「しいのみシアター」総務大臣賞受賞

しいのみシアター
 しいのみシアターは13年前、劇団あしぶえと八雲村が協働して建設した公設民営劇場の草分けで、海外から


アマチュアー劇団を招いて3年に一度開く八雲国際演劇祭や中学生からお年寄りまで400人以上の地域住民がボランティアで運営を支えている点など、演劇を通じた国際化や地域づくりへ貢献した点が評価された。

 以上は2009年1月14日の山陰中央新報の記事の一部です。

 園山土筆さんは「108人しか入らない小さな劇場の受賞は地域の支えがあってこそ。目に見えない協力が認められてうれしい」と語っています。

 昨年の国際演劇祭には行きましたが、駐車場から劇場にいたるあらゆるところに心遣いが行き届いていて、多くのボランティアのみなさんの応対もとても自然ですがすがしいものでした。

 「あしぶえ」のみなさんが積み重ねて来られた「演劇の心
」がみなさんに理解され形になっているのですね。松江だけでなく島根の文化の宝です。

 演劇を通じた町づりは全国にありますが、なかなか長続きしません。こんなに確実に実績を積んでいるところはあまりないのではないでしょうか。

 おめでとうございます(空より)
 今年は家族全員で観劇に出かけます。

投稿者:

suhama

1940年、島根県邑智郡邑南町下亀谷生まれ・現在、大田市久利町行恒397在住・早稲田大学教育学部英語英文科卒・邇摩高校、川本高校、大田高校で演劇部を担当、ほぼ毎年創作脚本を執筆。県大会20回、中国大会10回出場(創作脚本賞3度受賞)主な作品「廃校式まで」「それぞれの夏」「母のおくりもの」「星空の卒業式」「僕たちの戦争」「峠の食堂」「また夏がきて」「琴の鳴る浜」「石見銀山旅日記」「吉川経家最後の手紙」「父の宝もの」など。 著作:「洲浜昌三脚本集」(門土社)、「劇作百花」(2,3巻門土社) 詩集「キャンパスの木陰へ」「ひばりよ大地で休め」など。 「邇摩高校60年誌」「川本高校70年誌」「人物しまね文学館」など共著 所属・役職など: 「石見詩人」同人、「島根文藝」会員、大田市演劇サークル劇研「空」代表、島根県文芸協会理事、大田市体育・公園・文化事業団理事、 全国高校演劇協議会顧問、日本劇作家協会会員、季刊「高校演劇」同人、日本詩人クラブ会員、中四国詩人会理事、島根県詩人連合理事長、大田市文化協会理事

「「しいのみシアター」総務大臣賞受賞」への1件のフィードバック

  1. 島根文団連理事会で園山さんに合い、お祝いのことばをかけました。
    「松江はやっぱり城下町ですよ」と言われた言葉が印象に残りました。 What does it mean ?
     大田のことがふと浮かんで来ました。大田は合併して、仁摩や温泉津にどの様に対応しているだろうか。
    仁摩や温泉津の人たちはどの様に感じておられるだろうか?
     大きくなれば経費を削減できるー平成の大合併はアメリカ生まれの新経済主義で小泉、竹中路線で強力に進められました。(中谷氏も推進論者でしたが、最近は率直に反省した本を出しておられます)
     大きくなれば効率的で安上がりー経済的な観点のみ最優先された流れでしたが、ほとんど抵抗できずに全国の市町村が合併しました。功罪はそろそろ出て来はじめることでしょう。
     東京の表彰式へ市の関係者と出席され、その道の第一人者の人たちから立派な業績に対して賞賛の言葉を受け、改めてそのすごさを知った人もいたと言っておられました。
     明日にでもやめてゼロにすることは簡単にできますが、今の実績を築き上げるには40年ちかい年月がかかっているということです。歴史文化芸術というのはそういうことなんですよね。
     目の前の効率だけですべてを評価する薄っぺら経済中心社会とは、おさらばしたいものです。

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