2023(令和5)年度の文芸作品入賞者の表彰式が行われ、受賞後に分科会が開かれました。入賞作品は「島根文芸」56号に掲載されています。授賞式の様子や入賞者などを紹介します。
今年度は短歌部門が担当。会長・寺井淳さんの挨拶。自分だけの作品ではなく、他の入選者の作品も読んで、広い視野を養う大切さを話されました。向こう側は各部門の代表、額(散文)、田中(俳句)、竹治(川柳)、洲浜(詩)のみなさん。
今年度の詩の審査担当、川辺、井下、洲浜、2023,10,松江で。
表紙の絵は56回県総合美術展、日本画部門で知事賞を受賞された黒田育子さんの絵。このように、素晴らしい作品をお互いに活用するのはいいことですね。(お互いに場が広がり活きる)
文芸作品を読みたい人は島根県文化振興課へ申し込んでください。千円で購入できます。
散文で知事賞を受賞された塩田直也さんの「黒板の絵」、金賞受賞された藤進さんの「夢の通り道」、銀賞・山田敏子さんの「アルバムの思い出」は、とても優れた作品で感動しました。
詩では、知事賞・三日月幸太郎さんの「土を想うということ」が自由な発想から生まれた豊かで考えさせる詩でした。小中学生の作品はとても自由で新鮮、清々しい気持ちになります。123編の詩の応募作品の中で江津青陵中学校の生徒さんの作品が沢山入選しました。詩に対する取り組みが授業の中であるのでしょう。優秀賞・「音」を書いた金澤さんが詩の分科会にも出席して、最後までみんなの話を聞き、自分の考えも述べてくれました。ありがとう。
各分野の招待作品も掲載されています。詩では、高田頼昌「枕上 ふたりの詩人」、川辺真「それでも」、洲浜昌三「何を見ていたのだろう」が載っています。
発足して56年。島根の文芸活動を励まし、推進してきました。そして56冊の本は関わってきた多くの文芸愛好者の貴重な記録です。来年度も多くの人の応募を楽しみにしています。
(ブログ:島根詩人連合 詩の散歩道 「島根文芸 」劇研「空」20240123洲浜昌三)