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1940年、島根県邑智郡邑南町下亀谷生まれ・現在、大田市久利町行恒397在住・早稲田大学教育学部英語英文科卒・邇摩高校、川本高校、大田高校で演劇部を担当、ほぼ毎年創作脚本を執筆。県大会20回、中国大会10回出場(創作脚本賞3度受賞)主な作品「廃校式まで」「それぞれの夏」「母のおくりもの」「星空の卒業式」「僕たちの戦争」「峠の食堂」「また夏がきて」「琴の鳴る浜」「石見銀山旅日記」「吉川経家最後の手紙」「父の宝もの」など。 著作:「洲浜昌三脚本集」(門土社)、「劇作百花」(2,3巻門土社) 詩集「キャンパスの木陰へ」「ひばりよ大地で休め」など。 「邇摩高校60年誌」「川本高校70年誌」「人物しまね文学館」など共著 所属・役職など: 「石見詩人」同人、「島根文藝」会員、大田市演劇サークル劇研「空」代表、島根県文芸協会理事、大田市体育・公園・文化事業団理事、 全国高校演劇協議会顧問、日本劇作家協会会員、季刊「高校演劇」同人、日本詩人クラブ会員、中四国詩人会理事、島根県詩人連合理事長、大田市文化協会理事

H29,第17回中四国詩人賞 吉田博子詩集「母樹」

2017年度の中四国詩人賞は倉敷市、吉田博子さんの詩集「母樹」(2016思潮社刊)に決まり、9月30日、徳島大会の総会で表彰式が行われました。
選考理由について「ニューズレター」から選考委員の感想の一部を紹介してみます。
選考委員長の長津さんは、「自分の言葉で語り豊かな愛の眼差しにあふれている詩集」と端的、的確に評しています。「作者の切実な思いがストレートに伝わり心に強く響いた。~小さなもの弱いものに視点を当て、健気に生きようとする姿に自分を重ねてエールを送っている。その姿に共感した」(重光さん)「地上にあるすべてのいのちに注ぐ、大きな愛を感じる。書かざるをえなかった作者の強い想いが、自然体で書かれた言葉によって、まっすぐに伝わってくる」(壺阪さん)。吉田さんの詩の特徴がよく表現されています。

一篇だけ短い詩を紹介します。吉田さんの優しい眼差しや、包むような大きな愛が感じられます。

「守る」(吉田博子詩集「母樹」より)

虞美人草の茎が
ぐぐっと伸びた
それを
長い葉が
いくまいも巻いている
抱きしめるように
中にはかたく丸い蕾があった
母が子をいつまでも慈しむように
守る ということは
こういうことなんだ と
大切に包むこと
心をそぉっと
身体をまるごと
いのちを包む
生きているかぎり
子を守る
玉のように抱いて

( 写真は、詩集「母樹」から詩を朗読される吉田博子さん)
吉田さんは1943年の生まれで、詩歴が長いだけではなく旺盛な執筆活動をしてこられました。この詩集は第11詩集です。詩画集や詩選集、エッセイ集もあります。第一詩集は「花を持つ私」ですが、なんと!倉敷青陵高校二年の時の刊行です!序文を国語教師であった井奥行彦さんが書いておられます。井奥さんは伝統のある同人誌「火片」の主宰者で詩の大先輩です。さらに講師で来られた詩人、永瀬清子氏に出会って「黄薔薇」の同人になり、吉田さんは、現在もそこで活躍しておられます。詩活動が盛んな岡山で、優れた詩人に出会って大きな影響を受けてこられたのでしょう。

写真は、書棚にある吉田さんの詩集の一部ですが、表紙も色彩にあふれとても豊かなものが伝わってきます。ぼくは「コールサック」70号に、詩画集「聖火を翳して」の書評を頼まれて書いたことがありますが、絵も詩もとても豊かな詩画集でした。忘れてはいけないのは、悲しみや苦しみを体験し、それを昇華して生まれた豊かさだということです。

長年の真摯な詩活動の中で生まれた一冊の詩集が、このように評価されたことはうれしいことです。(ブログ 詩の散歩道 中四国詩人会 すはま)

H29, 作陽高校演劇部 最優秀賞 全国大会へ

第55回高校演劇中国地区大会は、2017年12月23,24日、下関市民会館で行われ、最優秀に作陽高校の「待ちの風景」(山崎公博 作)が選ばれました。来年8月長野県上田市で開催される全国大会へ出場します。

優秀賞3校は、広島市立商業「八月五日」(黒瀬貴之 作)、岡山工業「やっぱりパパイヤ」(阿部 順 作)、三刀屋高校「まちこのこまち」(亀尾佳宏 作)でした。
(会場とても広い。約1400席。2階席がないので後部席は舞台から遠い)

電車の都合で全部は観劇できませんでした。作陽高校は立体的な舞台装置がとても効果的で劇を引き締め、イメージを広げ、劇を凝縮していました。ラストのすばらしいシルエット劇でも装置が役者の動きを立体化、効果的にし素敵でした。二人の会話も生きていました。広島市立商業は、多分近年では初出場だと思います。粗削りなエネルギーが魅力でした。これは大切です。最近みんな演技がうまくなり、うまさが類型化しパターン化していていました。うまければいいというもんではありません。岡山工業は演出が見事でキャストが登場人物を過不足なく的確に表現していて統一感がありました。
三刀屋は舞台や客席を自由に使って意欲的な演出の劇でした。出だしのマチコの語りも魅力的で、合唱とともに動く集団演技もステキでした。大健闘しましたが、劇が集約型というより拡散型でしたので、作陽高校と対照的でした。テーマは拡散するより、「深く井戸を掘れ、そうすればいろいろな水脈に出会う」というほうが、一時間の劇ではインパクトが強くなる気がします。松江工業も健闘しましたが、ラメールでは舞台が狭いので、目の前で役者の動きが身近に感じられましたが、この広い舞台空間ではどうしても劇が遠い風景のようになります。また、場面が多いので展開が細切れになる印象が残りました。山口県光高校の「彼方此方、知り吾」(緋岡 箒 作)はまさに「激」でした。目の前の平和な日常の中で激しい戦争場面が同時展開されるのです。実験的ともいえる刺激的な舞台でした。
帰りは新山口から津和野→益田→浜田→と乗り換え、江津止まり!時刻は23時30分!大田までの電車なし!激しい風雨!寒い!タイヘンデシタ。
みなさん、おつかれさまでした。(ブログ 詩の散歩道 高校演劇)

H29,第55回 高校演劇中国地区大会(下関市民会館で)

2017年度の中国地区大会は12月23、24日、下関市民会館で開催されます。各県代表2校(山口は3校)が出場。昨年に続いて島根県代表は松江工業高校、三刀屋高校です。島根県大会では素晴らしい劇でした。楽しみです。各県代表校と演目、上演時間を知りたい人は次のPDFを開いてみてください.

H29,高校演劇中国地区大会発表校 下関市民会館_

岡山から岡山工業高校が出場します。顧問は森脇 健先生。大田高校では演劇部員でした。大学生だった平成16年に、劇研「空」が市立図書館で「朗読を楽しむ」を開催したとき、参加してくれました。岡山工業で毎年素晴らしい劇を生徒さんとともに創っています。下関で会えるのが楽しみです。
松江工業は伊藤靖之作「ハダカノ王様」で23日13時~、三刀屋高校は亀尾佳宏作「まちこのこまち」24日13時~、岡山工業は「やっぱりパパイヤ」23日14時20~の上演です。
それぞれの劇は同一視点で比較できない独特のうまさと面白さ魅力があります。下関市民会館は平成10年の大会で行ったことがあります。講師は文学座所属の松本祐子さん、青森中央高校の畑澤聖悟さん。講評も楽しみです。山口は隣の県なのに、交通が不便なのがガンです。昔は下関行きの深夜列車があったのにね。(ブログ 詩の散歩道 高校演劇 すはま)

 

H29,第15回島根県民文化祭 文芸表彰式(12/10)

県民文化祭文芸部門の表彰式が10日松江で行われました。7月から俳句、短歌、川柳、詩、散文5部門で作品を公募。入選作品は招待作品とともに「島根文芸」に掲載されています。50号です。創刊号から書棚にありますが、長い歴史を重ねてきました。
素晴らしい作品が載っています。ちょっとだけ短い作品を紹介してみましょう。

知事賞:「インク跡かすかに残る旧姓の物差し使い娘のゆかた裁つ」( 津和野門脇さん)
金賞:「友達という呪縛を逃れ独りゆく青石畳ひんやりとして」(松江 陶山さん)
俳句知事賞:「放たれて青田の空へこふのとり」(出雲市 若林恒子)
スカッとします。旧かな使いが生きていますね。久しぶりにお会いした若林さん。昔と変わらずハツラツとしておられました。
俳句と詩の表彰式の風景です。場所は松江の職員会館ホール。写真では見えませんが、受賞者以外にたくさん関係者が後ろの席に座っておられます。
詩部門では応募が21編。残念ながらジュニアー部門の応募作品はありませんでした。来年はぜひ応募してほしいものです。

表彰式後は、部門別の会でした。詩では、選者だった閤田さん、川辺さん、有原さんと役員として参加した洲浜を含め合計12名。入賞者に作品を朗読していただいて鑑賞し感想を述べ合いました。それぞれ特徴と味のある作品でお互いに学び合えるいい会になりました。作品を紹介するスペースがないのが残念ですが、読みたい人は、島根県文化国際課文化振興室へ申し込めば千円で購入できます。来年もありますので、興味のある人はぜひ応募してください。(ブログ 詩の散歩道 島根県詩人連合 すはま)

H29, 松江工業、三刀屋高演劇部 中国大会へ

第41回「島根県高校演劇発表大会」が10月28,29日、雲南市のラメールで行われました。審査の結果は今年も昨年と同様に、松江工業、三刀屋が最優秀賞を受賞し中国大会へ出場します。中国大会は12月23,24日、下関市民会館で開催されます。
松江工業は「ハダカノ王様」(伊藤靖之 作)は不登校問題を扱った劇ですが、部員と顧問でかなり脚色し、素晴らしい劇に仕上がっていました。舞台空間をうまく使いながら、大小のどんでん返し毎に問題が深まり考えさせられ胸に迫ってきました。

三刀屋は「まちこのこまち」(亀尾佳宏  作)で圧倒的な舞台を見せてくれました。ハチャメチャとも思えるくらい楽しく、客席も効果的に使って伸び伸びと演じ、3つの和歌を一本の縦糸にして見事に劇を展開し納めました。
松江農林高校の劇は農村の跡継ぎ問題と真正面から取り組み、しっかりした演技と生き生きした舞台を見せてくれました。ラストの処理に甘さが残り残念でしたが、主役も演じた門脇優里さんに創作脚本賞が贈られました。写真がたまたま一枚ありましたので、舞台風景を紹介します。

他の高校の劇もいつか紹介したいと思います。記録として残しておきたいのですが、写真がないのが残念です。各校の劇を一枚は撮ろうと思っていたのですが、いつのまにか劇に没頭し、終わった後に撮っていなかったことに気がつくのです。アトノマツリです。劇は舞台写真を見れば一目瞭然、下手な説明は不要です。

みなさん、素敵な舞台をありがとう。おつかれさまでした。中国大会、楽しみです。(ブログ 詩の散歩道 高校演劇 すはま)

H29,第41回 高校演劇島根県大会ラメールで(10/28,29)

今年も10校参加してラメールで28,29日に島根県大会が開かれます。1日目は10時から横田高校の創作劇「黄組デコ班物語」ではじまります。松江農林、松江商業、掛合分校、安来、29日は松江工業、石見から唯一の浜田高校、つづいて松江南、出雲、三刀屋は創作劇「まちこのこまち」です。
入場料は無料です。活き活きとした高校生の舞台をぜひ観てください。プロにない面白さや新鮮さがあります。昨年もお客様がかなりありました。松江、出雲地区代表校が9校なので、観劇される人も多いのではないかと思います。

今年も大島先生とスハマクンは講師という役で参加します。代表校2校は中国大会へ。さてどうなることでしょう。昨年は三刀屋と松江工業がすばらしい劇で代表になり、中国大会でも大健闘しました。10校観劇はハードワークですが、活き活きした舞台を見ていると時間を忘れます。写真は記事となんの関係もありませぬ。昨年中四国詩人会米子大会のとき、空を見上げたら機関車が走っていて感動し、パチリとしたものです。(ブログ 詩の散歩道 高校演劇 すはま)

H29,島根文芸フェスタ で伊藤一彦氏講演 

今年は出雲のビッグハートで開催されました。担当は短歌部門。毎年一流の講師をお招きしていますが、今年は若山牧水記念館館長の伊藤一彦先生。すばらしい講演でした。

前日の9月9日には先生の歓迎会が開かれ、大田市民会館で8回「朗読を楽しむ」を終えて駆けつけました。「朗読を楽しむ」のパンフレットを渡して、朗読について話しました。古事記や万葉集の時代は大和ことば時代で、それは日本の古層でもあり音声で日本人の魂を表現した。音声による朗読はとても大切だと言われました。先生は早稲田の卒業で当時から和歌を作り研究されました。ほぼ同じ時代なので、何も知らずにキャンパスですれ違ったことがあるかも知れませんね、といって談笑しました。

とても参考になる話しがたくさんありましたが、2,3紹だけ介してみます。

※ 俳句、短歌では「切れ」にとても意味がある。例えば、「古池や/蛙飛び込む/水の音」。2カ所の区切れがある。その空白で立ち止まり、次に何が来るかをイメージする。それがとても大切である。

※ 高校の時の生徒だった俳優の堺雅人とよく話す。先日は、「演技がうまい」とはどういうことか悩むことが多い、と言っていた。うまくなればいいという問題ではない。うまくないけど、「感動する、その人の真心が出ていること」が大切なのではないだろうか、と話した。

※ 作品集をつくることは大切。出版しなくてもまとめて出してしまうと、ゼロになる。ゼロになったら生まれてくるものがある。新しいものが生まれてくる。

※ 若山牧水はいつも貧乏だったから、貧乏は苦痛ではなかった。自分の魂のふるさとはどこかにあるはずだと思っていた。

先生は、全国から高齢者の短歌を募集して選考し、作品集を発行しておられます。その中から紹介されましたが、とてもすばらしい短歌でした。高齢者は書かずにはおれない。つらいこと、かなしいことがいっぱいあるから、といっておられました。

終わって川柳の竹治さんとお礼に行きました。「いつか短歌の朗読をすることがあったら、是非使わせてください」と言ったら、「いいですよ」とのことでした。

たくさん示唆に富んだ話しをありがとうございました。(ブログ 詩の散歩道 すはま)

H29 第17回中四国詩人会・徳島大会(9/30)

今年は9月30日、13時から徳島市の阿波観光ホテルで開催されます。総会後に中四国詩人賞表彰(吉田博子さんの「母樹」が決定)の表彰と吉田さんによる詩の朗読があります。

各県代表詩人による自作詩朗読では、島根からはスハマクンが石見銀山を素材にした「玄関口に処刑場がある」を朗読します。如何にすれば歴史的なことを詩にできるか。数年前から挑戦中です。7月の理事会では他県の予定候補名も出ましたが、最終的にどうなったかまだ聞いていません。

講演の講師は藤本ひかりさん。演題は「父・野上彰の詩と人生」です。実行委員長は牧野美佳さん、事務局長は山本泰生さん。島根では松江と大田で⒉回開催しましたが、事前の準備に時間と手間がかかります。徳島へは一度車で行きましたが、遠い、というのが実感です。今回は汽車ですが、大田駅朝6時18分発!それでも遅刻です。(写真は徳島観光ガイドより 眉山より徳島市内眺望 ブログ 詩の散歩道 すはま)

H29,「島根文芸」作品〆切(9/4)・文芸フェスタ(9/10)

今年の文芸フェスタは出雲で9月10日開催されます。午前中の全体会の講師は伊藤一彦先生。早稲田大学時代から短歌の創作、研究をつづけ、現在は若山牧水記念館の館長です。演目は「表現のよろこび」。午後は分科会。詩部門では自作詩朗読会をやります。誰でも参加自由です。前日夜には歓迎会があります。

平成29年度の「島根文芸」作品募集〆切が近づいています
入賞作品集・「島根文芸」は今年で50号になり、12月初旬刊行されます。どうぞ応募してください。ジュニア-の部もあります。小中学生は自分で応募する例は少ないので、ぜひ書いた場合は学校単位で応募して欲しいですね。

応募資格
県内に居住または通勤・通学している方および島根県出身者
(海外県人会に所属している方を含む)

募集部門
(1) 一般の部(高校生を含む)
(2) ジュニアの部(中学生以下)

募集作品の種目と点数
短歌:1人3首以内 俳句:1人3句以内 川柳:1人3句以内
詩 :1人1篇 散文(随筆、小説、評論等):1人1篇

応募期間及び応募先
(1) 応募期間 平成29年7月1日(土)~9月4日(月)
(2) 応 募 先 島根県環境生活部文化国際課文化振興室

H29, 8,14 サンレディで風花 ミュージカル上演

8月14日は恒例の大田高卒業生総会(瓶陵会総会)ですが、今年は記念イベントで「風花」が、ミュージカル「石見銀山物語」を上演します。次のような案内をいただいています。誰でも観劇できます。
 (サンレディ大田のふれあいホール。可動式座席で約450人のキャパ)

9:00~総会(サンレディ)
10:30~12:00 記念イベント 仲野先生の講演・「風花」ミュージカル
12:30~16:00 懇親会・同窓会 (大田パストラル)
17:00~19:00 クラス会(二次会)

実行委委員は昭和63年3月(62年度)卒業生のみなさんです。この年はぼくが理数科の担任でした。実行委員長のナカオくんから出欠確認のハガキがきました。盆で多用な時で予定もありましたが、ミュージカルでは劇研「空」の山本、松本くんが照明を頼まれていますし、風花の佐藤さんからも「よろしく」とありましたので、終日というハードスケジュールですが、行くことにしました。

劇研「空」はこのイベントで2回公演させていただきました。平成20年は、天領太鼓とのコラボレーションで「石見銀山歴史ものがたり」。語りと太鼓演奏と劇の勇壮な構成舞台でした。瓶陵会幹事さんも多数舞台で演じていただきました!その中に3人も当時の演劇部員がおられました。今も「空」との縁がつづいています。神屋寿禎役で出演していただいたハナダさんは中学校でも全校生の演劇を今年も計画しておられます。すごいですね。うれしいことです。

平成27年は、同じ演目ですが、卒業生で生年劇場の女優・福原美佳さんの語りと講談、大畑茂樹夫妻の生演奏、和樹さんの歌、と多彩な舞台でした。上演後に東京の会長さんが近づいて来られて、「感動のことば」をいただいたのを覚えています。映像も使って銀山の歴史を、歌、語り、講談、民謡、劇で楽しく面白く伝える舞台でした。こういうコラボは簡単にはできません。

今年は風花の「石見銀山物語」です。何度も上演して完成度が高い舞台になっていますので、初めて見る卒業生のみなさんは、驚かれることでしょう。「大田も捨てたもんじゃないね」(ソウナライイネ)芸術文化は心を育て豊かにしてくれます。それが「ふるさとの宝」です。

ハンセイからひとこと:一般の市民のみなさんは、大田高校卒業生に見せるためのミュージカルだと思っていますし、卒業生は、朝からサンレディへいくのは大変なので、午後の懇親会から出席する人が多数です。チラシをいっぱい配ったのにガラガラポン、という可能性もありますので、風花のみなさん、そのつもりでPRしてください。では、楽しみにしています。(ブログ 詩の散歩道 すはま)