H30,「朗読で楽しむ」講座、次は人麻呂の石見の歌(7、18)

「朗読で楽しむ名作・古典」、次回は7月18日(水)大田市民会館2階会議室で19:30~開きます。作成した10ページのテキストは当日お渡しします。人麻呂が、妻と別れて石見から上り来るときの長歌、短歌、解説などを中心にプリントしたテキストを読みます。
9月15日には、第9回「朗読を楽しむ」を計画していますが、その時の朗読文の候補でもあります。短歌などは現代的ないい曲にして掛合で歌えば最高ですが、誰か挑戦してみたい人はいませんかね。「空」だけでは人員不足。特別ゲスト大歓迎です。
(ブログ 劇研「空」 お知らせ すはま)

H30,6 「㏠限りの相生座」公演、成功裏に終わる

 

2018,6,23、 サンレディ大田で「㏠限りの相生座」公演が無事終了しました。当日券もなくなり、臨時の客席を用意しましたが、立ち見の人もあり、ホールは満員になりました。ロビーには昔の大田や相生座の写真、年表も掲示。懐かしそうに語り合いながら見ておられました。当日の写真は一部しかありませんが、簡単に紹介します。
実行委員長・和田由美子さんの挨拶に続いて、相生座の歴史を写真を投影しながら劇研「空」の山本さん、松本さんが掛合で紹介しました。
アナウンスは劇研「空」の田中和子、吉川礼子さん。特別ゲストとしてプロの松尾崇さんのトランぺット演奏。松尾さんは、大正2年に相生座を創設された杉岡福三郎さんのお孫さん。数ヶ月前に分かったという不思議な因縁です。民謡「要の会」の安来節、毛利敏則さんのハーモニカで懐かしい「カチューシャの歌」「赤城の子守歌」「宵待ち草」を楽しみました。華やかな舞台を写真でどうぞ。「幹舞s」の「元禄花の兄弟」変化に富んだストリーのある生き生きとした舞台で大いに楽しみました。大田小唄保存会のみなさんの踊りです。幻の5番が見つかったとか。今後大いに歌い踊ってほしいとのことでした。衣装も目を引きます。
美郷吾郷清吾会の地芝居「へちまの花」です。大いに笑わせ、後半では涙を流させる。地芝居ならではの義理人情の世界。笑いや拍手、掛け声も飛び、お客さんを感動させました。石見には地芝居の伝統が今も息づいていて、地芝居の劇団が数団体あります。貴重ですね。日本ではほとんどなくなった節劇もあります。
フィナーレで出演団体を紹介する劇研「空」、カンカン帽子の松本さん。アンケートもたくさん書いていただき、とても好評でした。当時の舞台そのものではありませんが、当時の舞台を懐かしく回想できるような舞台でした。「とても感激したよ」と帰り際に言われたお客さんもありました。

下のコピーは翌日の山陰中央新報です。読みたい人は買って読むか図書館でどうぞ。当初から3回大きく取り上げていただき、お陰様で遠隔地からの貴重な情報も寄せられました。高齢者の中には、相生座が大田の文化や娯楽の中心として存在した懐かし思い出を持っておられる人がたくさんおられます。
今回の企画が、一種の余芸大会にならないように、企画には気を使いました。実行委員長が最後に挨拶された言葉の中に、次のような一節があります。「先輩たちが活き活きと力強く生きて来られ、残してくださった功績を、今を生きる私たちは語り継いでいかねばなりません。私達から次の世代へとバトンを繋いでいきたいと思います」

この言葉のように、何かのきっかけ、刺激になればいいですね。ご来場ありがとうございました。みなさん、おつかれさまでした。
(ブログ 劇研「空」 地域情報 「空」活動報告 すはま)

H30 大田市の文化活動 芝居小屋「相生座関連」年表

 

「一日限りの相生座」は6月23日(土)13:30~サンレディ大田で行われます。舞台発表と同時に、実行委員会では相生座の歴史を記録に残すために、写真を捜し、新聞や本で調べ、聞き取り等して資料を集めてきました。まだまだ不十分で不正確なところがたくさんありますが、一応年表を作ってみました。これを見て間違いを教えていただいたり、新たな資料を持っておられる人の協力をいただければ、と思います。
上の写真は『雪女風土記』の上演ですが、年月日、上演場所が分かりません。上演後に写した写真です。写真は近所の松原政子さんから借用したものです。松原さんは長い間、日本舞踊を踊ってこられました。衣装がたくさん保存してあり、踊り方の書付ノートも数冊、昔のレコードもたくさんあるそうです。「捨てないでくださいよ」と娘さんに言っていますが、残念ながら、保存場所がありませぬ。今回の地震で古いものは次々と処分されているそうですが、貴重な文書などもきっと捨てられていることでしょう。モッタイナイ。ドコカホゾンバショハナイカ。
相生座でもこのような股旅物の踊りが上演されたことでしょう。松原さんは、相生座を管理していた「だるま劇団」から、入団の誘いを受けたそうです。劇団からカツラを貰われたそうです。(現在ワガヤで預かっています。)

では、相生座に関連する年表をPDFで紹介します。明治6年に大田南村、岡ノ前に天神劇場があった、とあります。へえ~!、その資料などが出てくればサイコー!ですけどね。

H30,6 年表 縦書6P 大田市の文化活動 芝居小屋「 相生座関連」年表jtd

H30 「朗読で楽しむ名作・古典」次回は「古事記」です(5,23)

大田市民会館カルチュアー講座「朗読で楽しむ名作・古典」。前回は「出雲国風土記」を読みました。5月23日(水)は、19:30から市民会館会議室で予定通り「古事記」を現代文で読みます。会場費等1人100円負担です。
テキストは、前回出席された人には渡していますが、渡していない人には当日お渡しします。研究会ではないので、解釈したり解説したりはしません。前回「くにのはじまり」を持参されましたので、それも朗読していただきます。これを読みたい、という本や文章があれば、ぜひ持参して朗読してください。前回は新しい人が参加されました。参加の理由は、「一人で家にいると、何日も口をきくことがないので、声に出して言葉をしゃべりたくなった」とのこと。いいですね。大歓迎。

関係ないこと①:23日13:30から、大田市文化協会代議員会が市民センターで開かれます。代議員ではありませぬが、別の役目で、出なければいけないことになりました。文化行事など審議されます。要望などあればお聞かせください。
②:6月23日の公演「一日限りの相生座」。チケット販売報告は木曜日です。売れたら枚数をお知らせください。チケットが欲しい人はどうぞ。
(ブログ 劇研「空」  お知らせ  すはま)

H30, 大田の芝居小屋,「相生座一日再現」(6/23)

大田の相生橋のたもとに芝居小屋・「相生座」(あいおいざ)がありました。80代の人たちは実際に劇や踊りを観たことを懐かしく語られます。70代の人たちは、名前はよく覚えておられますが、記憶は霧の彼方です。相生座は、昔の山陰道に面していて、当時この一帯は大田の繁華街、文化の中心でした。記憶を再現し地域の輝きと誇りを取り戻すきっかけになることを願って、「一日限りの相生座」公演を行います。
主催は「相生座実行委員会」「大田文化プロデュースネットワーク」。劇研「空」も出演、協力します。チケットは一般1000円、小中学生500円です。欲しい人はご連絡ください。そのまま当時のことを再現するのは不可能ですから、似たような演目で再現し、相生座の歴史を振り返ります。
相生座のことはあまり分かっていません。記録がないのです。「大田市史」にも一行もありません。実行委員会のみなさんで調べていますが、具体的な資料が少ないのです。県立図書館の新聞や浜田市立図書館の新聞も調べましたが、大田の記事はほとんどない。以前、大田は島根の文化の谷間、とよく言われましたが、実感しました。島村抱月の「芸術座」が大正6年8月21、22日に松江座で松井須磨子主演の「復活」や「剃刀」を公演していることは「山陰新聞」に出ていましたが、大田の公演は書いてありません。出雲の偕楽座で公演し、実際に観劇したことを岡より子さんは「日本海文学」7号に書いておられます。そのあと、大田の相生座で上演したはずですが記録がありません。日記や文集などに誰か書き残しておられませんかね。(下の写真 相生橋の向こう側の大きい建物が相生座です。今は旧職業安定所の建物が眠っています)
戦後の記録はある程度残っています。慶応大学教授だった恒松安夫氏(のちの県知事)が一時期大田へ帰っておられて、石東文化協会を設立。その中に、音楽(村上碧先生指導)や文芸(「たんぽぽ」「詩世紀」「風鳥」など発行)、演劇(のちに三瓶座)などもあり、敗戦後、県下でも早い時期に先駆的な文化活動を繰り広げました。大田高の合唱や演劇が活発だったのも、その影響があります。プロの俳優、勝部義夫さんや、バレエの石田種生さんなどにも影響を与えました。亡くなられた白石昭臣先生は、「大田高校60年史」の中で、「大田のルネッサンス」というタイトルで書いておられます(惜しい人を失いました!)この時期の資料やパンフレット、写真など持っておられる人はありませんかね。貸していただければ最高!です。
相生座の内部です。当時は大森、久利、久手、鳥井などそれぞれの町村に芝居小屋があり、集会や娯楽、芸能発表などの中心でした。

相生座は明治の終わり頃に、杉岡興芸社を経営していた杉岡福三郎氏が建て、座元だったそうです。しかし、明治、大正、昭和初期の記録はほとんどありません。昭和32年頃になくなったと推測されますが、正確なことは不明です。実行委員会としては、できるだけ資料を集め、記録として残しておきたいと思っています。今回のイベントの目標の一つです。美しい花の種は過去の土の中に埋もれている かも、です。
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H30、次回4/18は「出雲國風土記」(市民会館文化講座)

新年度に入り、大田市民会館文化講座の「朗読で楽しむ名作・古典」のチラシを作りました。PDFで紹介します。予定やテキスト、申し込み用紙もその中にあります。会館にも置いてあります。
H30 チラシ「朗読で楽しむ名作・古典」市民会館文化講座4,1

4月18日は、「方丈記」の「養和の飢饉」から朗読しますが、前回4人に朗読箇所を指定していますので、先ずそれを聞きます。その後「出雲国風土記」(原文と現代語訳)を順番に朗読します。5月23日は「古事記」の現代語訳朗読を予定しています。いつの間にか古事記や出雲風土記関係の本がたくさんたまりました。この中からベストな現代語訳を選びます予定です。
日 時:水曜日19:30~20:30
場 所:大田市民会館2F会議室
参加料:1回ごとに100円(会場費、印刷費)
対 象:興味がある人、聞きたい人、どなたでも
世話係:洲浜昌三(劇研「空」代表)
問い合わせ:℡ 0854-82-3040 洲浜 又は市民会館(82-0938)
聞いてほしい本や随筆などがあれば、どうぞ持ってきて朗読してください。大歓迎です。創作なども大大大大歓迎です。
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H30 次回は「父帰る」「方丈記」です(3/14市民会館文化講座)

「朗読で楽しむ名作・古典」は、3月14日(水)19:30~大田市民会館2階会議室で行います。朗読する作品は、菊池寛の戯曲「父帰る」と「方丈記」の続きです。
方丈記は、前回、少し読みましたが、続きのテキストは作成して持参します。「父帰る」は大正6年の戯曲ですが、名作として戦後も盛んに上演されました。大田市の相生座で昭和25年ごろ観劇したという方がおられましたので、この作品を読んでみます。「方丈記」は前回の続きです。興味のある人はどうぞ。また、聞いてほしい本などありましたら、持参して朗読してください。
希望者はいつでも参加自由です。輪番に気軽に朗読しています。会場費100円です。上の写真は大田市の中心部、神田橋から大田小学校、大田高校方面をパチリ(今は音無しでした)。相生橋が見えます。渡ったところに芝居小屋「相生座」がありました。目下、相生座の資料を集めています。いつ建てられたかも不明です。どこかに資料はありまあせんかね。3月8日、「一日限りの相生座実行委員会」を開きました。7名参加。次回は今月26日サンレデイで開くそうです。(ブログ 劇研「空」お知らせ 地域情報 空の活動報告 すはま)

H30、次回の朗読作品は「高瀬舟」「方丈記」(1/24)

「朗読で楽しむ名作・古典」は、1月24日(水)市民会館の二階会議室で19時30分から開きます。今回は森鴎外の名作「高瀬舟」と日本三大随筆ともいわれる鎌倉時代の名作「方丈記」です。
テキストは作成して送りましたが、当日の参加者には用意します。「方丈記」は4ページくらい進むかどうか。文章は10行くらづつ順番に音読して感想など述べ合います。黙読では味わえない楽しみや面白みがあります。
来月の2月は、21日を考えていますが、各自が朗読したいものを持参して朗読するようにしたらどうか、という意見がでました。そうしたいと思います。そのつもりで作品を選らび本を持参して朗読してください。もしもの場合を考えてこちらでも用意します。作品は「坊ちゃん」「源氏物語」など考えています。写真は雪の大森です。朗読と何の関係もありません。
(ブログ stagebox おしらせ 地域情報 劇研「空」)

’18,新年おめでとうございます

平成最後の年、平成30年があけました。お元気で新年をお迎えのことと思います。今年もよろしくお願いします。
昨年は地味な活動でしたが、市民会館カルチュアー講座、「朗読で楽しむ名作・古典」を毎月続けました。9月9日に、第8回「朗読を楽しむ~石見銀山特集~」を市民会館中ホールで開催。大田市文化プロデュースネットワークで、相生座の調査も続きけました。大田三中の演劇指導もありました。

今年は6月下旬にサンレディホールで、「一日限りの相生座」(仮称)が計画されていて、協力する予定です。カルチュアー講座での朗読、9月には第9回「朗読を楽しむ」も予定しています。2月24、25日には県民会館で「しまね演劇コンクール」があり案内がきています。6月末には島根演劇ネットの総会があります。

未決定が多い状態ですが、そのうち決めたいと思います。よろしくお願いします。ご協力ください。(ブログ 劇研「空」)

H29,市民会館講座 朗読今日は「葉桜と魔笛」(11.29)

大田市民会館カルチュアー講座、「朗読で楽しむ名作・古典」。29日は太宰治の「葉桜と魔笛」「ごん狐」です。
時間は19:30~20:30。プリントアウトしてし持参します。「葉桜と魔笛」には石見の浜田がでてきます。日露戦争のときの日本海海戦のこともでてきます。写真は朗読と無関係です。(ブログ 劇研空 すはま)