大田高瓶陵会総会で石見銀山天領太鼓

瓶陵会総会で天領太鼓
07年8月13日大田高校卒業生会・瓶陵会総会で石見銀山天領太鼓が上演されました。石見銀山の歴史を間に朗読し約1時間10分切れのない演奏を盆で帰省し出席した200人以上の卒業生などが楽しみ、終わって懇親会で楽しいときを過ごしました。


太鼓は約10曲ですが一曲毎に休み時間や太鼓の移動時間をとることなしにその暗転は石見銀山の歴史の語りで埋めたり、
銀山を題材にして書いた詩「五百羅漢」「降露坂」を朗読するので全体で一つの舞台という構成になっています。今回も頼まれて詩の朗読と語りをやりました。

その上今回は「銀山大盛の歌」(別名、三夜節)を歌いました。この歌は石見銀山では古い貴重な歌です。

一月十一日に石見銀山では毎年祈願祭が行われました。全国からも山師たちが集まったそうです。この佐毘売(さひめ)山神社は大内氏の時代に益田の比礼振山のから勧請してきた古い神社で金山姫、金山彦を祭っています。威風堂々とした立派な社殿です。鉱山の神社としては日本一だと書いた本もあります。

祈願祭が終わると代官所の広間で祝宴が開かれ、その時にもこの「大盛の歌」は歌われました。ゆったりとした流れるような民謡です。

今年は銀山太鼓代表の近藤先生が瓶陵会の幹事だったそうです。あとから感想を聞きましたが、とても好評だったようです。

太鼓と石見銀山の歴史語りや詩の朗読というコラボレーションはまずないので意表も突いたのでしょう。

東京の総会で演奏してほしいと頼まれたそうですが、たくさんの太鼓を運ぶのも大変だが、演奏する場所の問題もあり簡単にはいかないと言っておられました。

同じものを30分で演奏してほしいと頼まれて困っておられました。短縮するのも機械的にはできないし、どこをカットするかもむづかしいことです。

DVDの録音もあり、とても好評です。

この企画は天領太鼓の人たちの挑戦として成功したといえるでしょう。あとで出会ったとき、聞きに来られた銀山のある担当者も感心しておられました。

みなさん、お疲れさまでした。

投稿者:

suhama

1940年、島根県邑智郡邑南町下亀谷生まれ・現在、大田市久利町行恒397在住・早稲田大学教育学部英語英文科卒・邇摩高校、川本高校、大田高校で演劇部を担当、ほぼ毎年創作脚本を執筆。県大会20回、中国大会10回出場(創作脚本賞3度受賞)主な作品「廃校式まで」「それぞれの夏」「母のおくりもの」「星空の卒業式」「僕たちの戦争」「峠の食堂」「また夏がきて」「琴の鳴る浜」「石見銀山旅日記」「吉川経家最後の手紙」「父の宝もの」など。 著作:「洲浜昌三脚本集」(門土社)、「劇作百花」(2,3巻門土社) 詩集「キャンパスの木陰へ」「ひばりよ大地で休め」など。 「邇摩高校60年誌」「川本高校70年誌」「人物しまね文学館」など共著 所属・役職など: 「石見詩人」同人、「島根文藝」会員、大田市演劇サークル劇研「空」代表、島根県文芸協会理事、大田市体育・公園・文化事業団理事、 全国高校演劇協議会顧問、日本劇作家協会会員、季刊「高校演劇」同人、日本詩人クラブ会員、中四国詩人会理事、島根県詩人連合理事長、大田市文化協会理事

コメントを残す