R5,島根県文化団体連合会69回理事会(2/9)

2月9日、県民会館で表題の会議が開かれ出席しました。事業報告や令和5年度の県民文化祭共催事業について話し合われました。この会には、県内のあらゆるジャンルの文化芸術団体、各市町村の文化協会が加入し、各地の文化祭や次世代育成事業に協力しています。島根演劇ネット、県文芸協会も加入していますので、劇研「空」や詩人連合も加入していることになります。事務局は県の文化振興課。全県の文化団体を網羅するこのような組織があるのは貴重で、各市町村に必要な組織とも言えます。昨年度の記録を見ると多くの小・中学校が利用して実施し、大田でも7校が実施しています。費用の助成があるので、大いに利用してほしいものです。中央からプロを呼ぶことも可能ですし、地域のベテランや経験者を招いて研修や会を開くこともできます。県の文化振興課に問い合わせてみてください。

島根県文化団体連合会とはどんな組織か、県の文書から紹介します。
「島根の文化振興を目的として、県内の音楽、演劇、舞踊、伝統芸能、美術、文芸などの団体によって、平成14年7月に設立されました。主な活動は、文化団体相互の連絡調整、島根県民文化祭の企画・実施、文化団体の育成等。会員には分野別の県域文化団体と市町村文化協会など46団体が加盟。賛助会員として報道機関など20団体が参加しています。

「島根県文化団体連合会では、島根県民文化祭の一環として、県内で活動する様々なジャンル(演劇、和楽器、音楽、美術、地域芸能など)の文化芸術団体から、学校や公民館に講師を派遣してワークショップや公演を行っています」

会議が終わって、美術館で葛飾北斎展を見てきました。圧倒されました。こんなにたくさん北斎の作品を蒐集され寄贈されというのも驚きですが、県の貴重な宝ですね。
(ブログ:劇研「空」お知らせ 島根演劇ネット 地域情報 20230213洲浜)

 

R3,「令和に新たに拓く石見のステージ」実行委員会報告(7/17)

昨年、表題の名称で計画されましたが、コロナ禍で止む無く中止。今回実行委員会が浜田で開かれ、規約、役員、事業計画、予算など審議、承認されました。委員長はNPO法人「創作てんからっと」の田中康夫さんです。平成28年までは「石見演劇フェスタ」の名称で開催され、劇研「空」も参加していました。今回について、劇は無理かもしれませんが、朗読劇形式なら参加できるかもしれません、と事務局に伝えていました。写真は平成28年の「石見演劇フェスタ」に参加した時の舞台です。
今年度の事業計画です。
①研修会:令和3年10月9日(土)(石央文化ホール )各団体は参加者を報告
・「舞台美術について」 :桑谷淳氏(出雲文化企画)
・「地域の演劇活動について」:洲浜昌三氏(劇研「空」)
➁発表会:令和4年2月27日(日)チケット1000円、11月発売。
参加予定劇団:てんからっと、久佐松竹座、劇団8ch、くにびき18座、劇研「空」、ドリームカンパニー、その他

劇研「空」はどうするか。10月23日予定の、第11回「朗読を楽しむ」と関連して検討しましょう。「あの日校舎は原爆病院だった」これは案です。あの記録は皆さんに伝えていかなければいけません。「空」に課された舞台発表です。上の写真は大田市民会館で発表した「朗読を楽しむ」の一場面。もう会えない懐かしい人も・・・。(ブログ:劇研「空」、お知らせ、地域情報、演劇だより 20210719すはま)

R1,大田三中演劇 今年も好評裏に終わる

11月2日、大田第三中学校の文化祭で、演劇『グッド・バイ・マイ・・・』が上演されました。三中が全校で演劇に取り組み、劇研「空」が指導を頼まれて3年目です。この作品は、一昨年も上演しました。
演劇は、時間、脚本、練習場所、手数、指導、照明、装置、音響等々、とても大変なので、取り組む学校がほとんどなくなりました。そういう中で、とても貴重な取り組みです。花田先生をはじめ、先生方の理解があるからでしょう。「ねらい」として次のような三項目をかかげておられます。

「全校演劇実施のねらい」
・生徒が中心となって劇をつくりあげることで、自主性や協力性を高める。
・自分の思いを堂々と表現できる力を身につける。
・制作過程で起きるさまざまな課題や困難を解決し乗り越える力をつける。

発表当日は、地域の皆さんと共に、オペラ『石見銀山』東京公演から帰った翌日でしたが、劇研「空」から松本、山本、田中の三人が観劇にいきました。感想を書いて送りました。PDFで紹介しますので、空のみなさん、読んでみてください。三中からDVDもいただきました。いつか見ましょう。

大田三中のみなさん、よく頑張りましたね。みんなで取り組んだことは、自分では気が付かなくても、きっと力になって蓄えられていますよ。おつかれさまでした。
( ブログ 劇研「空」 活動報告 観劇 20191123 すはま)

R1,大田の歌人二人の短歌朗詠(10回「朗読を楽しむ」9/21

山陰中央新報の山陰文芸(短歌、俳句、川柳)の入選作品を読み、知人の作品や感動した作品を切り抜いていました。今年春他界された松原忠晴先生の作品を読み、文字だけではもったいない、舞台で発表できないか、と以前から考えていました。幸い渋谷麗香さんの朗詠を聞き、「ぜひ!」とお願いし、今回の舞台発表が実現しました。昨夜は、渋谷さんも練習に参加していただき、朗詠を聞きました。いいですね。感動します。今回は、平田哲実さんと松原先生の短歌を朗詠していただきます。PRも兼ねて、その短歌を紹介します。(写真は昨年度の「朗読を楽しむ」の一場面です)

松原忠晴作(山陰中央新報 山陰文芸入選作品より、)
〇介護終へ 肩を落として帰る娘の 後姿を 手合はし送る
〇二度三度 握手求める妻いとし 寝たまま細き 腕を伸ばして
〇二親の 薬貰ひに還暦を 過ぎたる娘 雪道を行く

平田哲実作
〇山深き 里の我が家を尋ねれば なほ残雪の うづ高きかな
〇日本海 潮の花飛ぶ久手の岡 今日<いろり荘>へ 仲間入りせむ
〇よろけつつ 松葉杖つき辿り着く 待合室の人の眼 我に集中す

21日は13時30分、講談「初代奉行・大久保長安」からスタートします。詩は「詩集『春の残像』から8人が朗読します。最後は、群読「長州軍侵攻と最後の代官ー鍋田三郎右衛門」です。7人が朗読します。25ページの台本を完成しました。きっと新しい発見や、感動があるはずです。お楽しみに。
(ブログ 劇研「空」 案内 「空」の活動報告 20190919 すはま)




R1,次は浅原才市の「くちあい」「朗読で楽しむ郷土の作品」7/24)

次回は温泉津、浅原才市の「くちあい」詩を読んでみます。才市はとても信心深い人で、口から出てくる言葉をカンナくず、木片、紙、ノートに書き留めていました。その数は7000以上といわれています。前回は、浜田城炎上、大田の農民一揆をとりあげました。才一の「くちあい」のプリントは当日お渡しします。大田市民会館19時30~21時の予定です。

閑話:Operation System Not Found と何度もデスクトップへ出てきて、ついに10年間使用した大型パソコンがダウン!5万以上の項目も共に消滅!あきらめていましたが、出雲にデータを取り出しする会社があることがわかり、「パソコンドック24」へ持っていきました。丁寧に応対していただき、かなりデータを取り出してもらいました。データ保存に気を付けていましたが、破壊は予告もなく突然襲ってきます。恐ろしや恐ろしや。


閑話休題:市民会館の朗読講座では、数年前と違って「朗読の仕方」は特にやっていませんが、次回はちょっと基本的な朗読の仕方も一緒に実践してみようかと思っています。(ブログ 劇研「空」お知らせ 20190723 suhama)

R1,第2回「朗読で楽しむ郷土の作品」(6/12)

予定通り12日(水)19:30~21:00大田市民会館会議室で行います。テキストは「ヘルン先生」「ひろがるカライモ」です。1983年歴史教育者協議会が岩崎書店から発行した『おはなし歴史風土記』の島根篇です。

島根のキャリアのある歴史の先生8名(荒木、池田、池橋、大西、小林、野津、東森、藤沢)が編集者です。歴史的に事実やポイントをしっかり押さえ、しかも物語として面白く読めるようによく考えて作られた短編です。参加予定者には送りました。それ以外の人には当日お渡しします。
 26日には、「乙女峠のクリスチャン」と小林俊二先生の「去就や如何せん」(石見銀山最後の代官・鍋田三郎右衛門、「島根文芸」入選作品より)を予定しています。
(ブログ 劇研「空」stagebox お知らせ 20190611すはま)







アのある先生

R1,第18回島根演劇ネット総会(6/2)

今年度の島根演劇ネット総会は、6月2日(日)松江市の「しいの実シアター」で13:30から開かれます。事務局から案内が来ましたのでお知らせします。出来るだけ多くのメンバーに出席してほしいのですが、都合がつかない人が多く、松本さんに出席してもらいます。会費、活動報告など提出して、平成30年度の反省、令和元年の計画など話し合います。活動報告を紹介しておきますので、必要な時に読んでください。

写真は山城賢治さんです。なぜ?先日、大田市文化協会理事会が開かれ、今年度の活動の一つに、山城賢治さんが出演された映画を2月に上演することになりました。撮影者はカナダの人だとか。詳しいことはそのうちお知らせします。ひとまず、お知らせしておきます。これから出雲へ行きます。ではまた次回に。(ブログ 劇研「空」活動報告 20190523すはま)






R1,5 「朗読で楽しむ郷土の作品」(大田市民会館カルチュア―講座)案内

スタートが遅くなりましたが、大田市民会館の文化講座の一つ・「朗読で楽しむ郷土の作品」を紹介します。第一回は5月8日(水)19時30分~21時の予定です。『出雲国風土記』から「くにびき」、小泉八雲の『雪女』、郷土大田市の短歌などを予定しています。研究会ではないので、解説などは簡単にして、順番に朗読して感想など語り合います。どなたでも参加自由です。

予定や内容などをPDFで紹介します。興味のある人はどうぞ。今年は郷土大田市の風物などを歌った歌人の短歌を選び、朗詠の指導も受けてみたいと思っています。めずらしく高校生の参加希望があり、朗読のテキストを送りました。楽しみです。
1.5/8 (水) 「出雲国風土記」「雪女」「大田市短歌大会作品」より
2.6/12 (水) 「ひろがるカライモ」「ヘルン先生」「郷土の短歌」  
3.6/26 (水) 「石見銀山最後の代官」「郷土の詩・短歌」短歌朗詠  
4.7/10 (水) 「乙女峠」「柿本人麻呂の石見の歌」郷土の短歌・詩  
5.7/24 (水) 「浅原才一の詩」「大田市人物伝」より 郷土の作品 
 ※変更もあります。

H31『琴の鳴る浜』満席の観客に大きな感動を残して終わる

3月10日、大田市民会館で上演された創作音楽劇『琴の鳴る浜』は、大きな感動を残して終わりました。最終的な「まとめ」はまだですが、公演の様子などを簡単に紹介しておきます。本番の写真はありませんので、リハのカーテンコールの場面です。

終わって数日たちますが、出会う人がみな、「感動しました」「涙が出てしようがなかった」などなど感動を語られます。それはお弁ではなく、心から出てくる言葉だということが表情や語調から伝わってきます。チケットは途中から販売停止、当日券も停止。遠くから来られて、入場できない人もおられ、申しわけない次第でした。この音楽劇は、40年前の邇摩高校演劇部上演が最初ですが、音楽劇に書き直して1回目、2回目は演劇主体の音楽劇、3回目は馬路小体育館で朗読音楽劇として公演しました。原作は洲浜ですが、今回は佐藤万里さんの脚色、プロの松浦麗さんが主人公、ベテランの三浦克也さんの演出で、形式としてはミュージカルに近い表現が特徴でした。劇はシンプルに言葉が観客に伝わりイメージが広がっていく力がありますが、ミュージカルは五感を通して全身から伝わってくる圧倒的な力があります。演出の三浦さんは出演者の力を引き出し、個々の場面や全体の流れなど「見せる」ようにメリハリをつけ、舞台全体を見事に構成されました。

新聞や大田市広報もタイムリーに報道してくれました。ありがたいことです。何も書かない新聞もありますが、地域の情報は取り上げないとますます新聞離れが進むことでしょう。会館のスタッフのみなさん、時間をかけ衣装を作って頂いた「風花」の保護者のみなさん、演奏のみなさん、出演者のみなさん、8月からの長勝負、おつかれさまでした。今まで市民のそれぞれの活動(合唱、演劇、演奏、照明、音響、脚本、作曲、作詞、オペラ『石見銀山』など)積み上げがあったからこそ花開いた舞台です。
(ブログ 劇研「空」 活動報告 地地域情報 20190321すはま)





終わって数日たちますが、出会う人がみな、「感動しました」「涙がでてしようがなかった」