2015.6.21、プラバホールで「そよ風コンサート」があり、大田から3人で聞きにいきました。これは松江市津田公民館の活動として平成17年に結成され、今年で10周年になり、その記念コンサートとして開催されたものです。本当にさわやかでセンスのいい舞台構成で楽しい時間を過ごしました。
プラバホールの中に入ったのは初めてです。市立図書館が併設されていて、自由に入って閲覧でき多くの人がソファーで本を読んだり休んだりしておられました。とてもいい雰囲気で利用しやすく、本の陳列にも工夫があり、感心しました。
30分前になり、図書館から出てホールの方へ移動し、受付を通ると、パッ!鮮やかな花が飛び込んできました。思わず立ち止まり、永久保存とばかり、パチリ!
津田公民館のコーラスの指導者の名前が書いてありました。女性らしい細やかな配慮ですね。
パンフレットの表紙もいいですね。誰がつくったとも書いてありませんが、さわやかです。
さすがは音楽のために作られたホール。客席のスロープの傾斜がゆるいので、見下ろす感じがなく、ほぼ平行な視線で自然に舞台の合唱を聞くことができます。残響音は大田市民会館より長い気がしましたが、音楽には長い方がいいのだと、福山市民会館で聞きました。あそこは長い。演劇では残響音が長いとことばが分かりにくくなる。(よこみちへそれるな!はい)
合唱も素敵でした。指導者と同じエリザベト音楽大学の卒業生で結成されている「エリザベトフレンズ松江」の皆さんが友情出演され、プロの力量でバックアップされたのも素敵でした。
最後には「ふるさと」を洲浜満子さんの指揮でみんなで歌いました。本当に若葉の上を流れるさわやかなそよ風のようなコンサートでしたよ。おつかれさまでした。
「その手はちょうちょう」
ふたつの羽でしなやかに風をすくう
ちょうちょのように
その手はぼくを乗せ
ぼくは若葉の間をひらひら舞いながら
大空へ飛んでいき
気がつくと宇宙を泳いでいる
手のしなやかな動きに乗せられて
野を越え山を越えて
青空へ舞い上がり
いつのまにかぼくは
小川のせせらぎを聞きながら
みどりの林の中を歩いている
指揮する手に乗せられて一緒に歌いながら、こんな詩のようなものが胸に浮かんでいました。
みなさん、ありがとうございました。