H24 4/7 「サクラ コンサート 」あすてらすで

2012年4月7日(土)、大田市の「あすてらすホール」で「サクラ コンサート」が上演されます。創作音楽劇『琴の鳴る浜』に出演していただいた混声合唱団「フレンズ彩」や同じくその音楽劇で演奏をしていただいた長坂ファミリの eldest son 拓己くんもヴァイオリンで出演されます。

 巧己くんは 現在、森悠子先生に師事し、ソロ、室内楽、各地のオーケストラで活躍中です。退職後、英語講師として数年大田高校へ行っていましたが、そのときに拓己くんは理数科にいて生徒会長という大役を務めていました。ますますこれからの活躍がが楽しみです。

寒さは長かったので、サクラ満開!は4月7日より過ぎるかも知れません。我が家の庭のサクラの古木もまだ固いつぼみです。でも春の陽差しを浴びて一気に花開き7日には満開になるかもしれません。
このいい季節に、大田では滅多に聞く機会がないクラシックの生演奏を楽しむことにしましょう。

ついでにカンケイナイオハナシ:

いつの間にか、このブログで300以上の項目を書いたことになります。以前にも書きましたが、管理人修平さんとすはまくんはどの項目がよく読まれているかグラフで分かるようになっています。そのグラフの推移を見ると面白いことがあります。

旧福波小学校が劇を上演したのはもう1年前になりますが、目下最もグラフが高いのが、「福波小『吉川経家最後の手紙』鳥取公演に大きな拍手」です。なんで今頃になってこの項目が急にトップになったのか不思議です。先日、都合があって手元にある鳥取公演のDVDを見ましたが、福波小学校(今は温泉津小学校)の1年から6年まで26人の児童は実に堂々と400人の観客の前で演じていました。改めて感動しました。(DVDが見たい人にはお届けします)

こうして今になっても多くの人たちにこの福波小学校の公演のことを読んでいただけるとはうれしいことですね。本や新聞は閉じたらおしまいですが、ブログの項目は時がたっても思わぬ人たちによって検索されて開かれる。責任も感じます。あの子どもたちが知ったら喜ぶことでしょう。しかしこれを読む子どもたちはいないので、シンパイするヒツヨウはありません。

ついでに。次にvisitorが多いのは「異伝ヤマタノオロチ」「三月記」「高校演劇広島県大会」「高校演劇島根県大会」です。詩では、高塚かず子さんのことを書いた評論のグラフが高くなりました。(さすが高塚さんは全国区の詩人です)。しかし詩というのは演劇と比べればはるかに興味のある人が少ないのがよく分かります。

H24 勤労青少年ホーム3月まで

2012/03/9、最後の勤労青少年ホーム利用団体の代表者会議が19時から開かれました。担当の大田市役所産業課から2名、教育委員会から1名出席され、4月以降の活動場所について説明がありました。

(夜の大田市勤労青少年ホーム玄関。1972(昭和47)年にこの市有地に建設されました。鉄筋コンクリート3階建て、延べ面積1200㎡。一階には事務室や軽運動室、研修室、2階にも各種の研修室や集会室、3階には広い中央集会室があり会合や研修にはとても便利がいい施設です。元々その名が示すとおり勤労青少年のための施設でした。約13団体が使用し2009年では述べ2万2千人が利用しました。県や中国地区などの大きな会議があるときには利用できるので、とても便利がいい施設でしたが、老朽化が進み耐震工事にも相当の金がかかるために3月末で閉館と決まりました。)

 昨年の夏頃から、利用者の間で話し会いを重ね、閉館になったあとの活動場所の確保を市に要望し、市長交渉にも参加しました。この時には内藤市議会議員にも出席していただき利用者代表が10名参加しました。その時の要望書を紹介しておきます。この施設が果たした役割や今後の大田の文化振興を考える場合の参考になります。

 

 昨年12月9日には利用者会の会長と一緒に内藤議員、吾郷議員、塩谷議員の皆さんとも相談会を開き、12日には市議会の委員会に出席して参考人としての意見を述べました。委員のみなさんは的確な質問をしながらとても熱心に聞いてくださいました。日頃はまったく縁がない市の会議ですが、市民の側にたっていい方向で解決しようと臨んでおられるのがよく分かりました。利用者会の会長は船橋牧夫さんです。「ぼくは体育系だから文化のことはさっぱり」といいながら、謙虚にしかも熱心に役目を果たしてくださいました。お礼を申し上げます。

 新しい活動場所は次のようになりました。
1.劇研「空」・風花 ・・・・・ 川合まちつくりセンター
1.大田ウインドオーケストラ・女性コーラス花音 ・・・・・・・大田市立図書館2階視聴覚室
1.大田ラージボール卓球クラブ ・・・・ 仁摩伝統技能伝承館
1.大田ダンス同好会「ウイング」 ・・・・ 静間まちつくりセンター
1.大田手話サークル「どんぐり} ・・・・ 大田ふれあい会館
1.  大田卓球クラブ ・・・・・ 大田総合体育館
1.「ジューン」rクダンス・ラウンドダンスの会 ・・・・ 長久まちつくりセンター
1.島根大田青年会議所・大田市青年協議会 ・・・・・ 大田木材一場2階

尺八「愁山会」は独自で捜すそうです。フォークダンスサークル「スキップ」は都合により解散とか。
2007年4月から島根大田青年会議所が指定管理者として管理運営にあたっていました。解散にあたり利用者で拠出していた会費の残をお世話になったJCさんへ贈りました。

 

 1年か2年後にはこの施設は解体されるでしょう。消防署も移転が発表されました。広い空き地がうまれます。どのように利用されることになるでしょうか。昨日大田市体育公園・文化事業団の理事会・評議員会が開かれ、その中である理事さんから、ぜひ市民が自由に遊べる広場にしてほしいという声もありました。ぜひ全国の素晴らしい例を見習って大田市民や大田に来た人たちに喜んでもらえるような場所にして欲しいものです。

H24 創作劇『異伝 ヤマタノオロチ』木次で上演

2012/03/18(日)雲南市のチェリヴァホールで『異伝 ヤマタノオロチ』(脚本、演出は亀尾佳宏)が上演されます。亀尾先生の意欲作。必見です。紹介します。

 昨年秋の島根県高校演劇発表大会で同じ題名で三刀屋高校が上演し最優秀賞となりました。講師審査員で参加しましたが、とても迫力のあるいい舞台でした。中国地区大会でも最優秀賞を受賞、今年夏の富山の全国大会へ出場します。今回は多分その台本にかなり手を加えて上演されるのだろうと思います。どのような手が加わっているか見るのも楽しみです。空の皆さんも都合がつけばぜひ観にいってください。

 チラシの表の図案もよくできていていいですね。芸術的な意欲とセンスを感じます。しかし最近のチラシは字が小さくて読みにくい。特に裏は薄い青地に白い活字、さらに白抜きの図柄や絵もダブっていて目がぐらぐらする・・・それはあっちに置いといて、チェリヴァホールは演劇に意欲的ですね。2月にも高校演劇を他県から呼んで4校が公演したそうです。高校演劇の最高の指導者の一人、若林一男先生も呼んだとか。どうしてそんなことができるのか、ぜひ聞いてみたいものです。それもあっちへ置いといて、ぜひ観劇に出かけてください。(ジャガイモノキセツデス。キョウハ ヒルカラ ブットゥシデユウガタロクジマデ ハタケヲウッテ ジャガイモヲ ウエマシタ アチコチイタイヨウ カンケイナイ)

2/19 川本で「地芝居大会」

2012年2月19日(日)川本町の「悠邑ふるさと会館」で地芝居大会が開かれます。劇3本と舞踊が披露されます。主催は「悠邑GENKIおこしの会」。伝統のある地元邑智郡の芝居と堤さんによる創作・演出の劇を楽しんでください。

チラシが手に入らなかったので、礼子さんに頼んでポスターをメールで送ってもらいましたので紹介します。前回の地芝居大会も観劇にいきましたが、今回は「空」のメンバー団体で(団体とは何人以上?)応援にいきます。昨春大田で上演した創作音楽劇「琴の鳴る浜」でお豊さんを演じた空の吉川礼子さんや旅の尼僧を演じて観客に深い感動を残した前田美佳さんも出演します。さらに地頭・重房を演じた堤浩隆さんは「劇団かわもと座」の代表で今回の劇・「夏の別れ」の作者、演出です。どんな劇か楽しみにしています。

邑南町高原の「星が丘一座」も美郷町の「吾郷青吾会」も地芝居では伝統があります。吾郷青吾会の劇を観るのは初めてです。楽しみです。悠邑ふるさと会館は4千人弱の小さな町にしては大きくて立派なホールです。(悠邑・・・多分邑智郡の邑なのでしょうが、わからない人には分からないでしょうね。発音もUとOUの連続なので唇を前へ突き出しすぐ引っ込ねばいけないから難しい。地芝居には関係無い!は、はい。)

昨夜(2/10)は浜田でミュージカル「夢は波濤の彼方に」が上演され、観劇に行ってきました。120人以上が参加し、6時30分にはじまり9時10分頃におわるという大がかりな劇でした。演奏や歌、ダンス、劇と実力のある人たちが揃い、迫力のある舞台でした。前回も観劇しましたが、同じ木島さんの脚本でも作り方がかなり違いました。そのうち紹介します。

おっとっと、忘れちゃいけない!昨日は大田のサンレディで子どもミュージカル「風花」の舞台を観てきました。23人(だったかな?)の子どもたちが講習の成果を十分以上に発揮して楽しませてくれました。短期間でよくあそこまで伸び伸びと舞台で演じられたものだと感心しました。そのうち紹介します。

2/12 ミュージカル『我が夢は波濤の彼方に』公演

2012年2月12日(日)浜田の石央文化ホールでミュージカル『我が夢は波濤の彼方に~八右衛門と三兵衛~』が上演されます。昼は13時から、夜は18時30分からです。この劇は数年前に初演されました。とてもいい舞台でした。届いたチラシを見る限り今回はさらにキャストやスタッフが豊富で重厚な舞台になりそうです。脚本は前回と同じ浜田出身のプロ・木島恭さん、原案・演出は岩町功先生。120人以上が参加する住民参加型のミュージカルです。地域でもこれだけのレベルの高い舞台ができるのか、と感動されるでしょう。どうぞ足を運んでください。

初演の時には依頼されて観劇記を山陰中央新報へ書きました。それはこのブログのどこかへあるはずです。(クリックすればすぐ読めるようにせよ!と言われてもどうすりゃいいのかわかりませぬドシロウト)

初演では舞台へ大きな船が登場しました。数年後に青森八戸市で高校演劇の全国大会があったとき中国地区から講師審査員として参加しましたが、プロの内山勉先生と話したとき(先生は広島出身)「浜田のミュージカルの舞台プランを頼まれて大きな船を造った」と言われて感動しました。思わぬ所で思わぬことがあるものです。内山先生は毎年年賀状に自分が作った舞台の写真を載せられますが、それがいつも実に素敵です。今回船が出るかどうか知りませんが、出たらあのざっくばらんな内山勉先生を思い出すことでしょう。「劇研空の装置プランをつくってもらえますか」といったら、いいですよ、とのこと。恐れ多くて頼んでいませんが、装置が素晴らしかったら劇の奥行きが出て多様な表現が可能になります。

2月5日にはYプロの『ケータイ・クローン』が雲南のチエリヴァシアターで14時から上演されます。まだチラシはありませんが19日には川本で演劇があります。わが劇研空の吉川礼子さんや前田美佳さん堤さんも出ます。これはどうしても行かないといけなせぬ。そのうちチラシが来たらここへ書きます。

以上、問い合わせの電話がありましたので紹介しました。

 

 

 

 

大田ミュージカルスクール参加者募集

「歌って踊って、舞台に立ってみたい方、プロが振り付け、演技指導を行います」と書いたチラシが大田市民会館の入口にありましたので紹介します。対象は小学校3~6年・中学生・高校生です。〆切は平成24年1月20日です。

子どもの精神的な成長にも大いに役立つこと間違いなしです。どうぞ参加して貴重な体験をしてみてください。指導者は「風花」を長い間指導しておられる三浦克也さんです。

12/8 ジュニアミュージカル「風花」公演

大田のジュニアミュージカル「風花」が平成23年12月4日(日)大田市民会館中ホールで『学校ネズミのコンサート』を上演します。「風花」は15年前に発足した子供ミュージカル劇団です。毎週青少年ホームで練習してきました。困難な中で保護者の熱意が活動を支えています。子供さんと一緒に観劇に出かけてください。同年代の児童が舞台で堂々と演じるのを見て、きっと感動しますよ。いい教育の場にもなることでしょう。

 この3月に再演した『琴の鳴る浜』に出演してくれた子供たちや石橋君、田中さんも出す。この劇は15年前に三浦克也さんの演出で公演しています。大田市も全面的にバックアップしてキャスト・スタッフは公募して大がかりな舞台でした。今回はその短縮版です。

子供たちはがんばって練習してきました。楽しみにしています。劇研空も応援しています!

大田市文化協会『きれんげ』出版

大田市文化協会は『きれんげ』を年3回発行しています。各号は8ページの会報ですが大田市の文化や歴史、文化グループ、人物、俳句、短歌、川柳、詩などを取り上げて格調のある冊子をつくり高い評価を得てきました。1号から50号はすでに合本になって発行され、今回2011年9月、51号~100号の合本が発行されました。大田の文化や歴史を知る上で欠かせない資料です。簡単に紹介しましょう。

 『きれんげ』は7名の編集委員で作成しています。高いレベルの会報をつくることを目指してきました。ある県内の文化人は、「県内で最もレベルが高い会報の一つだと思う。優れた書き手が多いのも特徴だ。」と言っていました。それぞれ立派な人たちで編集委員の見識が紙面に反映されています。

 連載ものが数本あるのも特徴です。大田に来た文化人が大田について書き残した文献を丹念に調べて連載された西村 恿先生の「大田市文学散歩」は貴重な記述です。芥川龍之介、大町桂月、斎藤茂吉、徳富蘆花、岩谷小波、松本清張、岡本かの子、森鴎外と中島範造、中村健吉、駒田信二、杉本苑子、小野十三郎、山口誓子などなど35人にもなります。「本にしてください」と数回言ったことがありますが、残念ながら昨年他界されました。派手なことが嫌いな地味で実直、責任感の強い先生でした。惜しい人を亡くしました。尊敬していた先生でした。

 石見銀山資料館館長、仲野義文さんの「石見銀山あれこれ」は38回つづきましたが、貴重な資料や文献を駆使して書かれたものです。今は藤原雄高さんが引き継いで執筆されています。

「清流」というコラムは菅原龍憲さんが担当され鋭い筆先には定評があります。400字くらいの短文ですが、全国紙にも負けないレベルです。菅原さんはこの欄の文章をまとめて『世をいとうしるし』という本にして京都の本願寺出版社から発行しておられます。300円という手頃な値段です。

 

大田市で活躍している文化人などを取り上げて1ページで紹介している欄も貴重です。

最近では詩を載せる雑誌や会報などは見あたりませんが、編集長の大場 格先生の見識で洲浜昌三さんの詩を73号から連載しています。意外と好評で、感動しました等という声を聞くことがあります。(・・・・・)

 この本は限定出版です。早い者勝ちです。2000円で販売しています。文化協会でも取り扱っていますが、すはまくんも数部抱えて苦闘しています。欲しい人には定価でお送りします。資料として今後生きてくるでしょう。

第35回島根県高校演劇県大会

2011年10月29、30日の2日間、島根県民会館中ホールで第35回島根県高等学校演劇発表大会が開かれ7校が上演します。入場料は無料です。高校生たちの熱のこもった新鮮な舞台をぜひお楽しみください。

 発表時間や劇の題名は次の通りです。

 創作劇は三刀屋高校の『ヤマタノオロチ外伝』と出雲高校の『セ・ラ・ヴィ』です。三刀屋高校は顧問の亀尾佳宏先生の創作、出雲高校は木下根っ子さん、イトウ先生。二人ともベテランの書き手です。おもしろい舞台になりそうです。安来高校の『修学旅行』と大社高校の『生徒総会』は青森県の畑澤聖悟先生の作品です。7校のうち2本が同一作者というのも珍しい。両方とも全国大会で見ましたがいい作品です。

演劇部は石見地区では浜田高校だけになりました。昨年は浜田高校が石見地区代表で参加しましたが、どうしたのでしょう。残念ですね。演劇部の卒業生は社会人になって地域の演劇や文化の活動を支えていく人材になる例がたくさん見られます。当分演劇部ゼロがつづいています。まだ何年もつづくのでしょうか。大田、邇摩、川本、矢上、江津、浜商、益田、津和野各高校は消えてしまった伝統の火を復活させてほしい。興味のある生徒が2,3人で同好会として認めてもらいスタートするのが第一歩です。そういう生徒さんや先生がいないかな。(いないからつぶされたんじゃないか!)そりゃそうだよね。

今年も講師ということで参加します。大変だけど楽しみです。11月12,13日には広島県大会が広島市東区民センターで開かれ2日間で13校が発表します。昨年の尾道大会につづいて行くことになっています。各校のみなさんがんばってください。

 

 

 

 

 

 

昨年は浜田高校演劇部が石見地区の代表で参加しましたが、今年は名前が見えません。どうしたのでしょう。

Yプロ『ケータイ・クローン』公演11/26

松江市の劇団「Yプロジェクト」が2011年11月26日(土)メテオプラザで創作劇を公演します。作・演出はYプロの坂井陽介さん。ケイタイなしには生きていけない中学生が主人公。現代を考えさせるおもしろい劇になりそうです。

 今回は美保関で公演されますが、次のように来年の公演も決まっています。2012年1月9日 島根県民会館中ホール 14時開演  2012年2月5日 チェリヴァホール 14時開演

前売り券は上のチラシにある電話番号で予約してください。劇研空へ案内がきましたので紹介します。来年の公演にぜひ足を運んでください。