大田市民会館建て替え陳情書を提出12/1

 大田市民会館は昭和38年に建設され多くの団体に利用されてきました。建設当時は県内では最高の施設設備を持つ会館でした。今までの地震では何事もなくビクともしませんでしたが、平成18年に国が公共施設の耐震検査を義務化したことにより、大田市民会館も法律に基づいて平成21年7月から耐震検査を実施してきました。

 その結果、市民会館全体を66ヵ所に区分して検査。大ホールでIs値が0,03以下が2ヶ所あったそうです。これは大きな地震が来た場合は危険な数値なのだそうです。

 今まで市民会館の利用者説明会や大田市体育公園文化事業団の評議委員会や大田市教育委員会の説明会が開かれて出席しました。教育委員会、小川和邦教育長名で劇研空宛てにきた文書では、12月から1月にかけて4回検討会を開くそうです。12月22日に第一回が開かれました。この日は都合がつかず欠席しましたが空のメンバーには案内しました。

 さて、市民会館利用者の会で各団体から、現在の市民会館の施設設備改善の要望がたくさん出されました。例えば、中ホールに舞台や照明施設の設置、リハーサル室の設置、会館を文化施設として長期ヴィジョンをつくり充実していく、県の中央にあるホールとしての役目を果たせる施設にする、勤労青少年ホーム廃館後の施設として機能させてほしい、13億かけて耐震工事をしても数年後には60年の耐用年数がくるのなら立て替えて欲しい、などなどたくさんありました。

 市民会館利用者の会で二度話し合った結果、立て替えの陳情書を市長に提出することになり12/1に十数名で市長室へ行き提出しました。市長の態度はまだ決まっていないようですが「立て替え案もゼロではない」という姿勢です。

 次の陳情書(当初は要望書でしたが変更)は大田市文化協会が作成した案です。事務局長の了解を得ていますので紹介します。大田市民会館が出来たいきさつや果たしてきた大きな役割、そして建て替える意義についてとてもうまくまとめられていて参考にもなります。

12/3 勝部義夫氏文化賞受賞祝賀会

 大田市文化協会理事25年、副会長12年、会長を6年間務められた勝部義夫さんの山陰中央新報社地域開発賞 第49回文化賞受賞を祝う会が仁万屋で開かれました。いろいろな方が祝辞を述べられましたが、大田や島根の映画や芸術文化に大きな貢献をされた人だということを改めて認識しました。

 勝部さんは大田高校から日本大学芸術学部映画学科に入学、在学中から東宝映画の専属となり、ウルトラマンシリーズ、加山雄三の若大将シリーズ、森繁久弥の社長シリーズなど327本の映画に出演されています。

 次の文章は祝賀会で配られた勝部さんの紹介です。参考になりますので載せます。大田市文化協会が作られたものです。

 ぼくもお祝いのスピーチをしたのですが、その中で、「今までのことをぜひ文章に書き残してください」といいました。長谷川一夫、黒澤明、森繁久弥、加山雄三、その他たくさんの俳優とのエピソードはきっと面白いし芸術文化論的な視点をちょっと加えれば時代の記録としても価値が十分あります。しまね映画塾のこと、大田名画シアターのことなど貴重なこともがたくさんあります。エッセイとして何かに連載していけば5,6年後には一冊の本になるのですが、大田にはそんな雑誌がまったくありませぬ。2ヶ月に1回でも50ページくらいの雑誌を発行したいものです。10年続ければその中から本が何冊か生まれてくるでしょう。大田は何故か昔から同人雑誌不在の町です。

12/11大田市民会館でクリスマスコンサート!

 第19回の歴史を重ねた大田市のブラスとコーラスの演奏会です。来年3月公演の音楽劇「琴の鳴る浜」に出演していただく合唱団の人たちもたくさんこのコンサートへ出て歌われます。大田市少年少女合唱団、大田高校合唱部、コミセンコーラス、アンジュ ド リュミエール、サウンド・コラージュ、女性コーラス花音、

 ブラスバンドは大田高校吹奏楽部アンサンブル、そして「琴の鳴る浜」で音楽監督もお願いしている谷口栄一先生指揮の大田ウインドオーケストラ。

 二部では特別ゲストが素晴らしい歌を披露されます。饗場知昭さん、長谷川 泉さん、ピアノは井上なおみさんです。チラシの裏面を紹介させていただきましょう。

 主催は大田市音楽協会と市民会館です。素敵な音楽をたくさん聞けますので是非12月11日には市民会館へ行きましょう。

 1000円でこれだけの音楽が楽しめるのですから安いもんですね。大田市音楽協会が大勢の人に聞いてほしいという配慮でしょうけど3千円でも不思議じゃありませぬ。(まあやすいほうがいいけどねえ あっこれからじゅんかんのじゅぎょうがあるいそげ)

勝部義夫さんへ山陰中央新報地域開発文化賞

 現在大田市文化協会の顧問の勝部さんが第49回山陰中央新報の地域開発文化賞を受賞されました。勝部さんは現在大田市文化協会の顧問ですが、長い間会長として大田の文化活動に大きな力を発揮されました。

 勝部さんは昭和28年に大田高校を卒業され、日大芸術学部の映画科へ進学、卒業後は東宝へ入り映画俳優として活躍されました。大田高校では藤原俊彦さん(前国立病院産婦人科医師、現在広島在住)と同期で共に演劇部員として活躍されました。大田高校は島根県下でも戦後早くから演劇活動を開始した伝統と歴史があります。

 いろいろと映画に出演されましたが、家庭の事情で1976年(昭和51年)に大田へ帰られました。

 昭和62年から4年間大田市文化協会の理事、平成3年から12年間は副会長、15年から6年間は会長として文化協会をまとめて来られました。その間、大田名画シアターの発足と運営、しまね映画塾、大田市文化祭、民俗芸能の調査や舞台発表、最近では劇研空と一緒に朗読音楽劇「鶴」や創作音楽劇「琴の鳴る浜」などで実行委員長や演技指導にも当たられました。いろいろな点で大田の文化活動には欠かせない人です。

 表彰式は10月19日に松江で行われました。次の記事は山陰中央新報に出たものですが紹介させていただきます。

 勝部さんと一緒に舞台の仕事をしているといろいろと面白い話を聞くことができます。森繁久弥のセリフの覚え方とか、黒沢明監督の映画に出演したときの厳しい話や、あるときは「これは長谷川一夫が舞台ではいた草鞋だよ」と言って持って来られて、劇研空のキャストが劇で使ったこともあります。

 いろいろ聞いておかなければいけないことがまだたくさんありますのでいつかじっくり聞きたいものです。

 勝部さん、おめでとうございます。劇研空一同お喜びを申しあげます。

 (とかいてもかつべさんはこのぶろぐをみられたことはありませぬしこんごもみられないとおもいますのでとどきませぬ)

上の写真はしまね映画塾が大田市で開かれたとき大田市民会館で写したものです。

第3回ゆめのつばさコンサートで「琴の鳴る浜」劇中歌を合唱

このコンサートでは大田市から三つのグループが出演しましたので、チラシから紹介します。

 

琴浜合唱団は、創作音楽劇「琴の鳴る浜」で歌った歌を合唱しました。

満席の聴衆に感動!17回ミルキーウエイコンサート

 7/4(日)大田市民会館で合唱と管弦楽を聴きました。大田市には11の合唱団があるようです。第1部ではそれぞれの合唱団が工夫した衣裳を着けて5,6分合唱。風花の子ども達は数年前の「学校ネズミ」から歌いました。大田市の作詞家、佐々木寿信さんの作詞、すずき しげお氏の作曲になる同様をコミセンコ-ラスが歌いました。とてもきれいな声が印象に残りました。

 佐々木さんは最近詩集と短歌集を出版され寄贈を受けましたのでそのうちブログで紹介します。伝統のある花音のコーラスも力強い響きがありました。それぞれが力量を持った合唱団ですが、どんな曲を歌うかによって胸に響くものが違ってきます。選曲は難しいですね。

それぞれのコーラスを舞台風景として紹介します。

 Ⅱ部は3月に市民会館で上演した創作音楽劇「琴の鳴る浜」から「ここは石見 琴が浜」を山陰フィル管弦楽団の演奏で感動的に歌われました。男性のコーラスが入ったのがとても力強く、管弦楽のきれいな演奏とともにとてもスケールの大きな曲になりました。指揮は作曲された長坂行博先生、尺八は森山重富さん、花音でも歌われた合原三令さんが琴を演奏されました。

指揮の今岡先生が楽しいトークの中で「琴の鳴る浜はとても曲が美しい。このような伝説に基づいた舞台が市民の手で生まれるということはこの地域の文化の力を感じます」と言われました。

Ⅱ部ではNHKの「おーい、ニッポン」の中で歌われた曲、出雲大社、螢、花火、だんだん、さだまさしの案山子、元気をだして、なども全員で歌われました。Ⅱ部は大田市や島根から生まれた歌が多く、とても心に響き胸が熱くなりました。解説もなく普通の歌をただ歌って舞台を下りる、というだけではコンサートのコンセプトが観客に伝わってきませんが、このような選曲と舞台の工夫はとてもすてきです。

第Ⅲ部は山陰フィル管弦楽団の演奏です。ハチャトリアンの「仮面舞踏会」、チャイコフスキーの序曲「1812」、ブラームスの名曲など今岡正治先生の指揮で久しぶりにクラシックの生演奏を堪能しました。アンコールが鳴り止まず4度も出てきて演奏されました。

島根の音楽のレベルは全国的にもとても高いことで有名です。今岡先生は仁多中学校の先生と上の紹介には書かれています。こういうレベルの人達が演奏者、指揮者、指導者も含めて島根にはどこにでも普通のようにいるのです。山陰インフィル管弦楽団が島根で果たしている文化的な力は音楽だけではなく大きなものがあります。

久しぶりに心と脳を洗われた思いを持ちながら市民会館を出ると、琴の鳴る浜に出演してくれた子ども達が「アア、スハマセンセイダ!」と言って寄ってきました。またやりたいです、と楽しみにしているようでした。劇研空会報13号へ感想を7人とも出してくれました。95%完成しているのですが、まだ彼女達に渡してないので、「ごめんよ、そのうち会報は写真をいっぱい入れて送るけ」とまた弁解して会館を後にしました。弁解力だけは上達していきます。

7/4 大田市民会館で第17回ミルキーウエイコンサート開催

 主催は大田市合唱連盟。毎年工夫して開催し17回の歴史を重ねました。今回の大きな特徴は山陰フィル管弦楽団の演奏があることです。ハチャトリアン、チャイコフスキー、ブラームスの曲を演奏します。

 もう一つの目玉演目は、この3月に大田市民会館で上演した創作音楽劇「琴の鳴る浜」の中から合唱曲「ここは石見、琴が浜」が歌われることです。山坂先生が山陰フィル管弦楽団用に楽譜を書かれたのだろうと思います。作詞は劇研空代表洲浜です。合唱は大田少年少女合唱団、大田高校合唱部、フレンズ彩、サウンドコラージュ、女性コーラス花音、大田マイシティコールなどです。

 2年前、石見銀山の世界遺産登録を記念したミルキーウエイコンサートでは谷口榮一先生から頼まれて石見銀山の歴史の語りや石見銀山をテーマにした自作詩を朗読しました。

 今回のコンサートぜひ大田市民会館へ足を運んで素晴らしい音楽を楽しんでください。きっと満足されることと思います。

 久しぶりに書いてみました。簡単なようで思うようにいかず時間がかかりました。曲目をスキャンナーでとったのでここへ入れようとしたのですがなんどやってもうまくいきませぬ。正に実験中です。

 

5/1 「人物しまね文学館」展・シンポジュウム 松江で開催

実験です。はじめてここへ投稿します。写真などがどのように出てくるでしょうか。Let’s try!

 13:30~16:50までシンポジュウムです。現代詩詩人の第一人者入沢康夫さんの基調講演が最初にあります。「島根の風土と文学」というタイトルです。どんなことを話されるかとても興味があります。定員は180名です。早めに申し込まないと締め切られそうです。

 県民会館展示ホールでは展示もあります。無料で7日まで展示してありますので松江へ行ったときに是非寄ってみてください。

 初めて投稿しましたが、修平さーん、写真の処理が前よりも簡単でスムーズにいきますね。

「劇団かわもと塾」初公演「今は昔の桃太郎」 2/21

 2月21日(日)に川本町悠邑ふるさと会館で地芝居や舞踊などの公演があります。10回目になります。その公演に今回初めて「劇団かわもと塾」が劇を上演します。開演は10時か。前売り券は千円。当日は1500円です。券は琴の鳴る浜で一緒に練習中の堤さんが持っておられます。当日は役者で奮闘されます。多分楽しい笑いのある劇だと思いますが都合がつく人は川本までぜひどうぞ。

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平成22 2/7 大田市民会館で『あいと地球と競売人』公演

 すっかり島根発のミュージカルとして有名になり毎年出演者を募集して公演してきましたが、大田市ではまだ公演していませんでした。それが今回実現しました。島根県、島根県文化振興財団、大田市などが主催ですから動きも迅速PRも強力で広範囲チケットは完売とか。大成功しそうです。

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