馬路 琴ヶ浜の盆踊りの楽譜・踊り方ですPR3

 臨時列車も出て何千人もの人が踊ったという琴ヶ浜の盆踊りの楽譜を紹介します。創作音楽劇「琴の鳴る浜」でも舞台で踊ります。

         琴ヶ浜の盆踊り「願成就」(やっちょこ)

  さぁやりかけましょうや(アドッコイ ドッコイ)
  今の音頭の名人さまは(サーヤーハートナ ヤーハートナ)
  名人さまは  (アドッコイ ドッコイ)
   誰かどなたかわしゃ知らねども(サーヤーハートナ ヤーハート      ナ)(以下省略。歌詞は延々と続きます)

 琴ヶ浜の盆踊りは市の重要無形民俗文化財に指定されている歴史のある盆踊りです。三日三晩踊られ、一時は臨時列車も出て2キロの浜辺で何千人もの踊りの輪ができたほど島根県一の規模を誇る盆踊りでした。この劇で歌われる願成就には言い伝えがあります。
 馬路の南にそびえる打歌山(たかやま)(高山約五百㍍)の山頂には乙見神社があり大国主命を祭っていました。この神社が火災にあったとき湯里村の農民がご神体を救い出し、「願うことがあれば必ず願成就せしめん」とお告げがありました。「雨を降らして欲しい」と願うとたちどころに雨が降り、農民は歓喜して喜び踊ったといいます。
 今回はご指導を受けた保存会の皆様と、馬路地区の小学校の皆さんにも出演して踊っていただきます。

(平成22年3月本番前の挨拶。「肩の力を抜いて伸び伸びと!」)

報告です。2月1日に舞台装置は組み終わりました。会館のスタッフとヤッサン、ミツイさんなど3時過ぎまで頑張ってつくりました。昨年と少し違うのは、地頭が登場する上手の台が坂になっていること(ヤッサンの考えです)です。もう一つはフロアーにカーペットを敷いたことです。もちろん購入には金がかかります。昨年はスロープだけに敷いてありました。

 夜は練習をしましたが、19時から市民会館利用者会がありましたのでスハマ君が出席しました。

 生涯学習課から市民会館の耐震事業について説明がありました。H23,24年度の2ヶ年で工事をする。ホールが使えないのでブラスバンドなどは他地区で練習する場合に補助金を出す。中ホールや大ホールなどが使いやすいように機能強化工事をする。今後は文化活動支援強化策として文化振興について話し合いを持つ。

 質問もたくさんありました。他のホールに比べて大田市の場合は市民会館への文化事業補助費がほとんどないこと。警察署跡、消防署跡、青少年ホーム跡など会館周辺は大きな空き地が生まれるのにどのように使用するかという長期ヴィジョンがほとんどないことなど、我々会館利用者だけではお手上げ状態の大問題が横たわっています。こういうことは政治の問題でわれわれにはどうすることもできません。ある市会議委員は会館利用者でもありこういう会議によく出席され的確な意見を述べられますが、市のトップや他の議員さんはどう考えておられるのかまったくわかりません。

 大きなヴィジョンや計画があり、その中で具体的に動かないと無駄金ばかり使うことになりかねません。

 閑話休題。2/3、冬が逆戻り。雪が降る寒い日になりました。奥部では積もったことでしょう。福波小学校が「経家最後の手紙」の通し稽古をしましたので見に行き、セリフの言い方など具体的に何ヶ所か指導しました。

 19時15分ステージへ行くと、もちろんやっさんは衣装をつけて舞台の袖で待機していました。いつも申しわけない次第。雪もあり勤務もあり家事もあり集まるのも大変です。子ども場面を中心にやりました。勝部さんにも指導をしていただきました。三場もやろうかと思っていましたができませんでした。殺陣の場面を勝部さんの指導で決めました。パンフレットの校正用が出来上がっていました。

 

コーラス「ここは石見、琴が浜」の楽譜PR2

 創作音楽劇 「琴の鳴る浜」で歌われる楽譜を紹介します。本番でのコーラスはフレンズ彩、サウンドコラージュ、大田少年少女合唱団、大田高校合唱部、60人以上のみなさんです。

 ここでコーラスが聞こえてくるといいですね。作曲は長坂行博先生。格調高い絶唱です。楽譜が読める人は歌ってみてください。

 ついでに「しまにちタイムス」に掲載されたゆいさんの記事を紹介します。この新聞は月刊タブロイド判ですが、大田市では公共機関に置いてあり、自由に読むことができます。無料ですから、すごい。

平23年3/13 創作音楽劇「琴の鳴る浜」公演PR1です

 3月13日(日)大田市民会館で上演される「琴の鳴る浜」のチラシを紹介します。公演のPRが遅れているので、これからいろいろな角度から紹介しPRします。第一弾でーす。

 昨年の「琴の鳴る浜」と同じですか、という質問をよく受けますが、かなり脚本に手を加えています。登場人物も新たに4人増やしました。大いに笑って楽しんでいただくと同時に大いに感動していただきたいとみんなで稽古に励んでいます。

次ぎにチラシの裏を紹介します。

 プロの公演はいざ知らず、普通の我々の公演は何もしなかったら人はきてくれません。PRしたからといって多くの人が来てくれるものでもありません。前売り券をお願いして買ってもらって、その7~8割の人が来られるというのが普通です。劇研空のメンバーも相当数の前売り券を持って過呼吸症候群状態です。近くにいましたらどうぞよろしくお願いします。(だれがどこにいるかわからない?そうですね)

 やっと台本修正やパンフレットの原稿も終わったので、松江や浜田や邑智郡や美郷町など知人や団体などにチラシと手紙を郵送してPRしています。遠い人には、「メールか電話を下されば、当日ホール入口の受付でお渡しできるように準備しておきます」と一筆書いています。電話は0854-82-3040です。

 先日、マイサンが、「チケットの売れ行きはどうなん?」と聞きました。さて、どうのように返事をしたでしょうか。クエスチョンです。

 

3/1(火)大田市民会館利用者説明会

 劇研「空」宛てに大田市教育委員会の小川和邦教育長名で利用者説明会開催の案内がきました。当日は劇「琴の鳴る浜」の練習日ですが、最後の会ですから出席しますか。写真は市民会館の舞台。     

 2月26日の山陰中央新報では詳しく報道していますので紹介させていただきます。大田市の財政などを考えれば建て替えは無理だとほとんどの人が感じていたことでしょう。しかし、市民が何も言わず、「はいそうですか」というだけでは何も向上して行きません。そういう点ではたくさんの要望が出され、市民会館の施設設備がよくなりソフトの面でも行政の関心が高まったといえるでしょう。生涯学習課もそういう視点で一連の会議を開いて来たようです。具体的にはどのような対策が出されるか注目しましょう。

2/22.24 劇の練習報告と当面の練習予定です

 まず予定から。練習予定表を渡していますが、練習日を増やしてほしいという要望があり、話しあった結果、次のように追加します。

2/25(金) 19時30分~ 大人の練習。                                             2/26(土) 13時~16時大人の練習。                                        2/27(日) 17時30分~約1時間くらい舞台へ大道具運び(神楽大会が終わってから)都合がつく男性  3/ 1(火) 9時30分~16時頃、舞台作り。19時30分~大人場面の練習                   3/ 4(金) 19時30分~大人の場面                                        3/ 6(日) 9時30分集合。10時~12時 合同リハーサル。全員集合です。                  5日の夜は音楽の練習です。 1日の夜からはステージで練習できるでしょう。舞台作りの日は平日ですから勤務がある人は来られませんが、ない人は来てください。 

(仁摩のサンドミュージアムです。仁摩の公園は広くて遊具もあり子どもを連れて行くのにいいですね。高台もあり日本海方面を見渡すと気分がすっきりします。創作音楽劇・「琴の鳴る浜」は正にこのサンドミュージアムと切っても切れない関係です。琴ヶ浜の鳴り砂があったからこそこの建物ができました。映画の効果が絶大で多くの観光客が訪れましたが、今は少々落ち着いているようです。ブームってそういうもんですね。今回の劇のポスターやチラシでも貼ってないかと玄関まで行って見ましたが、ここは無関係みたいです。お互いに協力すればお互いにプラスになって相乗効果が生まれたり思わぬ出会いを生んで広がっていくのですが、音楽等のイベントはよくやっておられますが、こと、「琴の鳴る浜」に関しては昨年も今年もおみかけしません。ミュージアムにはミュージアムのコンセプトがあるのでしょう。)

(仁摩の公園の高台から仁摩田台、仁万の町、宅野、日本海を写してみました。 右の端に見えるのは邇摩高校の校舎です。)

 22日は大人場面の練習をやりました。都合がつかない人が多かったので、まず清野さんを何度も繰り返してセリフ練習をし、ほぼ期待どおりのレベルまで行きました。高校でも大学でもやってきましたので、言葉が一語一語しっかりしていますし癖がないので、イメージを要求すればすぐにそのイメージでセリフを喋ることができます。はじめは年寄りのつもりで演じていましたが、元気のいい中年おばちゃんのイメージでやってほしいと要求しました。セリフの切れも出てきてOKです。

 そういう点ではハナさんも放送演劇学科で学んでいますので、癖がなく言葉や表現に対する基本がしっかり身についていますので、演出の要求にもすぐ応えてイメージを表現できます。劇の練習という場合、まず最初は癖を直すことですね。癖があるとそれが邪魔して表現がゆがんで出てきます。高校演劇をやってきた空のメンバーはそういう点では表現の基本をマスターしていますので信頼がおけます。

 三場の練習では代役で特に高校生2人の練習を主眼に繰り返したやりました。かなり元気がでてきました。歌もしっかり歌い、もっともっと若者らしい元気な村人を演じてほしいと要望しました。

24日は子ども中心場面の練習です。2人が風邪やインフルエンザでしたが、遠く離れた位置から大きな声でセリフをいい、癖がある言葉は何度も練習して直しました。子どもの場合は無意識ですから自分が喋る言葉の癖を自覚していません。だから直ったようでもまた元にもどる場合がよくあります。

 次ぎに20日の合同練習の時の演奏者を紹介しておきます。

 琴の合原三令さん、尺八の森山重富さん、そして作曲をし指揮もし演奏もされる長坂行博先生。みな実力を備えた第一人者です。琴やギターやチェロ、ヴァイオリンなどとの合奏は珍しく、もっと聞きたいという人が初演ではありました。本当は十分時間をとって演奏を聞いてほしいのですが、それはいつか音楽会で実現していただきましょう。  

キーボードとシンセサイザーの長坂玲子さんと長坂響子さんです。専門に音楽を学びすばらしい演奏をされる人たちです。本番ではもう1人の長坂君がヴァイオリンでこの中へ加わります。 

 24日の練習では勝部さんが来られました。一緒に子供たちやお琴さんの場面を指導しましたが、声が大きくなったね、というお褒めの言葉を最後にいただきました。

 みなさん風邪をひかないように!!              

2/19,20 合唱、演奏、劇の合同練習 「琴の鳴る浜」

 19日(土)は午前中合唱練習、午後から劇で一場、と三場を中心に小返し稽古を何遍もやりました。20日の日曜日は午前は演劇、午後から初めてコーラス、演奏との合同練習。その後劇の小返し稽古と音楽との合わせをやり、5時過ぎに終わりました。全員集まったのでかなり進みすこし目途がたちました。

(20日は久しぶりにいい天気でした。劇の稽古を終えて市民会館の外へ出ると、三瓶山が白い雪を頂いて空で輝いていました。宮崎橋の上まで行って三瓶川を近景にして写しました。)

 19日は土曜日でも仕事がある人も多く、午後の練習も代役で、一場、と三場をやりました。二人の高校生も参加してくれたので、その場面は何度もやりました。まだ思い切って言葉をいい表現する点では不十分ですので、そこを克服しないと劇になりません。これからです。

 名優・大竹しのぶさんは、「心を開いていない人の舞台なんて誰も見たくないと思いますよ」と対談で言っていました。確かにそうですね。自分の感覚や心をコンクリートで囲んで、形だけで演技しているような人の舞台など見る方が恥ずかしくなってきます。自分の壁を破るのは簡単ではありませんが、それを目指して訓練をしないといけません。

(馬路小学校のみなさんも参加して盆踊りの場面も練習しました。9人が参加してくれます)

 お琴さんが独唱し、村の子供たちがそれをきいている場面で、子供たちの顔が無表情だったら劇は台無しです。しかし子供たちに「嬉しい気持ちになれ」とか「笑顔をつくれ」とか言ってもすぐにできるわけはありません。大変な訓練が必要になります。しかしそんな時間はありません。さてどうするか。

 最近では社員教育で笑顔の訓練もやるようになりました。頬の筋肉を動かして鍛え、上の歯を見せる訓練です。上の白い歯が見えれば、相手は笑っているように見えるのです。(心は鬼状態でも笑ったように見えるの。人間が動物から進化する過程で身につけた本能的な心理だそうです)。そういう訓練をお琴さんに言って、子供たちにもやってもらいました。

 20日はマスコミの取材も4社ありました。読売新聞の記者は終了後に来られたので、また後日の舞台稽古の日に来たいといわれました。NHKが作曲の長坂先生を取材に来ておられました。公演が近くなったら6時の番組で昨年の劇の一部を流して公演案内を放映します、と言っておられました。謝謝。

 公演等の催し物はPRなしには成り立ちませんが、ぼくらはPRが下手ですし、そのためのスタッフも決めていません。いつも手抜かりになります。しまね日々新聞や、山陰中央新報などはタイミングよく取材し報道しもらっていますのでありがたいことです。全国版の新聞や放送は地方版の紙面のスペースも少ないし、マイナーな演劇などは取り上げる余裕はあまりありません。政治や行政記事や事件が最優先です。また全国版では島根は真っ二つです。出雲、松江地方の編集は大阪本社担当、石見は福岡本社の担当。大田の新聞にでているから松江の人も知っているだろうと思えばとんでもハップン。西部版だけのことが多い。

 島根は東西に細長い。文化的にも地理的にも出雲と石見には違いがあります。情報という点でも石見と出雲は分断されています。特にぼくが生まれた邑南町等の西部になると広島の情報のほうが多く、役に立ちます。病院も広島です。大きな買い物も広島です。松江へ行くことなどほとんどありません。

地頭の重房 「何を言いたいのが元五郎!」                                    元五郎 「は、はい、欠席者へ劇の報告を…」                                   地頭の重房 「じゃ、そのことを言え!たわけ者!」

2/16 馬路小のみなさん、お疲れさま、練習報告です

 16日は馬路小学校の児童と保護者、琴ヶ浜盆踊り保存会の2人の指導者、それに風花の子供たち7人劇研空の数名が参加しステージを使って盆踊りを中心に練習しました。勝部さんも初参加でした。

 最初に盆踊りの場の意義を説明しました。琴ヶ浜の盆踊りは歴史と伝統がありとてもよく知られていて以前は臨時列車が出るほど多くの人が集まったこと、この場面は都から来たお琴さんが村人の中に入って楽しく暮らしている象徴的な場面だということ、楽しくみんなで踊ってほしい等々。

 踊りだけではないので途中から参加する者、上手や下手から出てくる者などを決め、はやし声は大きい声を出すようになど歌に合わせて6回くらい練習しました。同時に踊りの前の劇、踊りの後から劇へ続く場面の練習もしました。

 馬路小の皆さんにの場面は8時40分ごろに終了し、善作と子供たちの場面をすこしやりました。キヨさんがいなかったのでお種さんが代役を務めました。棒読み調が復活しているところもあり、大人を代役にしてもっともっと思い切った表現を身につける必要性を感じました。

 この日は7時から、と風花の保護者には言っていたのです。ぼくは台本を打ち込んでいて時間を忘れ保護者からTELLあり!7時と言われたのできていますが誰もいません。とんでいき7時15分ごろ着きましたが、誠に申し訳なく、やっさんにも怒られました。とうぜんです。新さんにもしっかり念を押されました。

 (馬路の風景です。いい風景ですね。なーんかのどかで、素朴で、古びて、明るくて、写し方もよくて)

 次は19日(土)の1時~4時です。3時過ぎから旅の僧がきます。邑南町へ指導へ行っての帰りです。僧がきたらすぐに3場をやります。ここも遅れているところです。僧はほぼ完成状態ですけど、お互いのからみはこれからです。高校生2人もはいりましたし。都合が悪い人もいるのでどれくらいできるかな。この日は子供はきません。

 20日(日)は9時30分からステージで大人場面をやります。子供は11時からきますので、それから子供場面を集中してやります。午後1時からはコーラス、演奏と合わせてやります。

 さきほどやっと詩を1編完成し送りました。〆切は10でした。長い時間がかかりました。これでやっと台本印刷とパンフレット原稿作成に集中できます。それだけじゃないぞチケット販売もある…さあれ、さあれ。

次は19日(土)の1時~4時です。3時過ぎから旅の僧がきます。邑南町へ指導へ行っての帰りです。僧がきたらすぐに3場をやります。ここも遅れているところです。僧はほぼ完成状態ですけど、お互いのからみはこれからです。高校生2人もはいりましたし。都合が悪い人もいるのでどれくらいできるかな。この日は子供はきません。

 20日(日)は9時30分からステージで大人場面をやります。子供は11時からきますので、それから子供場面を集中してやります。午後1時からはコーラス、演奏と合わせてやります。

 さきほどやっと詩を1編完成し送りました。〆切は10でした。長い時間がかかりました。これでやっと台本印刷とパンフレット原稿作成に集中できます。それだけじゃないぞチケット販売もある…さあれ、さあれ。

3/15 公演までの練習計画表と・『琴の鳴る浜』稽古報告です

 修正した3場の完成版台本12ページ分をメールで8人に送り、4人へ郵送し、8人分印刷して持参。発表までの練習計画表と出欠予定表を作り記入してもらいました。予定表を紹介しますが、変更や追加などもある場合もありますので心得ておいてください。不明な時は必ず問い合わせてください。

(なんで急に海が出るんやね。馬路の海です。きれいでしょう。波に圧倒されました。山育ちの小生には荒れた海はこわーい。13日に温泉津公民館で福波小学校が「経家最後の手紙」を上演し、大きな感動を観客に残しました。多くの人がナミダが出て仕方がなかったと言っておられました。脚本を担当した者としては保護者の皆々や先生、何よりも26人の児童たちに感謝のナミダです。来ていた修平さんと別れ、温泉津からの帰りに馬路の海へ寄り、撮影したナミです。ミナミナさま素敵なナミでしょう?)

 15日は2月11日からの雪や大嵐の延長で、奥部は相当雪が積もっていました。全員集合状態ではありませんでしたが、大きくなった正子さんと春さんが予定時間内にきてくれましたので3場の読み合わせをまずやりました。声が小さいのと気持ちが声に入らない所や上滑りなしゃべり方の所もあり、遠く離れた所に立ち、そこまで声が届くように声をだす訓練などを何度も繰り返してやりました。種さんや豊さんや旅の僧は代役でやりました。

 正子と春はセリフは少ないのですが、ここは緊迫した場面ですから、下手な表現や表情や間やしゃべり方があったら目立ちます。3場に出る人たち全員でこの二人の高校生をバックアップしてやってください。3場は全員が集まれる日を確認して特別に稽古をする必要があります。

 そのあとは今まであまりできなかった2場で秋さんが「われやちゃまげぇに歌うのぅ。」の場面をストップをかけながら5回やりました。

( 馬路町つくりセンターに貼ってあったポスターです。馬路では郵便局と農協の入口にも貼ってありました。温泉津や仁摩や大国や宅野では車で走っている限りどこにも見えません。その点では大田の町を車で走っていても一枚も目に飛び込んできません。150枚も印刷したそうですからどこかにあるのでしょうが、恐らくみんな室内に貼ってあるんでしょうね。町の中でどこか3,4ヶ所車からも見える所へ貼りたいものですが、いいところはありませんかね。昔と違って、町中にポスターを貼るいい場所が本当に少なくなりましたね。昔は電柱や壁にべたべた!今は禁止!逮捕!逮捕されないいい場所があったら教えてください。)

 16日はステージを使って練習します。馬路の小学生が9人、それに琴ヶ浜盆踊り保存会の皆さんもこられますので、その場面と前後のつなぎを中心に稽古をします。

 子供とお琴、善作の場面もステージではまだやっていませんから距離や位置感覚をつかむために練習したいと考えています。

2/10(木)「琴の鳴る浜」練習報告です

 当日いなかった人たちにお知らせする報告です。基本的に木曜日は子供とお琴さん、善作さんの場面を中心に稽古をつづけています。市民会館の第一会議室でセリフを徹底して繰りかえし身につけました。

(これはどこでしょう。そうです。無人駅の馬路駅です。琴が浜を見下ろせる高台にさびしく建っています。電車が来ましたが止まらずにさーと過ぎ去って行きました。)

 10日はハルさんとアヤさんが都合で欠席、ゆいさんは残業でしたので踊りの練習は次ぎにして、癖のあるセリフを徹底的に修正し、自然な表現を繰り返しました。山本善作さんも来ましたので一緒にやりました。

 子供たちのセリフはどうしても棒読みになりがちです。言葉や発声や呼吸法や表現法をあまり訓練していませんから意識的に表現するのは無理なところがあります。そして一人一人が言葉や声の大きさや口の開け方などに独特の個性(というより癖)を持っていますから、「新しいことを発見したうれしい気持ちになってこのセリフは喋って」と行ってもすぐにはできません。癖のない子は速くマスターしますが、独特の癖がある子はなかなかその癖という個性から出られません。じゃ、どうするか。ここが難しいところです。

 繰りかえし同じことを大声で言って自然に身体に覚えさせるーこれは一つの解決法です。この日はそうするために不自然なセリフを修正し、自然な言い回しを大きな声で5回その場で言わせました。ぼくは部屋の遠くへいて、「ここまで声が届くように大きな声で5回!はいどうぞ!」全部のセリフを読ませながら、おかしい所は5回言わせました。

 うれしかったり、発見をしたり、いいことを提案するときには、思わず言葉に勢いがあり早口になるのが人間の心理ですが、そうならずに平板な朗読口調になる場合が一番多い。セリフを言っている、という意識が抜けないのでしょうね。

 2場のお琴さんとの場面では何故か修正して5回言わせるセリフが1場よりも遙かに少なかったのは不思議な気がしました。劇のその場面が子供たちの気持ちに自然なのでしょうかね。無理に作らなくても自然な気持ちで言えるからでしょう。昨年の本番でもこの場面はとても自然でしたからね。

(平成22年の公演で馬路盆踊り保存会のみなさん4人に指導していただき本番にも参加していただきました。本番前の中ホールでお琴さん、3人の子供たちと一緒に記念写真をパチリンコン!2月16日の夜には市民会館の舞台で盆踊りの場面を中心に稽古をします。よろしくお願いいたします。…とかいてもこのなかでこれをよむひとはオンリワン!わかっています。)

次回は12日(土)19時からステージを使って練習します。大雪が降るとテレビは言っています。今日は大阪や東京で雪が降っているそうですが、この大田は曇ってはいますがやや温かく雪がふりそうなけはいはかんじられませんけどね。どうなるんでしょう。

2/8(火)「琴が鳴る浜」立ち稽古の報告です

 2月に入ってから晴れの日もあり、温かくなりました。奥部の道路の雪も消えて、昨夜は久しぶりにレイコさんの笑顔を見ることができました。風花の小島さんへお願いしていた高校生二人も初参加!楽しく勢いのある立ち稽古ができました。三場については連日頭を悩ましていましたが、やっと4ぺージ分を書き印刷して持参。説明して読み合わせをしました。次回までには最後まで印刷して持っていきます。

 (昨年の11月に写した馬路の琴ヶ浜の風景。このブログで大田の松井整司先生の新刊「鳴り砂放浪記」を紹介しましたが、琴ヶ浜のことや何故砂がなるのかという実証的な研究成果がかかれています)

 8日はお種さん、お豊さん、ハナさん、サトさん、尼僧、善作、正吉、秋、地頭、熊八、源五郎、それにニューフェイスのカンダさんコジマさんと多くの参加者がありましたので何となく華やかで充実した空気に溢れていました。一場、二場の立ち稽古を中心に練習しました。

(左は馬路の高山で499㍍あります。琴が浜から約3キロ離れたところにあります。車で登れますが途中から通行禁止になっているそうです。右の山は城上山。大森にある城上山はその昔はこの山頂にありました。1424に大内氏が大森の愛宕山へ移し、1577年に毛利氏が現在の場所へ移したそうです。大物主命(大国主命)を祭っています。「琴の鳴る浜」では歌にもでてきます。

むかしむかしのそのむかし                                              出雲の杵築 おおやしろ                                               大国主の命さま                                                     海から浜をはるかに眺め                                               うましところと のり給う                                                 うましうるわし 馬路の里                                                うましうるわし 馬路の浜

善作「お琴さん、こりゃ打歌山(たかやま)の神社のお守りじゃ。きっと守ってくださる。きっと守って…」

クライマックスの重要なセリフですが、「こりゃ城上山の神社のお守りじゃ~」に変更したほうがいいですね。たかやまの方が分かりやすいからと思ったのですが、伝統ある「きがみじんじゃ」を生かすことにしましょう。な、ヤマモト君。

次回は12日(土)19時から今年初めてですがステージで稽古をします。

今週はいろいろありまする。                                              9日は午後から温泉津公民館で福波小学校の劇「経家 最後の手紙ー不言城の子供たちへ-」の練習とリハ。夜は子供中心の稽古。                                              12日は四十九日の法要。夜はステージを使って稽古。                               13日は9時30分から温泉津で経家のシンポジュウ-ム、10時30分から福波小学校の劇上演。     15日(火)大人中心の劇稽古                                             16日(木)仁摩の盆踊りの人や子供たち9人が初めて参加してステージ練習。                17日(木)子供場面練習                                                18日(金)映画「靖国の檻」18時~あすてらす                                   19日(土)13時~19時ステージで稽古                                            20日(日)9時30~12時ステージで劇の稽古。13時~16時は合唱、演奏と劇の合同練習

台本も完全版にしてプリントせねばなりませぬ。20日までにはパンフレットの原稿を書かねばなりませぬ。詩の〆切も直前。チラシを郵送して劇へ来てもらう呼びかけもせねばだれもきてくれませぬ。

上記の稽古の日程については効率良くやるために事前に欠席者調査をし具体的に練習計画を組まねばなりません。どの日が都合が悪いかとか、何時からなら参加できるかとか、お知らせください。

なんかまたカンパ、かんぱ、寒波がくるそうですね。12日を狙ってくるそうです。たいへんです。れんしゅうもだけど、法要のため遠くから車で帰ってくる者が大雪にまた閉じ込められるかもしれませぬ。

春よこい 早くこい おうちの前の 桃の木も はよはる来いと 待っている

 むかししょうがっこういちねんのとききいたうた。