9/1 石見銀山 大森で「天領さん祭り」

2013年の大田の祭り、「天領さん」は3会場で行われ、大田、久手会場ではすでに8月に行われました。最後の大森会場の天領さんが9月1日に開催されます。今日の新聞にチラシが入っていましたのでPRも兼ねて紹介します。

江戸時代の面影を残す町並で多彩な催しがおこなわれます。無料バスもでます。どうぞ9月1日は世界遺産の町、大森へ!!
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さてさて、催し物最後の「石見銀山大盛行列」から紹介しましたが、なぜかお分かりかな。分からねえ?それじゃ言って聞かせやしょう。上のチラシの右下隅をとくとご覧あれ。なんと書いてあるかな?そうそう、協力:劇研「空」。そうなんです。今回声がかかって準備段階から協力したのです。行列の仕方、歌、瓦版作り、シナリオ作成、そして瓦版売りとしてヤマモトクンとリョウタクンが出演し口上を述べるのです。特に出発地点、途中の町並交流センター、最後の代官所では二人で生きのいい石見銀山に関する口上を述べて楽しませてくれます。
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作成途中の未完成瓦版3号です。なに?読めない?じゃ、9月1日に大森へ行って、3文で買ってくなんしょ。(会津弁じゃ)。この空白には行列や佐毘売山神社の絵が入ります。ウチダさんの絵が入ると一段と引き立ちます。6文以上の価値があります。

その他の催し物をチラシから紹介します。
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勝手に紹介させていただきました。新聞の写真はPR用の映像を撮るために集まった時のものです。山陰中央新報です。読みたい人は買って読みましょう。

この大森会場の「天領さん祭り」に各地からいろいろな出し物が集まるようになれば面白いですね。路上でのいろいろなパフォーマンス、例えば、寸劇、漫才、語り、村芝居、民謡大会、踊り、などなどなどなど。

劇研空も数年前に一度、大森の町並交流センターで上演しました。その時は「朗読を楽しむ」というタイトルで、井戸平左衛門の詩の群読、広島や県内詩人の詩の朗読、語り、そして銀山に題材をとった創作民話劇「出口がない」などを上演しました。

また町並交流センターで、石見銀山の劇や語りや朗読をやりますか。狭いけど移動舞台はあるし、照明器具も基本的なものは設置してありますし、使用料も廉価ですし、気軽にできそうです。

9月1日、雨が降らなければいいですね。台風よ、あっちへいきなんしょ!ヤマちゃん、マッちゃん、がんばりましょう。

江戸の風情が残る大森ならではの楽しい祭りになればいいですね。

劇研「空」会報16号できました

不定期で会報を作つていますが、5月に16号を作りました。15ページです。自家印刷機で印刷したカラー版と店のコピー機で作った白黒コピー版の2種類あります。すでにメンバーには郵送しました。今回は詩人連合総会や文化プロデユースの会などでも紹介を兼ねて配布しました。表紙を紹介します。

H25 会報16号表紙

空のメンバー以外でも千葉の持田先生や作家の石田さん、詩人・作家の日和さんなど関係のある人にも送りました。PRなどであげたい人があれば言ってください。いつでも送ります。

記録のため、またPR用として今後も作ります。書きたいことがあれば原稿を送ってください。

H25 青原小で文化芸術体験授業

2013年6月4日、津和野町立青原小学校でワークショップをしました。これは県文化国際課の「しまねの文化芸術体験事業」です。劇研「空」は、昨年島根演劇ネットを通して企画案を提出していました。その結果、青原小学校から声がかかりました。詩の群読を通して発表力を養う、という目的です。

台本など準備に数日かかりましたが、無事に終わりました。詳しいことはまた会報などでお知らせします。写真は音楽室の風景写真です。

H25 青原小

劇研空のレイコさんがギターを抱えてはるばる来てくれ、シゲミさんが記録や介護(?)係りとして同行してくれました。

「つもった雪」はギターに合わせてみんなで歌うことを一つの目標にしていましたが、これは成功でした。ピカピカの一年生から、落ち着いて理解力もある6年まで28名です
から、どこに焦点を合わせるか難しいところです。上級生は詩の理解力も十分あります。学年で選んだ詩を群読してもらいました。今後続けるそうですから、きっと上達していきうことでしょう。楽しみです。

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最後にもう一度歌をみんなで歌いました。

終わって、「今日の感想を何か述べたい人はありますか」と先生がいわれると、7,8名の児童が勢いよく手をあげて、感想を述べてくれました。とても励まされました。

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後で聞くと、日頃はおとなしく、ほとんど発言しない子が数人、自分の感想をしっかり述べたそうで、先生も感動しておられましたが、レイコさんもぼくも、感動しました。

反省することもいろいろありますが、ひとまず終わったことを報告します。

 

 

 

H25 石見演劇フェスタの会議報告

2013/04/27、浜田の石央文化ホールで石見演劇フェステバルの第一回代表者会が午後1時から開かれました。出席団体は劇研空、ドリームカンパニー(益田)、くにびき18座、山陰久佐松竹座、今福盛り上げ隊、npo創作てんからっと、浜田高校演劇部、劇団川本塾、深山会、石央文化ホールの関係者。主なことを報告します。
H24 新聞 石見演劇フェスタ

(昨年の石見演劇フェスタを報道した山陰中央新報です。今年度のフェスタとはまったく関係ありません。読みたい人は購読するか図書感で読んでください)

大会長、岩町功先生の司会で会議が進行。最初に昨年の反省から今年度の方針を話し会いました。最初に意見を求められたので、次のようなことを述べました。

1.一日10団体上演は無理が多い。9時から5時まで昼食休憩なしの上演では観客に負担が多い。しかし2日間上演すれば経費は倍になり開催は困難。そこで一団体の上演時間は45分以内にしてどうか。
1.リハーサルでは照明や音響とのきっかけ合わせがしたい。そのためには照明の仕込みの日程や時間を事前に確保してほしい。(連続して会場確保するには10,11月は困難)

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(内容と写真はなんの関係もありません。単なる気分転換です。さてこの三瓶山はどこから写したかわかりますか。分かる人は大田のことがよく分かっている人だということが分かります)

いろいろ話し合った結果次のことが決定されました。
1.今年度開催は3月5,6,7,8,9(8ゲネ、9本番、5,6,7はリハ)
1.上演時間は45分以内。(どうしても1時間が必要な劇団は例外)
1.9月末までに各団体は上演作品、時間を報告する。
1.10月中旬に次回の会議を開催する。

以上です。劇研空は目下白紙です。川本塾の堤さんが出席されました。今年度も川本では地芝居大会を開催される計画ですが、この浜田のフェスタにも参加される予定です。

帰り際に、「11月15日に邇摩高校創立110周年記念で『石見銀山旅日記』の上演依頼を受けているんですが、都合はどうですか」と聞きました。忙しい人ですから今から予約を確実にしておかないといけません。「会報はできましたか」と聞かれ、「あと少しです」と答えましたが、待っていてくれる人がいることを知り、がんばらねば、と思った次第です。

3/30 機能も充実、新装大田市民会館を見学

3月31日、新装なった大田市民会館のリニューアルセレモニーが行われました。100人以上の人たちが集まりました。
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テープカットがおわり、会館の内部を見学しました。中ホールはいままで「単なる広い部屋」でしたが、「舞台にもなる小劇場」になっていました。ホリゾント幕や袖幕は大ホールのものを再利用したとか。最新のプロジェクターもあり、音響も素敵です。
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後ろを振り向くと!なに?この人たち?!
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あなたもいる、ぼくもいる、なんと我々ではありませんか。どういうこと?。そうですmirror です。ダンスや舞踊などの練習で、自分の姿を見ながらできるのでとても便利です。その他、展示会などで展示品がすぐ吊れるようにレールも設置してあります。

次は大ホールです。久しぶりに入ってみると、「あー、広いな」と思いました。1036席の椅子がすべ新しくなっていました。座り心地も快適。
DSC04484フロアーも新しい木材です。緞帳は昔の三瓶山ですが、洗濯に出したそうです。13秒だったのが、11秒くらいで下ります。暗転幕もスピードがあり、どこでもストップできます。照明機材も新設です。LEDをたくさん導入したので電力消費も抑えられるとか。

「ここで石見銀山の劇をやってほしいね」と隣におられた元会長さんがいわれました。浜田で上演した「石見銀山旅日記」の話しをすると、「浜田で?そりゃ大田でやらにゃ、石見銀山の大久保長安でしょう」

まず、中ホールを使って、第4回「朗読を楽しむ」をやりたいという話しをしました。

1.ひとり5分前後、詩でも随筆でも歴史物でも創作でも自分の好きな素材で参加する。
1.興味がある人は誰でも参加できる。観客も朗読者も入場料は500円負担。
1.劇研空は20分くらいの創作民話などを群読する。
1.毎回テーマを変えて実施する。第4回は「三瓶山」(プロジェクターを使って三瓶山の四季の姿を投影し、詩をつけて朗読)

これは以前から抱いていた着想です。元会長に話すと「いいですね、参加します」とのこと。前夜、空の会合で修平さんと山ちゃんも賛成です。演劇が好きな大田高校生にも呼びかけたい。

帰りに中ホールの空き状況を聞いたみたら、4,5月の土日はすべて予約済み!6,7、8月にちょっとだけ空きがありました。朗読ですから場所は自由ですが、ゆっくり考えましょう。

 

2/10 「おおだエコ小劇場」撮影終了

2013年2月10日、「おおだエコ小劇場」の撮影が終わりました。昨年の夏から台本を書き、何度もやり取りして修正、12月に4本撮影し、残りの4本を昨日撮影しました。

2012年夏に大田市地球温暖化対策地域協議会の担当者から、地球温暖化防止のためのキャンペーンとして映像をつくり、石見銀山テレビで放映したいので協力して欲しいと劇研空へ依頼がありました。そのために台本を書き、担当者や「ぎんTV」の撮影者とも数回打ち合わせてやっと完成したものです。1本が約1分という短いものですが、ユーモラスで温かみのある映像でしかもエコ対策になるような作品にするために苦心しました。編集作業は残っていますが、多分2月下旬ごろから石見銀山テレビで放映されることでしょう。みなさんおつかれさまでした。写真と台本1本紹介します。
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ラトちゃんは大活躍。声を出していけないといわれ、台本を変更して文字で意志を表現しました。ナカミも劇研空のニンゲンです。

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撮影場所は主に長久のモデル住宅です。

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舞台劇と違い、カット、カットの連続です。テレビの画面に如何に写すか、ということが最終目標ですから、撮影の仕方や編集に大きく左右されます。そこはさすがにベテランですね。
ここで台本をⅠ編紹介します。

9 プラスチック編

保育園の親子遠足から母と子が帰っくる

母    ただいま。

子供たち 帰りました。

父    お帰り。遠足はどうだった?

子供たち    楽しかった。

父    そうか、そりゃよかったな。

ビニール袋を差し出す。

子供      はい、おみやげ。

父         ありがとう。うれしいな、おみやげがあるなんて。

何のおみやげかなー・・・なーんだ。ゴミか。

うれしそうに開けるとゴミがっぱい。

子供     先生がね、ゴミはすてないでおみやげに持ってかえりな

さいっていったの。

父      そうか、やさしい先生だな。(ゴミ箱へ捨てる)

母      ちょっと!分けて入れてよ。

父が袋から弁当や菓子などの袋を出してゴミ袋に入

れている。

子供      おとうさん、ちがうよ。                              、

母が父の所へくる。

母    どれどれ。(お菓子の外袋を出して)本当だ。これはね、

容器包装プラスチック、ここに書いてありでしょう。

(弁当箱、醤油袋、マヨ袋を取り出して)

これはね、きれいに洗って「プラスチック」へ、汚れが落

ちないこの容器は「燃えるゴミの袋」へ。

しょぼくれている父の顔。

ラトちゃん   〝捨てれば「ごみ」分ければ「資源」〟

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放映されるテレビを見てみなさんがどのように感じられるか楽しみでもあります。出演者のみなさん、担当者のみなさん、おつかれさまでした。おもしろい企画があればまたやりたいね等と話して、2月の寒風の中で解散しました。

2/9,10 ぎんざんTVで「石見銀山旅日記」放映

平成24年10月28日に浜田で開催された「石見演劇フェスティバル」では8団体が上演しました。劇研空は創作劇「石見銀山旅日記」を上演しましたが、石見銀山テレビがそのうちの3つの劇を放映するそうです。たまたまチラシを見て知りました。劇研空のみなさん、どうぞ忘れずに見てください。また浜田まで見に来られなかった人にメールか何かで紹介してあげてください。感想でも聞かせていただければうれしいですね。

2013年2月9日(土)20時〜(約55分です)  10日(日)13時〜、20時〜(2回です)

2月16日20時〜 17日13時〜  20時〜 には劇団やうね座県立大学の「うそんせ」が放映されます。やうね座は舞踊3題です。

参考までに石見演劇フェスタの冊子から、「石見銀山旅日記」を紹介しておきます。まず貴重な写真から。当日はるばる観劇にきていただいた勝部義夫さんと一緒に写したものです。楽屋まで来て激励していただきました。

この創作劇は石見銀山の歴史を尊重しながら、歴史と伝承の隙間を利用して面白おかしく、銀山最盛期の江戸初期の大森を劇にしたものです。初代奉行・大久保長安は家康に仕えた実力者で大きな功績も残していますが、亡くなると罪人とされ墓は暴かれ、子供たちもみな死罪を申しつけられます。不正があったかどうか、証拠はありません。長安の実力を恐れて一族を抹殺した可能性もあります。

歴史では勝った側の証言や記録しかのこりません。負けた側の記録は抹殺され、さらに悪者だったという伝承が伝わっていきます。そのことを知ってこの劇を見ると、「おもしろおかしさ」も増すことでしょう。東京から前日のゲネプロを見にこられたある劇団のプロデューサーが、「脚本に興味を持った」という手紙を大会長の岩町先生へ送っておられたのを読ませていただきましが、うれしくおもいました。(ゲネプロはさんざんでしたからねえ。stop、ストップの連続でした。まだ冷や汗が出てきまする)
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大田市演劇サークル 劇研「空」

 洲浜昌三 作『石見銀山旅日記』

キャスト                                  スタッフ

親 方(江戸の大道商人) … 山本和之           演  出 … 洲浜昌三

源 六(   〃    )… 三井 守                  舞台監督 … 下垣欽造

清兵衛 (大森の)   … 松本領太                             舞台装置 … 田中安夫

九郎兵衛(  〃 )   … 田中安夫                   照  明  …  (中村隆実)

京の(京都の商人)  … 吉川礼子                            音  響 …  松本由香里

神谷寿禎(博多の豪商)  … 堤 浩隆                           衣  装  … 全 員

石見の船乗り)  … 松本領太                                            道  具  … 全 員

お 菊(地元の女)    … 田中和子

銀次郎 (地元の男)    … 堤 浩隆

唄(CD)「石見銀山馬子唄」・・・藤村英苑    「銀堀り歌」・・・河村桜歳

あらすじ
     商売をしながら、名所風俗を絵日記にして出版するため、江戸から大道商人が大森銀山へやって来ます。石見は「山また山の山の中」と小馬鹿にして来ましたが、次々とびっくりすることに出会います。歴史的な事実や記録は重視しながらも、遊び心を生かし、おもしろく石見銀山を紹介するために創った劇です。初代奉行・大久保長安が治めた慶長年間、石見銀山は最盛期でした。「士稼の人数20万、一日米穀を費やすこと1500石余、車馬の往来昼夜を分たず、家は家の上に建て、軒は軒の下に連なり」と『銀山旧記』にはあります。長安が死ぬと墓は暴かれ7人の子供は打ち首に。大道芸人は得意になって長安の最後を語ります。

劇研「空」プロフィール
劇研「空」は平成12年、大田市で高校演劇経験者を中心に発足しました。現在は日頃の活動に参加できるメンバーを核に、可能な人たちに呼びかけて公演をしています。人数不足の上、体制も不十分、解体の危機を抱えていますが、「地元に発表の場がある喜び」を消さないよう、身の丈に合った活動を考えています。目標は「感動のある舞台の創造」、「地域の歴史・文化の掘り起こしと再創造」。詩の朗読や語りにも挑戦。民話などの作品化、朗読や劇の脚本作りにも挑戦し、群読「石見銀山歴史物語」、朗読劇「スーホーの白い馬」、劇「経家最後の手紙」 などを小、中学校に提供し一緒に舞台化しました。これまで30数回の大小様々な舞台発表に関わってきました。

当日は堤さんの奥様にも重要な仕事をしていただきました。ありがとうございました。この劇のDVDが欲しい人は申し出てください。劇研空としては例の実費でお渡しします。みなさんご協力ありがとうございました。関連の記事は今までに数回書いていますので読んでみてください。(PCのベテランなら関連記事をクリックすれば開くように便利なするのでしょうが、皆目分かりませぬ。)例のとは500です。

(修平さん、またグラフがでなくなりましたね。)

新年おめでとうございます

2013年がスタートしました。今年もよろしくお願いします。
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(ここで、雲の上から写した富士山の美事な写真を入れようと思い、今までと同じ操作をしたのですが、いつのまにかやり方が変わっていて、何度やってもうまくいきません。ギブアップです。・・・・しかし本日成功しました、おめでとうございます。昨年結婚式で東京へ行ったとき飛行機から写したものです。こんなにきれいに見えることはめったにないそうです。)

昨年の劇研空の活動は、10月の石見演劇フェスタで「石見銀山旅日記」上演。12月に地球温暖化防止のためのPR用映像「おおだエコ小劇場」の台本作りと撮影。それが主な活動です。

新年度になってどうするか。一つは「おおだエコ小劇場」のつづきを完成することがあります。2月には島根演劇ネット主催のワークショップが八雲村でありますが、それ以外にまだ具体的な行事や公演の案はありません。
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大田市民会館の耐震工事が終わり新装されますので、何か上演したいものです。また第2回石見演劇フェスタが開催される予定ですが、参加するかどうかその場合は何を上演するかも話し会わなければいけません。

いい案を考えておいてください。また空の構成や運営などどうするかも課題です。できるだけ負担をかけないように、規約も作らず決まりもなく空気のような団体としてやってきましたが、これでいいのかどうか。課題山積ですが、よろしくお願いします。

みんな忙しく大変ですが、マイナスを養分にしてエネルギーに変え、笑顔を忘れず前を向いて歩いて行きましょう。

(修平さんの指導でやっとこさ写真を挿入することができました。それまでに3回失敗してあきらめていましたが、今回は意外と簡単に成功しました。グラフはなくなったのですか。)

 

(続)石見演劇フェスタ舞台評です

この前のつづきです。
 島根県立大学演劇サークルの「うそんせ」(尾道太郎作)です。逆に読めば「せんそう」となります。部員は3人だそうです。キャストは松岡さん坂口さんの二人ですが、よくがんばっていました。貴重な演劇の火を消さないようにがんばってください。

さてさてお待たせしました(ダレガマッテイタノダ!)大田市演劇サークル 劇研「空」の「石見銀山旅日記」(洲浜昌三作)です。みんな上演に関わっていたので写真など写す者はいませぬ。修平さんが客席にビデオを据えて撮影してくれましたので、その映像を取り出してメールで送ってもらいました。紹介します。
 大森の銀堀の九郎兵衛が石見銀山の歴史を語る場面です。「ありゃ、じっつあんの病気ですけ。大阪城の下へ穴を掘りぃ行ったとき、時代物の語りを聞いたり、歌舞伎ぅ見たりしてから、病になったんだけな。古いことを調べちゃ、あがぁして語るだけ」

神谷寿禎が船の上から石見の山並みを眺めて、船子からいろいろ聞いている場面です。
「おーい、しょこん船子しゃん、ちょっとここば来て教えちゃらんと。あの高かの山なんちゅうと?」「三瓶山だります」「美しか山やね」
照明で船の上の効果的を出しましたが、どうだったんでしょう。リハの時も本番の時も客席から一度も見ていないので分かりませぬ。

 江戸から大森へ来た親方が語ります。「さてさてこの石見銀山は初代奉行、大久保石見の守によって栄えたるはご存知のとおり。されどかの家康公の怒りを買い、今は地獄であえぐ大悪党」
 劇は予定の54分で終わりましたが、果たしてどのようにお客さんはご覧になったか、ほとんど分かりませぬ。大田でやればすぐ反応が返ってくるのですが、遠い浜田でのこと、ちょっとわかりませぬ。

上の写真、お客さんは一人??!!確かに一人しか写っていませぬ。後ろの方には80人くらいはおられたかな。午前中は前の席も埋まっていましたが、午後になると減りました。最後の劇では約40人。9時半から6時まで休みなしの長丁場ですから仕方がありませんよね。この日は浜田でもたくさんイベントや会議などもあったそうですし。

県立大学の瓜生先生が最後まで観劇され、終わったときいろいろ質問されました。先生には大田で天領太鼓と語りを上演したときお願いして観劇記を新聞に書いていただきました。今回も会長がお願いしました。専門家にこのような舞台評を書いていただけるとはありがたいことです。
 とても参考になります。この脚本は今までに上演した「語り」と別の「劇」を合体したものです。語りの部分が長過ぎたことは確かです。今度上演するときには劇としてふくらましたい。(ええ?こんど?)はい、ある人にあるときあるところで上演してもらえるかと聞かれたのです。その時には、以前上演したように尺八の師匠さんや民謡のプロも舞台に出てもらって楽しい舞台にしたい。市内で上演する場合には気楽に出演をお願いできますが、何度も浜田まで行ってくださいとは言えない。

アンケートをいただきましたが、一般的なことと浜田の劇団のことはたくさん書かれていますが、「石見銀山旅日記」について二つだけです。「~脚本がとても面白く興味深かったのは石見銀山旅日記でした~」「江戸から来た人が、だけぇ、などと石見弁を使うのは不自然だった」。この二つです。「時代劇がよかった」という感想文はたくさんありましたが、多分地芝居のことだと思います。

浜田は近いようで遠いので、リハーサルやゲネプロ、本番となかなか大変です。特に照明や音響と劇を、演出として通して見ることが一度もできなかったのは残念です。劇のねらいや予測や計算はありましたが、実際にどのようにお客さんに観ていただいたのかか実感がつかめません。

ホールのスタッフのみなさん、いろいろお手数をお掛けしました。ありがとうございました。みなみなみなさん、おつかれさまでした。

H24 石見演劇フェスタ舞台評

10月28日に浜田で開催された「石見演劇フェスタ」については数回ブログで紹介しましたが、みな途中経過でした。ぼくらも上演する側でしたので写真などもあまりありませんし、情報もあまりありませんでした。ここでは不足していた部分を少し紹介します。

12月2日に浜田で第3回実行委員会が開かれ、今回の反省などが話し合われます。事務局から総括やアンケートなども送ってきました。そのうち「空」の会合で紹介します。

ここでは舞台写真風景と山陰中央新報へ掲載された県立大学の瓜生教授の舞台評を紹介させていただきます。

 上の写真はゲネプロのとき写したものです。浜田高校放送部が司会をしました。
  上は「創作てんからっと」の「片桐さんからの手紙」。岩町先生と石原宏恵さん。大泥棒だった片桐が36年振りにラジオのデスクジョッキーへ、家族を捜しているという手紙を送り、それが放送されて波紋を起こすという話しです。今年も美崎理恵さんの創作でした。ストリーがちょっと古めかしい感じはしましたが、「父帰る」のような家族の再会を扱い、お客さんには好評だったようです。二人とも味が出ていました。
 上の写真は益田の「ドリームカンパニー」の創作劇「生前葬リハーサル」(大畑喜彦作)です。喜劇で、思わぬどんでん返しもあり、なかなか工夫して書かれた脚本でした。葬式というのはあまりにも高齢者には切実過ぎて、笑うにも笑われないという心理状態で観るという複雑な面もありますが、思い切った現代劇でした。役者も達者でした。
 上の写真は江津の「西行花伝より堀川局の語る歌と花と月」新屋由美子さんが自ら台本を書き舞台で語られました。表現も滑舌も、何もかも素晴らしく聞き入りました。いろいろなところで実演されているそうです。