H30 北 雅行版画展 成功裏に終わる

松江の「タウンプラザしまね」で開催されていた北 雅行先生の版画展へ8月31日に行ってきました。連日80人以上の人が来られたとか。ぼくらが言ったときには熊本から夫婦で来ておられました。

約100点展示してあり、ふるさとの風景を彫った作品がたくさんありました。教員になってから一貫してふるさとを描いてきたそうです。素晴らしい作品がたくさんありました。ぜひ行きたいと思ったのは、作品鑑賞と激励もありますが、11月末を目指して詩集発行のために出版社と作品を選考していて、表紙やカットにいい作品はないか偵察も兼ねていたのです。北さんからは、どうぞ自由に使ってください、とOKが出ました。ありがたいことです。そのつもりで見て回りました。いい出会いがありました。北さんは松江の出身ですから、どうしても松江の作品が多く、石見は限られています。でも石見銀山や石見の海岸風景もありました。石見銀山羅漢寺の反り橋です。力強い作品ですね。どの様な本にするか、カットや表紙はどうするか。これからですが、コールサック社とやり取り中。激励をのためでしょうか、3冊予約します、という人が現れました。さて実現するかどうか。今度は有言実行しなければ信用失墜です。チェスト!(ブログ 詩の散歩道 すはま )

H30 松江で「木版スケッチ-故郷を描くー」北雅行展

松江市の北 雅行さんの木版スケッチ展「郷園(ふるさと)」が、島根県庁前の「タウンプラザしまね」で開かれています。期間は、8月25日~9月1日(土)です。
北さんは美術の先生で、邇摩高校で一緒でした。バスケット部の顧問もしておられました。お互いに若かったのでよく飲む機会もあり芸術論など交わしたものです。年賀状にはいつも故郷を素材にした味のある版画が印刷されていて、毎年の賀状を、何十年も大切に保存しています。いつか詩とコラボをしたいものだと長い間憧れていました。故郷の魅力を、版画で目にすると新しい発見もあります。芸術家の目や心を通して具体化された版画から、今まで気がつかなかった美しさや懐かしさが、そこにあります。北さんをご存知の人は、松江に行かれたら、寄ってみてください。「そういうお前さんは行ったのかい?」。いやぁぁ、まだです。行きます、行きまする。行かねばならぬ訳があるのです。楽しみです。(ブログ 詩の散歩道 お知らせ 地域情報 すはま)

H30 島根県民文化祭 文芸作品募集〆切迫る9/4

俳句、短歌、川柳、詩、散文の入選作品を掲載した「島根文芸」は、昨年50号に達しました。この7月から作品を公募していましたが〆切が近づいています。9月4日です。参加資格は県内在住者、県外の島根出身者です。ジュニアー部門もありますので、詩など書いている小中学生がおられたら是非すすめてみてください。例年詩部門は20~30作品で減少傾向です。

「島根文芸フェスタ2018」は9月16日(日)浜田市「いわみーる体育館」で開催されます。講師は黛まどかさん、演題は「俳句に見る日本人のユーモアと美意識」9時30分から受付です。前日15日には鈴蘭別館で講師歓迎会があります。詩部門で希望者は是非参加してください。

先日、依頼があり「島根文芸50年」という原稿を書きましたが、発足当時から、何らかの形で係わってきました。しかし当初は錚々たる詩人や書き手がたくさんおられましたが、現存者は少なくなり、その上若い書き手は少数で、この先が思いやられます。どの分野でも大きな課題です。作品応募者が増加していけば少しは希望も見えてくるのですが。時代は活字離れ、文学離れの坂道を転げているかのようです。でも興味がある人は是非応募してください。(ブログ 詩の散歩道 島根県詩人連合 文芸フェスタ すはま 20180817)

H30,「木でつなごう 人と森との縁の輪」(’20全国植樹祭)

2020年に三瓶北の原で第71回全国植樹祭が開催されます。昭和46年に22回植樹祭が同じ場所で開かれました。当時植えられた松も大きくなっています。大会テーマのキャッチフレーズを植樹祭島根県実行委員会で募集していましたが、724点集まり、数回の審査の結果「木でつなごう 人と森との縁(えにし)の輪」に決定しました。蓋をあけてみると、作者は大田市の吉田隆博さん!
「伐って、使って、植えて、育てる」という人と木と森との関係や循環をとてもうまく表現されました。いいフレーズがたくさんありましたが、選考委員会でも高い評価で決定しました。先日テレビで受賞式が報道されました。おめでとうございます!現在はシンボルマークの募集が終わり、審査が始まります。

また三瓶が全国的に注目されます。楽しみですね。
(ブログ 詩の散歩道 地域情報 すはま)

H30 「ますだ演劇祭」観劇記(5/20)

1018,5,20 益田市のグラントワで「ますだ演劇祭」が開かれました。


上演した上演団体は次の通りです。

①浜田高校演劇部「渡る異界はクズばかり」 作・ピクト
②石見国くにびき十八座「この道をつないで」作・金田サダ子
③明誠高校演劇部「七人の部長」 作・越智優 潤色・渡辺聖梨 演出・熊谷莉緒 渡辺聖梨
④劇団ハタチ族「跳べ、守護神!」作・土橋淳志 演出・西藤将人
⑤市民演劇集団「ドリームカンパニー」「私の黄色いハンカチ」作・大畑喜彦

「誉め合いや、ただのイベントで満足するのではなく劇評をお願いします」と、実行委員の1人・ハナモト彩音さんの声掛けで、当日は劇研「空」の山本くんと観劇に行きました。10ページの観劇記はすでに送りましたが、読めない人もありますので、PDFで紹介します。興味のある人はどうぞ。

H30、観劇記 「ますだ演劇祭観劇記」5月20日 グラントワ

第二回があるかどうか未定ですが、張り切っておられます。おつかれさまでした。
(ブログ 詩の散歩道 観劇 すはま)

H30, 島根の詩誌 「光年」終刊「践草詩舎」創刊

出雲と松江の同人を中心に発行されていた伝統のある詩誌・「光年」が平成17年3月、60年の歴史を閉じました。1956年に創刊、151号が終刊号でした。最後の発行者は坂口簾さんでした。

田村のり子さんが、昨年5月24日に山陰中央新報に寄稿されましたので(「島根年間詩集 」46集にも掲載)、その冒頭を紹介します。

「詩誌『光年』が喜多行二氏を中心として坂口簾、河原立男3氏により出雲で創刊されたのは1956年のことであった。以来多彩な同人を迎えかつ喪いながらも不変の孤高高邁な志と方法論を掲げ、万事旧弊の山陰の文化風土に刺激と活気をを与え続けて17年3月、151号を終刊号として詩誌の幕を閉じた。生前ついに個人詩集をもたなかった喜多行二のため光年の会による『喜多行二全詩集成』(坂口簾編集417頁)も同時に刊行成就、完結は完璧となった ~ 以下略~」
上の写真は、「喜多行二全詩集成」417ページ。喜多さんの全詩が掲載されています。大変な編集作業だったことでしょう。最後のページに坂口さんが、略歴を書いておらます。
坂口さんは、新たに、「すとうやすお」さんを代表として創刊された「践草詩舎」に「喜多行二論素描」を執筆、連載中です。現在3号まで発行されていますが、綿密で本格的な評論です。

「践草詩舎」が創刊された時、依頼があって、山陰中央新報に紹介文を書きました。
H29,10 新聞書評「践草詩舎」創刊 山陰中央新報

一般の人に詩が読まれず、詩を書く人は高齢化し、詩を書く若い人がほとんどいないのが現状です。「光年」の終刊は、他人事ではありませぬ。明日は?来年は?

詩が好きな人、詩を書いてみようと思っている人。おられたら「石見詩人」「山陰詩人」「践草詩舎」「島根年刊詩集」を読んでみてください。5月27日に大田市のパストラルで島根県詩人連合総会を開きました。出席者は少数でしたが、熱心な人が新たに参加され、とても心強く、励みになりました。(ブログ 詩の散歩道 詩集紹介 すはま )

H30 詩「はるかな土地の記憶」出雲國風土記より(「詩と思想」5月号)

2018年㋄号で月刊誌「詩と思想」が、「私の記憶/風景」という詩の特集を組みました。作品と写真の原稿依頼があり、私的な記憶より,「出雲國風土記」を読んだ時の不思議な感覚がずーっと記憶に残ってたので、その原文を中心に据えて詩らしきものを書いてみました。
「出雲國風土記」は、713年に元明天皇から報告を命じられ、20年後の733年に完成しています。当時は「解」と呼ばれ、平安時代になって「風土記」と呼ばれるようになったそうですが、奈良から来た役人ではなく出雲の人間が書いていますので、奥深さがあります。初めの方に出てくる「くにびき神話」の文章を読めば圧倒されます。大空から眺めたような宇宙的な視座、遥か7千年前には今の平野は海で、島根半島が遠くに島のように浮かんでいた記憶、斐伊川の土砂で海が狭くなっていった記憶などなど、遥かな記憶が底に揺らめいています。そして何よりも当時は朗誦したと思える口調やリズムの素晴らしさ。それが歌謡のように4回繰り返されます。

原文のすばらしさを味わってほしくて、詩の形式で書いた変な詩です。次のPDFにコピーがあります。
H30,5 詩「はるかな土地の記憶」詩と思想5月号
写真は、大社の稲佐の浜から、園の長浜、遠くに佐比売山(三瓶山)を遠望したものです。当時この白い砂浜は、三瓶山から延々と伸びて日御碕の半島をつなぐ帯のように見えたことでしょう。発想がステキです。(ブログ 詩の散歩道 試作品 すはま)

H30,4 観劇記「コーヒーと共に生きた男 三浦義武」

3月24、25日、浜田の石央ホールで上演された創作劇「コーヒーと共に生きた男 三浦義武」の劇評を頼まれていましたが、4月12日の山陰中央新報文化欄に掲載されました。字数が限られていますので、十分なことは書けませんでしたが、参考になればと思います。劇や小説など文学作品は100人いれば、100人の感想があります。この劇評もあくまでone of themです。これじゃ読めませんよね。字が小さし上にボケている。PDFで紹介します。

H30,4 新聞 観劇記「コーヒーと共に生きた男 三浦義武」山陰中央新報_

当日のプログラムを記録として風景写真で紹介します。

公演前にもブログで紹介しましたが、脚本、演出の美崎さんは、浜田高校演劇部が全盛期時代、昭和56年に「オズの魔法使い」を演出、出演して全国大会へ出場しました。高校演劇ではまだミュージカルなど上演しない時代でした。舞台上で大勢のアンサンブルを見事に振り付けて演出する力量は当時から身についていたものでしょう。「ベテランと一緒に初めて舞台に立つ人もいると思うけど、どのように演技指導しているんですか」と聞いたら、「その人の持ち味を生かすようにしています」との答え。なーほどな、と感心しました。

アンサンブルの処理の見事さという点では、この公演の一週間後に雲南市のチェリヴァホールで上演された創作劇「水底平家」(亀尾佳宏 作、演出)にも感心しました。次々と展開されるシーンで大勢の武士を見事にさばいていき、劇の流れをうまく演出していました。我が劇研「空」の山本くんも出演しましたが、キリッ!と引き締まったセリフは場面も引き締めましたね。濃密な時間が流れる舞台に圧倒されました。

石見と雲南で同時期に素晴らしい創作劇が上演されました。みなさん、おつかれさまでした。(ブログ 詩の散歩道 観劇 すはま)

H30,3 消えていく三江線

連日、地方新聞では三江線廃止の記事を載せています。今日、3月31日がラストランです。汽車は満員で乗れない人もたくさんいることでしょう。儲けにならない地方の汽車は次々と廃止されていきます。人口が増える時の勢いでつくられた昭和の遺産は、次々と消えていきます。

山陰中央新報から文化欄で「三江線の記憶」というタイトルで原稿を求められました。岩町功先生、日和聡子さんの文章が3月6,7,8に掲載されました。読みたいけど県外にいるので読めない、という人たちがいましたので、PDFで紹介します。

H30,3 「三江線の記憶」山陰中央新報

これから雲南へ「水底平家」を観劇にいくところですが、詩を一篇作ってみました。まだ推敲不足ですが、メモリアルポエムです。

消えていく三江線
洲浜昌三
中国太郎と呼ばれた
中国地方一の大河 江の川

汽車は 豊かな大河と共にゆっくり走る
カタカタ カタカタ カタカタ

大河の源流は広島の北 阿佐山だという
中国山地の真ん中にどっしりと横たわり
優しい大きな曲線で広い空を切る

カタカタ カタカタ カタカタ
汽車は山桜が点在する新緑の中を ゆっくり走る
山を抜け 谷を越え 鉄橋を渡って ゆっくり走る

川は中国山地をくねくねと横切って北上し
日本海の河口・江津まで194キロの谷間を
滔々と流れる

秋には色艶やかな紅葉の中を ゆっくり走る
山里に赤瓦の屋根が照る村や町の中を ゆっくり走る
山紫水明 日本の原風景の中を ゆっくり走る
カタカタ カタカタ カタカタ

平成30年3月31日
今日がラスト ラン 明日から廃線だという

三江線の汽車は 山紫水明 日本の原風景の中を
大河の清流に沿い 大河を横切り 山を抜け 谷を越え
いつまでも ぼくの中で ゆっくり走る
カタカタ カタカタ カタカタ

H30、しまね文芸フェスタ 浜田市で開催予定(9/16)

「文芸フェスタ2018」は、浜田市の「いわみーる」で9月16日(日)に開催予定です。3月16日に松江で第二回運営委員会、文芸協会理事会が開かれ了承されました。担当部門は俳句。午前の講演の講師は、黛 まどか氏の予定です。午後は部門別交流会です。秋は文化体育行事のラッシュです。早めにお知らせします。詳細は、5月の運営委員会で決まります。

浜田では前回、平成22年に詩部門が担当して県立大学で実施しました。講師は京大学大学院総合文化研究科教授、小森陽一先生、演題は「21世紀に読む鷗外・漱石」。とても示唆に富む話でした。前夜祭も盛大でした。

今回の黛さんの講演も楽しみです。

玄関に活けてあった花です。名前は知りませんでしたが、お客さんが、「わー、ステキな花。わびすけですね。大好きな花です」と言われたので、侘助と知りました。文芸フェスタと無関係です。(ブログ 詩の散歩道 文芸フェスタ すはま)