「朗読を楽しむ」~ふるさとの民話特集~

チケットは発行していません。ノルマ負担から開放というわけですが、PRだけできて頂けるほど甘いものではないことは重々承知の上です。興味がある人は足を運んでください。お互いに「郷土の歴史文化の再創造と舞台化」を朗読で楽しみましょう。

(ブログ:劇研「空」 郷土の民話 朗読 20240916洲浜昌三)

R6,「永井隆物語」雲南市で公演、濃縮された感動の舞台(4/27,28)

永井隆博士の出生地・雲南市チェリヴァホールで創作劇劇が2日間上演され、満員の観客に大きな感動を与えました。長崎に投下された原爆で妻を失い、自らも被爆しながら被爆者の看護に献身した永井隆博士の出生から最後までを、家族を中心に焦点を絞って創作演出(亀尾佳宏先生)された舞台は、一本の線が通り息が抜けないような濃縮された舞台になりました。それは舞台装置から生まれた成果でもあります。舞台の上手と下手に4段の階段を組み24人ばかりのキャストは、その階段へ座っています。演技はその谷間(舞台の中央)で行われますが、座っているキャストは場面に応じて歌い、一人や数人でセリフを言い、群読し、一斉に声をあげ、更に階段から下りてきて劇を演じるのです。

(写真撮影は厳禁なので、終わって舞台をパチリとしました)
舞台装置が生きていました。鉄骨の骨組みは原爆が投下された後の場面で実に効果的でした。照明も生きていました。
初日と二日目ではキャストを総入れ替えで上演するというとても面白い試みが行われました。どうしても2日間観たくなりますが、大田は遠いし仕事もあるので、2日目を劇研「空」の松本夫妻と観劇に行きました。主役の永井隆を演じたのは劇研「空」の山本和之君。大田から大勢行きました。感心したのは超短期間の練習で長いセリフを完璧に消化して、堂々と演じたことです。誠実で生一本な永井博士の姿が浮かび上がりました。(さーすが、大田高校演劇部出身、という声がどこからか聞こえてきました。今は演劇部はありません)
見送りをする主役の山本君と左に亀尾先生の半身(?)正に。
久しぶりに亀尾先生と会話しました。「この道はいつか来た道・・・」の歌が生きていましたね。というと、ありがとうございます、という笑顔。そうです。単なる過去の物語ではないのです。ついでに、新聞を紹介します。隙間のない濃縮舞台でしたから(冒頭を除いて)、息を詰めて見つめました。それだけに、長い沈黙が生きていました。この劇はいろいろバージョンを変えて、三刀屋高校が何度も上演したり、朗読劇で発表されたりしています。とてもいいことですね。最後のパンフレットから借用してパチリ!いい表情ですね。みなさんおつかれさまでした。島根の演劇にまた一つ財産が積み重なりました。
(ブログ:観劇 昇ちゃんの演劇だより 20240509洲浜昌三)

R6,音楽朗読劇「琴の鳴る浜」馬路まちセン公演用脚本

6月9日、馬路まちづくりセンターで完成記念公演のために、毎週木曜日に市民会館で練習しています。18日は2回目ですが、やっとこさ、さきほど脚本が出来上がりました。明日は約束通り皆さんにお渡しできます。歌10曲を中心に朗読と会話でストーリー展開します。表紙です。

「馬路まちセン」新築記念公演について(脚本より)
「馬路町まちづくりセンター」が、旧馬路中学校の跡地に新築され、3月28日に竣工式が行われました。
完成をお祝いして、地元馬路の伝承から生まれた音楽朗読劇「琴の鳴る浜」を公演することになりました。「馬路まちセン」の集会所には、照明や音響、舞台設備はなく、縦約十五、横約十メートルくらいの板張りです。劇形式の発表は無理なので、歌を中心にして朗読と短い会話形式でストリーを展開できるように脚本に手を入れました。時間的な制限があり、すべての歌を入れることはできませんでした。
「琴の鳴る浜」は短縮版を含め六回公演されています。
平成22、23年市民会館、23年馬路小体育館、24年大田小体育館(県音研、仁摩小、中発表)31年市民会館、令和2年県民会館。
発表者や発表場所に応じて、歌を中心にしたり、松江の芸能祭のように盆踊りを中心に舞台を構成しましたり、時間に応じて脚本に手を入れたりすることができるのも、市民の手で作成、上演できる強みといえるでしょう。住んでいる土地の伝承が芸術作品として客観的に味わえる喜びと感動は何物にも代えがたいものです。地元出身のソプラノ歌手、松浦麗さんに今回も参加して頂きます。共に発表できる喜びと素晴らしい舞台を確信しています。(以上脚本の見開きページより)
(ブログ:お知らせ  劇研「空」 地域情報20240418洲浜昌三)

R6, 「銀のまち 今昔物語」(第30回島根県音研 大田大会で発表 2012年)

’24年3月17日、大田市民会館で「竹下克敏先生 メモリアルコンサート」が開催されました。約100名の人たちの演奏が多くの聴衆に大きな感動を与えました。先生を回想して数名の人たちがエピソードを語られました。先生が音楽を通して真剣に生徒たちに立ち向かわれたことが語られました。吹奏楽コンクーで全国大会最優秀賞を筆頭に数々の立派な成績を残して来られたのも、生徒を信じいい加減な妥協をせず真正面から向きあってこられたからでしょう。それは最後の奥様の挨拶の言葉からもひしひしと伝わってきました。胸に響く感銘深い言葉でした。(下の写真は県音研の参加者、大田小学校体育館)

さて、ここで紹介したいのは、竹下先生が表題の研究大会を大田小学校で開催された時、僕にも以前から協力の要請がありました。創作音楽劇「琴の鳴る浜」を合唱を中心に15分で発表できるように短縮版をつくって欲しいと依頼されていたのです。数回準備会が開かれ、15分版を作り、アナウンス原稿を作成しました。前日11月9日はリハ、当日は県内から音楽関係の先生が多数来られました。発表のタイトルは「銀のまち 今昔物語」。竹下先生の命名です。貴重な記録は記載して索引の参考に供したいというのが、このブログの目的でもありますので、ここに写真とともに主な資料を紹介しておきます。平成24年(2012)の記録です。

研究演奏について(パンフより)ー今回の研究演奏は、日頃から子どもたちが音楽の授業や総合的な学習の時間、また、地域の行事で取り組んでいる題材を取り上げ、皆様にお聴きいただくことにしました。~今ふるさとを想う~
北三瓶っ子太鼓クラブの《和太鼓》や池田小学校の子どもたちによる《田植え囃子》は学校のみならず、地域の行事には欠かせないものになっています。ふるさとの伝統を守り伝えていく子どもたちの輝きをぜひ感じていただければと思います。

仁摩小・仁摩中の「ふるさとに伝わる伝説より朗読と音楽」《琴の鳴る浜》は、仁摩町に伝わる琴姫伝説をもとに、平成22年、洲浜昌三氏・長坂行博氏により創作されました。地元に伝わる伝説や史跡について、深く学んだ子どもたちの朗読と合唱がかもし出す、どこかなつかしい世界をどうぞお楽しみ下さい。

一中吹奏楽部の伴奏により大田一中3年生全員による合唱《大地讃頌》をお聴きください。大田市の未来を背負っていく若者たちの、生き生きとした歌声とともに研究演奏を終わりたいと思います。会場の皆様もぜひ、ご一緒にお歌い下さい。(指揮は竹下先生)

大田市立第一中学校吹奏楽部は、平成18年度に全日本吹奏楽コンクール中国大会に9年ぶり3回目の出場を果たし銀賞を受賞。その後、6年続けて同大会に出場し金賞を受賞。平成21年度からは、石見部としては初の全国大会への出場を果たし、3年連続全国の舞台で演奏するという栄誉に恵まれました
生徒たちの音楽に向かう真摯な姿と美しい《吹奏楽》の響きをぜひご堪能下さい。終わりになりましたが、この研究演奏にご尽力いただきましたすべての方々に心よりお礼を申し上げます。

何かの参考になればと思い、当日の「アナウンス原稿」と朗読音楽劇「琴の鳴る浜」(短縮20分版)をPDFで紹介しておきます。
H24 アナウンス原稿・舞台進行表「ふるさと大田 今昔物語」県音研大会
H24 音楽朗読劇「琴の鳴る浜」短縮版 第30回島根県音研大田大会1~6P
(ブログ:詩の散歩道 地域情報 昌ちゃんの演劇だより 第30回島根県音楽教育研究会大田大会 竹下克敏先生 大田一中ブラスバンド 創作音楽朗読劇「琴の鳴る浜」20分短縮版 20240321洲浜昌三)

R6,今年もよろしくお願いします 昨年度の主な活動

2024年がスタートしました。内外ともに波乱の年明けの予感がします。少しでも希望のある年になって欲しいものです。さて、劇研「空」の昨年度の主な活動を写真で振り返ってみます。月に2回程度開催した市民会館カルチュアー教室「朗読で楽しむ郷土の民話」は細々とですが継続し、沢山郷土の民話を読み、その中で面白い民話を選び朗読用に手を加えて第12回『朗読を楽しむ」で発表しました。
3月5日サンレディー大田ふれあいホールで「春まちコンサート」に参加しました。サンレディー廃止という思いがけない計画に対してストップの姿勢を示すために利用者を中心に音楽の団体や個人が参加して日頃の腕を披露しアピールしました。劇研「空」は朗読劇「海を越えサヒメの山へ」を発表しました。
9月30日。市民会館中ホールで第12回「朗読を楽しむ」を開催。郷土の民話と創作民話劇「出口がない家」を発表しました。劇研「空」以外に岩谷さん、山内さん、加藤さん、広島から福田さんにも参加して頂き有意義な公演になりました。
10月15日。市民会館でプロの脚本、作曲、演出、出演により市民が参加したこどもオペラ「おいもさま」が公演されました。劇研「空」も協力し山本、松本さんが出演しました。多彩で華やかな舞台に観客は引き込まれました。
11月3日。大田第三中学は今年も全校で演劇に取り組み「仮面」を発表しました。劇研「空」のメンバーが3回援助に行きました。生徒さんたちは文化祭発表のために音楽や弁論、焼き物、作品展示等々、沢山仕事があります。その中で演劇に取り組むのですから大変ですが、見事にやってのけました。若いって、柔軟で吸収力があり、セリフを覚えるのも早い。教職員と生徒さんが一体になって取り組まれる姿が印象に残ります。お疲れ様でした。
11月15日。「ビラ朝山」から依頼されて、民話の朗読会を開きました。山本、吉川、田中、松本、洲浜、そして岩谷正枝さんにも参加して頂きました。父上がこの施設長をしておられたそうです。高齢者ですが、大田の方言や昔の民話や歌を熱心に聞いておられました。感想で、「とても懐かしいく楽しかった」と言っておられました。こんな企画は初めてだそうです。
12月10日。浜田の石央文化ホールで「岩町功先生を偲ぶ」公演に参加し群読「長州軍の侵攻と最後の代官~鍋田三郎右衛門~」を松本、堤、松本、吉川、田中、洲浜で発表しました。映像もたくさん投影しました。写真が一枚もありませぬ。上の写真はパンフレットです。1月初旬には会議がありアンケート結果やDVDも頂くことになっています。以上、写真中心に令和5年の発表を振り返ってみました。みなさん、おつかれさまでした。
(ブログ:劇研「空」活動報告 演劇だより20240101洲浜昌三)