R6,観客に感動を残して 大田三中全校劇「ふるさと」終了(11/3)

大田市立第三中学校は創立50周年を迎え、全校生は9名ですが文化祭では多彩な展示や舞台を披露しました。劇研「空」は依頼を受けて3回演技指導に行きました。生徒のみなさんは創意工夫を生かして練習を積み、本番では感動のある舞台をみせてくれました。100名を越える人たちが来場され大変好評でした。生徒さんへ「心にジーンと染みる劇でした」というメッセージを送りました。
R6,大田三中全校劇感想.20241112 jtd

演劇は時間と手間と苦労が多いので取り組む学校はほとんどなくなりましたが、「内気な子どもたちに表現の場を与えたい」「地域の人たちとの結びつきを強めたい」と言われた小谷校長先生の言葉が印象に残りました。
100人を越えるお客さんの前で堂々と演じる生徒のみなさん。いい劇でしたよ。おつかれさまでした。「ふるさと」は斉藤俊雄氏の創作脚本。
(ブログ:劇研「空」 大田三中全校演劇 演劇だより 20241115すはま)

 

R6,大田第三中学文化祭全校劇 今年は「ふるさと」

毎年文化祭で全校劇を発表している大田三中ですが、今年は脚本「ふるさと」に取り組んでいます。2学期に入ってから練習を開始。劇研「空」は依頼を受けて毎年援助に出かけています。
10日は吉川、松本、洲浜、17日は山本、洲浜が午後の練習に参加してアドバイスしました。生徒の皆さんは大変素直で熱心。場面ごとに演じた後、アドバイスを受けると直ぐにそれを自分のものにして人物や場面が生き生きとしてきます。
次の指導日は10月24日13:50~15:40です。発表日は文化の日。11月3日の午前中です。生徒数は9名ですが、演劇以外に展示や音楽発表、弁論大会、窯芸、活動発表などたくさん準備があります。その中での演劇練習ですから大変です。セリフもたくさんあります。でも若いってすばらしい!いっきに自分のものにします。今年も素敵な舞台になることでしょう。三中は今年が50周年。記念すべき年です。どうぞ足を運んでご鑑賞ください。
(ブログ:劇研「空」大田第三中学校演劇発表 演劇だより  20241018洲浜昌三)

R6,第13回「朗読を楽しむ」10/12開催予定(劇研「空」)

「郷土の歴史や文化の掘り起こしと再創造、舞台化」・・・劇研「空」の目標の一つです。今までに郷土の民話、詩、歌、民謡、名作、古典、民話を素材にした朗読劇、歴史劇など発表してきました。「空」のメンバーだけでなく、参加をお誘いしたり希望者にも参加して頂きました。現在、「大森昔話伝説口碑集」を読み、その中から面白い民話を数編選んでいるところです。芥川竜之介が羽根に来たときの手記や短編、また歌なども考えています。昨年のパンフレットの表紙を紹介します。今回も希望者を募集しています。10分以内を目処に朗読したいものをお知らせください。郷土に関係する作品、自作の随筆、短編、また歌など大歓迎です。
9月10日までにはチラシを作成します。劇研「空」は目下市民会館の地域学習センターで月に2回会合を開き朗読や話し合いをしています。9月になったら、参加者と一緒に練習日を設定したいと思います。
(ブログ:劇研「空」活動報告 13回「朗読を楽しむ」参加者募集 20240802洲浜)

R6,第2回 『 朗読を楽しむ in「ビラあさやま」』で詩の朗読(6/28)

昨年、デイサービスセンター「ビラあさやま」から依頼を受けて、郷土の民話と創作朗読劇「出口がない家」を発表しました。今年は5月に予定されていましたが、コロナ禍で延期。6月28日に開かれ、約40名のみなさんに楽しんでくださいました。金子みすゞの詩を田中さんと吉川さんが心を込めて朗読。「積もった雪」では、吉川さんがギターを弾いて歌い、みなさんも一緒に歌ってもらいました。発想が新鮮、繊細で優しいい気持が滲むように伝わってくる金子みすゞの詩を初めて知った人たちがほとんどでしたが、きっと心に届いたことでしょう。表情で分かります。皆さんにはパンフレットを40冊(6ページ)印刷して渡しましたので、きっと家に帰られても目を通されたことでしょう。洲浜くんは自作詩「たたききれない肩」を朗読しました。30数年前、5歳と3歳のぼくの子供を故郷へ連れて行き、脳溢血で倒れ、寝たきりになって言葉も言えないぼくの父(おじいちゃん)を見たときの第一声が、「おじいちゃんが泣いとっちゃる」でした。ぼくは父の波乱万丈の人生を知っているけど、孫たちには「寝たきりで泣いて言葉も言えない可哀想な老人」なんだな・・・と思ったときに閃いて生まれた詩です。朗読用に書きました。
大正、昭和、平成を生きてこられた高齢者の皆さんの励みになればと思って朗読しました。参考までにPDFにしてみました。PDF 朗読詩「たたききれない肩」
詩 縦書き「たたききれない肩」ビラ朝山 
時間の関係で、人麻呂の歌は省略して創作音楽劇「琴の鳴の浜」(県民会館ホール公演版)の動画を鑑賞して頂きました。みなさん、熱心に観て頂きました。計画ではその動画の中で歌われた長坂行博先生作曲の人麻呂の歌を、皆さんにも一緒に歌ってもらうつもりでしたが時間の関係で省略しました。この動画は大田市民会館や島根県のブログでも見ることができます。三瓶山の伝説を基に音楽劇を創作する準備が水面下で進行中です、ということもPRしておきました。こういう施設での発表会があることを考えると、計画的に良いテキストなどを作っておく必要性を感じます。特に、いい映像を作成し活用する必要性・・課題です。
(ブログ:劇研「空」 地域情報 金子みすゞ 詩の散歩道  朗読詩「たたききれない肩」20240629洲浜昌三

R6,音楽朗読劇「琴の鳴る浜」公演予定(馬路まちセン6/9)

大田市馬路町の町つくりセンターが新築され3月28日に竣工式が行われました。この完成を記念して音楽朗読劇「琴の鳴る浜」短縮版を上演する予定です。この音楽朗読劇は2011年には馬路中学校体育館で公演し地元の人達がたくさん観劇に来られ大変好評でした。(写真は旧馬路中体育館、町センより撮影)

2011(平成23年)馬路中体育館で公演したあと撮影した写真です。

今回は、県民会館で公演した短縮版を基に歌を中心にして脚本に手を入れています。4月11日(木)19時から市民会館で第一回目の練習があります。
今日(4/10)新築された馬路まちセンへ下調べ見学に行ってきました。思ったより広い集会所でした。床はすべてフラットで舞台はありませんが横幅が8~9メートルくらいでしょうか。マイクや照明設備などはありません。

ソプラノ歌手、松浦麗さんも6月8日から参加される予定です。朗読と劇形式のセリフは劇研「空」の皆さんを中心に担当する予定です。よろしく。市民会館の館長さん作成の練習スケジュールでは、毎週木曜日の夜に練習することになっています。馬路の皆さんに新築記念公演を楽しんで頂きたいですね。
(ブログ:お知らせ 地域情報 演劇だより 20240410劇研「空」洲浜昌三)

R5,大田三中文化祭で全校劇「仮面」上演(11/3)

水上町にある大田第三中学校は、毎年特色のある活発な生徒会活動を続けています。文化祭も多彩です。劇研「空」は、2016年から全校演劇の指導を頼まれています。昨年は英語と日本語の朗読劇「いも代官」を上演。今年は11名で「仮面」を上演します。今月は3回、5名のメンバーが指導に行きました。生徒の皆さんも先生方も熱心で短期間にセリフは入っていて、いい劇になっていました。演劇だけではなく展示や舞台発表など実に多彩です。毎年多くの人が見学に来られます。


劇は11時20分からですが、9時から色々な発表があります。どうぞ生徒の皆さんの活動を楽しんでください。大田市文化祭も9時から開会式です。終わってから直行予定です。「空」のみなさんも都合がつけば観劇して、例年のように感想を送ってください。学校へ届けます。
(劇研「空」 演劇だより 地域情報 お知らせ 大田三中全校劇 20231027洲浜)

R5,第12回「朗読を楽しむ~郷土の民話特集~」終了

9月30日(土)12回「朗読を楽しむ」が終わりました。終わってみれば単純ですが、準備には時間がかかりました。書き言葉の民話は、聞く人たちを対象にして、方言を生かした話し言葉、語り言葉に変えなければいけません。練習する度に手を入れますので、修正や印刷も何度も必要になります。今回は劇研「空」以外に4名の人たちに出演して頂きました。個性豊かな朗読会になりました。お客様は30名弱でしたが、楽しんで頂けたと思います。アンケートの一部を紹介してみます。

・こんなに個人一人ずつに合った作品があったことに感動しました。語っていただくと、それぞれの良さを知ることができ、方言を楽しく勉強でき感謝です。さすが、好きで活動されている楽しさを感じました。
・第一部、懐かしくうれしかった。来年も楽しみにしています。
・大変有意義な時を過ごしました。関係者の方々の今後のご活躍を心から願っています。
・いい発表でした、もったいない、audienceが少なくて。・懐かしい方言で、また懐かしいお話で楽しめました。
・何気なく聞いていた民話が、今回とてもよくわかり面白かったです。・短編で数々の民話とそれぞれ個性豊かな朗読で、楽しませてもらいました。新たなメンバーが加わって良かったです。・大田の言葉がとても面白かった。朗読を聞くことは初めてですが、イマジネーションが拡がる。大田にこんなに民話があるとは思わなかった。・久々な話で、大変楽しかったです。
・地元の民話について、わかりやすい朗読で知ることができ、とても大切な会だと思った。若い世代にもっと知っていただきたい。

・なかなか本を読むという気になれないけど、こうして朗読で聞かせてもらえて良かったです。・初めて来ました。小学校の読み聞かせをしているので、参考になればと思ってきました。方言がとても良いと思えました。
・一部の民話は楽しく聞かせて頂きました。二部も楽しかったです。

・二人で語る時は語り部の早さを合わせると、よりききやすいですね。方言のアクセントは難しいですよね。近隣の民話にどんなものがあるか知りたくて来ました。朗読もいいものです。楽しめました。時代考証は難しいものです、土地(場所)、年代etc.とにかく、こんな企画あればまた来ます。
・詩の群読の素晴らしさに感動しました。ありがとうございました。素晴らしい時を過ごすことができました。

・⑬素晴らしい、感動的な詩です。普遍的な光がさしています。⑭楽しかったです、とっても。・⑪歌をCDで流すよりは、生で歌った方が良いと思いました。いつでもお気軽に風花にご相談ください。・それぞれに声に表情と乗せてあり、とても楽しめました。初めて参りましたが、とても良かったです。

・子供の頃、おばあさんに聴いた話があります。その頃を思い出し懐かしく思います。
・方言での語りがとても新鮮で面白い。後半、特に語りに引き込まれました。感動と笑いがあり、子どもたちにもぜひ聞かせてほしいものです。・長い名前をうまく言われ、笑えました。子を想う母心感動しました。たにし 愛らしい。効果音、音楽、絵がとても良くて盛り上げていたと思います。内容が心震えるものばかりで、心地よい感じがしました。たくさんの準備、お疲れさまでした。ありがとうございました。・どれも各々面白い話でした。やはり人に読んで頂くと、余計心に響くと実感しました。・朗読が上手で楽しませていただき、ありがとうございました。群読も知らなかったことが聞けて良かったです。
・気持ちが入りました。良かったです。大田の民話がこんなにあるんですね、知りませんでした。・全部大変良かったです。澤江さんに逢えなくなり、残念です。・とても良かったです。もう少したくさんの方に見て頂きたいです。・大変でしょうが、今後もこういう機会を作って下さると嬉しいです。

ありがとうございました。いろいろな感想やご意見は大いに参考にさせて頂きます。当日は13ページの冊子をお客さんには配布しました。表紙の裏側に書いた、あいさつ文をPDFで紹介します。必要があれば目を通してみてください。
R5,表紙の裏 第12回「朗読を楽しむ ごあいさつ」 2023_09_20

みんさんお疲れ様でした。少人数でしたが、充実した時間になったことに感謝し、お礼を申し上げます。
(劇研「空」 地域情報 詩の散歩道、第12回朗読を楽しむ20231010洲浜昌三)

R5,「朗読で楽しむ郷土の民話」(大田市民会館カルチュアー教室)

市民会館のカルチュアー教室は現在次の4つの教室が開かれています。書道(森山祥朗先生)、美アップヨガ(まついえいこ先生)、アコースティックギター講座(大畑茂樹先生)、朗読で楽しむ郷土の民話(劇研「空」洲浜昌三)。

11年間、古典、名作、詩、郷土資料、脚本などたくさん読んできましたが、今年度は郷土の民話を集中的に読むことにしました。かしこまった朗読ではなく、気楽に順番に朗読して、感想を語り、話し合います。チラシができましたので紹介します。
5月24,6月7,6月21・・・夜17時30分から21時ごろまで行います。朗読するテキストはプリントして渡します。読みたいものを持参して朗読されるのも大歓迎です。面白い作品があれば、手を加えて再創造する予定です。
(ブログ:Stagebox sakura 劇研「空」 詩の散歩道 お知らせ  20230522洲浜)

R5,「春まちコンサート」サンレディー「ふれあいホール」で好評裏に終了

3月5日、12団体が参加して「春まちコンサート」が開催されました。大田の文化芸術やイベントに欠かせない場を提供してきたホールの存続を願って集まった団体や個人が急遽開催したイベントです。前売券も整理券も発行しない無料の発表会で、どのくらいお客様が来られるか心配でしたが、満員の盛況でした。ありがとうございました。写真を中心に紹介しましょう。
女性コーラス 花音のみなさん。美しいハーモニーが優しく会場を包みました。
大畑和樹さん。あちこちの舞台で活躍している本格的な大田のテノール歌手です。吉田純基さん。久しぶりのクラリネット演奏出演だったそうですが、澄んだ音色が素敵でした。名前からふと一緒に働いた美術家を連想しましたが、多分当たり!
大畑茂樹TRIOのみなさんと東京からはるばる来られた飛び入りのジャイアン谷口さん。経費節約のためにマイク、音響機械等々、大畑さんの持ち込みでした。
久しぶりの舞台だった梶谷美由紀さん。後ろ姿で、ごめんなさい。次が劇研「空」の出番だったので、舞台袖からパチリ。飾りのない温かい歌声がステキでした。

劇研「空」は石見に伝わる民話を朗読劇形式で音楽や絵と共に発表しました。吉川、田中、松本、山本4人が朗読、洲浜が音響を担当。顔はありませぬ。絵だけです。

民謡 要の会の皆さん。
変わらず張りのある力強い美声が響きました。民謡を歌える人がほとんどいなくなりました。貴重な「要の会」です。

 

 

 


大田市 小唄保存会のみなさん。この写真も舞台袖から写しました。いつものことながら衣装に品がありステキです。もちろん歌もステキ!でしたよ。

 

松下怜司さんの熱唱。とてもパンチのある歌声に圧倒されました。

 

下の写真は極楽KIZETUのみなさん。味のある歌声が、時にしんみりと心に染みてきました。

 

 

 

 

 

 

 

ジュニア-ミュージカル風花のみなさん。ベテランと一緒に小学生のお嬢さんが上手に踊っていました。子どもたちがたくさん入ってくれるといいですね。

大田一中の吹奏楽部のみなさんと、ウィンドオーケストラの皆さんの演奏。一緒にできるなんてステキですね。

最後は舞台でお礼の挨拶。「ありがとうございました。どうぞこのサンレデイーふれあいホールが、今後も大田の人達に愛され、使うことができますように。この舞台で発表し旅立って行った子どもたちもたくさんいます。ふるさとの懐かしいホールです」

今回は普通では共演できない音楽団体や演劇、舞踊、民謡、ブラス・バンドなどとの共演でした。ブラスバンドなどはここで練習しています。絶好の練習場所です。若い人達も情熱があり優れた力を持っておられ感心しました。そういう人達を支援し励ましていくのは大人たちの役目だとも思いました。みなさん、おつかれさまでした。
(ブログ:劇研「空」活動報告 地域情報 演劇だより 20230310劇研「空」洲浜)

R5,今年もよろしくおねがいします

気がつけば新年も10日過ぎています。(気がつかなかったのか!)いえいえ、今、気がついた訳ではありませんが、ぼやぼやしていると、10日なんか、あっ、という間ですね。一年も・・・一生も・・・? 今年もよろしくおねがいします。
劇研「空」は大田市で2000年に発足した演劇サークルです。当初は創作劇を公演していましたが、劇の公演には経費や時間、練習場所、人材、手間など大変で、勤務もある少人数では負担が大き過ぎ、ここ数年は「身の丈にあった」活動をしています。

目標の一つ:「郷土の歴史文化の掘り起こしと再創造、舞台化」は継続して追求しています。昨年の主な活動:
①大田市民会館のカルチュアー講座「朗読で楽しむ郷土の作品」
②第11回「朗読を楽しむ」(市民会館中ホール)
③大田第三中学校の全校英語劇「いも殿さん」の練習援助
④オペラ「石見銀山」京都公演、「風花」の公演にメンバーが参加。
「あの夏 校舎は原爆病院だった」は、①約1時間半の朗読劇ですが、合唱などを取り入れて劇形式に書き直すことも可能です。現在の活動メンバー6、7名では朗読劇が精一杯です。いろいろな分野の人たちとのコラボレーションが必要です。

令和5年、今年はどうするか。「どうする家康?」ならぬ、「どうする劇研「空」?」・・・・中止、継続、変更・・・模索中です。
(ブログ:劇研「空」活動報告 お知らせ 20230110すはま)