2013年8月25日、大田市民会館で創作ミュージカル「森の迷い子たち」が上演されました。脚本・佐藤万里、作曲・川崎絵都夫、演出・三浦克也。以前から大田の子供ミュージカル「風花」の指導、公演に当たってこられたプロです。
春から大田市民会館の市民文化活動支援事業の一環として一般公募、週2~3回の練習をつづけて公演に至ったものです。しまね文化ファンドの助成も受けています。舞台撮影は厳禁、ということで写真はありませんでしたが、撮影を担当された人から舞台遠景写真なら、ということで拝借しましたので紹介します。
舞台装置もとてもきれいですし、衣装もそれに見合って色彩豊かでよく調和しています。出演した子供たちのお母さんたちがつくられたそうです。
劇研空のヤマモトクンもいます。歌もあり踊りもあり大活躍でした。ことばもはっきりしていてよく通りましたよ。高校演劇の脚本演出のベテラン、イワタニさんもいます。
「琴の鳴る浜」へ出てくれた子供たちもいます。そしてなつかしい名前もたくさんあります。タンニンした人も数名!がんばっていますね!
舞台はとてもきれいで歌も踊りもよく工夫されて歯切れよく展開されました。それぞれの力量に応じた振り付けや動きが演出されていて、さすがはプロの手が入った舞台だと感心してみました。ウイークポイント全員でをうまく補強するように動きや振り付けが工夫してありました。簡単なようでなかなかできない演出力です。花や葉が豊かに茂っていて綺麗でしたが根や幹にあたるストーリーはなぜか印象に残っていません。ほわっとした夢のような話しで骨太い幹がなかったからでしょう。チラシでもセリフでも「石見銀山の森」ということばが出てきますので、石見銀山をイメージして見ようとしましたが、石見銀山を背景にしたスト-リーではないことが途中からわかってきました。冒頭に出てくる舞台のセリフや、開演前に読むパンフレットの説明は観客の先入観となり、その枠の中で舞台を見ようとすします。今回はそれに引っ掛かってしまい途中になってやっと修正しましが、演劇を鑑賞する観客の心理は微妙だと改めて感じたました。
土、日は終日練習だったそうですから、ハードな練習だったことと思います。大田でこれだけのミュージカル上演できることはすばらしいことですね。長い間の「風化」のみなさんの人的財産があるからできたことでもあります。
みなさん、おつかれさまでした。
ぼくは文化協会のスタッフとして当日は影の薄い協力をしました。