2018,3,3 大田市民会館中ホールで、「活弁公演」がありました。吉岡長太郎フィルムコレクション、長太郎活動写真弁士保存会の石川晩酌さんと影山酒時さんが弁士として見事な活弁を披露されました。大田市文化協会主催。中ホールで約30人が懐かし映像と活弁を楽しみました。
最初に昭和初期の飯南町周辺で撮影されたフイルムが上映されました。当時の元気な若者や子供たちが参加した行事が次々と映されました。貧しいけど活気に満ちています。全国的にも貴重な記録フイルムです。長太郎さんが撮影されたものです。
長岡長太郎さんは明治24年飯南町真木に生まれ、20代に幻灯と映画に注目し、映写機やフィルムを購入してリヤカーに乗せ、県内や県外を上映して回られました。当時は無声映画ですから長太郎さんが弁士を務め、奥様のサダさんが機械を操作されたそうです。
長太郎さんは昭和39年に他界されたそうですが、貴重なフイルム(175タイトルもある)を飯南町に寄贈され、現在頓原町公民館が管理、活動写真弁士保存会が活用しています。今回はアニメや「血煙高田の馬場」(約10分)「実録忠臣蔵」(約25分)が活弁付きで上演されました。画面と弁舌に違和感がなくピッタリでした。活弁のライヴですから、劇と同じように生身のリアル感があり退屈しません。当時フイルムは何度も切れてつないでいるので短くなったとか。そのため映像のテンポや活弁の変化やスピードも速く、退屈する暇がありません。大河内伝次郎や片岡千恵蔵伴淳三郎なども登場しました。
ぼくは活弁を実際聞いたのは初めてです。子供のころ田所公民館で映画はよく見ましたが、いつも満員でした。当時はトーキー映画でした。無声映画はありましたが、活弁付きではありませんでした。今回の公演を聞きに行ったのは、大田市の相生座でも上演されただろうと思ったからです。終わってシュジさんと名刺を交換しいろいろ話しました。出前公演をやっておられます。
【閑話】このブログで、昨日グラフが急上昇した項目がありました。「吾郷水木生くん島根凱旋公演!」です。ナンデカナ ナンデダロウと思ったら、昨夜NHKテレビで、「のど自慢チャンピオン大会」が放映されました。チャンピオンになったのは加藤大和さん。素敵な声と表現で「指輪」を歌われました。作詞作曲が大田市出身の吾郷水木生くんです!うれしい話ですね。吾郷くん、またいい歌を作ってください!(ブログ 詩の散歩道 観劇 昌ちゃんの演劇だより)
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