3/17 川本で「これが邑智の地芝居だぁ!」

2013年3月17日(日)川本の悠邑ふるさと会館で「これが邑智の地芝居だぁ!」が開催されます。昨年は2月に開かれ、大雪の中を中村さんの車で劇研空のメンバーと観劇にいきました。このブログのどこかで紹介しています。先日、堤さんからチラシを1枚いただきましたので、紹介します。ぜひ見に行ってください。
H25 チラシ 川本地芝居3・17

大和小学校の「忠臣蔵」もありますね。どんな芝居をやるんでしょうか。楽しみですね。劇団かわもと孰は「〜天領かわもと〜夏の名残」を上演します。邑南町高原の「星が丘一座」や美郷町の「吾郷青吾会」、邑南町日貫の「日貫劇団」は今まで2回みましたが、それぞれ実力のある地芝居集団です。

この日には雲南でも高校演劇の上演があるそうですね。まだチラシを見ていませんが、この夏に全国大会へ出場する出雲高校や広島の舟入高校が上演するとなれば、どうすりゃいいんでしょう。これは昨年の秋に山口の中国大会で上演され、招待を受けながら都合で行けず、残念ながら見られなかった劇です。

2/10 「おおだエコ小劇場」撮影終了

2013年2月10日、「おおだエコ小劇場」の撮影が終わりました。昨年の夏から台本を書き、何度もやり取りして修正、12月に4本撮影し、残りの4本を昨日撮影しました。

2012年夏に大田市地球温暖化対策地域協議会の担当者から、地球温暖化防止のためのキャンペーンとして映像をつくり、石見銀山テレビで放映したいので協力して欲しいと劇研空へ依頼がありました。そのために台本を書き、担当者や「ぎんTV」の撮影者とも数回打ち合わせてやっと完成したものです。1本が約1分という短いものですが、ユーモラスで温かみのある映像でしかもエコ対策になるような作品にするために苦心しました。編集作業は残っていますが、多分2月下旬ごろから石見銀山テレビで放映されることでしょう。みなさんおつかれさまでした。写真と台本1本紹介します。
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ラトちゃんは大活躍。声を出していけないといわれ、台本を変更して文字で意志を表現しました。ナカミも劇研空のニンゲンです。

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撮影場所は主に長久のモデル住宅です。

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舞台劇と違い、カット、カットの連続です。テレビの画面に如何に写すか、ということが最終目標ですから、撮影の仕方や編集に大きく左右されます。そこはさすがにベテランですね。
ここで台本をⅠ編紹介します。

9 プラスチック編

保育園の親子遠足から母と子が帰っくる

母    ただいま。

子供たち 帰りました。

父    お帰り。遠足はどうだった?

子供たち    楽しかった。

父    そうか、そりゃよかったな。

ビニール袋を差し出す。

子供      はい、おみやげ。

父         ありがとう。うれしいな、おみやげがあるなんて。

何のおみやげかなー・・・なーんだ。ゴミか。

うれしそうに開けるとゴミがっぱい。

子供     先生がね、ゴミはすてないでおみやげに持ってかえりな

さいっていったの。

父      そうか、やさしい先生だな。(ゴミ箱へ捨てる)

母      ちょっと!分けて入れてよ。

父が袋から弁当や菓子などの袋を出してゴミ袋に入

れている。

子供      おとうさん、ちがうよ。                              、

母が父の所へくる。

母    どれどれ。(お菓子の外袋を出して)本当だ。これはね、

容器包装プラスチック、ここに書いてありでしょう。

(弁当箱、醤油袋、マヨ袋を取り出して)

これはね、きれいに洗って「プラスチック」へ、汚れが落

ちないこの容器は「燃えるゴミの袋」へ。

しょぼくれている父の顔。

ラトちゃん   〝捨てれば「ごみ」分ければ「資源」〟

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放映されるテレビを見てみなさんがどのように感じられるか楽しみでもあります。出演者のみなさん、担当者のみなさん、おつかれさまでした。おもしろい企画があればまたやりたいね等と話して、2月の寒風の中で解散しました。

2/9,10 ぎんざんTVで「石見銀山旅日記」放映

平成24年10月28日に浜田で開催された「石見演劇フェスティバル」では8団体が上演しました。劇研空は創作劇「石見銀山旅日記」を上演しましたが、石見銀山テレビがそのうちの3つの劇を放映するそうです。たまたまチラシを見て知りました。劇研空のみなさん、どうぞ忘れずに見てください。また浜田まで見に来られなかった人にメールか何かで紹介してあげてください。感想でも聞かせていただければうれしいですね。

2013年2月9日(土)20時〜(約55分です)  10日(日)13時〜、20時〜(2回です)

2月16日20時〜 17日13時〜  20時〜 には劇団やうね座県立大学の「うそんせ」が放映されます。やうね座は舞踊3題です。

参考までに石見演劇フェスタの冊子から、「石見銀山旅日記」を紹介しておきます。まず貴重な写真から。当日はるばる観劇にきていただいた勝部義夫さんと一緒に写したものです。楽屋まで来て激励していただきました。

この創作劇は石見銀山の歴史を尊重しながら、歴史と伝承の隙間を利用して面白おかしく、銀山最盛期の江戸初期の大森を劇にしたものです。初代奉行・大久保長安は家康に仕えた実力者で大きな功績も残していますが、亡くなると罪人とされ墓は暴かれ、子供たちもみな死罪を申しつけられます。不正があったかどうか、証拠はありません。長安の実力を恐れて一族を抹殺した可能性もあります。

歴史では勝った側の証言や記録しかのこりません。負けた側の記録は抹殺され、さらに悪者だったという伝承が伝わっていきます。そのことを知ってこの劇を見ると、「おもしろおかしさ」も増すことでしょう。東京から前日のゲネプロを見にこられたある劇団のプロデューサーが、「脚本に興味を持った」という手紙を大会長の岩町先生へ送っておられたのを読ませていただきましが、うれしくおもいました。(ゲネプロはさんざんでしたからねえ。stop、ストップの連続でした。まだ冷や汗が出てきまする)
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大田市演劇サークル 劇研「空」

 洲浜昌三 作『石見銀山旅日記』

キャスト                                  スタッフ

親 方(江戸の大道商人) … 山本和之           演  出 … 洲浜昌三

源 六(   〃    )… 三井 守                  舞台監督 … 下垣欽造

清兵衛 (大森の)   … 松本領太                             舞台装置 … 田中安夫

九郎兵衛(  〃 )   … 田中安夫                   照  明  …  (中村隆実)

京の(京都の商人)  … 吉川礼子                            音  響 …  松本由香里

神谷寿禎(博多の豪商)  … 堤 浩隆                           衣  装  … 全 員

石見の船乗り)  … 松本領太                                            道  具  … 全 員

お 菊(地元の女)    … 田中和子

銀次郎 (地元の男)    … 堤 浩隆

唄(CD)「石見銀山馬子唄」・・・藤村英苑    「銀堀り歌」・・・河村桜歳

あらすじ
     商売をしながら、名所風俗を絵日記にして出版するため、江戸から大道商人が大森銀山へやって来ます。石見は「山また山の山の中」と小馬鹿にして来ましたが、次々とびっくりすることに出会います。歴史的な事実や記録は重視しながらも、遊び心を生かし、おもしろく石見銀山を紹介するために創った劇です。初代奉行・大久保長安が治めた慶長年間、石見銀山は最盛期でした。「士稼の人数20万、一日米穀を費やすこと1500石余、車馬の往来昼夜を分たず、家は家の上に建て、軒は軒の下に連なり」と『銀山旧記』にはあります。長安が死ぬと墓は暴かれ7人の子供は打ち首に。大道芸人は得意になって長安の最後を語ります。

劇研「空」プロフィール
劇研「空」は平成12年、大田市で高校演劇経験者を中心に発足しました。現在は日頃の活動に参加できるメンバーを核に、可能な人たちに呼びかけて公演をしています。人数不足の上、体制も不十分、解体の危機を抱えていますが、「地元に発表の場がある喜び」を消さないよう、身の丈に合った活動を考えています。目標は「感動のある舞台の創造」、「地域の歴史・文化の掘り起こしと再創造」。詩の朗読や語りにも挑戦。民話などの作品化、朗読や劇の脚本作りにも挑戦し、群読「石見銀山歴史物語」、朗読劇「スーホーの白い馬」、劇「経家最後の手紙」 などを小、中学校に提供し一緒に舞台化しました。これまで30数回の大小様々な舞台発表に関わってきました。

当日は堤さんの奥様にも重要な仕事をしていただきました。ありがとうございました。この劇のDVDが欲しい人は申し出てください。劇研空としては例の実費でお渡しします。みなさんご協力ありがとうございました。関連の記事は今までに数回書いていますので読んでみてください。(PCのベテランなら関連記事をクリックすれば開くように便利なするのでしょうが、皆目分かりませぬ。)例のとは500です。

(修平さん、またグラフがでなくなりましたね。)

3/2 劇団Yプロ「トラップ一家物語」を公演

2013年3月2日、松江の劇団Yプロジェクトが鹿島文化ホールで公演します。脚本は「座・ゆでたまご」、演出は坂井陽介さん、「トラップ物語」は18年前に「座・ゆでたまご」を現在のYプロが立ち上げたときに初演した劇です。

2012年4月から開講した「Yプロ演劇スクール」の子供たちの初舞台です。誰もがよく知っている歌がたくさんでてきます。きっとたのしい舞台になることでしょう。
H25 チラシ Yプロ「トラップ家物語}

前売り券は1800円、(当日は2000円)、高校生以下は500円(当日700円)
Yプロ(電話、FAXー050-1572-5733)県民会館でも販売しています。