大田名画シアター「3丁目の夕日」を見る

3丁目の夕日
 5月20日、市民会館でまたいい映画を見ました。大田名画シアターのお陰です。ぼくが金も持たず夢だけを持って上京したのが昭和34年。次の年が強烈な安保闘争。激しい政治理念の物理的な衝突。しかしそれは政治だけではなく、文学でも音楽でも映画でも正に高揚期でもあったのです。みんな貧しく、夢と理想だけが先走っていた時代。オート三輪車が走り、洗濯機、テレビ、冷蔵庫が広がり初め、新幹線ができ、東京オリンピックのための建築ラッシュなど経済が復興しはじめた時代でもありました。その時代を背景に温かい人間関係が感動的に描かれた映画でした。脚本、演出という面からも学ことが多々ありました。

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イレギュラーボーナス公演「人生ゲーム2006」

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 亀尾佳宏作・演出でイレギュラーボーナスが旗揚げ公演で、米子と出雲(2日間)で上演しました。松江工業高校の演劇部が上演した劇を作者が手直し追加した脚本です。言葉遊びで成り立っているような面白い劇ですが
底流に「何のために勉強するのか」という真剣な問いかけがあって、ラストではそれに答える作者のキーワードも組み込まれていて、ふっと胸を突いてくる熱い劇です。とても楽しく観劇しました。

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伊藤隆弘作 「女生徒の碑」をみる

伊藤隆弘作「女生徒の碑」
 昨年の夏、久しぶりに伊藤隆弘先生の原爆劇を広島へみにいきました。劇団Fは舟入高校演劇部出身者を中心にしてできた劇団です。広島市立第一高等女学校(市女)は原爆で生徒教職員を合わせて676人という犠牲者をだしました。この劇は敗戦直後の市女の史実をもとに書かれています。(写真はアンコール場面。懐かしい片山稔彦先生の姿も見えます。片山先生は広島県の高校の演劇部顧問ですが、舟入高校の生徒だった時は伊藤・山内名コンビ顧問のもとで中国大会にも出場し活躍されました。この劇でも広島弁で味ある役を演じられました)

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ミユージカル『サロメ』大田市で上演

サロメ上演後の懇談会
2005年8月21日、大田市民会館で上演された『Salome』はとてもすすばらしい舞台でした。大田高校卒業生で演劇部にもいた山田岬君も出演、大田市子供ミュージカル「風化」の子供たちもプロに混じって出演しがんばりました。舞台写真は撮影禁止なので、上演後の懇談会で写しものを掲載しました。

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芝居屋「劇団子」 『THE WAY』をみる

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平成18年2月19日(日)ビッグハート出雲で創作劇『THE WAY』(井川きり作、日士眞輔演出)をみました。11回目の公演ですが劇団子の劇をみたのは初めてです。とてもシンプルな舞台でしたが、照明や音響をうまく使って場を表現し、役者も癖がなくとても好感がもてました。プログラムによると8月5,6日にこの劇のミュージカル版を益田市のグラントワで上演するそうです。

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三刀屋高校「三月記」最優秀賞、18年全国大会へ

 亀尾佳宏作「三月記」が中国地区高校演劇大会で最優秀賞を受賞しました。三刀屋高校の生徒さん、亀尾先生、おめでとうございます!!!!!三刀屋は初の全国大会出場、亀尾作品は二度目です。脚本については感想をこのブログで書きました。しかし残念ながら僕は劇を見ていないのです。劇を見た人でここを訪れた人がもしありましたら、ぜひ感想を聞かせてください。

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亀尾佳宏作 脚本『三月記』を読む

17年度の高校演劇島根県大会で上演された『三月記』を読みました。読みたいと思っていたら、以心伝心、電信で届いていました。ありがたいことです。とてもいい脚本だと思いました。高校演劇の狭い世界を少しだけ越えているのが魅力です。普遍性や真実性があり、文学性が高く、読み応えがあります。次ぎに感想を簡潔に書いてみます。あくまでぼくの感想です。

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浜田高校県大会へ

9月20日(火)大田市民会館で行われた高校演劇石見地区大会で浜田高校が最優秀賞を受賞し地区の代表で県大会へ出場することになりました。県大会は10月28,29日(土)ラメールで開催されます。石見地区大会の様子を簡単に紹介しておきます。

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高校演劇松江地区大会

松江地区大会は9月23,24(土)県民会館中ホールで開催されます。9校参加です。「きらめき団」が15:30から劇を上演するようです。松江地区は卒業生や保護者の姿も見えます。部員は友達や後輩や親戚、知人に声をかけて一人でも観客を増やして欲しいものです。各校の上演脚本は次の通りです。

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