9月17日に第7回「朗読を楽しむ」を大田市民会館中ホールで上演しましたが、反省やアンケートを記録集として3ページにまとめました。
今まで会報に載せていますが、これもそのうち19号を作る時には載せます。遠い記憶にならない内に読んでみてください。参加協力していただいたみなさんには礼状と共にお送りしました。
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H28 多彩な展示と舞台発表 大田市文化祭(11/3,4)
第11回大田文化祭のテープカットが9時から市民会館前で行われました。2日間の文化祭スタートです。
岩谷時子記念写真額のテープカットもありました。今後この偉大な作詞家の親しみのある笑顔をいつでも見られれます。いい企画ですね。
市民会館、市民センター、ふれあい会館では多彩な作品が展示されます。舞台発表は1時からです。誘い合わせて足を運んでください。素晴らしい作品に出会えますよ。
書道と切り絵、パッチワークを見てきました。遺作として静間先生の素晴らしい書がありました。波多野さんの作品も切れと滋味があり素敵でした。そのほかたくさん素敵な作品があります。
切り絵でも素敵な作品にたくさん出会いました。
見ていると、童話や民話を書いて本にしたくなりました。スクリーンに投影しながら朗読、というのもいいですね。いろいろ空想が広がり創作意欲が刺激されます。(blog劇研「空」すはま)
H28 大田三中で演劇教室(劇研「空」)10/3
大田三中は10月29日の文化祭で全校生が参加して、演劇『ヌチドタカラ』を上演します。生徒実行委員会が選んだ脚本です。アメリカ兵に囲まれ、洞窟から1人白旗を掲げて出てくる幼い少女の映像を見た人もあるでしょう。それを劇にしたものです。
劇研「空」は依頼を受けて演劇指導に行きました。全校で演劇に取り組む中で、自主性、コミュニケイション能力等々を養うことを目標に決定されたそうです。演劇を選ばれたことに敬意を表したいと思います。空のメンバーも喜んで参加しました。
大きな体育館に全校生32人。「演劇とはどんなものか」「脚本選定から上演までの段取り」「呼吸と発声」「声の5つの要素」「表現力を豊にする7つのポイント」などを質問や演習や実演を交えて説明。その後、輪になって全員で台本を読み、残り15分でラストの場面を希望者6人で読んでもらい、同じ場面を劇研「空」の山本、松本、吉川、田中、洲浜の5人で臨場感を込めて読み終わると、拍手が起きました。迫力がありました(ジブンデユウナ、ハイ)参考になったでしょうか。
あと1回は行く予定です。皆さん、時間は少ないけど、集中力、協力、熱意でがんばってください。楽しみにしています。
H28 第7回「朗読を楽しむ」好評裏に終了
9月17日(土)無事終了しました。中味の濃い舞台発表で、アンケートでも好評でした。しかし9月中旬は運動会や文化行事のラッシュ。PR不足もあり過去最少のお客様でした。すばらしい朗読を披露していただいた皆さんに申しわけなく反省しています。
(写真は、創作民話 朗読劇『出口がない家』作・洲浜昌三、絵・松本日菜子、堤、若狭、松本、吉川、山本、田中のみなさん。楽しい創作民話として好評でした)
アンケートから2,3紹介します。●とてもよかった。こういうことをしておられる方々が大田におられるとは知らなかった。●それぞれの魅力が一杯の3部構成。新しい発見がたくさんありました。ぜいたくな時間をありがとうございました。●こういう会を続けることが大切です。大田市民の底力を感じます。●すばらしい時を過ごさせていただきました。解説でおっしゃった「言葉の力」「文学の力」を改めて認識しました。
(詩「扶余紀行ー女人哀歌」を朗読。ホリの映像は、敵に追われ百済王宮の女官3000人が岩頭からヒラヒラ舞うように身を投げたという落花岩)
どれも文学性豊かな作品です。朗読者が作品をどのように感じそれをどのように声で表現するか。ここに朗読の魅力があります。
そのうち記録として会報18号をつくります。感想や批評など送ってください。
パンフレットの2,3ページをPDFで紹介します。読みたい人は読んでください。
H28 9/17 第7回「朗読を楽しむ」パンフレット2,3ページ紹介 PDF
H28 地域の名作、創作を舞台で朗読 9/17
第7回「朗読を楽しむ」(9/17、13:30~市民会館中ホール)まであと4日。ささやかなイベントですが、準備は大変です。「朗読ってどこでもやってるじゃん、何が面白のや」。answerです。(写真は第5回の創作民話朗読劇)①日本の古典と名作を朗読で舞台化します。(芥川、宮沢賢治、平家物語)
②単なる朗読ではなく、映像や音響を使って作品を立体化し魅力的にします。
③何をどう伝えるかを考え相互に批評し練習します。個人プレーではありません。
④興味がある人、力量がある人に広く声かけて参加していただきます。
⑤お互いに学ぶ場と考えて朗読者も平等に500円参加料を負担します。
⑥大田地域の作家や作品発掘と地域を素材にした創作発表に力を注いでいます。
今回は詩人の高橋留理子さん、別所真紀子さん、小林俊二さんの作品。創作では民話朗読劇『出口がない家』(洲浜・作)。ユーモアたっぷり、とっても面白い創作民話です。(ジブンデユウナアホ、ハイ)。
ノルマギライなので前売り券なし。その日は運動会や行事ダラケ。何人来られるか見当がつきませぬ。ゼロでも決行します。(写真は昔、大田市水上にあった湯屋の映像をバックに朗読する竹下さん)(劇研「空」ブログ SS)
H28 日和聡子さん 萩原朔太郎賞受賞!
H28 日本の古典 名作を朗読 9/17
第7回「朗読を楽しむ」第1部を紹介します。1部は日本の古典や名作です。芥川の『トロッコ』は3人の女性。ベテランです。宮沢賢治では「永訣の朝」「アメ二モマケズ」「星めぐりの歌」(録音で合唱も聞きます)。『平家物語』は、かの有名な「敦盛の最期」。現代訳と原文を、劇形式で朗読します。次の写真は第6回のものです。
第1部 日本の古典・名作
芥川龍之介「トロッコ」 (朗読:高橋美也子 和上豊子 伊藤寿美)
宮沢賢治「永訣の朝」「雨ニモマケズ」他 (堤浩隆 松本領太 山本和之)
平家物語より「敦盛の最期」 (洲浜昌三 松本領太 山本和之)
劇研「空」を中心に自由に参加していただき、朗読を楽しむひとときです。会場費、パンフ、チラシなど費用のため朗読者も平等に500円負担します。チケットなし。ノルマからの解放です。PRも最小限。興味のある人はどうぞ。(劇研「空」ブログ、SS)
H28 大森天領さん、瓦版10号、大阪冬の陣だよ!
代官行列、14時スタート!雨が降りそうで降らぬが今にも降りそう。降るのか、降らぬのか、はっきりしろってんだ!一足先に瓦版号外を披露するよ。4文でどうだ!
字が読めねえ?学問が足りねえな、いや、目が悪いのか。字が小せぇんだよ!
絵がすごいじゃろぅ。内田紀子さんだぜ!
石見銀山銀堀り300人、大阪冬の陣で大活躍!大坂城内へ向け地下トンネル
絶好調のNHK大河ドラマ『真田丸』
いよいよ真田信繁と家康との対決が始まりますぞ
攻めるのは徳川軍およそ20万
守るのは秀頼、淀君の豊臣軍ほぼ10万
大阪城本丸は四重もの深い堀や高い石垣に囲また
難攻不落の天下の名城
如何にしてこの三国無双の城を落とすか
茶臼山に陣取った家康の作戦や如何に?
慶長19年(1614)11月5日
にらみあった両軍が動き始め
大阪冬の陣、ここに火ぶたが切られた!
風にはためく何万の旗、疾走する鎧兜の武将
大地に響く鉄砲、大砲の轟音、軍馬のいななき、
兵士の叫び、うめき声、勝ち鬨の声
その時、イギリス製の大砲が大阪城を直撃!
大阪城は大混乱、淀君のおばちゃんもびっくり仰天!
密かに進んでいたのは地下のトンネル掘り
幅4,6、 高さ1,8㍍
なんと! 本丸を地下から爆破する奇想天外な計略
だったか、水抜きだったか不明だが、
「まかせときんさい!」と佐渡、生野、
そして我らが石見の銀堀りたちも
山師・安原備中、渡辺備後に率いられ
300人がてくてく歩いて大阪へはせ参じた
「岩盤堀りに比べりゃ 楽ちん楽ちん」
と言ったかどうか、記録にはないが、
掘り出した土は次の夏の陣で徳川が勝ち
城の堀を埋めるのに役だったのだ
この活躍に感激した家康さん
二代目石見銀山奉行、竹村丹後の子息を召し出し
賞賛の言葉を掛けた
さーて、この中に300人の子孫はいないかね!
いたら冬の陣合戦の話しを聞かせておくれ!
H28, 8/28大森天領さん、瓦版9号だよ!
8月28日(日)は大森で天領さん祭り、町のあちこちで楽しい演芸や展示があり、歩くだけで楽しめます。2時からは石見銀山大盛行列がスタート、今年も劇研「空」は瓦版売りになって、口上を述べます。瓦版も今年は9,10号を追加作成。一足先に紹介しますぞ!
なんだって?何が書いてあるかサッパリ分からねえ?そんじゃ読めるようにここにも書いておくぜ。明日は雨だって!そんなもん降らすなってんだ。
寛政の大火で289軒全焼!残った家屋は97軒!
火の用心、火の用心 !
この世で恐いのは、地震 雷 火事 おやじ
今じゃ、地震 雷 火事 おかん
今を去ることおよそ200年前
寛政12年(1800)3月24日のこと
駒足町の民家の裏手から火災が発生
わらぶき、かやぶきの家は炎の絶好の餌食
火の手は山間(やまあい)の細長い街並を総なめにし
800メートル離れた城上神社の社殿も延焼
焼けた町家は219軒、武家屋敷は61軒
栄泉寺、観世音寺、大音寺、教信寺、石上庵も延焼
385軒のうち289軒が延焼
その数、なんと75パーセント!
4月8日には栃畑谷で4戸が全焼
その3年前にも銀山町で92戸が全焼
この大火をきっかけに、わらぶき屋根は禁止
普請の際には屋根は瓦葺(かわらぶき)き、板葺きになり、
石見瓦の今の大森の街並の景観ができていくであーる。
3時頃、代官行列は石見銀山資料館に到着、代官所の庭で口上を述べ、當時代官所でも歌われたという「石見銀山大盛の歌」を名人・高野さんの美声で聞き、おつかれさま、カイサーンとなりまする。
H28 「風花」20周年記念公演 大田市民会館(8/14)
平成9年に誕生した大田市のジュニア-ミュージカル「風花」が20周年を迎えました。おめでとうございます。この劇研「空」のブログでも、今まで5回紹介しています。風花の公演が近づくとブログを読む人が増えグラフが上昇します。少しでも役に立てば幸せです。地域の優れた文化芸術を広く紹介することも「空」の目標の一つです。
地方でミュージカルや演劇団体の継続はとても困難です。風花は何よりも保護者の皆さんの厚い熱意、市民会館の支援、そしてプロの演出家・三浦克也さん、脚本・佐藤万里さん、作曲・川崎絵都夫さんの一貫した協力もあって毎年様々な成果を発表してきました。大田の現地で歌唱指導される中村玲子さん、振り付け指導の岩根礼子さんの力も大きなものがあります。直接指導する力量のある人がいないと練習の積み上げはできません。正にVIPです。(オベンチャラデハアリマセンヨダテサン・・何のこと?ワカルヒトシカワカラヌ)風花の卒業生も多くなり舞台へ出て劇を引き締める働きをされるのも最近の特長ですね。
記念公演は「銀河の歌が聴くこえる」と「石見銀山物語」の2本です。お盆で帰省する人も多いことでしょう。ぜひ子どもさんと一緒に、楽しい歌や踊りの舞台を楽しんでください。
・・・・・・ about four months have passed・・・・・・・・・
12月22日です。20周年記念公演は成功裏におわりました。劇研「空」からもお祝いを送りました。舞台写真は写せませんので紹介できませんが、とてもバランスが取れた完成度の高い舞台でした。舞台空間の使い方、それぞれの役者の個性や特徴を生かした演技、歌や音楽も自然で魅力的でした。劇とは違い、テーマを掘り下げていくというよりテーマをなぞっていく軽さはありますが、ミュージカルの特徴なのでしょう。佐藤万里さん、三浦克也さん、川崎絵都夫さんもリハには、はるばる東京から来て指導されたそうですから驚きました。お互いに本気なのですね。贅沢でうらめしい、NO!うらやましい指導です。これも20年の積み上げがあるからできたことでしょう。
終わって出口で佐藤万里さんに会いました。5月に佐藤さんが執筆された文庫本『ようこそカズ先生』(発行所 TOブックス 650円)を贈っていただき、感想や礼状を出していました。
この本はフィクションですが、東京から未知の土地・島根へ派遣されて、初めてミュージカルの指導をするカズ先生の奮闘記です。知っている人には大田のミュージカル上演までの様々な困難や苦労、喜び、関係した人たち、風景などが浮かんでくることでしょう。気負わず誠実に書かれた心温まる物語です。舞台発表までの様々な問題を乗り越えて行く指南書としても参考になるでしょう。
みなさん、素敵な舞台をありがとうございました。おつかれさまでした。(ブログ 劇研「空」地域情報 すはま)