H27,「しまね文芸フェスタ」で谷川俊太郎さんと対談(1)

「しまね文芸フェスタ2015」は9月22日、松江市の県民会館で開催されます。10時30分から始まる全体会では、「わたしのことばさがし」というタイトルで谷川俊太郎さんと島根県詩人連合理事長・洲浜昌三が対談します。対談の中で谷川さんにも詩を朗読していただきますが、大田市演劇サークル・劇研「空」のメンバー6人も朗読します。どんな90分になるか楽しみですね。

DSC06728谷川さんの多数の作品から、どの詩を朗読するか。選ぶには時間と苦闘がつづきます。朗読したい詩はたくさんありますが、朗読時間は20分以内厳守。よく知られた詩がいい、という声もあり、最終的には落ち着くところへ落ちつきました。1.初期の詩から約4編、2.ことばあそびの詩から約7編、3. 最近の詩から約5編。よく知られた詩もたくさんあります。劇研「空」で朗読するのは、田中和子、松本領太、山本和之、吉川礼子、渡利章子、若狭雅子のみなさんです。

朗読では、淡々と読め、とよく言われます。確かにそうです。しかし機械のように無感情だと詩と朗読者の関係、詩と作者の関係が見えてきません。押しつけ解釈にならず、それをどの程度表現するか。実に微妙な表現力が必要です。ことば自体が内蔵しているイメージや風景、感情もありますので、それをどう生かすかということもあります。今回は6人の朗読口(新語誕生!)を楽しんでいただくことにしましょう。

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午後は分科会です。詩の分科会では今回も「自作詩の朗読と鑑賞会」を開きます。朗読したい人は自分の作品を9月5日までに提出するか、当日コーピーして30部持参してください。谷川さんも出席される予定です。

投稿者:

suhama

1940年、島根県邑智郡邑南町下亀谷生まれ・現在、大田市久利町行恒397在住・早稲田大学教育学部英語英文科卒・邇摩高校、川本高校、大田高校で演劇部を担当、ほぼ毎年創作脚本を執筆。県大会20回、中国大会10回出場(創作脚本賞3度受賞)主な作品「廃校式まで」「それぞれの夏」「母のおくりもの」「星空の卒業式」「僕たちの戦争」「峠の食堂」「また夏がきて」「琴の鳴る浜」「石見銀山旅日記」「吉川経家最後の手紙」「父の宝もの」など。 著作:「洲浜昌三脚本集」(門土社)、「劇作百花」(2,3巻門土社) 詩集「キャンパスの木陰へ」「ひばりよ大地で休め」など。 「邇摩高校60年誌」「川本高校70年誌」「人物しまね文学館」など共著 所属・役職など: 「石見詩人」同人、「島根文藝」会員、大田市演劇サークル劇研「空」代表、島根県文芸協会理事、大田市体育・公園・文化事業団理事、 全国高校演劇協議会顧問、日本劇作家協会会員、季刊「高校演劇」同人、日本詩人クラブ会員、中四国詩人会理事、島根県詩人連合理事長、大田市文化協会理事

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