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1940年、島根県邑智郡邑南町下亀谷生まれ・現在、大田市久利町行恒397在住・早稲田大学教育学部英語英文科卒・邇摩高校、川本高校、大田高校で演劇部を担当、ほぼ毎年創作脚本を執筆。県大会20回、中国大会10回出場(創作脚本賞3度受賞)主な作品「廃校式まで」「それぞれの夏」「母のおくりもの」「星空の卒業式」「僕たちの戦争」「峠の食堂」「また夏がきて」「琴の鳴る浜」「石見銀山旅日記」「吉川経家最後の手紙」「父の宝もの」など。 著作:「洲浜昌三脚本集」(門土社)、「劇作百花」(2,3巻門土社) 詩集「キャンパスの木陰へ」「ひばりよ大地で休め」など。 「邇摩高校60年誌」「川本高校70年誌」「人物しまね文学館」など共著 所属・役職など: 「石見詩人」同人、「島根文藝」会員、大田市演劇サークル劇研「空」代表、島根県文芸協会理事、大田市体育・公園・文化事業団理事、 全国高校演劇協議会顧問、日本劇作家協会会員、季刊「高校演劇」同人、日本詩人クラブ会員、中四国詩人会理事、島根県詩人連合理事長、大田市文化協会理事

R1,第57回高校演劇中国地区大会 松江で開催(12/21.22)

今年度は松江の県民会館で21,22日に開催、各県代表11校が上演します。誰でも観劇できます。無料です。高校生らしい溌剌とした舞台をご覧ください。各校上演時間は1時間です。上演順を紹介します。

21日 9:50~松江工業高校 11;10~岡山県鴨方高校
   13:00~広島商業高校  14:20~山口光丘高校
   15:40~米子東高校   17:00~三刀屋高校

22日 9:20~倉吉東高校   10:40~山口高校
  12:30~尾道中・高等学校
   13:50~明成学院高校  15:10~松江南高校

演目などを知りたい人は、PDFを開いてみてください。これは岡山の末安哲先生が作成されたものを送っていただきました。
「第57回高校演劇中国地区大会 各県出場校紹介」

島根は開催県なので3校出場します。県大会ではそれぞれ特徴がありましたが、高校生らしい創意工夫が生き、楽しく、しかも見応えのある劇もありました。昨年同様期待しているところです。岡山の鴨方高校は、中国大会初出場!顧問は大田高校演劇部で一緒に活動した森脇健くん(NO,先生)。岡山工業では連続出場、鴨方へ移って(多分)二年目の快挙です。これまた楽しみです。
(ブログ 劇研「空」 詩の散歩道 高校演劇 20191219 すはま)

R1,充実する石見銀山紹介書物

昨年から今年にかけて、石見銀山を紹介した本や研究成果を発表した本が次々と出版されています。とても嬉しいことです。最近出版された本を紹介してみます。劇研「空」の朗読劇の脚本を書くために、どうしても調べたいことがあり、資料として買ったものです。

『石見銀山学ことはじめ』はシリーズとして7冊刊行予定です。始、水、木、火、土、銀、結をキーワードにして、その視点から石見銀山の歴史や風土、自然、生活などを多角的に取り上げるという面白い企画です。入門書でもあり、今までの調査研究成果の総まとめでもあり、資料や絵図なども豊富です。大田市の歴史のベテランが参加して教育委員会が編集,報光社から発行、千円というのも手ごろな値段です。

『石見銀山の新たな歴史像』(ハーベスト出版、千円)は研究成果をまとめたものです。資料や原典が掲載され、その解説も丁寧で、とても参考になりました。今まで調べ、人に聞いても分からなかったことが資料付きで解説してあり、嬉しくて嬉しくて、感激しました。
『続 石見銀山を読む』(鳥谷芳雄著 報光社刊、900円)も貴重な絵図が豊富で、今までにあまり紹介されなかった紀行文などが載っていて、当時の人の考えや見方、情感などが伝わってきて貴重です。
『親子で学ぶ 世界遺産 石見銀山』(宍道正年著 山陰中央新報刊、1500円)は、親子で問答しながら石見銀山の歴史を知るという気楽に楽しく読める石見銀山入門書です。

目下、石見銀山最後の代官・鍋田三郎右衛門のその後のことを知りたいと思って、どこかにきっかけがないかと、本をさがしています。『石見銀山の新たな歴史像』で矢野健太郎先生の論文に出会ったときには、「ああ、これで朗読劇が書ける」と小躍りしました。先人の研究に感謝です。鍋田さんは江戸へ帰って、どんなことをして暮らしたのでしょう。資料でもあれば、一人で大踊りするでしょうね。
(ブログ 詩の散歩道 詩集や本の紹介 20191218 すはま)

げるという

R1,『山陰文藝』25周年記念 50号発行

平成7年に創刊された『山陰文藝』が、25周年を迎え、記念すべき50号に達しました。10月には記念行事として、『万葉集』研究の第一人者・中西進先生を招いて、松江で記念講演が開催されました。今号の巻頭随筆では、創立以来の大黒柱・池野誠さんが、「芸術は長く人生は短し」と題して、60年の文化活動を回顧して、貴重な記録を書いておられます。また、事務局を担当された石丸正さんが、25年を振り返って、苦労と喜びの足跡を振り返っておられます。現在では島根の唯一の総合文芸誌です。

会員は150名以上の時もありましたが、現在は100名弱、年二回の発行を厳守しています。小説、俳句、短歌、川柳、詩、随筆など多彩な作品があり、誰でも参加できます。年会費は4千円、執筆原稿枚数により参加費が必要です。この雑誌に連載された作品の中から、郷土を素材にした本が何冊も出版されています。

ぼくは創刊号からの会員で、合評会にも初めごろは参加していましたが、多忙や他の詩誌などに参加していることもあり、数回しか寄稿していませんでした。今回は記念すべき50号でもあり、短編小説でも書きたいという気がありましたが、詩作品で参加しました。
大田市川合町吉永に新具蘇姫命神社(にいぐそひめのみこと)があり、何十年もその由来を知りたいと思っていました。糞は現在汚い物の象徴ですが、ぼくの感覚では、神聖な物の象徴に思えます。他人の大腸菌を患者の腸に移植して病気が治ったという例を放映していましたが、サモアリナン、と嬉しくなりました。今後はますます大活躍することでしょう。

その「ニイグソヒメ」様の詩を載せましたので、興味がある人はどうぞPDFを覗いてみてください。
(ブログ 詩の散歩道 本作品雑誌紹介 0191206 すはま)

詩「生き残った新具蘇姫さま」


R1,壮大な400年歴史絵巻 「濱田誕生 そして明日へ」(観劇記)

浜田開府400年を記念して創作されたミュージカル「群青 濱田誕生 そして明日へ」は、10月11,12日、石央文化ホールで開催され、両日で1500人を超える人たちが観劇。浜田の歴史を振り返り、ふるさと浜田の現在と明日を考える得難い機会になった。脚本、演出は浜田出身の木島 始さん、作曲は高橋慶吉さんですが、キャストは全員浜田市を中心にした近辺の市民です。

上の写真は演奏席です。指揮は合唱指導もされた山崎 勝先生。今回新聞の劇評を依頼されゲネと本番を観劇しました。ミュージカルですから歌ありダンスあり群舞、劇、語りなど多彩で躍動的な2時間半の舞台でした。

今まで浜田で上演された創作劇やミュージカルは10本近くあると思いますが、ほとんど観劇しています。中心になって企画、運営してこられた岩町 功先生の熱意と創作意欲には頭が下がります。島村抱月を長年調べ執筆、舞台化してこられました。名著『島村抱月』は、新聞やこのブログでも紹介しました。そういう種を蒔く人があって花が咲いた舞台の集大成ともいえます。この石見で、浜田の一連の創作舞台、そしてオペラ『石見銀山』、音楽劇『琴の鳴る浜』など独創的で素晴らしい舞台が生まれるということは素晴らしいことです。
関わられたすべてのみなさん、おつかれさまでした。

新聞の字は小さく読みにくいので、PDFでも紹介します。興味のある人はどうぞ。
(ブログ 詩の散歩道 演劇だより 観劇記 20191118 すはま)

R1,圧巻の舞台オペラ『石見銀山』東京公演終わる

東京文化会館で上演されたオペラ『石見銀山』は、二千人以上の観客の大拍手と「ブラボー!」の声のなかで幕を閉じました。これまでの公演は部分的にカットされた舞台でしたが、今回は完全版でしたので、しっくりくるところがありました。大成功です。

上の写真はパンフレットの1ページです。左側に大蛇が大きくドクロを巻いて立ち上がっていますが、カットしています。この大蛇がどんな役割を果たしたか。意味深長です。上の文章は小さくて読みにくと思いますが、今回の公演の意義や概要が端的にまとめられています。パンフレットは2千円でしたが、すぐ売り切れていました。とてもよくできています。下の写真はタクちゃんが二階席から写した大ホールです。5階まであります!終わって食事をしながら話しましたが、素晴らしいかったということ、ヨーロッパで上演してもきっと成功する、等々とても好評でした。

上の新聞は11月1日の山陰中央新報です。読みにくいので図書館で読んでください。ロビーで懐かしい卒業生や多くの知人に出会いました。東京へは早朝に着いたので、上野公園で美術館巡りをしました。ゴッホ展、印象派の絵画展・・・みんなすばらしい。t東京の人がうらめしい、いや、うらやましい。正倉院宝物展は、待ち時間が長く、あきらめました。
今回の公演では劇研「空」にも協力を依頼され、都合がつかないメンバーも多く、結局、松本領太くん、山本和之くんがキャストとして参加しました。多忙な中、おつかれさまでした。ぼくは部分的な演技や台詞への助言、パンフレットへ「独創的な個であり普遍的な作品」という一文を書くことで協力しました。

パンフレットには多く写真と出演者の貴重な文章が掲載されています。作曲,指揮の中村匡宏さん、ザ・レジェンドの脚本演出・吉田知明さん、柿迫秀さん、志村糧一さん、内田智一さん、菅原浩史さん、ソプラノ歌手・坂井田真実子さん、メゾソプラノ・松浦麗さん、ピアノ・西尾周祐さんなどは1ページ前面顔写真と寄稿文という豪華さです。
大屋神楽の松原勝さん、宇谷久志、足立均さんの「石見神楽の歴史と魅力」「大屋神楽」、関東石見銀山会会長・渡辺辰朗さんの「オペラ『石見銀山』を生んだ『仙の山』」、石見銀山資料館館長・仲野義文さんの「石見銀山のレガシー」、美術監督・三原康博さんの「音楽を絵にする仕事~オペラ『石見銀山』に寄せて~」、合唱団代表・近藤京子さん、丸山県知事、楫野大田市長、内藤芳秀実行委員長、今田潔東京大田市人会相談役、そして18人の子供たちの一文も載っています。
今回の公演の裏方の大黒柱で、企画・制作されたカンパニーイースト代表・堀越信二さんの「クラシック音楽で地方創生」、実行委員会事務局長・谷本由香子さんの「夢と絆」などは、いいものを創るために見えない努力や苦労があったことやイベントを企画運営する際の示唆に富んだ言及があります。

プログラムの中の一文「独創的な個であり普遍的な作品」(洲浜昌三)をPDFで紹介します。興味がある人はどうぞ。

上演に関わられたすべてのみなさん、おつかれさまでした。
(ブログ 劇研「空」 詩の散歩道 観劇  20191109 すはま)


R1,第43回高校演劇島根県大会 松江で開催(11/2.3)

今年は7校が参加して11月2,3日に県民会館中ホールで開かれます。昨年は三刀屋と横田が県代表に選ばれ、中国地区大会で横田高が最優秀賞受賞、全国大会へ出場しました。中国地区から一校ですから、大変な難関です。今年はどうでしょうか。きっとレベルの高い劇が繰り広げられることでしょう。誰でも自由に観劇できます。プロと違った清新な若々しい舞台をどうぞ。

2日(土)は10時から開始、松江東、出雲(創作)、13:30~松江工業、三刀屋高が上演。16:10~16:10講評。

3日(日)9:40~横田(創作)松江南、13:10~松江農林の発表です。15:20~表彰、閉会式の日程です。

今年の講師は久しぶりに山本富朗先生、&洲浜昌三、審査員は岩町暁、岩谷正枝先生、&初めてですが「Yプロ」の酒井陽介さんです。石見地方の高校がゼロなのは残念ですね。

2日には大田三中で全校演劇発表「グッド・バイ・マイ・・・」も9:50~上演されます。先日は劇研「空」3名で援助に行き4時間たっぷり練習しました。観劇に行って感想を伝えてあげてください。演劇発表する中学校は多分今はないのではないでしょうか。それだけに貴重です。3、4日は大田市文化祭。文化行事満載の秋です。
(ブログ 詩の散歩道 お知らせ、演劇だより、20191030すはま)

R1,オペラ「石見銀山」大田最後の練習 東京へ

10月27,28日、大田市民会館で最後の練習が行われました。30日には東京文化会館でリハ―サル、31日18:30~よいよ本番です。子供たちも伸び伸びと楽しそうに何度も熱心に練習していました。プロの演出・吉田知明さんや、音楽の中村匡宏さんがおられなくても、きちんと細かく連絡を取り合って指導される実力のある指導者が大田におられるということが最大の強みです。この人たちがおられなかったら、レベルの積み上げができません。

役を演じるレジェンドの5人もおられないし、ソプラノの坂井田真美子さんもメゾソプラノの松浦麗さんもおられない練習ですから、普通だったら不自然な動きや流れになって当然ですが、全く不自然さがありませんでした。それどころか無言の動きや流れの中に物語が生まれ、見ていてとても楽しく、感動しました。ぼくはちょっとセリフや動きのアドバイスをしただけですが、すぐそれが舞台で生きてくるのも皆さんの謙虚さと熱心さの証明です。ぼくも明日の夜出発します。久しぶりに東京で会える楽しみな人たちもいます。みなさん、体調に気をつけて、練習の成果をそのまま東京の舞台で発揮してください。
(ブログ 詩の散歩道 演劇だより 20191029 すはま)

R1,浜田で創作ミュージカル『群青』(10/11,12)

今年は、1619年に伊勢松坂藩から古田重治が5万四千石を得て浜田へ入府、浜田藩が誕生して400年になります。様々な記念行事が計画されていますが、住民参加による創作ミュージカル『群青ー濱田誕生そして明日へー」が石央文化ホールで上演されます。脚本演出は浜田出身でと東京で活躍中の木島 恭さん、作曲は高橋慶吉さんです。多くの市民が参加されます。

浜田開府から400年。この長い歴史をどのようなストリーに構成しミュージカルとして舞台化していくのか、とても楽しみです。

劇研「空」はたまたまこの9月に、群読劇『長州侵攻と石見銀山最後の代官~鍋田三郎右衛門~』~を大田市民会館で公演しました。岸静江や大村益次郎も登場、浜田城に爆弾を仕掛けて炎上させ撤退していったことなども史実に基づいて発表しました。その歴史などがどのように舞台化されるか、楽しみです。
(ブログ 詩の散歩道 お報せ 20191009 すはま)

r1『また夏がきて』横浜平沼高校で上演(9/22)

秋になり、高校演劇大会が全国で開催されています。島根も地区大会は終わり、11月2、3日の県大会が楽しみです。
 先日、脚本使用許可願が届き、神奈川県立上矢部高校が『また夏がきて』(洲浜昌三・作)を横浜地区大会で発表するそうです。時間は10時50分~11時50分、場所は横浜市西区、県立平沼高校です。学校にはホールがあるそうです。誰でも観劇OKです。大田高卒で横浜にいる演劇好き人間はいませんかね。

生徒さんたちは、張り切って練習しているそうです。横浜市青葉区に住むレイコさん、暇があったらちょこっと観にいかんかね。(ヒマガナイ!ごめん!)この脚本は大田高校が初演でした。劇中歌を生徒会長だった藤原紀夫君に頼んで作曲してもらいました。彼は東京で活躍していますが、先日はイタリアで指揮をしていましたね。上矢部高校演劇部のみなさん、頑張ってください。
(ブログ 詩の散歩道 お知らせ 演劇だより 高校演劇 201190919 すはま)

R1,しまね文芸フェスタ 松江で開催(9/15)

島根県民文化祭の行事の一つ・しまね文芸フェスタが9月15日県民会館で開催されます。10時から開会式、その後、川柳の小島蘭幸氏の講演「私と川柳」があります。午後は分科会です。参加自由です。14日には講師歓迎会があり、先ほど帰ったところです。明日もいかねばなりませぬ。オペラ「石見銀山」の練習も、東京からレジェンドの皆さんが来られて、15,16日は練習です。一段と熱が入り、仕上がっていくことでしょう。頑張てください。
(ブログ 詩の散歩道 お知らせ 20190904すはま)