H30,創作劇「コーヒーと共に生きた男 三浦義武」公演(3/24, 25)

昨年春から浜田で取り組んでおられた創作劇「コーヒーと共に生きた男 三浦義武」の公演が迫ってきました。浜田市の石央文化ホールで3月24、25日に行われます。どんな舞台になるか楽しみです。

脚本・演出は、浜田出身で東京在住の美崎理恵さん。忘れもしません。理恵さんは昭和56年高校演劇で県代表、中国地区トップになり全国大会へ出場しました。作品はミュージカル「オズの魔法使い」。脚色、演出、作曲、振り付け、キャストなど大活躍でした。全国大会でミュージカルが上演されたのは初めてで、審査員も選考に困ったとか。地区大会は津和野高校でしたが、講評したのをよく覚えています。その力量が今回の舞台でもきっと発揮されることでしょう。今回の脚本を読みましたが、時代を象徴する懐かしい歌がたくさん歌われます。その処理の仕方も楽しみです。

住民参加による舞台です。新聞にもたびたび報道されました。浜田市文化協会の会報や山陰中央新報で、岩町功先生が「ヨシタケのおじさんとおばさん」と題して書いておられましたが、家が近かったので親しく交流があったとか。この劇にも大勢の有名人がでてきます。益田の作家、田畑修一郎も義武の友人だったとは知りませんでした。同じ早稲田大学の学生でしたから、あり得ることです。それぞれの有名人がどの様な役目を果たし、どのように演じられるか、これまた興味津々、楽しみです。
三浦義武のことは知りませんでしたので、神 英雄(安来市加納美術館館長)さんが書かれた本を取り寄せて読みました。当時の時代状況や義武に関する資料などが大変豊富で、とても参考になりました。タイムリィな出版で助かりました。ありがとうございました。昨年10月に出版されて、12月には二刷発行(松籟社)ですから大好評です。
では、みなさん、楽しみにしていまーす。(ブログ 劇研「空」 お知らせ 地域情報 すはま)

 

H30 次回は「父帰る」「方丈記」です(3/14市民会館文化講座)

「朗読で楽しむ名作・古典」は、3月14日(水)19:30~大田市民会館2階会議室で行います。朗読する作品は、菊池寛の戯曲「父帰る」と「方丈記」の続きです。
方丈記は、前回、少し読みましたが、続きのテキストは作成して持参します。「父帰る」は大正6年の戯曲ですが、名作として戦後も盛んに上演されました。大田市の相生座で昭和25年ごろ観劇したという方がおられましたので、この作品を読んでみます。「方丈記」は前回の続きです。興味のある人はどうぞ。また、聞いてほしい本などありましたら、持参して朗読してください。
希望者はいつでも参加自由です。輪番に気軽に朗読しています。会場費100円です。上の写真は大田市の中心部、神田橋から大田小学校、大田高校方面をパチリ(今は音無しでした)。相生橋が見えます。渡ったところに芝居小屋「相生座」がありました。目下、相生座の資料を集めています。いつ建てられたかも不明です。どこかに資料はありまあせんかね。3月8日、「一日限りの相生座実行委員会」を開きました。7名参加。次回は今月26日サンレデイで開くそうです。(ブログ 劇研「空」お知らせ 地域情報 空の活動報告 すはま)

H30,第1回しまね演劇コンクール開催(2/24,25)

県民会館中ホールで、2月24,25日、第一回しまね演劇コンクールが開催され、6団体が劇を上演します。一般観客100人の投票でしまね演劇大賞を決めるという思い切った試みもあります。島根演劇ネットから案内が来ましたので、紹介します。
PDF 演劇コンクール(1) 演劇コンクール(2) 詳しいことはPDFを開いてください。どうんな結果になるか、今後どう発展していくか、楽しみです。

2月24、25日(日)舞台発表目白押しです。第25回サンレデイフェスタでは多彩な舞台発表があり、記念公演では元NHKの名アナウンサー山根基世さんの「今求められる、ことばの力聴く力」があります。市民会館では第19回「白銀の舞」で終日、石見神楽が上演されます。25日午後には、石見銀山学講座もあるとか。

3月もラッシュです。11日14時~「田中公道 半寿記念リサイタル」(あすてらすホール)、24,25日、創作劇「コーヒーと共に生きた男 三浦義武」(作・演出 美崎理恵 石央文化ホール)、31日、4月1日、創作市民演劇「水底平家」(作・演出 亀尾佳宏。山本和之、山尾一郎さんも出演します)。それぞれチケットが必要な人はどうぞ。

吹雪で延期していました大田市民会館文化講座「朗読で楽しむ名作・古典」は、2月21日(水)19時30~から行います。朗読したい本があれば持参して朗読してください。「高瀬舟」「方丈記」は計画通りです。(ブログ 劇研「空」 お知らせ 地域情報 )

H30、次回の朗読作品は「高瀬舟」「方丈記」(1/24)

「朗読で楽しむ名作・古典」は、1月24日(水)市民会館の二階会議室で19時30分から開きます。今回は森鴎外の名作「高瀬舟」と日本三大随筆ともいわれる鎌倉時代の名作「方丈記」です。
テキストは作成して送りましたが、当日の参加者には用意します。「方丈記」は4ページくらい進むかどうか。文章は10行くらづつ順番に音読して感想など述べ合います。黙読では味わえない楽しみや面白みがあります。
来月の2月は、21日を考えていますが、各自が朗読したいものを持参して朗読するようにしたらどうか、という意見がでました。そうしたいと思います。そのつもりで作品を選らび本を持参して朗読してください。もしもの場合を考えてこちらでも用意します。作品は「坊ちゃん」「源氏物語」など考えています。写真は雪の大森です。朗読と何の関係もありません。
(ブログ stagebox おしらせ 地域情報 劇研「空」)

H29,大田三中全校演劇発表終了ー協力と集中の成果ー

昨年に続いて全校で取り組んだ演劇「グッド・バイ・マイ‥」が文化祭で上演され大変好評でした。行事との関係から、10月10から取り組み、28日に上演するという短期決戦です。生徒の演出を中心によくまとまり、集中力を発揮して本番では観客を感動させる舞台となりました。キャストとともに、大道具、小道具、衣裳、音響、照明など裏方を担当したみなさんが、責任を持って力を発揮されたことがよくわかる舞台でした。
劇研「空」は19日と26日の午後の練習でアドバイスをしました。本番は都合がつかず観劇に行けなかったのですが、松本さんが時間を割いて観に行ってくれました。どんな感想だったか読みたい人はどうぞ。島根日々新聞は31日付けで大きく取りあげていましたので、縮小して紹介させていただきます。(ちゃんと読みたい人は購入するか図書館でどうぞ)
H29, 「グッド・バイ・マイ…」を観劇して~

三中は来年も演劇に挑戦するそうです。校長先生や担当の先生によると、生徒たちの自主性、発表力、積極性を伸ばすために全校で演劇に取り組んでいるとのことでした。演劇は児童生徒の成長に大きな役割を果たすことはわかっていても、手間、場所、時間、道具、音響、照明、さらに指導力も必要なために、最近では文化祭で取り組む学校は島根では、ほとんどなくなりました。長い間、合唱、ダンスが主流です。そういう中での演劇への挑戦。貴重です。

劇研「空」の目標の一つは、小、中、高校演劇などへの協力です。そういう意味で少しでも協力できたことは幸せです。みなさん、おつかれさまでした。(ブログ  劇研「空」地域情報、観劇、活動報告 すはま)

H29 大田三中文化祭で全校演劇発表(10/28)

昨年も感動的な劇を上演しましたが、今年も全校で取り組んで「グッド・バイ・マイ・・」を上演します。19日、26日には劇研「空」のメンバーが援助に行き、演技やセリフの指導をしました。ひと昔は演劇発表が定番でしたが、島根では最近、小中学校で演劇に取り組む学校はほとんどありません。大変だからでしょう。それだけに三中の取組は貴重な存在です。自主性、発表力、コミューニケイション力を身につけることが目標だそうです。上演は10月28日(土)10:00~約1時間です。体育館では陶芸展や生徒さんが作成した神楽面などの展示もあります。素朴な味がステキです。
都合がつく劇研「空」の人たちは是非観劇に行ってください。誰でも観劇できますので、近くの人はぜひ行って生徒たちの発表に大きな拍手を送ってください。ぼくは28,29日は加茂町ラメールで島根県高校演劇大会があり、三中の劇は観られません。ザンネン。三中の皆さんの健闘を祈っています。(ブログ 劇研「空」すはま)

 

H29, 市民会館文化講座「朗読で楽しむ名作・古典」(9/27)

9月27日(水)19:30~21:00 大田市民会館⒉階会議室で予定通り「朗読で楽しむ名作・古典」を行います。前回は古事記の冒頭を現代文と原文で朗読しました。今回は平家物語巻11から、「那須与一」と「弓流し」を原文と現代文で朗読します。

PDFで原文を紹介します。できればプリントアウトして読んでおいてください。当日は原文と現代文を用意して渡します。参加者は会場費100円。参加自由です。順番に朗読して、感想など自由に話しています。写真は平家物語と無関係です。今年福島で見た相馬の馬追です。観衆2万。素敵でした。
朗読用 原文 那須与一 「平家物語巻11」より 2段11ポ18行 9,25

H29, 「しまね演劇フェスティバル2017」セミナー(案内)

しまね文化振興財団から劇研「空」へチラシの案内がきました。来年の2月24,25日、県民会館で「しまね演劇フェスティバル2017」を開催するそうです。「初代王者を狙え!」「参加団体募集!」「しまね演劇大賞賞金30万 俳優賞 特別賞ほか」とexciting and inspiring な言葉も踊っています。(yarumonda ne!) 紹介します。
その事前準備として、7月22,23日に「スタート アップ セミナー」を計画。受講生を募集しています。〆切は7月18日。チラシの裏の一部です。
日本劇作家協会の支部が各地で数年前から「劇王決定戦」など実施していて、とてもexciting な試みで好評です。島根で決行するとは思いませんでしたが、島根も「やるじゃない!」。遊び心と競い合い。演劇にはふさわしい。きっと楽しいフェスタになり、演劇の活性化になることでしょう。チラシは後日渡します。(blog 劇研「空」すはま)

H29,総合演劇誌『テアトロ』 石見演劇フェスタをリポート

月刊総合演劇雑誌『テアトロ』が6月号で、2月に浜田市で開催された石見演劇フェスティバルの様子をリポートしています。筆者は演劇評論家でロシア文学者、神奈川大学名誉教授の中本伸幸先生。掲載について、東京の佐藤万里さんから知らせていただいたのですが、何故片田舎の演劇祭が伝統のある全国誌に取り上げられたのだろうと一瞬考えました。本を読んでみて、フェスタの後で、中本先生と立ち話をしたのを思い出しました。ロシアの劇団が上演したので観劇に来られたのです。

リポートは3ページに渡っています。1915年に島村抱月と松井須磨子の芸術座がウラジオストックで上演した歴史や2年前に同市を訪問して劇を上演した浜田の劇団のこと、今回の上演9団体の紹介や劇の特徴をポイントを押さえ簡潔に紹介しておられます。

(風景写真として紹介しますので、字はボケけていて読めません。読みたい人は実物を購入して読んでください。発行は神田神保町1-42-12村上ビル カモミール社)

大田の劇研「空」は、創作朗読劇「吉川経家最後の手紙ー石見福光城の子どもたちへー」を上演したのですが、一部を引用してみます。
「 ~ 2000年に大田市で産声を上げた。『感動のある舞台の創造』『地域の歴史・文化の掘り起こしと再創造』をめざすという。単なる朗読劇ではなくて、ギター、シンセサイザーを取り入れ、映像や音響、生演奏も楽しめた」
各上演舞台の寸評が「なーほど、そうか」と参考になります。ロシア極東国立芸術大学演劇部の劇は:「出演者たちの巧みな演技に感服した」。益田のドリームカンパニーは:「見ていて身につまされた」。江津の演戯人は:「痛快で清涼感のただよう好舞台であった」。浜田のてんからっとは:「チェーホフの掌編『ワーニカ』の卓抜な翻案劇である」。

演劇評論家の大ベテランにひと言でも批評をしていただけるということは、とてもうれしいことです。ありがとうございました。

なお、この演劇発表は、当初は石央地芝居大会として平成23年(第4回)まで開催していましたが、平成26年から石見演劇フェスティバルと名称を変えて開催しています。次回はいつ?さぁー?、未定だけど、今年度の開催はありません。数年後の開催を信じて、いい劇を準備しておきましょう。(ブログ 劇研「空」Stagebox すはま)

H29,「朗読で楽しむ名作・古典」市民会館文化講座(案内)

平成29年度大田市民会館カルチュア-講座、「朗読で楽しむ名作・古典」
チラシ(申し込み書)がやっとできました。
H29 チラシ「朗読で楽しむ名作・古典」 (1)
第1回は4月26日19:30~20:30、会館2階会議室で開きます。1回目は小泉八雲の「雪女」「耳なし芳一」「むじな」を予定しています。2回目は宮沢賢治。古事記も現代文で音読します。順番に読んで朗読を楽しむ会です。興味のある人はどうぞ気軽にご参加ください。
H29 チラシ「朗読で楽しむ名作・古典」市民会館文化講座4,1

大田市民会館文化講座には次のようなものもあります。
「書道教室」(大野典子先生)、「アコースティックギター・ウクレレ講座」(大畑茂樹先生)、「日常英会話」(ワイルズ先生)、「美アップヨガ」(松井江津子先生)、「ボイストレーニング」(大畑和樹先生)。
興味がある人は是非参加してください。