「創作音楽劇「サヒメ」」カテゴリーアーカイブ

R8,創作音楽劇「サヒメ」、満員の観客に熱い感動を残し終演(大田市民会館)

2月22日、大田市民会館で創作音楽劇「サヒメ」の公演が終わりました。多くのみなさんが「感動しました」「涙が出ました」などと握手の手を差し出されました。当日は満席になったので、お願いして前日のリハーサルを観て頂いた方もたくさんもおられます。ここでは写真を何枚か紹介します。開演前の行列です。先頭の人に聞いてみると、「いい席で観たいので11時半から並んでいます」とのことでした。開演は2時!熱心な方もたくさんおられるのですね。感動しました。今回の制作は大田市民会館が企画し実行委員会を作り3年前から取り組みました。劇研「空」が6回くらい上演していた朗読劇「サヒメの大使命~海を越え石見の大地へ~」(洲浜昌三作)を基に脚本は佐藤万里さんに依頼。演出は三浦克也さんにお願いし、脚本は3稿まであり、昨年春から公募を始め、7月から練習が始まりました。作曲は長坂行博先生。歌が16曲、BGMも全面的にあり大変な創作作業でした。参加人数も約50名、2役3役の人もあり、歌、ダンス、セリフと大変でした。合唱団の人たち、劇研「空」、風花で力をつけておられる人が多く、歌では伊藤裕子さん、大畑和樹さんの指導もあり、今までの「琴の鳴る浜」オペラ「石見銀山」の積み上げもあり、三浦さんの優れた指導のもとで最後には見事な舞台になりました。騎馬軍団の演出には感心しました。見事でした。
幕開きは三瓶町池田の田植囃子。三瓶山の火山では天領太鼓が迫力のある音を響かせました。澤田令さんのパーカッションと合わせ、太鼓の音がこの劇に低音となって地響きのように効果をあげていました。
忘れてはならないのは、衣装やメイクで裏を支えてくださった多くのみなさんです。過去の経験があるので、演出の注文にも十分応えて大活躍されました。謝謝謝謝です。
オオゲツヒメの再来かと思わせるソプラノ歌手松浦  麗さんには今回も舞台をピシッと抑えて頂きました。台詞もダンスも多い大役で難役・・主人公のサヒメは田村直子さんが立派に演じてくれました。弱虫で泣き虫のチビ姫が、母の言葉に支えられて大勢の人たちと種を蒔き、皆に喜ばれ、嬉しそうに笑顔で歌う場面などは感動的でした。主人公サヒメの心情が伝わってきましたよ。
忘れちゃいけない人だらけですが、演奏者のみなさん、ありがとうございました。劇の練習中からいつも生演奏で稽古ができるなんて、そんじょそこらにはありません。
佐藤さん、三浦さん、今回も大変ありがとうございました。30年近く大田でお世話になっています。この積み上げがあるからこそ、その上に積み上げられたのです。文化とはそういうもんでうね。時が過ぎて、見えないけど何かを支えている・・・。
だれじゃ?指揮者の藤原則生さんとパチリ!名指揮者、名指導者ですね。感心しました。大田高校時代英語の時間を楽しく共にしました。僕が演劇部に、創作劇「エメラルドグリーン~ぼくたちのふるさと~」を書いた時、歌詞に作曲をお願いしました。こんな場面で一緒に大仕事ができるとは人生とは出会い。そして長く生きてみるもんですね。その出会いに深い意味が生まれてくる。

みなさん、ありがとうございました。ほんとうに、ほんとうに大仕事、おつかれさまでした。ゆいさんはなたばありがとう。
(ブログ:演劇だより、地域情報、20260228洲浜昌三)

R7,創作音楽劇「サヒメ」2月公演目指し順調な仕上がり(2/22)

島根の名峰・三瓶山の伝承を基に創作された創作音楽劇「サヒメ」は順調に仕上がっています。7月からほぼ毎週練習がつづいていましたが、12月19,20,21は演出家、三浦克也さんの指導を受け、歌手の松浦 麗さんも参加され楽器演奏付きで部分練習と通し稽古が行われました。ステキな舞台衣装も出来上がりました。歌も魅力的でキャストのみなさんの表現も豊かで感動的な舞台になることを確信しました。

チケットの販売も始まりました。全席自由で大人2千円、学生千円です。希望される方にはお届けします。お知らせください。

12月は25日に合唱合同練習。1月は8日合唱から始まります。本番まで1月2月の金土日は舞台練習です。みなさん勤務があり家庭や地域の仕事もある中での練習です。大変ですが体調に気をつけて頑張ってください。
これからも「サヒメ」の伝承などについて紹介していきたいと思います。
(ブログ:劇研「空」詩の散歩道  音楽劇「サヒメ」20251221洲浜昌三

R7,創作音楽劇「サヒメ」2月公演を目指し練習スタート

大田市合併20周年記念として企画されたこの公演は、一昨年年から市民会館を中心に関係者の間で話し合いが続いていました。脚本、演出、スタッフ、指導者、予算、後援などが決まり、実行委員回も開かれ、6月末に参加者募集も〆切られました。7月から合唱の練習が始まり、19、20日には東京から三浦克也さん、佐藤万里さんに来ていただいて「読み合わせ」をして20日には役も一応決まり振り付けなども行われました。

「サヒメ」とは、三瓶山の古名です。劇研「空」では、朗読劇「サヒメの大使命~海を越え石見の大地へ~」と題して数回発表していました。その原作を基に、佐藤さんが脚本を執筆。いろいろな意見を参考にされ、第三稿です。作曲は長坂行博先生。素敵な曲が沢山あります。楽しみにしていてください。

(大田市民会館前から見た7月19日午後の三瓶山、見る場所によって様々な姿が楽しめる)

「サヒメ」は「出雲国風土記」に出てくる名前ですが、次のような伝承があります。民俗学者だった白石先生の著書から紹介します。

 三瓶山について(『島根の地名辞典』より 白石昭臣著 
「大田市と飯石郡の一部にまたがる 休火山で、主峰の男三瓶山など環状をなす四山を総称し ていう。『出雲国風土記』にいう佐比売山のことで、サヒメが音転してサンベとなった。国引き神話での柱となった山であり、また太古、朝鮮半島からサヒメが切り殺された母より受けた五穀の種を携えてこの地に飛来し農業を広めたという死体化生伝承もある。サヒメは佐比売であるが、男三瓶と女三瓶の間に赤雁山、北麓に多根の地があり、また山麓八ヵ所の湧き水の地に佐比売山神社をまつっていて地区の発達の歴史がうかがわれる。 サは穀霊または砂鉄を示す語
(著者は、昭和10年大田市生まれ。高校教員、大田高校では洲浜も一緒に勤務した。日本民俗学会評議員、日本口承文芸学会理事など)

サヒメの語源などには決定的な説はなく、「サ」は「小さい、可愛い」という意味もある。とすれば、「小さな女の子」という意味の可能性も高い。
この日、仕事の都合で欠席された方もあるので、キャストに変更があるかもしれない。公演は令和8年2月22日の予定。日々忙しい中、半年に渡る練習です。歌や台詞、表現などを楽しみながら少しずつマスターして、前回の音楽劇「琴の鳴る浜」のように、素敵な舞台になることを楽しみにしています。
(ブログ:劇研「空」創作音楽劇「サヒメ」20250722洲浜昌三)