このコンサートでは大田市から三つのグループが出演しましたので、チラシから紹介します。
琴浜合唱団は、創作音楽劇「琴の鳴る浜」で歌った歌を合唱しました。
7/4(日)大田市民会館で合唱と管弦楽を聴きました。大田市には11の合唱団があるようです。第1部ではそれぞれの合唱団が工夫した衣裳を着けて5,6分合唱。風花の子ども達は数年前の「学校ネズミ」から歌いました。大田市の作詞家、佐々木寿信さんの作詞、すずき しげお氏の作曲になる同様をコミセンコ-ラスが歌いました。とてもきれいな声が印象に残りました。
佐々木さんは最近詩集と短歌集を出版され寄贈を受けましたのでそのうちブログで紹介します。伝統のある花音のコーラスも力強い響きがありました。それぞれが力量を持った合唱団ですが、どんな曲を歌うかによって胸に響くものが違ってきます。選曲は難しいですね。
それぞれのコーラスを舞台風景として紹介します。
Ⅱ部は3月に市民会館で上演した創作音楽劇「琴の鳴る浜」から「ここは石見 琴が浜」を山陰フィル管弦楽団の演奏で感動的に歌われました。男性のコーラスが入ったのがとても力強く、管弦楽のきれいな演奏とともにとてもスケールの大きな曲になりました。指揮は作曲された長坂行博先生、尺八は森山重富さん、花音でも歌われた合原三令さんが琴を演奏されました。
指揮の今岡先生が楽しいトークの中で「琴の鳴る浜はとても曲が美しい。このような伝説に基づいた舞台が市民の手で生まれるということはこの地域の文化の力を感じます」と言われました。
Ⅱ部ではNHKの「おーい、ニッポン」の中で歌われた曲、出雲大社、螢、花火、だんだん、さだまさしの案山子、元気をだして、なども全員で歌われました。Ⅱ部は大田市や島根から生まれた歌が多く、とても心に響き胸が熱くなりました。解説もなく普通の歌をただ歌って舞台を下りる、というだけではコンサートのコンセプトが観客に伝わってきませんが、このような選曲と舞台の工夫はとてもすてきです。
第Ⅲ部は山陰フィル管弦楽団の演奏です。ハチャトリアンの「仮面舞踏会」、チャイコフスキーの序曲「1812」、ブラームスの名曲など今岡正治先生の指揮で久しぶりにクラシックの生演奏を堪能しました。アンコールが鳴り止まず4度も出てきて演奏されました。
島根の音楽のレベルは全国的にもとても高いことで有名です。今岡先生は仁多中学校の先生と上の紹介には書かれています。こういうレベルの人達が演奏者、指揮者、指導者も含めて島根にはどこにでも普通のようにいるのです。山陰インフィル管弦楽団が島根で果たしている文化的な力は音楽だけではなく大きなものがあります。
久しぶりに心と脳を洗われた思いを持ちながら市民会館を出ると、琴の鳴る浜に出演してくれた子ども達が「アア、スハマセンセイダ!」と言って寄ってきました。またやりたいです、と楽しみにしているようでした。劇研空会報13号へ感想を7人とも出してくれました。95%完成しているのですが、まだ彼女達に渡してないので、「ごめんよ、そのうち会報は写真をいっぱい入れて送るけ」とまた弁解して会館を後にしました。弁解力だけは上達していきます。
主催は大田市合唱連盟。毎年工夫して開催し17回の歴史を重ねました。今回の大きな特徴は山陰フィル管弦楽団の演奏があることです。ハチャトリアン、チャイコフスキー、ブラームスの曲を演奏します。
もう一つの目玉演目は、この3月に大田市民会館で上演した創作音楽劇「琴の鳴る浜」の中から合唱曲「ここは石見、琴が浜」が歌われることです。山坂先生が山陰フィル管弦楽団用に楽譜を書かれたのだろうと思います。作詞は劇研空代表洲浜です。合唱は大田少年少女合唱団、大田高校合唱部、フレンズ彩、サウンドコラージュ、女性コーラス花音、大田マイシティコールなどです。
2年前、石見銀山の世界遺産登録を記念したミルキーウエイコンサートでは谷口榮一先生から頼まれて石見銀山の歴史の語りや石見銀山をテーマにした自作詩を朗読しました。
今回のコンサートぜひ大田市民会館へ足を運んで素晴らしい音楽を楽しんでください。きっと満足されることと思います。
久しぶりに書いてみました。簡単なようで思うようにいかず時間がかかりました。曲目をスキャンナーでとったのでここへ入れようとしたのですがなんどやってもうまくいきませぬ。正に実験中です。