「島根県詩人連合」カテゴリーアーカイブ

H29,第15回島根県民文化祭 文芸表彰式(12/10)

県民文化祭文芸部門の表彰式が10日松江で行われました。7月から俳句、短歌、川柳、詩、散文5部門で作品を公募。入選作品は招待作品とともに「島根文芸」に掲載されています。50号です。創刊号から書棚にありますが、長い歴史を重ねてきました。
素晴らしい作品が載っています。ちょっとだけ短い作品を紹介してみましょう。

知事賞:「インク跡かすかに残る旧姓の物差し使い娘のゆかた裁つ」( 津和野門脇さん)
金賞:「友達という呪縛を逃れ独りゆく青石畳ひんやりとして」(松江 陶山さん)
俳句知事賞:「放たれて青田の空へこふのとり」(出雲市 若林恒子)
スカッとします。旧かな使いが生きていますね。久しぶりにお会いした若林さん。昔と変わらずハツラツとしておられました。
俳句と詩の表彰式の風景です。場所は松江の職員会館ホール。写真では見えませんが、受賞者以外にたくさん関係者が後ろの席に座っておられます。
詩部門では応募が21編。残念ながらジュニアー部門の応募作品はありませんでした。来年はぜひ応募してほしいものです。

表彰式後は、部門別の会でした。詩では、選者だった閤田さん、川辺さん、有原さんと役員として参加した洲浜を含め合計12名。入賞者に作品を朗読していただいて鑑賞し感想を述べ合いました。それぞれ特徴と味のある作品でお互いに学び合えるいい会になりました。作品を紹介するスペースがないのが残念ですが、読みたい人は、島根県文化国際課文化振興室へ申し込めば千円で購入できます。来年もありますので、興味のある人はぜひ応募してください。(ブログ 詩の散歩道 島根県詩人連合 すはま)

H29,島根文芸フェスタ で伊藤一彦氏講演 

今年は出雲のビッグハートで開催されました。担当は短歌部門。毎年一流の講師をお招きしていますが、今年は若山牧水記念館館長の伊藤一彦先生。すばらしい講演でした。

前日の9月9日には先生の歓迎会が開かれ、大田市民会館で8回「朗読を楽しむ」を終えて駆けつけました。「朗読を楽しむ」のパンフレットを渡して、朗読について話しました。古事記や万葉集の時代は大和ことば時代で、それは日本の古層でもあり音声で日本人の魂を表現した。音声による朗読はとても大切だと言われました。先生は早稲田の卒業で当時から和歌を作り研究されました。ほぼ同じ時代なので、何も知らずにキャンパスですれ違ったことがあるかも知れませんね、といって談笑しました。

とても参考になる話しがたくさんありましたが、2,3紹だけ介してみます。

※ 俳句、短歌では「切れ」にとても意味がある。例えば、「古池や/蛙飛び込む/水の音」。2カ所の区切れがある。その空白で立ち止まり、次に何が来るかをイメージする。それがとても大切である。

※ 高校の時の生徒だった俳優の堺雅人とよく話す。先日は、「演技がうまい」とはどういうことか悩むことが多い、と言っていた。うまくなればいいという問題ではない。うまくないけど、「感動する、その人の真心が出ていること」が大切なのではないだろうか、と話した。

※ 作品集をつくることは大切。出版しなくてもまとめて出してしまうと、ゼロになる。ゼロになったら生まれてくるものがある。新しいものが生まれてくる。

※ 若山牧水はいつも貧乏だったから、貧乏は苦痛ではなかった。自分の魂のふるさとはどこかにあるはずだと思っていた。

先生は、全国から高齢者の短歌を募集して選考し、作品集を発行しておられます。その中から紹介されましたが、とてもすばらしい短歌でした。高齢者は書かずにはおれない。つらいこと、かなしいことがいっぱいあるから、といっておられました。

終わって川柳の竹治さんとお礼に行きました。「いつか短歌の朗読をすることがあったら、是非使わせてください」と言ったら、「いいですよ」とのことでした。

たくさん示唆に富んだ話しをありがとうございました。(ブログ 詩の散歩道 すはま)

H29,「島根文芸」作品〆切(9/4)・文芸フェスタ(9/10)

今年の文芸フェスタは出雲で9月10日開催されます。午前中の全体会の講師は伊藤一彦先生。早稲田大学時代から短歌の創作、研究をつづけ、現在は若山牧水記念館の館長です。演目は「表現のよろこび」。午後は分科会。詩部門では自作詩朗読会をやります。誰でも参加自由です。前日夜には歓迎会があります。

平成29年度の「島根文芸」作品募集〆切が近づいています
入賞作品集・「島根文芸」は今年で50号になり、12月初旬刊行されます。どうぞ応募してください。ジュニア-の部もあります。小中学生は自分で応募する例は少ないので、ぜひ書いた場合は学校単位で応募して欲しいですね。

応募資格
県内に居住または通勤・通学している方および島根県出身者
(海外県人会に所属している方を含む)

募集部門
(1) 一般の部(高校生を含む)
(2) ジュニアの部(中学生以下)

募集作品の種目と点数
短歌:1人3首以内 俳句:1人3句以内 川柳:1人3句以内
詩 :1人1篇 散文(随筆、小説、評論等):1人1篇

応募期間及び応募先
(1) 応募期間 平成29年7月1日(土)~9月4日(月)
(2) 応 募 先 島根県環境生活部文化国際課文化振興室

H29, 46回島根詩人連合総会、年刊詩集合評会(5/21)

5月21日(日)10時30分~理事会、13時~総会、その後で「島根年刊詩集45集」の合評会を予定しています。議題は事業報告、決算報告、新年度役員、予算、事業計画です。
年刊詩集には26名の詩やエッセイ、県民文化祭文芸・詩の入賞作品、さらに島根県高文連文学コンクール詩の部で入賞した6作品(邇摩高、益高、出雲高の生徒さん)も掲載しています。頒価1500円です。
総会の場所は例年のとおり大田パストラルです。駅から歩いて5,6分です。本を忘れずに持参してください。
土日は行事満載です。同じ日に、矢崎節夫氏が真浄寺で金子みすゞについて講演予定で案内をうけました。温泉津の清水大師寺では劇研「空」の山本さんや渡利章子さんたちが朗読会をします。オペラ「石見銀山」は作者の吉田知明さんが来られて舞台練習、et cetera。

H28 「しまね文芸フェスタ2016」終了(9/18江津)

第14回県民文化祭の一環行事、文芸フェスタが江津で開催されました。前日の夜は講師の難波利三さん歓迎会、翌日は講演と分科会。演題は「石見文学の可能性ー『石見小説集』について」難波さんは大田市湯里の生まれ、邇摩高校商業科第1期生。大阪で5年半の闘病中に小説を書き、『地虫』は直木賞に落ちましたが、撰者の座長だった大佛次郎さんから、「貴君の作品にはフランスのシャルル フィリップに似たところがあり、日本にはそういう作家はいない」という手紙をもらい励みになったそうです。
h28-%e9%9b%a3%e6%b3%a2%e5%88%a9%e4%b8%89-%e6%96%87%e8%8a%b8%e3%83%95%e3%82%a7%e3%82%b9%e3%82%bf%e6%b1%9f%e6%b4%a5また、藤岡大拙先生が島根での講演で、「大坂に難波という新人作家がいてそのうち直木賞をとるだろう」と言われたことをお母さんから聞いて励みになり、「島根のことを書こう」と思ったそうです。『てんのじ村』で直木賞を受賞されましたが、優れた批評家の励ましはガソリンになるのですね。石見を素材にした小説の提言もありましたが、ここでは省略します。

講演が終わって講師控室へ行き、「大田の洲浜です」と言うと、「ああ、文化協会の会報『きれんげ』にいろいろな詩を書いておられますね」と言われました。隣にいた短歌の人が、「大田の『きれんげ』はレベルが高いですね。いつも勉強になり参考にしています」。思わぬ展開と二人の言葉に驚きましたが、とても嬉しい言葉でした。まさか難波さんが読んでおられるとは思ってもいませんでした。

「第7回朗読を楽しむ」のパンフレットを渡し、大田出身の別所真紀子さんが読売文学賞を受賞されたこと、朗読で文学作品を紹介していることなどを話しました。「いいことをしておられますね。文字だけでは読んでもらえない時代ですからね」。「難波さんの石見の作品もそのうち朗読したと思っています。明治の石見の雰囲気がとてもよく出ていると思いました」というと、「そうですか。どうぞ自由に使ってください」という温かい言葉が返ってきました。

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(写真は江津市総合市民センター。おもしろいデザインですね。)

午後の詩の分科会では自作詩の朗読と合評をしました。9名(川辺、有原、洲浜、高田頼、高田節、くりす、閤田、植木、松浦)でしたが、松浦さんは出版された詩集『てっちゃんの自作歌唱集CD&松浦てつお青春詩詞』を皆さんに贈呈されました。コンサートもあちこちで開いておられます。

来年度の開催地は安来市が候補にあがっていましたが、まだ未決定です。(blog 詩の散歩道 SS)

H28 『イルティッシュ号の来た日』の難波利三氏 江津へ(9/18)

「しまね文芸フェスタ2016」は9月18日(日)江津市総合市民センターで開催されます。講演は大田市温泉津町出身の直木賞受賞作家、難波利三さんです。難波さんには『石見小説集』があり、その中には「天を突く喇叭」「イルティッシュ号の来た日」「夏の谺」など、石見を舞台にした感動的な小説が載っています。イルティッシュ号は「日露戦争の日本海海戦中、江津市の沖で難破。地元の人たちは多くのロシア兵を救助。ここには人類愛の原点があります。今でも和木ではロシアとの交流があります。

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講演は10時30分から、午後は散文、詩、俳句、短歌、川柳各部門別の交流会です。8月22日に現地実行委員会が開かれました。市長、教育長、文化協会会長も開会式に列席予定とのこと。大勢の人に来てほしいとPRにも力を入れています。どうぞ、誘い合っておいでください。前日夜は前夜祭(歓迎会)が和光ホテルで開かれます。(ブログ「詩の散歩道」「島根文芸フェスタ」すはま)

H28 「わたしのことばさがし」谷川俊太郎さんと対談(石見詩人135号)

「石見詩人」135号が発行されたのは昨年12月末でした。昨年9月、「しまね文芸フェスタ2015」で谷川俊太郎さんと対談し、劇研「空」も詩を10数編朗読しました。その記録をエッセイとして書きました。新聞にも紹介されましたので、あちこちから編集者の高田賴昌さんのところへ問い合わせや注文があったそうです。滅多にないことです。

目次 135号 (2)目次 135号 (1)

この号は、ぼくも20部近く購入して関係者へ贈りました。しかし字数が限られていましたので、簡単にしか書けませんでした。対談の記録が欲しいという人がありますので、文章を追加したり写真を入れたりして10ページにまとめてみました。これは劇研「空」の会報18号の一部にもなります。(おーい、空よ!ゲンコウヲダシテクナンショ)いつか出来上がったら、欲しい人に送ります。

では、「わたしのことばさがし」詩人 谷川俊さんとの対談を紹介します。10ページありますので、好きなところを読んでください。
H27 対談「わたしのことばさがし」 「谷川俊太郎&洲浜昌三(島根文芸フェスタ2015)

H28 文芸フェスタは江津市、講師は難波利三氏予定

3月15日、松江で平成27年度県民文化祭文芸部門第2回運営委員会と島根県文芸協会第2回理事会が開かれ、行事報告、決算、予算、行事計画など審議し了承しました。

28年度は散文部門が担当で会長は池野誠さん。「しまね文芸フェスタ2016」は9月18日(日)江津市総合市民センターで開催予定です。講師は大田市出身の直木賞受賞作家、難波利三さん。演題は「石見文学の可能性ー『石見小説集』について」。午後は分科会、前日夜は歓迎会の予定です。

文芸作品の募集は7月1日~9月5日。小説、詩、短歌、俳句、川柳の作品を募集します。表彰式は12月11日、入選作品は『島根文芸49号』に掲載されます。

以上報告です。予定の中に入れておいてください。

H27,12 島根県詩人連合会報79号発行

2015年12月22日,会報79号が発行されました。一面には井上祐介さんの詩「秋の空気」と閤田真太郎さんの「浅い海」が載っています。13回島根県民文化祭文芸作品入賞者の詩も2編掲載されています。知事賞、小林延子「挽歌」、金賞、山田明子「竹かご」。それぞれ味のある作品です。
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2~4ページに「しまね文芸フェスタ2015の成果」が特集として載っています。谷川俊太郎さんとの対談企画の経緯や概要を洲浜くんが書き、閤田真太郎さん、井上祐介さん、舛田尚世さんが対談の様子を感動を込めて書いておられます。上の遠景写真では雰囲気しか分かりませんので、読みたい人は次を見てください。といってもこれも限りなく読みにくいので、ちゃんと読みたい人は現物を読んでください。
対談1
対談2

対談3

発行所は島根県詩人連合事務局(692-0014 安来市飯南町1482 山根方)