「かあさんの歌」と聞いただけで、メロディーが浮かんでくる人は多いことでしょう。その作者、窪田 聡さんが大田の「久手まちつくりセンター」へ来られます。窪田さんのアコーデオン演奏に合わせてなつかしい歌の数々を一緒に歌いませんか。
ぼくが東京で大学生活を送っていた昭和30年代、歌声喫茶があちこちにあり人気がありました。ぼくも兄貴に連れてもらって新宿の歌声喫茶へ行き、たくさんの歌を歌いました。窪田さんはその頃、東京の歌声喫茶でアコーデオンを抱えて歌っておられたのです。当時はロシア民謡が大流行していました。いまでも当時の歌をたくさん覚えています。
今回の企画は久手の田中さんを中心に実行委員会を結成して行われます。田中さんは東京に住んでおられますが、久手の出身です。2ヶ月くらい前にお会いして、大田市の文化活動についていろいろ質問され、ぼくの経験や思いを話しました。その時話された企画が今回の「歌のある風景」です。
たまたま大田市文化協会や生涯学習課の主催で文化プロデユース養成講座を昨年から実施していますが、今回の企画はそこから生まれた企画ではありませんが、「故郷を元気に」「大田市を元気に」という田中さんの熱意から生まれたものです。田中さんはその文化プロデユーサーです。困難なことがあったようですが、いろいろな協力があって実現しました。
歌が好きな人、歌声喫茶で歌ったことがある人。どうぞ久手まちつくりセンターへおいでください。なつかしい歌の数々を窪田さんのアコーデオンで歌いましょう。
久手まちつくりセンターで予定通り行われました。田中さんの同級生や久手の人たちのバックアップがあり、会場には約80名ばかりの人たちが参加されました。
窪田さんのアコーデオンに合わせてなつかしい歌の数々をつぎつぎにみんなで歌いました。大ベテランのアコーデオン演奏は魔法使いのように自由自在、ユーモアのある語りかけとともに楽しみました。
カミサマとともに参加しましたが、むかしむかしのそのむかし、新宿のカチューシャなどで歌ったり、早大合唱団が校門前やキャンパスなどで歌ったりしていた曲がたくさんあり、なつかしいひとときでした。当時の歌集は数冊、いまも大切に保存しています。
みなさんおつかれさまでした。タナカさんごくろうさまでした。