NHKの朝ドラ「ばけばけ」が好調です。ハンバート・ハンバートが歌う主題歌「笑ったり転んだり」も素晴らしい。ありふれた日常語を並列した歌詞なのに、歴史や現在の危機、生きる不安や喜び生活感が霧のように立ち上がってきます。

「虎に翼」も素晴らしいドラマで感動しました。歌は超スピードで言葉はついて行けませんでしたが、「ばけばけ」は超スローで単調・・子供時代の感覚が蘇り懐かしく肌に染みてきます。
ちょっと待った。本題は田村のり子さんの小泉八雲に関する詩集と多大な業績と功績の紹介です。田村さんは2023年9月12日に他界されました。今になって振り返れば、他界される前に数回手紙を頂きました。過去のことを整理しておられたのでしょう。詩人として、執筆者として素晴らしい活動をされ業績を残されました。
ここでは写真と新聞を紹介します。もし生きておられたら、「ばけばけ」を大変喜んで観られたことでしょう。ハーンの研究者としては第一級の人でしたし、ハーンを主題にして一冊の詩集を書かれたのも特筆に値します。

「ヘルンさん」を出版されたときに山陰中央新報に掲載された記事です。「山陰詩人」に連載し、それが立派な本になりました。
次の写真は詩集「ヘルンさんがやってきた」の目次です。分かりやすい言葉で書かれています。朗読しても面白いですね。
ついでにもう一つ新聞を紹介します。松江出身で、小泉八雲の研究家でもあり大詩人でもあった入澤康夫さんが田村さんの「ヘルンさんがやってきた」を紹介された山陰中央新報の記事です。
田村さんの業績は多々ありますが、評論「出雲石見地方詩史50年」は実に綿密に調べて書かれた名著で、第6回日本詩人クラブ賞を受賞しています。さらに2016年には、長年にわたる現代詩への貢献を高く評価されて、日本現代詩人会先達詩人顕彰者として表彰されました。
長年に渡る活躍とご指導に改めて敬意と感謝を表し、御冥福をお祈りします。おつかれさまでした。ありがとうございました。
(ブログ:島根県詩人連合 詩の散歩道 20260319 洲浜昌三)