1月27日19時30~、予定通り市民会館会議室で行います。今日は音響を入れて読み合わせをしてみましょう。土、日には撮影予定です。
サヒメ「あれが、お母さんが言ってた火を噴く高い山だ。きっとそうだよ」
赤 雁「ずっと向こうにも高い山が見えますぜ」
赤雁は力いっぱい風をたたきました。空か見下ろすと、海の向こうの陸地は、どこまでも山また山の波です。(絵・石田さん)
(ブログ:劇研「空」 お知らせ 活動報告 演劇だより20210127すはま)
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。新型コロナウイルス感染者数増加中で迎えた新年。大田市はゼロ行進中です。過疎のお陰もありますが、市民がルールをきちんと守っていることも大きな要因です。
劇研「空」、昨年の主な活動三つでした。2月の「朗読を楽しむin静間」、市民会館カルチュアー講座「朗読で楽しむ郷土の作品」開催、11月23日県民会館で開催された「しまね伝統芸能祭」で、創作音楽劇「琴の鳴る浜」25分短縮版の上演参加。
今年の最初の仕事は市民会館のバックアップを受けて、創作民話朗読劇の動画作成です。写真は、脚本の表紙です。
この朗読劇は今までに3回発表していますが、今回は脚本に手をいれて、タイトルも変更、『サヒメの大使命~海を越え石見の大地へ~』としました。
この伝承を故・白石昭臣先生の著作『島根の地名辞典』から紹介してみます。先生は、昭和10年大田市生まれ。日本民俗学会評議員、日本口承文芸学会理事などの重責を務められた民俗学の大家です。
「三瓶山について」:
大田市と飯石郡の一部にまたがる 休火山で、主峰の男三瓶山など環状をなす四山を総称し ていう。『出雲国風土記』にいう佐比売山のことで、サ ヒメが音転してサンベとなった。国引き神話での柱と なった山であり、また太古、朝鮮半島からサヒメが切り 殺された母より受けた五穀の種を携えてこの地に飛来し農業を広めたという死体化生伝承もある。サヒメは佐比売であるが、男三瓶と女三瓶の間に赤雁山、北麓に多根の地があり、また山麓八ヵ所の湧き水の地に佐比売山神社をまつっていて地区の発達の歴史がうかがわれる。 サは穀霊または砂鉄を示す語。 (↓小豆原、乙子、 比礼振山、多根)
目下、絵もお願いして追加作成中です。
絵は約35枚。インターネットでやり取りしながら描いてもらっています。実に便利ですね。お願いしたい絵の説明と参考資料や写真を送り、それを参考にして描いた絵がメールで届き、それを見て意見や修正加筆をお願いするメールを送り、手直しした絵がすぐに届く - 実に能率がいい!!旅費も不要、時間も短時間、無駄がない!
今年最初の会合は6日19時30分から市民会館で行います。
誰も知りませんが劇研「空」は記念すべき創立20年。ささやかにDVDの片隅に文字だけでも入れておきましょうかね。収録は1月末です。メンバーの創意工夫を生かして良いものを創りましょう。
(ブログ:劇研「空」 お知らせ 劇研「空」活動報告 20210104 すはま)