H29, 第24回Milky-Wayコンサート

7月15日、大田市民会館で「Milky-Wayコンサート」が開かれ聞きに行きました。市内のコーラスグループが懐かしい歌やオペラ「石見銀山」で歌われた曲を披露されました。(フィナーレで「花が咲く」を全員で合唱、夏の夜のさわやかなひとときを閉じました)

出演団体:「オペラ「石見銀山」を歌う会有志・大田市少年少女合唱団」「コーラスなでしこ・きれんげ・コールシエスタ」「フレンズ”彩”」「ヴォーカル ディスコース」(唯一の貴重な男性合唱団です)「サウンド・コラージュ」「女性コーラス花音」(今年も全国大会へいかれるそうです)

二部は琴、篠笛、ギター、ピアノ、コントラバスの演奏で、テノール歌手・大畑和樹さんの語りと歌で構成された舞台でした。琴がハープに近い音を奏で、篠笛がフルートのように聞こえ、西洋音楽のオペラ「蝶々夫人」なども違和感がなく、大畑さんの力強いテノールを引き立てました。

この定例コンサートも24回目です。今まで何回かこのブログで紹介しています。今年はちょっと地味な感じがしましたが、でも地に着いたさわやかな印象を受けて会館をあとにしました。
(ブログ 詩の散歩道 地域情報 すはま)

H29, 独創的な新作オペラ「石見銀山」大田で誕生(観劇記)

7月2日、大田市民会館大ホールでオペラ「石見銀山」が昼夜2回上演されました。いずれも満席、終わると何度もカーテンコール、お客さんは大きな拍手とスタンディングオベーションで感動と感謝を舞台へ届けました。(ここで感動的な舞台写真を紹介したいところですが、できないので、世間に流布済みのチラシでどうぞ!)

石見銀山世界遺産登録10周年記念事業として実行委員会が結成され、オペラユニット「レジェンド」の皆さんの絶大な協力によって生まれたオペラです。日本で生まれたオペラは多くありません。作曲、脚本、オーケストラ、舞台美術、歌手、ホール、経費等々、難問の山だからです。それだけに作曲家、脚本家にとってオペラ創作は悲願だそうです。その悲願が石見銀山を舞台にして実現したわけですから、大田市にとっても大きなcultural heritageです。

昨年、オペラに石見神楽を取り入れる、と聞いた時、どうなるかと危惧しました。今まで劇に神楽を取り入れた舞台を見たことがありますが、みな付け添えでした。しかしこのオペラは神楽を中心に据えて創作されました。テーマの中心や周辺で神楽が重要な働きをしていました。この点について大屋神楽代表の松原さんも感心しておられました。脚本の吉田知明さんは真正面から堂々と取り組まれたのです。(神楽の場面は、銀山の鉱夫たちがお祭りで石見神楽を観て楽しむ、という場面だけと思っていた人が多いのではないでしょうか。制作者にも練習にも、その方がはるかに楽です)

事務局長の谷本さんから電話があって、4月初旬から演技やセリフに関してほんの少し係わったのですが、学ぶことがたくさんありました。台本は385ページ!楽譜や歌詞や総てのことが書き込まれています。あちこちにあるセリフや時間の流れも、すべて音節最優先です。「ここでもっと間をとってください」などと言ったら、流れやテンポが台無しです。花音の皆さんを中心にした合唱はかなり仕上がっていました。しかしあちこちにある劇に近いセリフ、40人近い鉱夫たちの舞台での集団演技。それは単純で簡単そうに見えても、とても難しい。振り付けの嘉田さんは東京の中村さんとメールでやりとりしながらノートにメモして頑張っておられました。現地にこういう人がいないと、積み重ねた練習が振り出しのもどります。音楽の指導者をはじめスタッフの皆さんの大奮闘に頭が下がりました。

(練習中の舞台。手前は山陰フィルハーモニー管弦楽団 指揮は中村匡宏さん)

練習中の中村匡宏さんの「一瞬一瞬を、つまらないとは思わせないようにする」といわれた言葉が、度重なる練習を通して本番の舞台で実現したのを目の当たりにしました。
石見銀山の民謡やそれを基調にした音楽や歌も素敵でした。今でもふと気がつけば、メロディや歌が耳で響いていて、驚くことがあります。衣装や舞台装置も素敵でした。最初、鉱山の女性労働者に白い衣装?と一瞬思いましたが、ナールホド、とその舞台上での効果に感心しました。

オペラがクライマックスを過ぎると、何故か「魂の救済」という心情が伝わってきました。古来からの純粋に日本的な魂の救済ですが、オペラの本家である西洋の人たちの目には不思議な魅力があるのではないかと思いました。科学的、合理的ではない未知の不思議な世界です。9月25日には新国立劇場で上演予定で、チケットは完売だそうです。今後の発展が楽しみです。すばらしいオペラをありがとうございました。おつかれさまでした。東京公演、成功を確信しています。

追記 参考までに:
脚本について数名の人から疑問や質問がありましたので、参考までに記しておきます。
島根県史資料編に「おべに孫右衛門ゑんき」が掲載されています。その中に次のように書かれています。(「清水寺天地院縁起」にもほぼ同様な記述があります。「石見八重葎」にも)

『おべに孫右衛門ゑんき』(一名『銀山旧記』)
石州仁万郡佐摩村白銀掘り初る事
大永六年丁亥三月廿三日ニ山人仕候、
此白銀仕始る者ハ、雲州田儀三島清右衛門殿、大工をつれ来る事、
雲州杵築の内鷺の銅山より下り申候、
大工吉田与三右衛門殿、同藤左衛門殿、おべに孫右衛門殿三人頭として銀を掘申候
大永八年八月十八日おべに孫右衛門殿事を山の敷ニて打果し候、然ル処に吉田与三右衛門殿、同藤左衛門殿、両大工に罷成候、左様二候処、孫右衛門両大工に種々崇をなし候而、 今の山神の脇ニ社を立置候、妻の山神と申すハ是なり、

大屋神楽の創作神楽「於紅谷」のあらすじ:
与三右衛門の妻・「お高」は、孫右衛門に恋心を抱いた。そのため孫左衛門は吉田兄弟に殺され、お高も自害。怨念から竜蛇になって祟(たた)り、銀山には災いがつづき銀の産出量も減少。見かねた大山津見命が竜蛇を退治し、お高の怨念を払い孫右衛門の御霊を土山津見命と讃え、お高と共に祀り、銀山に平穏がもどった。

「孫右衛門縁起」には「お高」という女性は出て来ません。『新 石見銀山物語』を執筆された故・石村勝郎さんが、原典からイメージをふくらませ、お高という女性を創作、6ページにわたって悲恋と怨念、救済の物語を書かれました。大屋神樂の「於紅谷」は、これを参考にして創作されたものです。男女の怨念という普遍性や現代性もあり、魅力的な創作神楽です。

石村勝郎さんの本は十数冊本棚にありますが、いつも利用させてもらっています。新聞記者で郷土史家でもありましたが、詩人でもありましたので、歴史的記述のなかに、あちこちで空想的な物語が入り込んでいます。実証的でないという人もいますが、僕には石村さんの自由な発想がとても面白く、物語の核となり、広がっていきます。石村さんの功績を忘れてはいけない、という思いで、長々と書きました。たいくつさまでした。(e? taikutusinai? kokomade yomu hitowa oran. souka, soudane)(ブログ 詩の散歩道 観劇記 地域情報)

 

 

H29, 46回島根詩人連合総会、年刊詩集合評会(5/21)

5月21日(日)10時30分~理事会、13時~総会、その後で「島根年刊詩集45集」の合評会を予定しています。議題は事業報告、決算報告、新年度役員、予算、事業計画です。
年刊詩集には26名の詩やエッセイ、県民文化祭文芸・詩の入賞作品、さらに島根県高文連文学コンクール詩の部で入賞した6作品(邇摩高、益高、出雲高の生徒さん)も掲載しています。頒価1500円です。
総会の場所は例年のとおり大田パストラルです。駅から歩いて5,6分です。本を忘れずに持参してください。
土日は行事満載です。同じ日に、矢崎節夫氏が真浄寺で金子みすゞについて講演予定で案内をうけました。温泉津の清水大師寺では劇研「空」の山本さんや渡利章子さんたちが朗読会をします。オペラ「石見銀山」は作者の吉田知明さんが来られて舞台練習、et cetera。

H29 大田市波根で現代劇『ちゃんぽん』上演(観劇記)

5/14、波根町で『ちゃんぽん』(ユン・ジョンファン作、津川泉訳、演出・金築秀幸)が上演されました。チラシに「ニルソンカフェ」で上演とありましたが、旧石原旅館の舞台付き広間でした。カフェは同じ屋敷内にあります。旧旅館は、以前何回か行ったことのある懐かしい場所ですが、久しぶりに行ったので行きすぎて迷い、引き返して人に尋ねて、やっとたどり着きました。波根駅のすぐ近くでした。

なんといっても嬉しかったのは、劇場やホールではなく、普通の広間で現代劇を上演されたことです。会場を貸し出されたヒラタさん、上演を決意された劇団フレンズ装置の皆さんの心意気に感銘を受けました。ホールなどで上演すれば大金が必要です。前売り券も何千円になり、事務的な仕事や苦労も倍増。長続きしません。気軽に発表出来る場が必要です。「飲み物や食べ物は厳禁です」ではなく、「ビールでも飲みながら観劇してください」と、入口で飲み物や菓子類も販売されていました。いいですね。本来日本の地芝居は石見神楽と同じです。観客と共に楽しむ場です。うまく演じれば自ずと観客は静かになります。

脚本は韓国戯曲作家協会戯曲部門新人文学賞を受賞した作品で、多数の死傷者がでた1980年5月の光州事件を素材にした劇ですが、政治的な大事件を、「春来園」という小さな料理店で働く庶民の立場で、うまく絡ませて描いていました。店主ジャンノと恋人ミラン、ジャンノの妹で店員ジナ、その恋人マンシク。ケンカもしながら、みな普通のささやかな夢を持って生きていますが、次々と大事件に巻き込まれていきます。突拍子もないマンガチックな場面も多いのですが、それを重ねて、「普通の夢が失われていく悲しさ」を舞台にあぶり出していきます。三人を失った店主のジャンノが回想するラストシーンは感動的でした。ジャンノの目にも涙があふれていました。好演でした!

劇というものは、あくまでフィクションで作り物で嘘ですが、その「嘘」から「真実」(うそからまこと)を創り出すのも劇です。おもしろおかしく奇想天外なフィクションを積み重ねてお客さんを楽しませて引っ張り、その中から一つの真実を紡ぎ出し突きつける ー そのうまさを見た気がしました。

劇では、劇への切り換えがなんとなく進んだことや、出だしの演技やセリフにも日常性がありすぎて、普通の人が劇じみたことをしている感じがしましたが、ストーリーが展開しテーマとのからみが見えてくるにつれて、だんだん迫真力が出てきて、それぞれの人物にも血の通った人間性が見えてきて、展開とともにそれが統合され、最後は感動的でした。発声や滑舌にはちょっと個人差がありましたが、スピーデーにセリフ喋り、言葉がわかる点ではかなり練習を積み重ねておられると思いました。

出雲や雲南では、最近特に、若い人たちの演劇活動が活発になりましたね。その余波が津波のように波根まできたのでしょう。大田よ!どがするだ。

帰るときに、ヒラタさんが、「ここで朗読をやりませんか」と声をかけられました。そのうちニルソンカフェへ行ってゆっくりコヒーでもビールでも味わいながら話してみましょう。

みなさん、おつかれさまでした。いろいろな意味でとても刺激になりました。ありがとうございました。
(ブログ 詩の散歩道 観劇記 すはま)

詩「父がくれた腕時計」

大田市文化協会会報「きれんげ」118号がでました。8ページの冊子ですが、充実しています。表紙にはオペラ「石見銀山」の事務局を担当して頑張っておられる谷本由香子さんが、「清水の舞台から飛び降りる覚悟で」引き受けられた思いを書いておられます。石賀 了さんの井戸平左衛門頌徳碑シリーズは24回目です。石見銀山資料館の藤原雄高さんが、平左衛門の事績を執筆。23回になります。「人」では五十猛の童謡詞作家、佐々木寿信さんの活躍が紹介されています。すはまくんが詩を発表しています。

「父がくれた腕時計」 洲 浜 昌 三

「進学したけりゃ自分で自由に行ってくれ」

六人も子どもがいて
五反百姓の大工では
自由が最大の遺産だったのだろう

それでも大学に合格すると入学金を工面し
お祝いに腕時計を買ってくれた
村ではまだ腕時計は珍しい時代だった

新宿の夜景が見えるバラック建ての部屋で自炊し
金がないときは一週間も米に醤油を掛けて食べ
口がカラカラになったこともあった

ある時は十円玉を求めて畳の間まで捜した
飯田橋駅から小岩まで四十円
そこに行けばやさしい義姉(あね)がいる

初めて質屋へ行き 腕時計を見せ
「五百円貸してください」というと
即座に返事が返ってきた 「駄目です」

「じゃ百円でいいです」
一気に決着を付けるために大幅に譲歩すると
「こんな時計ではねぇ」

「四十円」と言おうとしたら
何かが言葉をさえぎり
そのまま無言で店を出た

後に母に話したら 母が言った
「東京じゃ時計がいるだろういうて
広島まで行って質屋で買いんさったんよ
入学金は大工賃の前借り 半年分のね」

(ブログ 詩の散歩道 より)

 

H29, 「今年も木蓮が咲いたよ」


誕生日おめでとう!記念樹の木蓮が美事な花をつけましたので、写真と一緒に詩を送ります。

DSC07776 (2)

「今年も木蓮が咲いたよ」
洲 浜 昌 三

雪が消えた裏庭の片隅に
今年も真っ白い木蓮が咲いたよ

池に咲く高貴な蓮(はす)の姿で
早春の青空に浮かんでいる

      きれいだね
      りんとしているね

遠い遠い旅をして
あなたが生まれてきた時の記念の樹

太古の昔 中国から渡ってきた
地球最古の樹

      たんせいだね
      きぜんとしているね

気品も優雅さも失わず
どうして生きてきたんだろうね

氷河や火山をくぐり抜け
一億年前の美しい姿で立っている

(20年前、イーシャオ君の誕生日の記念に木蓮を植えました。花は清純で清楚で脆弱そうに見えるのに、強い樹ですね。少々枝を切ってもたくましく伸びてきます。気品があり優雅だけど一億年も生き延びてきたのです。すばらしい樹です。中国大陸から来た樹だそうです。お釈迦様のハスの花とそっくりなので、「木に咲く蓮」となったんだそうです。ブログ 詩の散歩道)

H29,2 日和聡子さん朔太郎賞受賞記念公演

日和聡子さんが第24回萩原朔太郎賞を詩集『砂文』で受賞。このことはすでにこのブログで紹介しましたが、受賞を記念して前橋文学館で1月15日~3月14日まで特別展が開催されました。今までの詩や小説の「日和聡子ワールド」をさまざまな資料で紹介しました。2月25日には日和さんの記念公演も開催されました。たまたま島根県立図書館へ行ったとき、チラシが2枚だけ残っていていました。(ボクヲマッテイタトシカオモエナイ)さすがプロの作成。トテモとてもステキなので紹介します。
H29 日和聡子『新潮』113号に5人の詩人の選評が載っています。松浦寿輝氏の一節を紹介しましょう。「土俗的世界へ向けて創造力を羽ばたかせ、無名の者たちがうごめく集合的想像力の古層をさまよう。フォークロアの断片が縦横に行き交い、近代が置き去りにした共同体の闇に、また共同体間の間隙に、昏く強い言葉を与えようとしている」。とても示唆に富んだ的確な言葉に感銘を受けました。

山陰中央新報の明窓欄でも珍しく詩を取り上げていました。ちょっと紹介させていただきましょう。読みたい人は図書館でどうぞ。

DSC07699DSC07700確かに、平田俊子さん、日和さんともに島根の生まれで詩人として大賞を受賞されました。昨年は大田市出身の別所真紀子さんも読売文学賞受賞!上の文章に、別所さんの名前も載せて欲しかったな。別所さんは現在は小説や俳諧の評論が中心ですが、出発は詩です。いずれにしても、おめでとうございます。ますますの活躍が楽しみです。(ブログ 詩の散歩道 すはま)

H29,3/26 出雲高演劇部OB現代劇公演(お知らせ)

3月26日、ビッグハート出雲で意欲的な現代劇が上演されます。題は『青のフィラメント』(いとうけいすけ作・演出)です。上演するのは「パルメザンチーム」。出雲高校演劇部で全国大会にも出場した3人の大学生が結成した演劇集団です。14時~、18時~、2回上演されます。大人1000円。
青のフィラメント 裏
前回の『僕たちは、劇の中で』を観劇にいきましたが、若者の意識の世界を舞台化した抽象的な会話劇でしたが、とても新鮮でした。島根でこのような現代劇を観る機会はほとんどありませんし、演劇を専攻している大学生が、どんな意識で劇を創ろうとしているかに触れて学ぶところが多々ありました。
昨年春の公演をブログで紹介していました。興味があれば、どうぞ。
http://stagebox.sakura.ne.jp/blog/2016/03/16/h28318-ビッグハート出雲で若者3人舞台創作劇/

山陰中央新報でも紹介していました。この前は松江地区、出雲地区の高校演劇発表会も取り上げています。ありがたいことですね。今年になって文化欄でも郷土の出版詩誌を紹介しています。長い間無かったことです。要望もしていましたが、何十年振りの復活です。PRとしても記録としても、とても貴重です。うれしいことです。

DSC07752問い合わせは、パルメザンチーム 090-5261-9395(いとう)です。

H29,3 高校演劇松江、出雲地区合同公演(案内)

島根高校演劇事務局から案内がきました。松江地区合同公演は3月19日しいのみシアターで、出雲地区合同公演は25日ビッグハート出雲で開催されます。チラシをどうぞ。松江地区は22回、出雲地区は15回。貴重な歴史を重ねてきました。この合同公演で切磋琢磨しレベルを上げてきたのでしょう。
H28出雲合同公演チラシ

演出、演技、感動、面白さなど中国地区でもハイレベルな舞台はきっと観客を飽きさせないことでしょう。プロにはない新鮮な舞台を楽しんでください。今日の山陰中央新報でも写真入りで詳しく紹介しています。(オマエサンイクノダロウナ。ソレガ、ヤマタノオロチとカサナッテ。ゴメン)

H28松江地区合同公演チラシ

H28 県民文化祭文芸作品表彰式 『島根文芸』49号発行

12月11日、松江で今年度の文芸作品入賞者の表彰式が行dsc07607われ、『島根文芸』49号が手渡されました。入賞作品や選評、招待作品、各文芸分野の今年の活動状況などが掲載された202ページの本です。
今年度は散文部門が担当で池野 誠会長が挨拶をされたあと、短歌、俳句、川柳、詩、散文、の入賞者へ賞状が手渡されました。短歌の知事賞は宇津田テツミさん、金賞が服部絹代さん。共に邑南町、詩では佐田光子さんが邑南町。わが生地ですから、ウレシイ。では大田は?・・・ナ・・・イ・・サビ・・シイ・・ネ・・。
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詩部門の入賞者です。金築さん、細木さん、佐田さん、佐藤さん、有原さん、稲田さん、ジュニア-部門では邑南町の日貫小学校のみなさんが作品を寄せてくれました。伸び伸びと書いたいい詩でした。ぜひ来年も応募してください。一般の応募数は24編。この倍くらいあるとうれしいのですが。

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短歌や川柳をやっている人たちが詩を書きたくなって応募されるケースが多いようです。俳句や短歌は字数制限という厚い壁と闘って思いを表現する形式ですが、詩は形式が自由ですから、束縛なしで思いを表現してみたくなる気持ちはよく分かります。金築さんは川柳の大家ですが、川柳の批判精神は詩に通じるところがあるのでしょう。いつもリアリティのある心に響く詩を書かれます。それぞれの作品は生活の中で出会った感動や悲しみ、喜び、感慨を書いたものが多いのですが、実感から生まれた詩は心を打つものがあります。

dsc07610 分科会では受賞者の皆さんと、詩人連合の川辺、閤田、有原、洲浜で合評会を開きました。今年は入選作品のなかにも特徴と力量がある作品があり、率直に意見を述べ合うなかで、お互いに学ぶことがたくさんありました。dsc07609作品を読みたい人は島根県文化国際課文化振興室(0852-22-6776)へ申し込んでください。定価は1000円です。過年度の本も年度によっては残部があるかもしれません。

来年もぜひ応募してください。小中学生は個人で応募するケースはほとんどありませんので、ぜひ学校で取り組んで応募してくださることを期待しています。〆切は7月1日~9月初旬(例年)です。(ブログ「詩の散歩道」島根文芸フェスタなど すはま)