2018年8月『銀山二世ものがたり』(発行所・ニッチノーマスが出版されました。著者は建具職人でもある山内芳朗さん。昭和62年に、石見銀山の枯れていく老松に出会い、その後熱心に各地の松や土地の歴史を調べ絵にも描いてこられました。そして多くの作品を社寺などに寄贈されました。この本は長年調べてこられた石見銀山や地域の伝承、人物、民話、そして自作の絵など多彩な内容で構成された314ページの集大成ともいえる著作です。
山内さんは調べたものを毎年タブロイド判の新聞にして発行しておられました。長年の熱心な継続があったので、編集のベテラン・ニッチノーマスの細田さんに出会い、今回の本になったというわけです。どんな内容か目次を紹介しましょう。
歴史的な研究とは違い、山内さん独自の見方、感じ方、解釈を率直に書かれたものです。その独自性に面白い視点や解釈があり、触発されるものがあります。研究書ではなく、一庶民が感じた石見銀山や郷土の歴史への思いとして、貴重な記録ともいえるでしょう。「発刊に寄せて」として和田秀夫さん、和上豊子さんも書いておられます。ぼくも一筆(筆?古いね、PCならどう書けばいいんだ!)書いていますので、PDFで紹介します。興味があれば開いてみてください。
著書紹介 山内朗報著『銀山二世ものがたり』 -過去を未来へ伝えていく使命2段2Pー
本については出版社か著者へお聞きください。図書館にもあります。(ブログ 詩の散歩道 詩集や本の紹介・感想 20200322 洲浜)