H31, 「樹根に魅せられて」勝部和子さん 仁摩で絵画展

大田市の勝部和子さんの絵画展が仁摩サンドミュージアムで開催中です。先日行って素晴らしい絵と対面してきました。三瓶山の噴火で埋没した埋没林を題材にした作品群です。1月1日~2月24日までです。

埋没林を見たとき、勝部さんはその魅力に引かれ、許可を得て何日も描きに行ったそうです。命を育む樹根のエネルギーを我がことのように受け止められたのでしょう。実際、たくましい樹根の絵から、強力なエネルギーが伝わってきます。下の絵は県総合美術展で知事賞を受賞した作品です。
絵は30数点展示してあります。植物の生命力をテーマに作品が特徴です。絵画展示用の照明ではないので、光が邪魔をしますが、我慢しましょう。会場を設営してくださったことに感謝です。

「この絵はどうされるのですか?」と聞くと、「家に置くと粗大ゴミですから、写真に撮ってから処分します」とのこと。ああああ、!!処分とは!肉が切られるような思いです。どこか保存してくれる場所はないのでしょうか。埋没林それ自体は魅力ですが、そこから生まれる俳句、短歌、詩、エッセイ、小説、音楽、劇、絵画、各種文化・・・そういう波及があってこそ、埋没林自体の魅力も広がっていくのです。
(ブログ 詩の散歩道 お知らせ 地域情報 2019,2 すはま)

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