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1940年、島根県邑智郡邑南町下亀谷生まれ・現在、大田市久利町行恒397在住・早稲田大学教育学部英語英文科卒・邇摩高校、川本高校、大田高校で演劇部を担当、ほぼ毎年創作脚本を執筆。県大会20回、中国大会10回出場(創作脚本賞3度受賞)主な作品「廃校式まで」「それぞれの夏」「母のおくりもの」「星空の卒業式」「僕たちの戦争」「峠の食堂」「また夏がきて」「琴の鳴る浜」「石見銀山旅日記」「吉川経家最後の手紙」「父の宝もの」など。 著作:「洲浜昌三脚本集」(門土社)、「劇作百花」(2,3巻門土社) 詩集「キャンパスの木陰へ」「ひばりよ大地で休め」など。 「邇摩高校60年誌」「川本高校70年誌」「人物しまね文学館」など共著 所属・役職など: 「石見詩人」同人、「島根文藝」会員、大田市演劇サークル劇研「空」代表、島根県文芸協会理事、大田市体育・公園・文化事業団理事、 全国高校演劇協議会顧問、日本劇作家協会会員、季刊「高校演劇」同人、日本詩人クラブ会員、中四国詩人会理事、島根県詩人連合理事長、大田市文化協会理事

R3,島根県民文化祭文芸部門 表彰式,『島根文芸』刊行

12月11日、松江で第19回県民文化祭、文芸部門の作品入賞者表彰式が行われました。作品は『島根文芸』54号とジュニアーの『作品集』に掲載されています。県の文化振興室で購入できます。千円です。(TEL 0852-22-5586)
今年はジュニアーの部で詩は132編の応募があり過去最高でした。幼稚園から中学生まで全県に渡っています。石見西部の学校が多かったのも特徴です。興味を持っておられる先生の指導の賜物です。更に学童保育で取り組み応募された作品もあり、今後が楽しみです。今まで学童保育の応募は視野にありませんでした。(ジュニアー俳句は487句、短歌139,川柳142,散文3)
受賞後の詩の分科会では、詩人連合から、審査員の川辺真、栗田好子、稲田忠德と、会長役の洲浜昌三、会員有原一三五、受賞者では、有原脩二さん、渋谷紀さん、多田納力さん、三代雄一さん、ジュニアーで益田中の野崎はるかさんが出席。自作詩を朗読。感想を自由に述べあって充実した時間を過ごしました。
写真は詩部門の受賞場面です。佐田光子さんは、退院直後だったとか。家族の運転で邑南町から来られました。病中病後のことを詩にされた「私のみた夢」は体験者でないと書けないリアリティがあり、胸にせまる切実感がありました。
新型コロナ禍のため、詩人連合が二年連続担当し事務局川辺、文芸協会会長として僕が努めましたが、どうにか今年度の二つの行事(「しまね文芸フェスタ」「文芸作品選考、表彰式、作品発行」が終わりました。来年後は散文部門の担当です。額さん、よろしくお願いしま~す。
(ブログ:劇研「空」  島根県詩人連合  詩集や本の紹介 詩の散歩道 「島根文芸」島根県文芸協会 20211213洲浜)

R3,第2回「大田とびっきり寄せ」サンレディ大田(12/12)

12/12(日)「サンレディ大田」主催で落語があります。大田の、さかなや句楽さん、学家文学さん、鶴屋吹珍さん、学家孝学さん、それに我が劇研「空」の新屋忖度さん、浜田の沢悠佳さん、くもぎの玉ちゃん、更に大森小学校児童の特別出演という豪華な顔ぶれで~す。13時30分開演です。
ある集会で句楽さんや文学さんなどの落語を聞いたことがあります。堂に入った話ぶりで安心して聞け、楽しかった。小学校などでも導入されていますが、教育的にもいい試みですね。コロナ禍続きで、集団で作る劇などは多くの制約や困難に遭遇していますが、個人で創意工夫して練習し、一人で発表するという個人プレーは時代に合っているともいえそうです。しかも時代はお笑いブーム。真面目で暗いものは敬遠される時代です。(‥チンモク)
「サンレディ大田」の時機に叶った取り組みですね。どうぞ、楽しい時間を過ごしてください。忖度さ~ん!肩の力を抜いて伸び伸びと!楽しみにしています。11日は島根文芸入賞者の表彰式で松江へ行きますが、12日は必ず行きますぞ!
(ブログ:劇研「空」お報せ 地域情報 昌ちゃんの演劇だより 20211203すはま)

R3,三瓶ダム 「サヒメ湖」名前の由来

11/20「さんべ縄文の森ミュージアム」で「月イチガク」の講座に参加。中村さんの「火山が埋めた森」を聞いての帰り道。いつものように農産物直売センターで、元気のいいおばさんと大話をして、おみやげをたくさん買って、ダムを見下ろしました。
三瓶ダムというけど、「さひめ湖」という名前だったんだ。近くの銅板を見ると、名前の由来が書いてありました。益田では「サヒメ」の伝承は童話や漫画や本になっていますが、大田ではこの伝承を話す人に出会ったことがありません。写真をパチリ。
今、島根県の「しまねっこCH」、益田、浜田のケーブルテレビや劇研「空」のホームページで、しまね文芸フェスタ・舞台発表の動画(合唱、詩の朗読、「サヒメの大冒険~海を越え石見の大地へ」)を発信していますが、この伝承から朗読劇形式に創作したものです。DVDや脚本もあります。好評です。
(ブログ:詩の散歩道 演劇だより 島根文芸フェスタ 地域情報 島根県詩人連合 劇研「空」 20211126すはま)

R3,R2, 高校演劇島根県大会 コロナ禍で無観客発表

令和3年第45回県大会は、観客は上演校と関係者に限定して10月31日に行われました。参加校は6校。県代表は三刀屋高、松江商業高です。劇研「空」は発足時から、高校演劇応援を目標の一つにしていますが、大田高、邇摩校の演劇部は廃部になり、当初のように直接関わることはできなくなりましたので、ブログで記録や活動をPRしてきました。今年の県大会を報道した記事を紹介させていただきます。写真は三刀屋高の「永井隆物語」です。残念ながら石見部の演劇部参加はゼロでした。
次は令和2年4回島根県大会パンフレットの表紙です。
令和2年(2020)第44回大会は13校が参加、完全に無観客で行われ、講師講評もなく、文章で講評を事務局へ送ってほしいと言われ送りました。最優秀賞2校で県代表は横田高校の創作劇「20205678」(伊藤靖之作)と三刀屋高「異説  ヤマタノオロチ」(亀尾佳宏作)に決まりました。各校の演目は次の通りです。横田高は春の全国大会へ出場しました。13校の劇が、どんな劇だったか知りたい、という人もありましたので、ぼくの講評をPDFで紹介します。興味がある人は、どうぞ。
R2,劇評 第44回島根県高校演劇発表大会講評

(ブログ:劇研「空」 演劇だより 高校演劇 20211112洲浜)

R3,紙芝居「吉川経家しあわせものがたり」おくむらのりこ作

表題の紙芝居が完成したというメールが、製作者おくむらのりこさんから届きました。原画展が開かれるそうです。

経家は温泉津町福光の不言城の城主でしたが、毛利氏から命を受けて鳥取城の城代になるのですが、秀吉の飢え殺し作戦で城を明け渡します。切腹の前に不言城の子供たちへ遺書を書きました。それを基に脚本「吉川経家最後の手紙」を書き、廃校記念に福光小学校が全校劇として発表。頼まれて鳥取の本郷小学校でも発表しました。
昨年、東京のおくむらさんから、ぼくが書いた脚本を読ませてほしいと連絡があり、メールで送っておきました。どれくらい参考にされたか分かりませんが、お役に立ったとすれば幸せです。

「紙芝居は講演会講師の岡村吉彦氏に校閲していただきました。悲惨な籠城戦の描写を避けて「毛利織田の境目の戦争」に焦点を当てました」とのことです。いつか見る機会があるかもしれません。劇研「空」も朗読劇として3回くらい公演しています。

*吉川会記念講演会:10月24日(日) 産業会館(智頭街道)
*原画展は:10月24日〜30日 旧島根銀行(若桜街道)
(ブログ:地域情報 本の紹介 劇研「空」20211023洲浜)

R3,第26回演奏会 大田ウィンドオーケストラ 功労者谷口先生へ花束 

10月26日、大田市民会館で大田ウィンドオーケストラの定期演奏会がありました。待っていたかのように多くの人たちが聴きに来られ、演奏ごとに熱い拍手を舞台へ送りました。大田三中の先生と生徒さんの演奏も素敵でした。
創立時以来長い間、指揮をとってこられた谷口先生から竹下先生へバトンタッチ。長年の功労に花束と熱烈な拍手がおくられました。川本高、大田高で一緒に勤め先生のすばらしさを目の当たりに見てきましたので、ぼくも熱い熱い拍手をワイフと共に送りました。笑顔は昔と変わりません。
おつかれさまでした!!!この大田市にオーケストラがあるという喜び、誇りを大切にしたい。みなさん、おつかれさまでした。
(ブログ:詩の散歩道 地域情報 観劇20,211,016洲浜)

 

R3,「しまね文芸フェスタ」グラントワで無観客、動画撮影(9/23)

午前中リハ、午後から撮影、4時過ぎに終わりました。観客を想定して構成した舞台で、無観客は残念ですが、一か月後に、動画配信で多くの人たちにも見ていただければ幸いです。テーマは「しまねの風物~詩と映像」。オープニングは「マンマ・ヴォチェ益田」の県民歌「薄紫の山脈」からです。

詩は映像を投影しながら16篇朗読しました。山陰中央新報益田市局記者のインタヴューを受け、新聞に掲載されましたので、紹介させていただきます。24日の記事です。

益田の詩人原 敏(田原敏郎)さんの石見弁の詩「ひゃこる」を朗読する岩谷和枝さんの写真です。

全体は三部構成になっています。冊子の表紙から紹介します。 合唱:益田民話合唱「夕日を招く長者」より「紙芝居 よっこし       ょ」「田植えの歌」島根県民歌「薄紫の山脈」(合唱団「マンマ・ヴォチェ益田」)
詩の朗読: 「しまねの風物~詩と映像~」16編の詩朗読と映像(朗読―島根県詩人連合会員・劇研「空」・風花)
創作民話朗読:「サヒメの大使命~海を越え石見の大地へ」石見地方の伝承を基に創作朗読劇。映像35枚、音響、歌で構成
(作・洲浜昌三、朗読・大田市演劇サークル劇研「空」・ジュニアミュージカル風花

長時間、ご協力をいただいたみなさん、ありがとうございました。おつかれさまでした。完成を楽しみにしましょう。
(ブログ:劇研「空」昌ちゃんの詩の散歩道 島根県詩人連合 しまね文芸フェスタ 島根県文芸協会  20210925 すはま)

R3,9/1 「しまね文芸フェスタ2021」中止、全体会は動画収録

9/23、益田市グラントワで開催するため準備をしてきましたが、島根でも新型コロナ・デルタ株の勢いが増している現状を考え、県事務局と相談して大会は中止、「しまねの風物~詩と映像~」と題して舞台発表を予定していた全体会は、無観客で動画撮影することに決まりました。開会式、分科会も中止です。当日10時からのリハは、「マンマ・ヴォ―チェ益田」から予定通り行い、直後に動画撮影し、次に詩の朗読リハ、動画撮影、創作民話朗読「サヒメの大使命」リハ、動画撮影という順番になる可能性大です。詩の朗読者で、参加できない方はお知らせ頂ければ助かります。詩作品、作者朗読者、写真などについて資料をPDFで紹介します。必要な人は開いて読んでください。
R3、9,3 一覧表 写真チェック「文芸フェスタ詩の,朗読」、A4横書き 「しまね文芸フェスタ」「しまねの風物~詩と映像」詩の朗読.$td
約20ページの冊子(朗読作品掲載、発表団体紹介)は予定通り作成し、関係者や団体に配付します。今年も中止になり、コロナに不振り回されています。いざ、コロナ!という時、外部に迷惑が掛からないように、益田の合唱団と劇研「空」の舞台発表ですっきりと通り抜けようと企画しましたが、関係が多岐にわたり、思った以上の手間と時間がかかります。動画は、松江で「琴の鳴る浜」を撮影して頂いた法澤さんにお願いしました。舞台に通じておられるベテランです。こうなれば無観客の遥か彼方の仮想視聴者に向かってベストを尽くしましょう。
(ブログ:詩の散歩道 島根文芸フェスタ 島根県詩人連合 マンマ・ヴォ―チェ益田 劇研「空」20210903 洲浜)

R3,『中島資喜の記録』昭和初期地方の貴重な文学資料

大正末期から昭和初期にかけて、島根でも同人誌による文学活動は盛んだった。プロレタリア文学も勢いがありましたが、厳しい弾圧を受けました。石見地方ではどうだったのか。ほとんど残っている書物などはほとんどありません。当時の様子を日記や創作などで残した大田市出身の中島資喜の記録集が本とCDで陽の目を見ることになりました。長男の中島鐵也さんが、作成されました。何度も弾圧を受けながら真摯に文学活動をつづけた青年の貴重な記録です。
8月13日の山陰中央新報で、うまくまとめて掲載されましたので、紹介させていただきます。
以前、このブログで中島雷太郎さんの詩集『磯松』を紹介しましたが、資喜さんと雷太郎さんは家が近所で一緒に同人誌活動をされた竹馬の友です。幼かった資喜さんの子供さんたちは、父親のことはほとんど知らず(資喜さんは晩年は結核で自宅隔離、子供さんたちは祖母の家で暮らしたとか。初めて、誠実に真実を求めて苦闘し生きた父親の真の姿を知り、感動で涙が流れた、と先日、我が家へ来られた長女さんが語っておられました。
田村のり子さんの『出雲石見地方詩史50年』それを読んで、「島根の文学運動 詩」を山陰中央新報に書き、それをブログに載せ、それを読んだ中島信夫さんからメールが届き・・・・静間公民館で劇研「空」が詩を朗読発表・・・それを知って詩集を復刻・・・・いろいろな切っ掛けや繋がり縁が糸を引いて実現した一連の刊行でした。田村のり子さんも大変喜んで手紙を頂きました。蒔かれた種が、何十年過ぎて芽を出し実をつけた、かの様です。
(ブログ:詩集や本の紹介 地域情報 昌ちゃんの詩の散歩道 20210822 洲浜)

R3,『写真が語る 石見の100年』8月出版予定

5月頃から3回、『写真が語る 石見の100年』PRのチラシが新聞に折り込まれていました。写真600枚に解説が付き、A4版大型上製本280ページという豪華版で、「いき出版」が8月に発行します。次の写真はどこかわかりますか。

なんだ、ちゃんと書いてあるじゃん。では、現在の風景を紹介します。昨日の写真です。

新築された大田市立病院です。時代の回転は猛スピードです。昭和の風景など時のブルドーザーが踏みつ潰ぶしていきます。街中の家もあちこちで解体され、いつの間にか広い駐車場になっています。高齢化、少子化、過疎化・・・あとを継ぐ者がいない家は潰すしかありません。20年たったら風景は更に一変しているでしょう。今回の写真集は9,990円。監修は岩町功先生です。先生に頼まれて今回も一部の写真解説を担当しました。どの写真解説も歴史的考証がしっかりしていて役に立ちます。今までに次のような「石見の写真集」が出版されています。
この写真集に新たな石見の貴重な歴史的風物が加わります。山陰中央新報の久利販売所(0854-82ー4998)でも扱っています。図書館でも読めるはずです。懐かしいだけでなく、過去から学び新たな想像・創造が生まれてくるかもしれません。
8月26日に発刊された『写真が語る 石見の100年』が届きましたので表紙を紹介しましょう。279ページの圧巻です。

(ブログ:詩集や本の紹介 昌ちゃんの詩の散歩道 地域情報 お知らせ 20210812 すはま)