10/28 石見演劇フェスタ上演題目・時間

2012年10月28日に浜田市、石央文化ホールで開催される「石見演劇フェスティバル」の上演時間と題目を紹介します。9時から5時までという強行軍です。劇団「やうね座」は舞踊ですが、他の9本は劇や群読劇です。地芝居から現代劇まで楽しめる舞台です。お目当ての舞台だけでも見にでかけてください。
 劇研「空」は2時5分からの予定です。大森を舞台にしておもしろおかしくを石見銀山を紹介します。きっと楽しんでいただけることと思います。

今朝の山陰中央新報に紹介されていましたのでちょっと紹介させていただきます。

 27日、28日には島根県高校演劇発表大会が加茂町のラメールであります。それも上の記事で紹介されています。事務局から依頼がありこの大会の審査・講師で行くことになっていたのですが、日にちがドンピシャリと重なってしまい、残念ながら断りの電話をしました。

10月末から11月上旬は行事が重なり、残念無念です。今まで40年以上ほとんど欠かさずに県大会は見てきたのに・・・・県大会は大昔から11月末か11月初旬です。浜田高校が出るので、石見演劇フェスタはこの日を避けるのでは、と思っていましたが、県大会は2日間なので、浜校は両方出場可能だとか。

さてさて27日、28日に向かって最後の追い込みです。みなさん、体調に気をつけてください。次は24日(水)です。もしかして写真がいるかも、ということでこの前、写しましたが、声がかかりませんでしたので、ここでどうぞ。

10/15 石央文化ホール リハ報告

2012年10月15日、劇研「空」の「石見銀山旅日記」リハの日でしたが、みな都合が悪く、一人で行き17時から打ち合わせをしました。照明、音響、舞台と三人のスタッフが待っておられました。主なことをお知らせします。

(石央文化ホールは一階約800席、二階約300席。劇研 空の「石見銀山旅日記」は10月28日14:05分開始の予定。ゲネプロは27日15時から16時の予定です。)

空のみなみなさん、リハーサルといえば、どんなことを考えていましたか。照明、音響、装置も一応準備して劇をやり、位置やタイミングやきっかけ、照明の強弱や位置、角度、色合わせ、音響のきっかけや音量の調整などなど、劇全体のあらゆることを調整し確認する、と思っていませんでしたか。

「劇の稽古」「劇の練習」は役者の台詞や演技が中心で、照明や音響はなくても問題ありませんが、「リハーサル」といえばどうなんでしょう?いままで高校演劇でも、大田市民会館での劇でも「リハーサル」といえば100%音響や照明もつきものでした。そのつもりでガソ切れ寸前のタントさんを吹かして浜田へ行ったのですが、9月23日と同じで、照明の釣り込みはなく打ち合わせと確認だけをしてかえりました。

9月23日に出している照明プランで調光器を操作してもらって客席から見ながら注文を出するつもりでしたが、考え違いでした。話していると「劇の練習をみて照明を考えたい。見ないと分からない」といわれ、アレレレ・・・・。ところ違えば考えもやり方も違うんですね。10団体もありその間に他の催し物もたくさん入っているみたいだから仕方ないか。最後に脚本を見ながら、ここで海の波を、ここで夕焼けを、と説明しましたが、雲や山や波などは実際にやってみないと何ともいえません。

さてさてさて音響、照明、装置については9月23日に行ったとき台本を渡し、説明しておきましたが、結局そのときのことを確認したということです。新しいことはつぎのことです。

ピンスポは益田から一人来てもらうそうですから、エッジをぼかして九郎兵衛や清兵衛の語りの時に当ててもらうことにしました。

雲や山はソースホーを19日ごろ借りるそうなので、27日に実際に見て使うかどうか決めざるをえません。ピンマイクは8本使うことにしました。

27日の「空」に指定されたゲネプロ以外に練習する時間がないかと検討してもらいましたが、浜高が早く終わる予定なので、その後ならOKとのこと。しかし浜高が始まるのは18時です。18時30分くらいまで待ってリハをするかどうか。大田へ帰ると21時過ぎです。

こうなると1時間のゲネを有効に使うしかありませぬ。

劇や音楽にチケット販売はつきもの。どうして売るか。これがいつも苦痛の種。浜田近辺の知人十数人へチラシとチケットと文章を入れて郵送しておきました。余分が必要ならお知らせ下さい、お送りします、と書いておきましたが、今朝、2枚送ってください、とうれしい手紙。大田の人に浜田の催し物のチケットを売るのはいくらギリガイといっても遠いのでバチガイな感じ。いつものとおりミウチ周辺をギセイにするしかありませぬ。ミゼニをきるのは詩でも小説でも演劇でも当たり前なんですね。

さてさてさてと、あしたは松江で「第3回 島根の文学ありかた研究会」の会議、そして夜は劇の稽古です。最後の追い込みでーーす。ガンバリましょう。

 

『石見銀山旅日記』 10/28 公演 までの予定

10月になりました。今日は2日。早い早い。Time flies like an arrow. 川合町つくりセンターでの稽古は従来通り水曜日と金曜日ですが、10日はセンターの都合により使用できません。予定は次の通りです。

3,5,12,17,19.24,26、27(浜田でゲネプロ)、28(本番)、15日(月)の夜は石央文化ホールでリハが可能ですが、勤務があり遠いので、すはまくんが都合をつけて照明、音響の打ち合わせに行く予定にしています。では川合の町つくりセンターを紹介します。(では、とはどういうイミだ)

本日、浜田の石見演劇フェスタ事務局からパンフレットの校正のための原稿がメールで届きましたので紹介します。

上の字は小さくて読めませんので、大きくして紹介します。

あらすじ

商売をしながら、名所風俗を絵日記にして出版するため、江戸から大道商人が大森銀山へやって来ます。石見は「山また山の山の中」と小馬鹿にして来ましたが、次々とびっくりすることに出会います。歴史的な事実や記録は重視しながらも、遊び心を生かし、おもしろく石見銀山を紹介するために創った劇です。初代奉行・大久保長安が治めた慶長年間、石見銀山は最盛期でした。「士稼の人数20万、一日米穀を費やすこと1500石余、車馬の往来昼夜を分たず、家は家の上に建て、軒は軒の下に連なり」と『銀山旧記』にはあります。長安が死ぬと墓は暴かれ7人の子供は打ち首に。大道芸人は得意になって長安の最後を語ります。

劇研「空」のプロフィール

劇研「空」は平成12年、大田市で高校演劇経験者を中心に発足しました。現在は日頃の活動に参加できるメンバーを核に、可能な人たちに呼びかけて公演をしています。人数不足の上、体制も不十分、解体の危機を抱えていますが、「地元に発表の場がある喜び」を消さないよう、身の丈に合った活動を考えています。目標は「感動のある舞台の創造」、「地域の歴史・文化の掘り起こしと再創造」。詩の朗読や語りにも挑戦。民話などの作品化、朗読や劇の脚本作りにも挑戦し、群読「石見銀山歴史物語」、朗読劇「スーホーの白い馬」、劇「経家最後の手紙」 などを小、中学校に提供し一緒に舞台化しました。これまで30数回の大小様々な舞台発表に関わってきました。

チラシはまだ余分があります。先日益田で島根文芸フェスタがあり、浜田の人に会いました。チラシを渡すと、「28日には観にいくけぇな」とのうれしい言葉。浜田や江津で知り合いがあるメンバーはチラシとチケットを送ってください。チケットは招待もOkですし、当日封筒に千円入れて受付に出してもらうようにしてもOkです。

チケットやパンフが欲しい人には送ります。メールか電話をください。

では、カンケイナイ話しをちょっと:先月千葉県立市川東高校から手紙と台本が届きました。『卒業写真』の上演許可願いです。大田高校演劇部が県大会へ行ったときの創作劇です。覚えていますか?あの残念無念なラスト。

では(?)、最後の追い込みです。がんばりましょう。

 

筑前琵琶で平家物語の朗詠と語り

2012年9月2日、大田市の市民センター4階で平家物語の朗詠と語りがありました。大田市文化協会が大田市から委託されて開催している事業で4年目(多分、去年は佐藤洋二郎さんの小説講座だった)になります。大田市出身者を招いて開催する事業です。

今年は大田市久手町出身で大田高校卒業、宇治市にお住まいの六嶋由美子さんの平家物語の語りでしたが、共演者として神戸市の川村旭芳さんが素敵な華を添えられました。

 六嶋さんは親しみのある笑顔で平家物語の魅力を話し、参加者に配ったプリントの中から平家物語の有名な箇所を観客全員にも読ませるというワークショップのような時間も取り入れられました。参加型の公演?六嶋さんは平家物語の原文を語られるのかと思っていたのですが、平家物語からストリーを自分で書き、それを語られました。平家物語の解説に近いのですが、解説ではなく現代語による「語り」です。これは誰にもよく分かり、なるほど、こういう語りもありか、と納得しました。

市民センタ4階は単なる広い部屋です。舞台や照明音響の設備はないので、市民会館のスタッフが持ち込んで設置されました。150人の聴衆は予約制でした。

川村旭芳さんはきりっと引き締まった端正な顔立ちと姿で素敵な琵琶の演奏と朗詠を聞かせてくださいました。8歳から琵琶を習ったたそうです。

 演奏が終わってから一枚パチリと遠くから遠慮がちに写しました。今回の公演は六嶋さんだけでなく川村さんの琵琶と朗詠のコラボだったことで両方の魅力が生きたのではないかと思いました。

実は劇研空でも数年前、平家物語の朗読をやろうと思って、本を揃え、DVDも手に入れて勉強しかけていたのです。そのDVDは松本幸四郎さんなど一流のプロが10数人、平家物語の朗読をされているものです。とても個性的でおもしろく、ぼくらも訓練して、好きな人に聞いてもらえるような小公演がしてみたい、と思ったのです。発声練習や表現練習にもなります。

その時、大田で琵琶が弾ける人はいないかな、と真剣にさがしました。朗読が好きな人がいれば、いつか平家物語の名場面を朗読するミニ公演を開いてもおもしろいでしょうね。琵琶が無理なら、ギターでもいい。

というようなことがあったものですから、今回の公演もいい企画だと楽しみに行ったのでした。六嶋さん、川村さん、おつかれさまでした。ありがとうございました。

H24 石見演劇フェスタ 本番・ゲネ時間表

2012年10月28日に浜田市で開催される「石見演劇フェスティバル」の上演団体、上演時間、上演順が8月4日に開かれた第2回実行委員会で決定しました。1日で10団体上演というハードスケジュールです。前日のゲネプロの時間割も決まりましたので、この2日は最優先して予定を立ててください。

劇研「空」は「石見銀山旅日記」(洲浜昌三 作)を上演します。江戸から二人の大道商人(大道芸人でもある)が、石見銀山の旅日記を江戸で出版する目的でやってきます。大森へきて、地元の銀堀などから石見銀山のことを初めて聞き、びっくりしたり、言い争いになったりします。地元の銀堀に対抗して、大久保長安の最後を語りますが、とんでもないことに・・・。おもしろく楽しい劇になるはずです。

ゲネプロの時間表は次の通りです。
各団体の上演内容は、チラシが完成次第紹介します。

劇研空は他に2日練習日を指定されています。9月23日(土)13時~17時、10月15日(月)18時~20時。

2日ともできるかどうか。みなさんの仕事の都合など考えて決めたいと思います。
浜田まで車で1時間30分。勤務が終わって行けば19時過ぎ。近いようで遠い。

これはどこの写真でしょう?そうです。石央文化ホールの裏、大道具搬入口です。車の駐車場がほとんどないのが問題です。隣の立体駐車場へ入れ、ホールの駐車証明カードをもらえば無料になるそうです。

劇研空の練習は「川合町つくりセンター」で月曜日の19時30分からです。盆は閉館です。8月は20,27日です。

 

10/1・2 松江の劇団Yプロ「バンク・バン・レッスン」公演

2012年9月1日、2日、松江の市民活動センターで劇団Yプロジェクトが喜劇「バンク・バン・レッスン」(高橋いさを作、坂井陽介演出)を上演します。

「爆笑、ドタバタコメディ!バンバン笑ってストレス発散!!」とチラシにあります。喜劇が好きな人は多い。どうぞ笑って楽しい時間を過ごしてください。Yプロジェクトは今とても勢いと元気のある島根の劇団です。若い人たちも増えています。実力も上昇中です。

劇団を継続し発展させるために経営面でも努力しています。年会費5000円で賛助会員を募集し(法人会員は10000円)たり、Yプロ演劇スクールを開いて常にメンバーを募集しています。

届いた文書の中からYプロジェクトを紹介します。

8/11(土)夜、松江で島根演劇ネットの懇親会が計画されています。Yプロさんのお世話になります。空のメンバーで参加できる人はお知らせください。

それにしても暑い毎日ですね。いつまで続くのでしょう。畑の野菜が悲鳴をあげています。水やりが大変です。がんばれベジタブル!!

劇研空会報15号を送りました

久しぶりに劇研「空」だより、と活動報告のカテゴリーに書いています。

昨年末に会報14号を印刷して空のメンバーには渡しましたが、先日15号を作ってメンバーに郵送しました。9ページありますが、島根演劇ネット総会の様子や、10月28日に浜田で計画されている「石見演劇フェステバル」について書いています。

また7月23日(月)には19:30から、川合の町つくりセンターで定例の練習と話し会いを行うーことについても書いています。都合が悪い人は連絡してください。15号の表紙だけでもどうぞ。
 14号は馬路の旧馬路小学校体育館で昨年10月に上演した 朗読と音楽による「琴の鳴る浜」の感想文(アンケート)特集です。いただいたアンケートを総て掲載しています。

14,15号まだ受け取っていない人があれば送ります。空のメンバーでなくても読んでみたいという人があれば大歓迎、いつでもお送りします。1号の大昔からあります。

H24 盛大に「あしぶえ」創立45周年祝賀会

2012年7月14日、松江の一畑ホテルで「あしぶえ創立45周年感謝の大パーティ」が開催され、約200人の人たちが集まり盛大に祝いました。最初に「あしぶえの歩みとこれから」が映像で簡潔に紹介されました。悔しさと涙の道のりでしたが、コツコツと夢へ向かって歩んでいく道のりでもありました。

 あしぶえ代表の園山土筆さんが挨拶をされました。笑顔を浮かべ淡々とした冷静に見えるスピーチでしたが、その中から悔しさや喜び、感謝の思いなど感動がひしひしと伝わってきました。松江の50人劇場の時から劇を見てきましたが、劇のレベルも向上し、充実した質の高い舞台がつづいていることは何よりも嬉しいことです。

2001年からはじまり、3年毎に開催される「八雲国際演劇祭」は何百人という地域の人達やボランティアに支えられて発展し、2013年には5回を迎えます。この祝賀会で久しぶりに会った若林さんは通訳で参加しているそうですが「いろいろな国の人と話ができてとても楽しい」といっていました。正会員、サポート会員など支援組織もあり体制も強固になっています。

2005年12月からは「特定非営利活動法人あしぶえ」です。活動の範囲も各地の学校や地域社会に広がっています。
 祝賀会へ行くとき大田市駅で仁万小のタケダ先生と一緒になり、松江まで話しました。旧福波小学校児童全員で「吉川経家最後の手紙」に取り組み鳥取公演まで実現したことや、地域、保護者、学校、脚本、劇研空など総て準備されていたかように発展していった不思議さをお互いに話しました。また学校コーデネーターの仕事についても話しました。仁万小学校では今年度は「あしぶえ」の指導を全校で受けているそうです。あしぶえのノウハウがここでも活かされています。

溝口県知事の代読があり、松江市長、俳優、草村礼子さん、あしぶえサポート会長の藤岡大拙先生の祝辞がつづき、丸盤根、山陰合銀特別顧問の音頭で乾杯。その後は自由な交流の時間がたっぷり設けてありました。はるばる石見から出かけたのは川本の樋口さん、大田の山尾さんなど4人。松江、出雲の地の利、人の力を感じました。みな錚錚たる人たちの挨拶です。

藤岡先生の挨拶は実に絶妙。深い洞察あり、知識あり、ユーモアあり…。後で挨拶にいき名刺をいただきました。大田高の指導部にいたとき、先生を文化祭の講師にお願いして石見銀山の歴史を話していただいたことがあります。「石見銀山テレビでいつも楽しく先生の話を見させていただいています」とアイ セッド。

園山さんは忙しくテーブルを回っておれれましたが、ちょっとしたスキを捕まえて、お祝いをいいました。

「45周年おめでとうございます。ぼくらが地べたばかり見てぶつぶついいながら歩いていた時も、園山さんは遠い夢に目を据えて歩いておられたんですね。きっと20年後の夢も実現しますよ。」

20年後の夢は、「広くて静かな松江の森林の中に劇場があり、人々が癒しの場としても訪れる場所をつくること」だそうです。

20年は遠いようであっという間のことかもしれません。その時、広場の森林の中をぼくが歩いているかどうか。おめでとうございます、といいたいものです。

 

「舞い奏で歌う」舞台発表(つづき)

なぜかブログで終わりの方が出ませんでしたので、ここへつづきを紹介します。「石見銀山巻き上げ節」の踊りです。

 照明が消えると!

真っ暗い中で、手に持った灯りだけのうごきですが、とても素敵でした。しかし写真にすると、なんじゃこれ?。やっぱり生の舞台でないとだめですね。
 いつかまた発表される機会があるとき、今回の企画はワンステップとしてモデルになることでしょう。それぞれの演目をさらに工夫してレベルを高め、その時には、さらに充実した舞台になることを楽しみにしています。みなさん、おつかれさまでした。

H24 石見銀山を「舞奏歌」舞台発表成功裏に終わる

2012年6月24日、サンレディ大田で、石見銀山世界遺産登録5周年を記念して「石見銀山を舞い奏で歌う」発表会がありました。石見銀山に関係する合唱や歌、舞踊、民謡など多彩な舞台で楽しい時間を過ごしました。舞台の風景写真を中心に紹介しましょう。
 チラシとプログラムの表紙です。銅鐸を思わせる黒をバックにしてちょっと印象に残るデザインですね。ぼくはプログラムなどは保存していますが、「いいね」というものはたまにしかありません。簡単なようで難しい。記録性や芸術性、創造性、独自性なども覗われるものは貴重で時代がたっても役にたちます。(ナニヲイイタイノダ!ホンダイニモドレ!)

トップは「サウンドコラージュ」です。劇研空は今までに何度も共演しています。今回の合唱組曲「石見銀山」は6曲から構成されていますが、大田市文化協会結成30周年で当時の会長・勝部義夫に依頼されて「鶴」という脚本を書きその中で歌われた曲です。作曲は大畑世利子さん、作詞は洲浜さんです。「仙の山に立つ」などはいろいろな機会にサウンドコラージュによって歌われています。さわやかないい曲です。詞も!

写真は大田市少年少女合唱団とコラージュのみなさんです。「三瓶小唄」と「温泉津小唄」を伊藤裕子さんの指揮で歌いました。和服がきれいで素敵でした。もちろん歌も!

この「温泉津小唄」はかの有名な野口雨情の作詞です。昭和18年4月29日、温泉津の俳人山口打聴さんたちの招きで奥様と一緒に温泉津へこられ作詞されたのです。昭和32年に内藤淳作町長の尽力により、大村能章作曲、市丸の歌でビクターからレコードになりました。8番までありますが、その一部です。雨情の作詞ですからそのうちまた復活して歌われる琴でしょう。貴重な財産です。

石見温泉津は湯のわくところ
住めば住むほどくらしよい

今宵や温泉津の温泉泊まり
旅の疲れも湯で流す

昔なつかしあの七騎坂
幾度涙で越えたやら

上の写真は「石見銀山英苑会」のみなさんによる「石見銀山馬子唄」です。これは藤村英苑さんが作曲されたものです。藤村さんとは以前「石見銀山歴史物語」の舞台でこの歌を歌っていただきました。魚売りの役でした。普段も舞台でも気っ風がよく、言葉も動作も切れがあり、声は抜群、節回しもさすが師匠さんだけありずば抜けていて感激したのを覚えています。今回も素晴らしい声でした。もったいない人です。
 今回の主催は「石見銀山を舞い奏で歌う」実行委員会、文化協会の共催です。実行委員長の石田さんから挨拶があり、石見銀山の文化的な遺産を子どもたちに伝えて行きたい、と考え今回の企画をしたと話されました。いつも忙しい石田さんがこのような役を引き受けられたことに感銘をうけました。

ご主人のケンサクさんは「詩と絵はがきによるダイレクトメール」を企画、月に1回ぼくが詩を書き、1000通くらい発送されたそうです。郵政省のナントカ賞も受賞しています。親子劇場の会長もしておられましたし、歌は抜群のケーオーボーイ。ぼくが退職したら音楽と演劇で何かやりましょうと意気高らかにノンダものです。(ミチクサヲスルナ、ゴメン)