H31 音楽劇『琴の鳴る浜』初の荒通し稽古(1/13)

新年になって初めての稽古が1月11~13日、大田市民会館大ホールの舞台で行われました。13日(日)には、音楽の生演奏(琴、尺八、びわ、バイオリン、チェロ、ピアノ、ギター、シンセサイザー)で、東京から来られた演出家・三浦さんの指導のもとに合唱や演技の荒通し稽古が行われました。
風邪や仕事などで来られない人もありましたが代役で、1時間47分(だったかな?)の荒通しは無事終わりました。あと2ヶ月半ありますが、この時期にここまで進んでいれば見通しはgoo(dは無声化)ですね。子供たちは完全にセリフを覚えていて、三浦さんも感心しておられました。台詞が入っているので動きがとても自由で自然でした。
音楽は24曲(だったかな?)もあり、舞台の動きに合わせて演奏しなければいけないので、大変だろうな、とおもいましたが、すべて長坂先生の作曲。素晴らしいメロディーで、胸が熱くなるときもありました。そのうちPRも兼ねて、人麻呂の歌を一曲動画で紹介するかも。「この中にプロの松浦さんが入って演技し歌われると、豊潤で感動的な舞台になりますね」と三浦さんへ言いました。三浦さんは、「いろいろ注文を出しても、みんな前向きに受け止め工夫してくださるので、それがとてもうれしい」と言われました。確かにそうですね。言われた通りに演技するのではなく、その人の内面から出てくる創意工夫がないと人物は活きてきません。三浦さんの言葉は、とてもうれしい言葉でした。
前回2度の公演のときは、いろいろな条件があり、劇中心の音楽劇でしたが、今回は、ソプラノ歌手・松浦麗さんが主役として参加されるので、かなりミュージカルの要素を取り入れた舞台になります。

上の花の写真は「琴の鳴る浜」と何の関係もありませぬ。遠景舞台写真1枚では淋しいので庭の花を移し(写し?)ただけです。
(ブログ 劇研「空」 お知らせ 地域情報 活動報告 20190117すはま)

H31 「琴の鳴る浜」チケット販売、練習予定(1月~本番)

音楽劇「琴の鳴る浜」は、11月11日に結団式を終え、金、土、日を中心に練習を重ねてきました。大田市内のあちこちにチラシが置いてあり、ポスターも完成しました。12月中旬からチケットの販売も開始。チラシを郵送してPRしていますが、チケットが欲しいという人が市内や県外からもTELがあります。連絡していただくと、郵送します。代金は当日窓口払い、という方法もあります。一回限りの公演ですから、好評につき完売!という事態も考えられます(オドシサクセン?)
次の写真は、結団式後の練習風景です。結団式には、佐藤万里さん、三浦克也さん、主役・琴姫役のソプラノ歌手・松浦麗さん、作曲、演奏、指揮の長坂行博さん、原作台本と作詞の洲浜昌三も出席して、挨拶をしました。
1月から3月の本番までの練習予定をお知らせしておきます。

音楽劇 「琴の鳴る浜」1月~3月の稽古予定
1月
1/11(金)19時~21時 大ホール(役者)
1/12(土) 9時~21時 大ホール(役者)
1/13(日)9時~16時 大ホール(全員)
1/18(金)19時~21時 市民センター(役者)
1/19(土)19時~21時 市民センター(役者)
1/13(日)9時~16時 大ホール(全員)
1/26(土)19時~21時 大ホール(役者)

2/1(金)19時~21時 大ホール(役者)
2/2(土)19時~21時 大ホール(全員)
2/3(日)19時~21時 大ホール(全員)
2/11(月)10時~17時 大ホール(全員)
2/15(金) 9時~21時 大ホール(全員)
2/16(土)10時~21時 大ホール(全員)通し稽古
2/17(日)10時~16時 大ホール(役者)リハーサル(交流会)
2/21(木)1 9時~21時 大ホール(役者)
2/26(火)大ホール舞台準備
2/27(水)19時~21時 大ホール(役者)

3/1(金) 19時~21時 大ホール(全員)
3/2(土)10時~21時 大ホール(全員)リハーサル
3/3(日)10時~16時 大ホール(全員)リハーサル
3/4(月) 大ホール
3/5(火)19時~22時 大ホール(役者)
3/6(水)19時~21時 大ホール(全員)
3/8(金) 9時~21時 大ホール(全員)
3/9(土)10時~21時 大ホール(全員)通しリハーサル
3/10(日)本番!開場14:30  開演15:00

劇研「空」は、吉川礼子、松本由香里が舞台に立ちます。松本、山本は実行委員です。洲浜は今回無役ですが、裏の裏役としてPRとチケット販売に協力します。チケットが欲しい人は、空のメンバーも販売しています。どうぞ声をかけてください。
(ブログ 劇研空 お知らせ 活動報告 20190111すはま) 

 

H30 大田三中 文化祭で全校演劇発表(10/27)

今年も大田三中は全校で演劇に取り組み、27日(土)に発表します。脚本『ヌチドタカラ」が決まり、全校生(約30人)がキャストやスタッフとして参加し、話し合いながら練習してきました。劇研「空」は15日、そして先日24日に松本、吉川、洲浜が援助に行きました。みなさん吸収力が早く、頑張っています。
演劇は手間や時間がかかり指導も大変なので、最近では小中学校で取り組むところがほとんどありませんが、一人ひとりが個性を生かして協力して創り上げるという点で、とても人間教育には有効です。三中には照明器具も釣込んであり、6回路の調光器もあり、先生方の教育的配慮が感じられます。

文化祭では、弁論発表、英語のrecitation発表、ビブリオバトル、演劇発表、マジックショー、ダンス発表、全校合唱発表、吹奏楽部演奏など8時半から12時まで多彩な舞台発表が計画されていて驚きました。全校で約30人ですから、何役もこなさないといけません。みんなで、助け合い協力して創り上げていかないと間に合いません。今年もきっと素敵な発表が見られることでしょう。見学は自由だそうです。

今日のテレビでは、いじめが更に増えているという発表がありました。個性を認め合い協力して創り上げていく場や機会を作って行けば、自然にいじめなどなくなると思うのですが‥‥。(劇研「空」ブログ お知らせ 活動報告 20181025 すはま)

H30 第9回「朗読を楽しむ」人麻呂や古事記です(9/15)

9月15日(土)大田市民会館中ホールで、第9回「朗読を楽しむ」を開催します。今まで毎回、名作や古典と共に、郷土の作品や作者、郷土を素材にした創作を取り上げてきました。今回は、柿本人麻呂の長歌や和歌、古事記の中から、島根に関係ある箇所を中心に取り上げてみました。(昨年は石見銀山を素材にした詩や民話などを取り上げました)
古事記はなんとなく知っていても、はどんな文章で書いてあるのか、どのように書いてあるのか、実際に読んだ人は少ないのではないでしょうか。冒頭の原文を朗読と映像で紹介し、現代語訳を朗読、そして分かりやすい童話の朗読などでも紹介します。
前売り券はありません。ノルマなしです。興味のある人はどうぞ気軽においでください。できるだけ分かりやすく工夫して紹介します。
(ブログ 劇研「空」 お知らせ 活動報告 20180810)

H30,音楽劇「琴の鳴る浜」出演者募集〆切(7,31)

鳴き砂で有名な大田市仁摩町馬路の琴が浜が、平成29年10月に国の天然記念物に指定されました。これを記念して、音楽劇「琴の鳴る浜」を再再演することになり、実行委員会ではチラシを市内回覧や新聞折り込み等でPRしてきました。参加募集〆切は7月末、あと数日です。
かなり希望者は集まっているようですが、募集定員約70名(大人50人、子供20人)にはもう少しのようです。

この音楽劇は平成22年3月に大田市民会館で初演。大変好評でしたので翌年3月に再演。更に市民会館主催で、脚本に少し手入れして朗読音楽劇として旧馬路小学校体育館で、その年の10月に上演しました。

今回の公演は以前と違うのか、という質問をよく受けますので、違いを紹介しておきます。大きな違いは東京から3人のプロが脚色、演出、主演として参加されることです。チラシにもありますように原作は洲浜昌三ですが、脚色は佐藤万里さん、演出は三浦克也さん、主演は仁摩町出身で、オペラ「石見銀山」にも出演された松浦 麗さんです。佐藤さんと三浦さんは大田市のミュージカル「風花」で長い間指導して来られましたので、ご存知の方も多いことでしょう。プロの指導を受け、プロのソプラノ歌手と共演できるのですから、滅多にないチャンスです。興味のある人は、チラシの裏にある「参加申し込み書」に記載して市民会館まで申し込んでください。

パソコンで検索して、以前に書いた「琴の鳴る浜」を読む人が増えましたので、平成31年版「琴の鳴る浜」について紹介しました。参考までに前回のone sceneを写真で紹介します。この時の小学生のみなさんは、高校生?大学生かな。お琴さんは大阪で二児の母。懐かしい舞台の風景が次々と浮かんできます。

地域の伝説は、素敵な音楽や劇、小説、詩、舞踊に昇華することがあります。宝の種です。今回の取り組みが、更に地域の芸術文化の豊かさに貢献することを信じて応援したいものです。
劇研「空」は、前回までは演出、役者などで劇部分の中心を担いましたが、今回はまだ未定です。8月になったら実行委員会で具体的になっていくことでしょう。
(ブログ 劇研「空」 お知らせ、地域情報 すはま)

H30,「朗読で楽しむ」講座、次は人麻呂の石見の歌(7、18)

「朗読で楽しむ名作・古典」、次回は7月18日(水)大田市民会館2階会議室で19:30~開きます。作成した10ページのテキストは当日お渡しします。人麻呂が、妻と別れて石見から上り来るときの長歌、短歌、解説などを中心にプリントしたテキストを読みます。
9月15日には、第9回「朗読を楽しむ」を計画していますが、その時の朗読文の候補でもあります。短歌などは現代的ないい曲にして掛合で歌えば最高ですが、誰か挑戦してみたい人はいませんかね。「空」だけでは人員不足。特別ゲスト大歓迎です。
(ブログ 劇研「空」 お知らせ すはま)

H30 「朗読で楽しむ名作・古典」次回は「古事記」です(5,23)

大田市民会館カルチュアー講座「朗読で楽しむ名作・古典」。前回は「出雲国風土記」を読みました。5月23日(水)は、19:30から市民会館会議室で予定通り「古事記」を現代文で読みます。会場費等1人100円負担です。
テキストは、前回出席された人には渡していますが、渡していない人には当日お渡しします。研究会ではないので、解釈したり解説したりはしません。前回「くにのはじまり」を持参されましたので、それも朗読していただきます。これを読みたい、という本や文章があれば、ぜひ持参して朗読してください。前回は新しい人が参加されました。参加の理由は、「一人で家にいると、何日も口をきくことがないので、声に出して言葉をしゃべりたくなった」とのこと。いいですね。大歓迎。

関係ないこと①:23日13:30から、大田市文化協会代議員会が市民センターで開かれます。代議員ではありませぬが、別の役目で、出なければいけないことになりました。文化行事など審議されます。要望などあればお聞かせください。
②:6月23日の公演「一日限りの相生座」。チケット販売報告は木曜日です。売れたら枚数をお知らせください。チケットが欲しい人はどうぞ。
(ブログ 劇研「空」  お知らせ  すはま)

H30,5 益田市グラントワで「ますだ演劇祭」開催(5.20)

初の「ますだ演劇祭」が5月20(日)グラントワで開かれます。出演は、浜田高演劇部、シニア劇団石見国びき18座、明誠高演劇部、市民演劇集団ドリームカンパニー。特別ゲスト出演として雲南市の西藤将人さんが1人芝居を演じられます。チラシ、ポスターが届きましたので紹介します。演目は書いてありません。

この実行委員会は、石見芸術劇場「グラントワ」が主催した舞台美術講習に参加した人たちが、劇の公演もしたいということで発足したそうです。益田には演劇集団「ドリームカンパニー」があり、堅実な活動を続けていました。先の島根演劇コンクールでは、スタッフ賞、主演男優賞、特別審査女優賞を受賞し大いに気を吐きました。さらに数年前から明誠高校演劇部が意欲的な活動を続けています。そういう動きがグラントワの理解や支援を受けて今回の演劇祭になったのでしょう。それぞれ特徴がある演劇団体です。どんな舞台が観られるか楽しみです。(ブログ 劇研「空」お知らせ 地域情報 すはま)

H30, 大田の芝居小屋,「相生座一日再現」(6/23)

大田の相生橋のたもとに芝居小屋・「相生座」(あいおいざ)がありました。80代の人たちは実際に劇や踊りを観たことを懐かしく語られます。70代の人たちは、名前はよく覚えておられますが、記憶は霧の彼方です。相生座は、昔の山陰道に面していて、当時この一帯は大田の繁華街、文化の中心でした。記憶を再現し地域の輝きと誇りを取り戻すきっかけになることを願って、「一日限りの相生座」公演を行います。
主催は「相生座実行委員会」「大田文化プロデュースネットワーク」。劇研「空」も出演、協力します。チケットは一般1000円、小中学生500円です。欲しい人はご連絡ください。そのまま当時のことを再現するのは不可能ですから、似たような演目で再現し、相生座の歴史を振り返ります。
相生座のことはあまり分かっていません。記録がないのです。「大田市史」にも一行もありません。実行委員会のみなさんで調べていますが、具体的な資料が少ないのです。県立図書館の新聞や浜田市立図書館の新聞も調べましたが、大田の記事はほとんどない。以前、大田は島根の文化の谷間、とよく言われましたが、実感しました。島村抱月の「芸術座」が大正6年8月21、22日に松江座で松井須磨子主演の「復活」や「剃刀」を公演していることは「山陰新聞」に出ていましたが、大田の公演は書いてありません。出雲の偕楽座で公演し、実際に観劇したことを岡より子さんは「日本海文学」7号に書いておられます。そのあと、大田の相生座で上演したはずですが記録がありません。日記や文集などに誰か書き残しておられませんかね。(下の写真 相生橋の向こう側の大きい建物が相生座です。今は旧職業安定所の建物が眠っています)
戦後の記録はある程度残っています。慶応大学教授だった恒松安夫氏(のちの県知事)が一時期大田へ帰っておられて、石東文化協会を設立。その中に、音楽(村上碧先生指導)や文芸(「たんぽぽ」「詩世紀」「風鳥」など発行)、演劇(のちに三瓶座)などもあり、敗戦後、県下でも早い時期に先駆的な文化活動を繰り広げました。大田高の合唱や演劇が活発だったのも、その影響があります。プロの俳優、勝部義夫さんや、バレエの石田種生さんなどにも影響を与えました。亡くなられた白石昭臣先生は、「大田高校60年史」の中で、「大田のルネッサンス」というタイトルで書いておられます(惜しい人を失いました!)この時期の資料やパンフレット、写真など持っておられる人はありませんかね。貸していただければ最高!です。
相生座の内部です。当時は大森、久利、久手、鳥井などそれぞれの町村に芝居小屋があり、集会や娯楽、芸能発表などの中心でした。

相生座は明治の終わり頃に、杉岡興芸社を経営していた杉岡福三郎氏が建て、座元だったそうです。しかし、明治、大正、昭和初期の記録はほとんどありません。昭和32年頃になくなったと推測されますが、正確なことは不明です。実行委員会としては、できるだけ資料を集め、記録として残しておきたいと思っています。今回のイベントの目標の一つです。美しい花の種は過去の土の中に埋もれている かも、です。
(ブログ 劇研「空」 お知らせ 地域情報 劇研「空」の活動 すはま)

 

 

H30,第2回しまね演劇フェスタ・演劇セミナー(お知らせ)

島根県民会館から案内がきました。第2回「しまね演劇フェスティバル」を9月17日に開催するそうです。今年の2月24、25日に第1回が盛大に開催され、豪華賞品、賞金にも驚きましたが、2回目も、しまね演劇大賞、俳優賞、専門審査委員賞、協賛企業賞などが用意されています。募集〆切は4/30です。急げ!

チラシの右側、スタートアップセミナーは、演出、俳優、舞台美術の講習会です。4/28,29,30県民会館で開催されます。単日参加もOkです。
9月は体育文化行事のラッシュ。15日(土)は大田市民会館で、劇研「空」主催で第9回「朗読を楽しむ」を予定。16日には浜田で「しまね文芸フェスタ」があり行かねばなりませぬ。
もう一つ県民会館からチラシがきました。公演活動支援文化団体募集です。公演には経費や労力がかかり、どの団体も大変苦労していますが、この企画も文化団体の現場や実情をよく理解して生まれた支援です。団体支援金は20万、広報費、会場費、技術スタッフ等の経費負担、等々です。〆切は5/9、詳細は県民会館ホームページでどうぞ。(劇研「空」ブログ お知らせ 地域情報)