R5,「朗読で楽しむ郷土の民話」(大田市民会館カルチュアー教室)

市民会館のカルチュアー教室は現在次の4つの教室が開かれています。書道(森山祥朗先生)、美アップヨガ(まついえいこ先生)、アコースティックギター講座(大畑茂樹先生)、朗読で楽しむ郷土の民話(劇研「空」洲浜昌三)。

11年間、古典、名作、詩、郷土資料、脚本などたくさん読んできましたが、今年度は郷土の民話を集中的に読むことにしました。かしこまった朗読ではなく、気楽に順番に朗読して、感想を語り、話し合います。チラシができましたので紹介します。
5月24,6月7,6月21・・・夜17時30分から21時ごろまで行います。朗読するテキストはプリントして渡します。読みたいものを持参して朗読されるのも大歓迎です。面白い作品があれば、手を加えて再創造する予定です。
(ブログ:Stagebox sakura 劇研「空」 詩の散歩道 お知らせ  20230522洲浜)

R5,「春まちコンサート」サンレディー「ふれあいホール」で好評裏に終了

3月5日、12団体が参加して「春まちコンサート」が開催されました。大田の文化芸術やイベントに欠かせない場を提供してきたホールの存続を願って集まった団体や個人が急遽開催したイベントです。前売券も整理券も発行しない無料の発表会で、どのくらいお客様が来られるか心配でしたが、満員の盛況でした。ありがとうございました。写真を中心に紹介しましょう。
女性コーラス 花音のみなさん。美しいハーモニーが優しく会場を包みました。
大畑和樹さん。あちこちの舞台で活躍している本格的な大田のテノール歌手です。吉田純基さん。久しぶりのクラリネット演奏出演だったそうですが、澄んだ音色が素敵でした。名前からふと一緒に働いた美術家を連想しましたが、多分当たり!
大畑茂樹TRIOのみなさんと東京からはるばる来られた飛び入りのジャイアン谷口さん。経費節約のためにマイク、音響機械等々、大畑さんの持ち込みでした。
久しぶりの舞台だった梶谷美由紀さん。後ろ姿で、ごめんなさい。次が劇研「空」の出番だったので、舞台袖からパチリ。飾りのない温かい歌声がステキでした。

劇研「空」は石見に伝わる民話を朗読劇形式で音楽や絵と共に発表しました。吉川、田中、松本、山本4人が朗読、洲浜が音響を担当。顔はありませぬ。絵だけです。

民謡 要の会の皆さん。
変わらず張りのある力強い美声が響きました。民謡を歌える人がほとんどいなくなりました。貴重な「要の会」です。

 

 

 


大田市 小唄保存会のみなさん。この写真も舞台袖から写しました。いつものことながら衣装に品がありステキです。もちろん歌もステキ!でしたよ。

 

松下怜司さんの熱唱。とてもパンチのある歌声に圧倒されました。

 

下の写真は極楽KIZETUのみなさん。味のある歌声が、時にしんみりと心に染みてきました。

 

 

 

 

 

 

 

ジュニア-ミュージカル風花のみなさん。ベテランと一緒に小学生のお嬢さんが上手に踊っていました。子どもたちがたくさん入ってくれるといいですね。

大田一中の吹奏楽部のみなさんと、ウィンドオーケストラの皆さんの演奏。一緒にできるなんてステキですね。

最後は舞台でお礼の挨拶。「ありがとうございました。どうぞこのサンレデイーふれあいホールが、今後も大田の人達に愛され、使うことができますように。この舞台で発表し旅立って行った子どもたちもたくさんいます。ふるさとの懐かしいホールです」

今回は普通では共演できない音楽団体や演劇、舞踊、民謡、ブラス・バンドなどとの共演でした。ブラスバンドなどはここで練習しています。絶好の練習場所です。若い人達も情熱があり優れた力を持っておられ感心しました。そういう人達を支援し励ましていくのは大人たちの役目だとも思いました。みなさん、おつかれさまでした。
(ブログ:劇研「空」活動報告 地域情報 演劇だより 20230310劇研「空」洲浜)

R5,ジュニアミュージカル 風花 「どぶの主」公演

1月4日、大田市民会館で開催された「二十歳のつどい」で発表された「風花」の舞台が銀山テレビで放映されました。15分くらいの短時間でしたが、コンパクトに纏められた見応えのある舞台で、テレビ画面をパチリ、パチリ!と写しました。
石見銀山大森に伝わる伝承を基にした創作民話ミュージカルですが、単なる昔話ではなく、エコという現代的な視点から光が当てられていて、新鮮な感じがしました。踊りも照明も見事でした。作者、演出は表記されませんでしたが、I can guess who ~ ? 脚本、構成、演技・・こんな立派な舞台は誰れでも創れるものではありません。
風花は、3月5日のサンレディ公演「春まちコンサート」でも発表します。
劇研「空」から山chanも特別出演していましたので、紹介しました。いい勉強になったことでしょう。今年の大田市民会館のカルチャー教室「朗読を楽しむ」では、地域の民話を片っ端からみんなで読んで、面白いものに手を入れて創作民話として発表することにしています。その参考にもなりました。おつかれさまでした。
(ブログ:劇研「空」 演劇だより 観劇 地域情報 20230224すはま)

R5,島根県文化団体連合会69回理事会(2/9)

2月9日、県民会館で表題の会議が開かれ出席しました。事業報告や令和5年度の県民文化祭共催事業について話し合われました。この会には、県内のあらゆるジャンルの文化芸術団体、各市町村の文化協会が加入し、各地の文化祭や次世代育成事業に協力しています。島根演劇ネット、県文芸協会も加入していますので、劇研「空」や詩人連合も加入していることになります。事務局は県の文化振興課。全県の文化団体を網羅するこのような組織があるのは貴重で、各市町村に必要な組織とも言えます。昨年度の記録を見ると多くの小・中学校が利用して実施し、大田でも7校が実施しています。費用の助成があるので、大いに利用してほしいものです。中央からプロを呼ぶことも可能ですし、地域のベテランや経験者を招いて研修や会を開くこともできます。県の文化振興課に問い合わせてみてください。

島根県文化団体連合会とはどんな組織か、県の文書から紹介します。
「島根の文化振興を目的として、県内の音楽、演劇、舞踊、伝統芸能、美術、文芸などの団体によって、平成14年7月に設立されました。主な活動は、文化団体相互の連絡調整、島根県民文化祭の企画・実施、文化団体の育成等。会員には分野別の県域文化団体と市町村文化協会など46団体が加盟。賛助会員として報道機関など20団体が参加しています。

「島根県文化団体連合会では、島根県民文化祭の一環として、県内で活動する様々なジャンル(演劇、和楽器、音楽、美術、地域芸能など)の文化芸術団体から、学校や公民館に講師を派遣してワークショップや公演を行っています」

会議が終わって、美術館で葛飾北斎展を見てきました。圧倒されました。こんなにたくさん北斎の作品を蒐集され寄贈されというのも驚きですが、県の貴重な宝ですね。
(ブログ:劇研「空」お知らせ 島根演劇ネット 地域情報 20230213洲浜)

 

R5,今年もよろしくおねがいします

気がつけば新年も10日過ぎています。(気がつかなかったのか!)いえいえ、今、気がついた訳ではありませんが、ぼやぼやしていると、10日なんか、あっ、という間ですね。一年も・・・一生も・・・? 今年もよろしくおねがいします。
劇研「空」は大田市で2000年に発足した演劇サークルです。当初は創作劇を公演していましたが、劇の公演には経費や時間、練習場所、人材、手間など大変で、勤務もある少人数では負担が大き過ぎ、ここ数年は「身の丈にあった」活動をしています。

目標の一つ:「郷土の歴史文化の掘り起こしと再創造、舞台化」は継続して追求しています。昨年の主な活動:
①大田市民会館のカルチュアー講座「朗読で楽しむ郷土の作品」
②第11回「朗読を楽しむ」(市民会館中ホール)
③大田第三中学校の全校英語劇「いも殿さん」の練習援助
④オペラ「石見銀山」京都公演、「風花」の公演にメンバーが参加。
「あの夏 校舎は原爆病院だった」は、①約1時間半の朗読劇ですが、合唱などを取り入れて劇形式に書き直すことも可能です。現在の活動メンバー6、7名では朗読劇が精一杯です。いろいろな分野の人たちとのコラボレーションが必要です。

令和5年、今年はどうするか。「どうする家康?」ならぬ、「どうする劇研「空」?」・・・・中止、継続、変更・・・模索中です。
(ブログ:劇研「空」活動報告 お知らせ 20230110すはま)

R4,第3回「大田とびっきり寄席」(12/10サンレデイ大田)

12月10日(日)サンレデイ大田で落語の公演があります。サンレディ大田の自主事業で、三回目になります。大森小学校の児童も特別出演します。昨年も拝聴しましたが、大変好評でした。劇研「空」松本さんは「噺屋 忖度」で登場します。楽しみですね。
新聞報道によるとサンレディ大田は1992年に開館。ホールの音響設備や空調が耐用年数を過ぎたこともあり、災害用備蓄倉庫として使うとか。要するに倉庫、物置場となる予定。大転換ですね。予想を超えた大変身です。

このホールは舞台もあり、照明や音響設備も整い、音響照明専門のスタッフもいます。ホールは定員546人ですが、何よりも最大の特徴は、椅子が移動式だということです。そのために、演劇や音楽の公演だけでなく、椅子を格納すれば、集会、展示、ブラスバンドの練習、スポーツ、部活動など多角的に利用できます。とても便利でした。これからのホールの見本みたいな施設でした。いつから倉庫になるのか知りませんが、最後の落語になる可能性もあります。寒中の折柄ではございまするが、どうぞ御御足をお運び頂き、楽しい話芸を御堪能くださいませ。
(ブログ:劇研「空」お知らせ、「空」活動報告、地域情報20221209洲浜)

R4,大田三中 文化祭で英語朗読劇「いも代官」発表

11月3日文化の日、文化祭の全員発表で今年は、朗読劇「いも代官」を英語と日本語で発表しました。今年も依頼されて劇研「空」のメンバーが支援に行きました。5年目になります。たくさん発表や展示の準備があり多忙な中で、全校8名の生徒さんは、短時間で見事にマスターし発表しました。背景画は「石東のあねさん」、英文訳は浅野先生とALTのステーブ先生。A long, long time ago, during Edo era. There was a local governor named Heizaemon. で始まります。
舞台発表も多彩です。弁論、合唱、楽器演奏、研修発表、各種展示。一人ひとりが最大の力を発揮しないといけません。みんなが主人公です。一期卒業生の「道順」(菅原道雄、長見順二さん)のトークと歌も素敵でした。
ステーブ先生には久しぶりに会いました。今も天領大鼓で活躍中。以前大田市人会総会で演奏するために一緒に大阪へ行きました(ぼくは「語り」で参加)。小谷校長先生にも久しぶりに会いました。みなさん頑張っておられて嬉しく思いました。生徒さんと先生方が一体になって取り組んでおらる成果がよくわかりました。少人数学校の良さですね。
3日は松本、山本君がオペラ「石見銀山」の京都公演のために、この文化祭には来られませんでした。ぼくも駄目かと思っていましたが、幸い前日退院、吉川さんと一緒に文化祭を見に行きました。みなさん、おつかれさまでした。
(ブログ:劇研「空」 活動報告 観劇 地域情報 20221107洲浜)

R4,第11回「朗読を楽しむ」好評裏に終わる(感想の一部紹介)

10月1日、予定通り大田市民会館中ーホールで開催しました。コロナの心配もあり、30名を想定して椅子を用意しましたが、約40名来て頂きました。アンケートも好評でした。そのうち劇研「空」会報23号に掲載しますが、ここではその一部を紹介し, 遅くなりましたが報告とします。参加された皆さん、協力頂いたみなさん、ありがとうございました。

トップは「空」の4人で「吾妻鏡」から当時の時勢を講談調で解説し「北条政子の演説」の現代訳、書き下し文を朗読しました。写真は鎌倉安養院の北条政子像。
「北条政子の演説」(松本、山本、吉川、洲浜)
・テンポ良く進行。掛け合いのような朗読がとても良かったです。・政子に衣装を着せて高い場所で語らせてみては。・政子の演説について初めて知りました。臨場感ある朗読で感動しました。・ラジオドラマの様でした。・鎌倉殿(TV)とマッチして、期待が膨らみました。・テレビを観ているので、関連付けて楽しかった。

大屋町の伝承「鬼の一夜城」(文 高橋和子 渡利章子 朗読)

・このお話が聞けてよかったです。・ふる里の文化を伝える役割ーとても大切です。
・鬼や村人の様子が目に浮かぶようでした。・味のある朗読で、来てよかった。
・鬼岩 先日行ってきました。今日の話を聞いて、よりロマンを感じました。

詩「ふるさとの道端で」(洲浜作 渡利章子 朗読)
・とても好きだった。良かった。・懐かしい気持ちになりました。・会話の部分がすっと胸に入ってきた。・良い詩でした。芝居仕立てで観たい。・邑南町の景色ですね。・ふる里の情景が浮かびました。・味のある朗読で、来て良かった!・その情景が浮かんできて、人の命のはかなさ、一期一会など感じました。

歌唱「琴姫愛歌」(歌、福田隆昌 作詞、松浦和敬)

・馬路の事、琴姫の事、あまり知らないのですが、鳴き砂と琴の音について関連しているのだと知りました。・とても良い詩で曲も素敵でした。レコード化して“IJC”で流されたら如何ですか。・地域を伝える歌、大切ですね。・いいメロディーに心地よい歌が良かったです。・初めて聴きました。琴姫伝説、鳴き砂、目に浮かびます。・ゆったりした愛歌うっとりしました。・松浦さん、いつまでもお元気で、笑顔で。

「川に飛び込んだお袋」(文 栗木義光)「あめ色の風景」(文 武田 穣 朗読 澤江洋子」
・澤江さんの人柄、語りに合っていました。澤江さんがそんなに高齢だとは…、びっくり!いつも上品で素敵です、ファンです。・地域の文化人 利三さんの業績が紹介されていて、タイムリーでした。(今はふるさと文芸は終了しているので)・お年とは思えない程迫力のある素晴らしい声でした。・高齢なのにしっかり朗読され素晴らしいです。・まず、お年に感嘆しました。あれだけ朗読されても息が切れていない、ほんとにお疲れさまでした。

朗読劇「あの夏 校舎は原爆病院だった」(脚本、洲浜昌三 朗読、松本領太、山本和之、吉川礼子、堤 浩隆)資料や記録、手記などから事実を紹介するとともに、映像や音学などを使用して楽しめる舞台として発表しました。特に献身的に看護された女学生、毎日100人規模で看護された婦人会のみなさんへの感謝をテーマにしてつくりました。写真は旧制大田中学校。女学校と共に広島陸軍第一病院分室でした。

・資料や写真、古文献等よく集められ感動しました。
・母校で起きていた事、今戦争の起きている国、ただただ平和を願いたい気持ちです。・大変貴重なお話をありがとうございました。
・母(93歳)学徒動員の話を聞いた事があります。今は認知症で覚えていない。多感な若い頃。校歌、母に聴かせてやりたかったです。涙なみだで聞きました。戦争は絶対にいけませんね。良い時間をありがとうございました。前は話しが少し長かったです。
・貴重なお話ですね、大田の歴史として是非残していただきたいです。ずっと知りたかった分院のお話が聞けたし、皆さんの演技のおかげでとても入ってきやすかったです。中学、高校で演じていただきたい。・いい話でした。

・大田や戦争中のことなど、知らないことだらけで勉強になりました。戦争中の女学生の姿を想像するといたたまれない気持ちになりました。平和な世の中がずっと続くことを願います。
・感動しました。今、子供たちに伝えるべき内容です。ぜひ又、どこかで上演してください。ありがとうございました。
・遠い過去の話、歴史の事実をよく調べて朗読。劇研「空」として大変良いシナリオ、良い朗読で、皆さん大変上手に発表され、大きな拍手 をお送りします。もっともっと市民の皆さんがみられたらと思います。今後も、何回も発表してください。

5人で発表する予定でしたが、直前に一人のベテランメンバーが参加できなくなり、そのセリフを4人に振り分けました。変化、多様性、個性の差を考えて台本を作っていましたので、想定外なことでしたが、朗読でしたので経験豊かな4人のメンバーで無事に終えることができました。朗読と劇では作り方は大きく異なりますが、劇として脚本に書き直しても面白いと思って観劇しました。みなさん、おつかれ様でした。ご来場くださったみなさん、ありがとうございました。
(ブログ:劇研「空」活動報告 地域情報 観劇 20221010劇研「空」洲浜)

 

R4, 朗読劇「校舎は原爆病院だった」本日10/1

今日は、第11回「朗読を楽しむ」。13時30分開幕です。第2部では、創作朗読劇「あの夏 校舎は原爆病院だった」を発表します。旧制大田中学校、大田高等女学校が広島陸軍第一病院の分院に指定され、約600人の被爆兵士が運び込まれてきた77年前の出来事です。
8月9日に約300人、11日に約300人の被爆兵士が運ばれてきました。どんな状態だったのでしょう。手記や記録を元に発表します。
映像や音楽もたくさん使って退屈しないように工夫しましたが、果たしてどうでしょうか。チケットはノルマになるり負担になるので、ありません。でもどれだけ来ていただけるか見通しは立ちません。椅子を相手にしてもやります。ラストステージかもしれません。頑張りましょう。はい。9時半から練習です。
(ブログ:劇研「空」 お知らせ 朗読を楽しむ 20221001すはま)

R4,「北条政子の大演説」(第11回朗読を楽しむ 10/1) PR

NHK大河ドラマで「鎌倉殿の13人」が好評です。12歳で征夷大将軍のあとを継いだ実朝はまだ存命中ですが、やがて頼家の子、公暁に殺され、さらに公暁も殺害され、源氏の正当な血筋は途絶えます。ここぞとばかり後鳥羽上皇は北条義時追悼の院宣を発し、兵をあげます。混乱する鎌倉の御家人たちをまとめたのが、かの有名な北条政子の文です。世にいう「政子の大演説」です。原文をどうぞ。
前半に楽しい解説を入れて、手紙を朗読します。俗に「北条政子の大演説」として知られていますが、景盛が「殿原」(武士たち)へ読んだようです。この演説を聞いて殿原は涙を流して感動し、一気にまとまり、わずか一ヶ月で勝利。後鳥羽上皇は隠岐へ流されました。現代文と書き下し文を朗読します。
(ブログ:劇研「空」活動報告 お知らせ 20220929すはま)