2014年12月7日、中央職業訓練センターで「お芋博覧会」(~みんなでやろう!代官いもでまちづくり)が開かれました。産直市がでたり、露天がでたり、ホールではいろいろなイベントがありました。
劇研「空」も参加して、井戸平左衛門の詩を群読しました。今までも島根文芸フェスタや大森でも朗読したことがあります。参考までに紹介していきます。興味がある人はどうぞ。
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H26, 「お芋博覧会」 職業訓練センターで 12/7
H26 第5回「朗読を楽しむ」好評裏に終了
2014年8月30日、大田市民会館中ホールで、第5回「朗読を楽しむ」を開催しました。お客さんを60~80名と予想して準備しましたが、約80名でした。積極的にPRしていませんでしたので妥当なところだと思います。劇研空のメンバーだけではなく、大田市少女合唱団をはじめ、地域でキャリアのある人たちに声をかけて参加していただきました。アンケートの結果も大変好評でした。ご協力ありがとうございました。舞台風景写真を中心に簡単に紹介します。
(パンフレットより)
「本日はご来場くださり、誠にありがとうございます。どうぞごゆっくり、朗読や歌をお楽しみください。
劇研「空」は、平成12年に発足以来、劇以外に様々な朗読会を実施してきました。今回は大田市民会館の地域育成事業の支援を受けて実施します。劇研「空」が企画し、地域の人たちに呼びかけて実施する朗読会は5回目です。劇の上演もあきらめてはいませんが、時間や経費、発表場所など困難なことが多いのに比べ、朗読は気軽にできるのがいいところです。
今まで、毎回特集として、日本の詩人を取り上げてきました。今回は、2月に104歳で他界された「まど・みちおさんを偲んで」、詩の朗読と解説をします。大田市少年少女合唱団のまどさんの童謡も楽しんでください。
劇研「空」は、「地域の歴史や文化の掘り起こしと再創造」を目標の1つにして活動して来ました。この8月末の土曜日のひととき、発表する者も聞く人達も「お互いに舞台を楽しみ」、「お互いの学びの場」になり、さらに「創造への刺激」になれば幸いです。」
第Ⅰ部 まど・みちおの詩の魅力…童謡詩人といわれた詩人の平明で奥深い詩を朗読し、その業績と詩の魅力を解説します。有名な童謡を合唱で楽しんでください
1)まど・みちおの詩の朗読 …詩7編を朗読、吉川礼子 、田中和子、 山本和之、 松本領太 若狭雅子、 堤 浩隆(川本塾)
2)解説「童謡詩人 まど・みちおの詩」…劇研「空」 洲浜昌三
3)合唱 「ぞうさん」「一ねんせいになったら」「やぎさんゆうびん」 大田市少年少女合唱団17名 指揮・伊藤裕子
最初は、この春104歳で他界された、まど・みちおさんの詩を劇研空のメンバー6人が朗読し、一篇ごとにスハマくんが解説をしたのですが、記録写真がゼロでしたので、上の写真から想像してください。朗読用、詩の転載には著作権料をパシット払いました。当たり前だけど、痛かった!
大田市少年少女合唱団には「ぞうさん」など3曲を合唱していただきました。
第2部 自由参加・朗読と語り…朗読や語りに関心がある人たちに案内して出演していただきます。郷土の民話や伝説、記録などを発掘、文にし朗読にして舞台で再創造です。
1)朗読 記録「なぜ?大田に原爆病院?」文・山尾一郎 朗読・山尾一郎
2)語り 民話「 降露(ごおろ)坂の一つ目お化け」 『銀山(かなやま)ものがたり』より
方言・西村 巴 語り・西村 巴
3)朗読 随筆「石銀(いしがね)からー松下貞市口伝ー」 須藤正子著(大田市在住)より 朗読・竹下ちとせ
4)朗読 伝説「つる女の物語」 文・和上豊子 朗読・和上豊子
5)朗読 随筆「おれの跡を継ぐな」 山下惣一著『農から見た日本』朗読・田中安夫
6)朗読 創作民話「姫逃池ものがたり」 文・押越幸子 絵・石田さちよ 映像・松本領太 朗読・押越幸子
第3部 ふるさとの創作民話 朗読劇「海を越えサヒメの山へ」…大陸でオオゲツ姫が殺 されると、腹から種が出てきて、サヒメはその種を持って赤雁に乗り、海を越えて石見へきた、という伝承があります。この伝承を劇形式で創作し、20数枚の絵を写し、音響や音楽も使って朗読劇として発表します。修正しつつ3回目の発表です。
作・洲浜昌三 原画・勝部和子 映像処理・松本領太
キャスト: 田中和子 吉川礼子 若狭雅子 堤 浩隆 山本和之 松本領太 音響、PC (劇研「空」他)12
お客様にどのように受け止められたか。次にアンケートの一部を紹介させていただきましょう。今後の参考になることがたくさんあります。
・すばらしい時間をありがとうございました。発声がすごいです。三月に浜田での公演で「海を越えサヒメの山へ」が見られず、今回みることができました。 (60代男子)
・楽しかったですよ。(80代女子)
・画も楽しく拝見しました。石銀の温泉や姫逃池 さひめの話は若干聞いていました。伝承する事が大事と思います。大田の原爆病院のことは、もう少し話があっても良いかも。次にも是非参加します(70代男子)
・楽しい一時をありがとうございました。
(70代)
・私の知らない話もあり楽しませていただきました。孫達にも読み聞かせたいです。次回楽しみにしています。(60代女子)
・舞台のしつらえは良いと思いましたが語り手の服装は、もう少し工夫があっても良かったのでは?とも思いました。想像力かきたてられる豊かなステージでした。心が和みました。平和であることの重みも感じました。(60代女子)
・まど・みちおの詩は、先生の司会をまじえてよく理解できた。詩集を読んだだけでは深く理解できなかった。合唱はかわいくてとてもよかった
・「原爆病院」戦争体験を語り継ぐことの大事な時が今こそ急がれます。
・「降露坂の一つ目お化け」語り手の上手な口調とても良かった。
・「石銀から」知らない物語でした。
・「銀山の歴史物語」さすが和上先生ですね。 ・
・「俺の跡を継ぐな」田中さんにぴったりのお話でした。
・「姫逃池ものがたり」作者にお会いでき感激です。
・第3部・・スライドの絵、効果音楽共にとてもわかりやすかった。三瓶周辺の地名を考えさせられました。たくさんの子どもたちに見てほしいですね。ありがとうございました。次回も楽しみにしています。(60代女子)
・エアコンがちょっと熱かった。
・記録映画の上映会を開いてほしいです。(50代男子)
・1部・・あらためて深いいい詩だなと思いました。(70代女子)
・中ホールが見違えました。
・段々と詩を深くよんだりきいたりする機会がへっていると思います。改めて詩の朗読もいいなぁと思いました。(40代女子)
・手作り感いっぱいのステージ、心がほっこりしました。
「一つ目お化け」声も語り口調もすてきでした。
「石銀から」あの長い歴史物語を読むだけで引きつける・・すばらしい。
「つる女の物語」迫力満点
「俺のあとを継ぐな」個性的。
・手ずく感いっぱいのステージ、心がほっこりしました。(60代女子)
・朗読にあった舞台で雰囲気を出していた。朗読は映像以上に引き込まれた(60代男子)
・全般に良かった。1-6・・いずれも特別に良かった、感動した。 (80代男子)
・こちらに引っ越してきて三年目です。このような催し物に感動しています。でも休憩なしは疲れました。童謡は楽しめば良いのだと思います (60代女子)
・二部 朗読が終わった後直ぐに進行の言葉を入れないで。余韻を味わいたい、そして次の朗読の紹介だけした方が良い。
・会場が冷えすぎ。(60代女子)
・楽しい企画だったと思います。三部構成、各々に興味深く聴かせて頂きました。(60代女子)
・たいへんよい企画でした。ふるさとの素晴らしさを初めてかんじることができました。もっとたくさんの方々に見てほしいと思いました。州浜先生の解説でよりまどみちおさんの人柄や言葉の魅力にひたることができました。
・二部・・皆さんだれもすばらしい朗読でした、情景が目に浮かんできました。松下貞一さんのこと初めて知りました。3部・・将来へ希望をもちました、地元への愛情をありがとうございました。
・良かったと思います。久しぶりに朗読だけを聞く機会があって嬉しかったです、ありがとうございました。
・「大田に原爆病院」知らなかったので勉強になりました。・朗読や朗読劇、それぞれ面白かったです。これくらいのホールならマイクはいらないと思います。(60代女子)
・丁度良いと思いました。組み合わせが良い。(60代女子)
・今回初めて朗読を楽しむに来てみました。地元に居ても知らない事があり、とても良かったです。
・1-3部・・全て良かったです。アンケートを書くのに暗くて書きにくいし、部毎に時間があると良いと思います。(60代女子)
・1部・・声が良く言葉がハッキリしていた、感情もあり面白く聞けました。
・「大田に原爆病院」は知らないことだった。
・「一つ目お化け」・面白く聞けた、とても上手に話された。5
・「俺の跡を継ぐな」・・まどみちお なみに十分でしたよ。
・「海を越サヒメの山へ」・・会話のテンポが面白い、やさしい絵でしたね。(70代子)
・大変よかった。ありがとうございました。(70代女子)
みなさん、おつかれさまでした。ご協力ありがとうございました。また気楽にやりたいと思います。参加したい人は参加料500円、地域に関する文章の朗読(創作など大歓迎)、感動的な文章、名作の朗読、自作詩、自作エッセイなどなど、みんなに聞いて欲しいというものがあれば、ぜひ参加して朗読してください。
H26 大田市出身の南画家・西 晴雲特別典開催
2014年9月26日から28日まで、大田市文化協会創立40周年記念事業として、西 晴雲の作品展が大田市民会館で開催中です。中ホールに92展の作品が展示されています。晴雲は大田市波根町の生まれで、南画の大家。大田の宝です。これだけの作品を見ることは滅多にできません。
初日の26日は午後から会場係りで、会場の片隅の椅子に座っていましたが、平日にもかかわらず、切れ目なくお客様がこられました。さすがですね。
サントリーウィスキーの「寿」の字を知っている人は多いことでしょう。その字は晴雲が頼まれて書いたものです。サントリーの創始者・鳥井信次郎は晴雲をバックアップしました。詳しく知りたい人は次をどうぞ。(大田市文化協会作成パンフレットより)
年代まで知りたい人は年表をどうぞ。(大田市文化協会作成パンフレットより)
一点一点が貴重な宝物ですから取り外し、持ち運び、出し入れなど取扱も大変だったそうです。会場には警備員を配置し、二人の監視員がいます。
監視員をしていると、いろいろな人が話しかけて来られます。ある有名人は、「郷土資料館や美術館がないのは大田市だけです。文化の谷間です。図書館の一角に資料室を作れ、と言ったのですがだめです。かなり前のことですが晴雲の作品の寄贈を申し込まれたのに断ったのです。県立美術館は喜んで50点を購入しました。どうにかしないと大田の宝が消えてしまいます」
確かにそうですね。書籍でも美術品でも陶芸品でも歴史的に貴重なものを持っている人は市内にもおられます。子孫が後を守ればいいのですが、膨大な書籍などは価値を知らない者には粗大ゴミどころか邪魔物です。しかしそれを保管してくれるところはありません。美術品などは保存状態が悪いと虫に喰われたり、シミができたりして、価値は半減してしまいます。どうにかしなければ… どうにかしましょう。ほんとうですか。ああどうにかしましょう。
H26 「地歩璃」の素敵な「銀山巻き上げ節」
2014年8月24日、石見銀山世界遺産センターで「地歩璃」のコンサートがありました。作曲し、キーボードを担当される藤田勉さんと、ヴォーカルのいわきりれいこさんの二人で結成されたユニットで、今回が初公開でした。
結成の動機と夢が素敵です。「日本に生まれ育ったすべての人々の心の琴線に響くような、どこかなつかしく、やさしくたおやかな音楽作りを目指しています。オリジナル作品の制作とならんで、日本各地に眠る音楽を掘り起こし、新たなアレンジでよみがえらせていきたい」。
キーボードの藤田勉さんには、6年くらい前に、遺産センターで講演が会った時にお会いしました。センターに流れている静かなBGMを作曲され、センターへ来られたときでした。若くて誠実な人だな、と思いました。CDもいただきました。
今回のコンサートを知らなかったのですが、藤田さんからメールがあり、急遽、ワイフさまとでかけました。久しぶりのなつかしい再会でした。
石見銀山の「サンヤ節」「巻き上げ節」「ゆく夏の風に乗って」は石見銀山の民謡やイメージに基づいて作曲(編曲)されたものです。いわきりさんの透き通ったなつかしい歌声が曲にあっていました。とても感動しました。
まだCDはできていないのですが、無理をお願いして、曲を送っていただきました。了解を得て、8月30に日に市民会館で行った「第5回朗読を楽しむ」の開演前に会場へ流しました。
曲を聞くと、だんだんファンが増えていくことでしょう。心に沁みてくる曲ですが、同時に思いや気持ちや情緒をelevateしてくれる歌です。
ご活躍を期待しています!!
H26,天領さん祭り 大森「大盛行列」で瓦版
平成26年(2014)の「天領さん祭り」の最後の会場は大森で8月31日に行われました。昨年は雨がふりましたが、今年は晴天。お客さんは昨年の倍以上はおられました。
大森の古い町通りのあちこちの店が開放され、空き地には露天が並び、江戸時代のお嬢さんや飛脚に出会ったり、楽しい祭りになりました。代官が1月11日に佐毘売山神社で大盛を祈願して、代官屋敷へ帰る行列を「大盛行列」と呼んで、昨年から復活実施しています。
劇研「空」も昨年から実行委員会に参加しています。今年も瓦版5,6号をつくり、江戸から来た劇研空の松本、山本、吉川さんが、行列の先頭を歩きながら、大声で行列を説明し、銀山の歴史を語り、瓦版1~6号を売りました。ノーノ―、売ったのではなく、欲しい人にあげました。多くの人たちが、我先に競って手を差し伸べ受けとりました。いや本当です。
今年追加した瓦版を紹介しましょう。書いていることは歴史的事実ですが、文章は語り口調で、おもしろおかしく書いています。読みにくいでしょうが、眺めてください。
何故、銀山町の者が、大森町で乱暴狼藉を働いたのか、理由ははっきりしませんが、スハマクンの推測では、次のことが主な原因ではないかと勝手に考えています。
「初代奉行・大久保長安は山吹城の下屋敷の吉迫に代官所を置いた。銀山町は大谷・栃畑谷・昆布山・休谷・下河原・石銀の六地区からなる。外周には柵がめぐらされ「柵之内」といわれ最盛期には「石銀千軒」ともいわれた。
二代目奉行・竹村丹後守は現在の大森町に代官所を置いた。新興の大森町に対して、本家「柵之内」のプライドがあったのかもね」
井戸平左衛門の瓦版です。
来年も楽しいお祭りになることでしょう。参加されたみなさん、おつかれさまでした。
H26,9/21 永井隆の劇「Takashi」益田で上演(観劇記)
雲南市演劇によるまちづくりプロジェクト実行委員会から、案内が来ました。チラシなど後日渡しますが、ひとまず簡単に紹介します。
9/14 18:00~
9/15 13:00~ 17:00 ~ チェリヴァホール
9/21(日)14:00 ~ 益田市グラントワ
亀尾さんの創作、演出です。この初春には「ふることふみ」を雲南市まで観劇にいきましたが、すばらしい舞台でした。(このぶログのどこかで観劇記を書いています)
永井博士は、飯石郡飯石村(今の雲南市)で育ち、旧制松江高校を卒業、長崎で医学に献身されていましたが、あの原子爆弾で被爆、それでも最後まで平和のために命を燃やしました。長崎へ行ったとき、最後の住居「如己堂」へ行きましたが、畳が3枚か、4枚くらいの狭い狭い部屋でした。ここで数々の有名な著作を書かれたのかと思うと身が引き締まる思いがしました。
その永井隆博士をどのように舞台で表現されるか、楽しみですね。
9/21,はるばる益田へカミサマと観劇に行ってきました。劇研空の山本君も来ていました。久しぶりに会う人たちがたくさんありました。劇が終わってこっそりパチリとしました。スミマセン。力作舞台でした。迫力がありました。以下、観劇記です。
集まった70人以上の人たちをどのように舞台へ登場させるのか。難問題です。単なるコロスとして扱えば、参加した人たちには不満足感が残ります。脚本、演出の亀尾さんはこの難問題をうまく処理しています。さすがです。今までに高校演劇で積み上げてきた手法がみごとに生きていました。多くのキャストが次々と多くの場面を構成していくので、ある意味で劇は度々脇道にそれ、遊びが多くなり、同時に楽しく豊かになります。永井隆という一人の主人公を忘れてはいませんか、と思うころにストリーの軸は一気に展開、本筋に戻ってきます。この緩急の展開が美事でしたね。さすがです。
劇中劇形式になっていて、劇が終わると全員が舞台に集まり、演出役が客席から登場します。演出は、問いかけます。「この劇をやってどう思ったか」。沈黙のあと、二,三人が感想を述べます。
この場面は、劇を客観化することを狙うなら面白い設定です。しかし観客の目には半分、「やらせ」場面に写ります。演じた人間の視点でしか感想は述べられないからです。観客に問いかけるのは価値がありそうですが、これも「感動しました」などという絶賛の感想しか出てこないでしょう。
ぼくならどうするか?と帰りの車中で考えつづけました。結論は「沈黙」です。誰も何も言わない。いや、言えない。
最も感心したのは、永井博士の著述から、永井博士の言葉をそのまま何度も喋らせたことです。脚本家が自分の言葉で現在の時勢を激しく批判すると、観客のこころに反感も生まれる可能性もあります。プロパガンダ性の強い劇になる可能性もあります。しかし永井博士の警告は正に現在の社会を鋭く突き刺します。何十年前の永井博士の言葉を、そのまま舞台で喋っても全く色褪せない。それどころか実にリアルに迫ってきます。真実は時代を超えて具体を貫くのです。
劇が終わって、観客席には熱い思いが充満していました。客席にいるとはっきりわかります。迫力のある感動的な劇でした。
ホールをでるとき、亀尾さんの姿を見かけました。感動した人たちが次々と話しかけていましたので、邪魔をしないようにそのまま帰ろうかと思いましたが、挨拶だけでもと思い、しっかり握手をしてホールをでました。
グラントワの近くで写真店を開いているキタウラ君の家へ寄ってみました。そのむかし、県立益田工業高校が久城の丘に聳えていたころ、担任をした機械科の生徒でした。元気でがんばっていました。剣道を通した社会貢献で数々の表彰を受け、賞状が壁に掲げてありました。来年は卒業して50年になるので同窓会を開きたいと、出来上がった案内のハガキを見せてくれました。「日にちはいつがいいですか?」と聞かれました。なんかこのために久しぶりに益田へきたような感覚に襲われました。劇とは全く無関係ない脇道でした。
みなさん、おつかれさまでした。いい劇がまた島根に生まれましたね。
H26,8/30 第5回「朗読を楽しむ」、あと2日です
H26 「石見吉野松下公園」を知ってますか?(第5回朗読を楽しむ)
大田市水上町に温泉がでる大きな湯屋があり、背後に「石見吉野松下公園」があって、桜の木が2000本もあった。温泉客が来て泊まったり一時は名所だった。それは松下貞市という人が、石見銀山の仕事で稼ぎ、その財を投げ打って開いた公園だった。奈良の吉野山を石見に再現したい、というのが貞市の夢だった。知っていましたか?。
湯屋の背後が石見吉野松下公園です。白いのは道です。桜の木だけではなく銘木をたくさん植えたそうです。大正末に石見銀山が衰退し藤田組が撤退すると、貞市さんの事業も傾き、負債の処理に追われたそうです。しかしすばらしい男のロマンですね。孫の松下 誠さんに案内していただきましたが、今も源泉はあるそうです。平成の男のロマンを実現する人が出てきませんかね。
次の写真は、石見吉野松下公園があったところです。想像もできませんね。
2014年8月30日に大田市民会館で「第5回朗読を楽しむ」を開きます。まど・みちおさんの詩の朗読や、「ぞうさん」「一ねんせいになったら」「やぎさん ゆうびん」など代表的なまど・みちおさんの歌を大田市少年少女合唱団に歌っていただきます。
「自由参加ー朗読と語り」の部では6人の地元の人たちに民話や歴史などを朗読したり語っていただきます。その朗読の一つが「石銀からー松下貞市口伝より」です。
本を書かれたのは松下貞市さんの孫にあたる須藤正子さん。松下貞市さんは、江戸の末期に大田市水上町三久須の願勝寺の前にあた「沢の屋」で生まれ、願勝寺で育てられました。寺からは目の前に石見銀山の仙の山(石銀、いしがね)が見えます。当時は岩が露出していて、赤い山肌が印象に残っていると、須藤さんは先日語っておられました。
石見銀山の仕事で、一代で莫大な富を築き、それを活用して夢を実現しようとした貞市の人生を竹下ちとせさんが朗読されま。どうぞご期待ください。
(さてさて、30日が近づいてきましたが、準備でビジー状態です。今日は文芸フェスタ2014の実行委員会。さらに朝、どさっと郵便物。高文連の随筆と小説の原稿80編以上!!10日くらいで読み選考せねばなりませぬ。大森の天領さんの準備もあったぜよ。前売り券を発行していませぬので、どれだけお客様が来られるか、見当がつきません。今日は詩人連合事務局長、川柳の会長が来る予定だといわれました。たった2人?ノーノ―、9人は見通しがたっています。頑張りましょう(何を?)準備です。
H26,8/30 大田市民会館で「朗読を楽しむ⑤」(2)
「朗読を楽しむ」⑤のチラシがやっとできました。大田市民会館には置いてあります。各地域の公民館や町つくりセンターには盆過ぎに届くはずです。表と裏を紹介します。チラシの遠景です。読める人はどうぞ。 欲しい人には送ります。 平成12年に発足以来、劇研「空」は、劇以外に様々な朗読会を実施してきました。今回は大田市民会館の地域育成事業の支援を受けて実施します。劇研「空」が企画し、地域や県内外の人に呼びかけて実施する朗読会は5回目です。朗読や語りを舞台発表として中ホールで実施するのは3回目です。 毎回特集として、日本の詩人を取り上げてきました。今回は、2月に104歳で他界された「まど・みちおさんを偲んで」、詩の朗読と解説をします。大田市少年少女合唱団による、まどさんの童謡も楽しんでください。 「地域の歴史や文化の掘り起こしと再創造」を目標に、「気軽に発表する場」をつくり、発表者も聞く人達も「お互いに発表を楽しみ」、「お互いの学びの場」になり「創造への刺激」になれば幸いです。(下記の冒頭の文章) 本番前の予定です。 28日(木)会館スタッフは朝から舞台つくり。19時から舞台を使って練習。その前に都合のつく人は18時過ぎから椅子など搬入。 29日(金)19時~舞台で練習。 30日(土)10時~ゲネプロ。14時~本番