R7,大田の民話、サヒメの大使命など朗読(6/4 in「ビラ朝山」)

6月4日14時から予定通りビラ朝山で朗読発表会を開きます。前回の会合で配布した台本に変更がありますのでお知らせします。写真は昨年の様子です。次のPDFは民話や言葉遊びなどの台本です。「鼠経」(ねずみきょう)は大森で採集された民話を朗読用に大幅に手を入れて潤色していますので、気を付けてください。
R7,6,4 ,台本 「ビラ朝山」公演」大森の民話、言葉遊び、狢 2段組 11ポイント

次の台本は「サヒメの大使命」ですが、13稿短縮版です。前回読み合わせした台本と少し変更したところがありますが、ほぼ同じです。表紙は除いて紹介します。
R7、6、4, .脚本13稿 短縮版「サヒメの大使命~海を越え石見の地へ」ビラ朝山版 20250604 参考資料3P1.$td

6月4日の当日には印刷して冊子にして渡しますが、ここで読める場合は読んでおいてください。では今年もみなさんにとって学びのある楽しい朗読会にしましょう。
(ブログ:朗読を楽しむINビラ朝山 20250603劇研「空」洲浜昌三)

R6,ありがとうございました 第13回「朗読を楽しむ」総まとめ(アンケートなど)

10月12日、大田市民会館中ホールで第13回「朗読を楽しむ」を公演しました。大森や久手の民話、詩、源氏物語、芥川龍之介波根訪問記、など映像も投影しながら発表しました。アンケートをまとめて冊子にしましたが、まだ全員に手渡していませんのでとりあえず読みたい人はPDFを開いて読んでください。朗読に参加した渡利さんが「りびえーる」で紹介してくださったので、まずそれを紹介します。

ありがとうございました
アンケートへのご協力、ありがとうございました。発表する側では気が付かないご指摘に、新たに気がつくこと学ぶこと、今後に生かしたいことがたくさんあります。
パンフレットの素敵な表紙を描いてくださった渡利さん(章華さんの次女。今年美術系の短大へ進学)。そして美術大学を卒業して社会人として活躍中の松本日菜子さん。以前も創作民話「出口がない」に素晴らしい絵を描いてくださったけど、今回も無理をお願いしてそれぞれの民話に象徴的なイラストを描いていただきました。
更に今回もプロかと思える素敵な絵を描いてくださった岩谷正枝さん、ありがとうございました。
大田高校演劇部で活躍、大学でも演劇学科で学び、島根のテレビアナウンサーでもあった松岡瞳子さん(旧姓、芝田さん)神戸の地からメッセージと共に素敵なバラの花束をありがとうございました。いつか共演したいと言う夢は消えていません。
いつものことながら会館スタッフさんにも、照明、音響、会場作りなどお世話になりました。お礼を申し上げます。そして受付のみなさん、謝謝です。打ち上げも楽しかったね。来年どうする?未来は常に不透明です。(20241025すはま)
R6,縮小版 アンケート 第13回「朗読を楽しむ」 edited_optimized_r6_anketozong_matome_di_13hui_lang_du_wole_simu_to
(上の文章は7ページページあります。写真もたくさんある冊子冊子です)平成6年度の「空」としての主な活動はこの朗読発表や大田三中の演劇指導、ビラ朝山での朗読などでした。来年度はどうするか。13回が最後か、14回は戦後80年なのでそれを考えて「あの夏 校舎は原爆病院だった」を朗読劇として上演するか、小泉八雲の作品朗読・・・など俎上に上っていましが、まだ未定です。今まで「郷土の歴史文化の掘り起こしと再創造・舞台化」を目標に活動してきましたが、本当は劇の公演が目標です。しかし簡単ではありません。平成6年度、いろいろとありがとうございました。来年度がよい年でありますように。みなさんおつかれさまでした。
(ブログ:劇研「空」 第13回朗読を楽しむアンケート」20241231洲浜昌三)

R6,第2回 『 朗読を楽しむ in「ビラあさやま」』で詩の朗読(6/28)

昨年、デイサービスセンター「ビラあさやま」から依頼を受けて、郷土の民話と創作朗読劇「出口がない家」を発表しました。今年は5月に予定されていましたが、コロナ禍で延期。6月28日に開かれ、約40名のみなさんに楽しんでくださいました。金子みすゞの詩を田中さんと吉川さんが心を込めて朗読。「積もった雪」では、吉川さんがギターを弾いて歌い、みなさんも一緒に歌ってもらいました。発想が新鮮、繊細で優しいい気持が滲むように伝わってくる金子みすゞの詩を初めて知った人たちがほとんどでしたが、きっと心に届いたことでしょう。表情で分かります。皆さんにはパンフレットを40冊(6ページ)印刷して渡しましたので、きっと家に帰られても目を通されたことでしょう。洲浜くんは自作詩「たたききれない肩」を朗読しました。30数年前、5歳と3歳のぼくの子供を故郷へ連れて行き、脳溢血で倒れ、寝たきりになって言葉も言えないぼくの父(おじいちゃん)を見たときの第一声が、「おじいちゃんが泣いとっちゃる」でした。ぼくは父の波乱万丈の人生を知っているけど、孫たちには「寝たきりで泣いて言葉も言えない可哀想な老人」なんだな・・・と思ったときに閃いて生まれた詩です。朗読用に書きました。
大正、昭和、平成を生きてこられた高齢者の皆さんの励みになればと思って朗読しました。参考までにPDFにしてみました。PDF 朗読詩「たたききれない肩」
詩 縦書き「たたききれない肩」ビラ朝山 
時間の関係で、人麻呂の歌は省略して創作音楽劇「琴の鳴の浜」(県民会館ホール公演版)の動画を鑑賞して頂きました。みなさん、熱心に観て頂きました。計画ではその動画の中で歌われた長坂行博先生作曲の人麻呂の歌を、皆さんにも一緒に歌ってもらうつもりでしたが時間の関係で省略しました。この動画は大田市民会館や島根県のブログでも見ることができます。三瓶山の伝説を基に音楽劇を創作する準備が水面下で進行中です、ということもPRしておきました。こういう施設での発表会があることを考えると、計画的に良いテキストなどを作っておく必要性を感じます。特に、いい映像を作成し活用する必要性・・課題です。
(ブログ:劇研「空」 地域情報 金子みすゞ 詩の散歩道  朗読詩「たたききれない肩」20240629洲浜昌三

R5,第12回「朗読を楽しむ~郷土の民話特集~」終了

9月30日(土)12回「朗読を楽しむ」が終わりました。終わってみれば単純ですが、準備には時間がかかりました。書き言葉の民話は、聞く人たちを対象にして、方言を生かした話し言葉、語り言葉に変えなければいけません。練習する度に手を入れますので、修正や印刷も何度も必要になります。今回は劇研「空」以外に4名の人たちに出演して頂きました。個性豊かな朗読会になりました。お客様は30名弱でしたが、楽しんで頂けたと思います。アンケートの一部を紹介してみます。

・こんなに個人一人ずつに合った作品があったことに感動しました。語っていただくと、それぞれの良さを知ることができ、方言を楽しく勉強でき感謝です。さすが、好きで活動されている楽しさを感じました。
・第一部、懐かしくうれしかった。来年も楽しみにしています。
・大変有意義な時を過ごしました。関係者の方々の今後のご活躍を心から願っています。
・いい発表でした、もったいない、audienceが少なくて。・懐かしい方言で、また懐かしいお話で楽しめました。
・何気なく聞いていた民話が、今回とてもよくわかり面白かったです。・短編で数々の民話とそれぞれ個性豊かな朗読で、楽しませてもらいました。新たなメンバーが加わって良かったです。・大田の言葉がとても面白かった。朗読を聞くことは初めてですが、イマジネーションが拡がる。大田にこんなに民話があるとは思わなかった。・久々な話で、大変楽しかったです。
・地元の民話について、わかりやすい朗読で知ることができ、とても大切な会だと思った。若い世代にもっと知っていただきたい。

・なかなか本を読むという気になれないけど、こうして朗読で聞かせてもらえて良かったです。・初めて来ました。小学校の読み聞かせをしているので、参考になればと思ってきました。方言がとても良いと思えました。
・一部の民話は楽しく聞かせて頂きました。二部も楽しかったです。

・二人で語る時は語り部の早さを合わせると、よりききやすいですね。方言のアクセントは難しいですよね。近隣の民話にどんなものがあるか知りたくて来ました。朗読もいいものです。楽しめました。時代考証は難しいものです、土地(場所)、年代etc.とにかく、こんな企画あればまた来ます。
・詩の群読の素晴らしさに感動しました。ありがとうございました。素晴らしい時を過ごすことができました。

・⑬素晴らしい、感動的な詩です。普遍的な光がさしています。⑭楽しかったです、とっても。・⑪歌をCDで流すよりは、生で歌った方が良いと思いました。いつでもお気軽に風花にご相談ください。・それぞれに声に表情と乗せてあり、とても楽しめました。初めて参りましたが、とても良かったです。

・子供の頃、おばあさんに聴いた話があります。その頃を思い出し懐かしく思います。
・方言での語りがとても新鮮で面白い。後半、特に語りに引き込まれました。感動と笑いがあり、子どもたちにもぜひ聞かせてほしいものです。・長い名前をうまく言われ、笑えました。子を想う母心感動しました。たにし 愛らしい。効果音、音楽、絵がとても良くて盛り上げていたと思います。内容が心震えるものばかりで、心地よい感じがしました。たくさんの準備、お疲れさまでした。ありがとうございました。・どれも各々面白い話でした。やはり人に読んで頂くと、余計心に響くと実感しました。・朗読が上手で楽しませていただき、ありがとうございました。群読も知らなかったことが聞けて良かったです。
・気持ちが入りました。良かったです。大田の民話がこんなにあるんですね、知りませんでした。・全部大変良かったです。澤江さんに逢えなくなり、残念です。・とても良かったです。もう少したくさんの方に見て頂きたいです。・大変でしょうが、今後もこういう機会を作って下さると嬉しいです。

ありがとうございました。いろいろな感想やご意見は大いに参考にさせて頂きます。当日は13ページの冊子をお客さんには配布しました。表紙の裏側に書いた、あいさつ文をPDFで紹介します。必要があれば目を通してみてください。
R5,表紙の裏 第12回「朗読を楽しむ ごあいさつ」 2023_09_20

みんさんお疲れ様でした。少人数でしたが、充実した時間になったことに感謝し、お礼を申し上げます。
(劇研「空」 地域情報 詩の散歩道、第12回朗読を楽しむ20231010洲浜昌三)

R5,「朗読で楽しむ郷土の民話」(大田市民会館カルチュアー教室)

市民会館のカルチュアー教室は現在次の4つの教室が開かれています。書道(森山祥朗先生)、美アップヨガ(まついえいこ先生)、アコースティックギター講座(大畑茂樹先生)、朗読で楽しむ郷土の民話(劇研「空」洲浜昌三)。

11年間、古典、名作、詩、郷土資料、脚本などたくさん読んできましたが、今年度は郷土の民話を集中的に読むことにしました。かしこまった朗読ではなく、気楽に順番に朗読して、感想を語り、話し合います。チラシができましたので紹介します。
5月24,6月7,6月21・・・夜17時30分から21時ごろまで行います。朗読するテキストはプリントして渡します。読みたいものを持参して朗読されるのも大歓迎です。面白い作品があれば、手を加えて再創造する予定です。
(ブログ:Stagebox sakura 劇研「空」 詩の散歩道 お知らせ  20230522洲浜)

R1, 第1回「朗読で楽しむ郷土の作品」・「わが出雲 わが鎮魂」(報告)

予定通り5月9日大田市民会館で「朗読で楽しむ郷土の作品」を開きました。出来るだけ大田市で生まれた作品を選ぼうと努力しましたが、適当なものがあまりなくて、『出雲国風土記』と『雪女』を朗読しやすいようにA4に印刷して参加予定者へ事前に郵送しました。

今回は9名参加、関東から大田へ移住して来られた初参加の方は、「初めて出雲神話のことを知り、朗読しました。島根の人はみな知っておられるのですか」と言って感動しておられました。高校生は、「学校では一般的なことは習うけど、郷土の具体的な作品を勉強することはないので、とても勉強になりました」と感想をの述べられました。
     郷土に住むぼくらは、一度も原文を読んだこともないのに、なんとなく知っているつもりでいますが、二人の受け止め方はとても新鮮で、この朗読会の意義を改めて考え、少しファイトが出てきました。
    朗読テキストは、A4用紙に書き印刷して渡しますので、小説のように長す
ぎても大変ですし、難しすぎたり、面白くなかったり、発見や感動がない作品もつまらない。短編小説、詩、随筆、童話、民話、脚本などがbetterですが、ありふれたものは面白くないので、創作は大歓迎です。郷土からいい作品を創り出したいものです。長年の夢です。
      昨年他界された、松江出身の入沢康夫先生は現代詩の大御所といわれていますが、詩集『わが出雲 わが鎮魂』は『出雲国風土記』に基づいて書かれた名作です。いつか、この詩集の朗読をしたい、というのが夢でした。入沢先生の歓迎会で酒席を共にしたとき、「あの詩は難解だといわれ、確かに難解ですが、ぼくは朗読すれば面白いと思っています」と言ったら、なんと!!数日後に、サイン入りの詩集とテープが僕宛に届きました!

テープに録音してあったのは、「交響詩 わが出雲」(諸井誠作曲 入沢康夫詞 合唱・二期会合唱団 管弦楽・NHK交響楽団 指揮・森 正)。聞いて、圧倒されました。
    「今は国引き訖へつ と詔りたまひて   意宇社に御杖衝き立てて 意宇  と詔りたまひき 故 意宇 と云う」。この「おゑ」の長い長い引きずった迫力のある表現にも圧倒されました。
    入沢先生の「詩とは何か」という考えの一端を、詩集『春の残像』にも引用させていただきました。またいつか島根に帰られたら、と思っていましたが、昨年10月15日に逝去されました。残念です。心よりご冥福をお祈りします。いつか、「交響詩 わが出雲」をみなさんと一緒に聞いてみましょう。

H28 日和聡子さん 萩原朔太郎賞受賞!

9/3 早朝、電話。「日和さんが朔太郎賞を受賞したね。別所真紀子さんの読売文学賞につづいて大田もがんばってるね」。国語の大家・格先生です。急いで新聞を見ると、あった!さわやかな写真も!詩集『砂文』が評価されたのです。『現代詩手帳』などでも評価が高かった。おめでとうございます!!
詩集『砂文』 (1)日和さんは邑智郡美郷町生まれ、大田高卒。このブログでも何回か紹介しています。今日は、号外です。そのうちブログ「詩の散歩道」で紹介します。山陰中央新報の右上片隅です。カッテニスミマセン。買って読んでください。(ブログ劇研「空」SS)
日羽聡子 朔太郎賞 報道

H28,5/18の「朗読で楽しむ名作・創作」案内です

5月18日(水)第4回「朗読で楽しむ創作・名作」の予定です。
19:30~21:00 誰でも自由に参加できます。聞くだけでもOKです。

①『伊豆の踊子』の続きを朗読し、CDで朗読のポイントを聞きます。
② 詩集『たまどめ』の中から数編を朗読し、作者の高橋留理子さんにも朗読していただく予定です。感想を述べたり質問したりしましょう。この詩を朗読したいというのがあれば、どうぞお願いします。
H27 さんのあ解体中    (これはどこ?大田の中心部? Yes、2015年5月撮影。)

前回は詩集『たまどめ』から8編くらい朗読し感想を話しました。5月25日の第⑤回では、芥川龍之介の『トロッコ』や金子みすゞの詩などを予定しています。銀山旧記もそのうち。

郷土の創作は最優先です。童話、随筆、詩など郷土にかんする作品を捜しています。紹介してください。自作も大歓迎です。挑戦してください。

別所真紀子さんの童話『まほうのりんごがとんできた』が書棚にありました。別所さんはこの春、読売文学賞を受賞されました。生まれは大田の富山です。多分大田で知っている人はほとんどないでしょうね。

 

H27 第6回「朗読を楽しむ」好評裏に終了

 2015/07/04、大田市民会館中ホールで開いた第6回「朗読を楽しむ」は無事終了しました。今回は「谷川俊太郎の詩の魅力」を特集として40分組みました。谷川さんの詩を聞きたくて来られた人もありました。さすがに愛読者が多いですね。

1今回もPRはあまりしませんでしたが、70名数名の参加者がありました。参加者って?観客とどう違うの?朗読者もお客様も同様に500円で参加です。朗読希望者は事前に届け出れば自由に参加できます。会場費や印刷代など平等に負担し「朗読を楽しむ」ということです。

谷川さんの詩の朗読は9月22日にも「しまね文芸フェスタ」で行いますが、その前哨戦でもありました。朗読の許可はいただいています。
Ⅰ 谷川俊太郎の詩の魅力     1.谷川俊太郎初期の詩4編朗読   2.  歌「鉄腕アトム」「世界の約束」      3. 「ことばあそびうた」8編       4.最近の詩を中心に5編DSC06603朗読するのは松本さん。PC操作、朗読、DVD撮影、合間に写真撮影、大忙しです。今年も大田市少年少女合唱団に「鉄腕アトム」など有名な2曲を歌っていただきました。一生懸命な澄んだ声は、いつも人の心を打ちます。指揮は伊藤さん、伴奏は大畑さん。DSC06597
「ことばあおびうた」も取り上げて朗読しました。会場のみなさんにも朗読していただいたり、とても楽しく聞いていただきました。
4
Ⅱ 郷土の民話・記録・名作(自由参加)  1.郷土の民話「浮布の池ものがたり」(押越幸子)2.「なぜ?大田の漁師が戦場へ!」  (山尾一郎)      3.「希望の木 」(新井満 作)(若狭雅子)

6上は押越さんの郷土を題材にした創作民話第二弾・「浮き布の池ものがたり」。創作がどんどん出てくるといいですね。「創作民話特集」をやりますか。いいね!
5昨年は旧制大田中学校、女学校が原爆病院に指定された記録の朗読でした。今年は波根の漁船が先の戦争で徴用された記録の朗読でした。ほとんどの人が初めて聞く事実に驚いておられました。
7
若狭さんが新井満さんの講演で感動され、直接許可を得て、映像なども工夫して朗読されました。写真の使用も陸前高田市から許可していただきました。早速反響があり、仁万小学校で朗読されることになりました。

Ⅲ   あれから70年・ヒロシマ・原爆の詩
戦後70年。原爆を素材にして作られた詩を朗読しました。それぞれ作者を紹介して詩を朗読しました。最初に、峠三吉の「仮繃帯所にて」を松本さんが朗読。DSC06595峠三吉の原爆詩集から「序」(にんげんをかえせ)と栗原貞子さんの「生ましめんかな」を和上豊子さんが朗読。みなさん感動されました。やっぱり時代を超えて残って行く名作ですね。事実の強さ、それを昇華する思考、思想、ことばの力。

8 長津功三良さんの詩集から「壊れた空」を山本さんが朗読しました。広島弁にとてもリアリティがあり地の中から助けを求める声が湧きあがってくるようです。最後は今年の一月他界された御庄博実さんの遺稿詩集「燕の歌」から冒頭の詩をスハマクンが朗読しました。昨年12月末に贈っていただいたとき、感想とていねいなお礼を意識して書いたのを覚えています。よく声をかけていただき、発行毎に詩集やNHKの特集番組にもなったDVDも贈っていただいきました。先生の献身的な生き方に感動したものです。お礼の気持ちを込めて朗読しました。届きましたか?

9

Ⅳ 朗読劇「吉川経家最後の手紙」― 福光不言城の子どもたちへー
最後は朗読劇です。動かないだけで、劇と同じように会話のやりとりをしますので緊迫感や感動があったようです。アンケートもとても好評でした。10月24日には吉川会の全国交流大会が温泉津で開催され、そこで上演します。その時には音楽の演奏も取り入れる予定で話しを進めています。ご期待ください。
10不言城(物不言城、福光城)があった山です。地元の人たちの労力奉仕によってかなり整備されています。熱烈な経家も多く、都会から移り住もうとした人もいます。物語がある城山は大切にして生かしたものです。人は自分が描いた「物語」を確認し楽しむために名所や旧跡を訪ねるものです。

11鳥取城にある吉川経家像です。大田では名前を知っている人もほとんどいませんが、鳥取市へ行くと、よく知られていて、恩人だという人もいます。

12
今回は音響効果や音楽は使用しませんでしたが、次回上演時には映像も含めて更にいい舞台にしたいと思います。

ご来場くださいましたみなさま、ありがとうございました。出演していただいたみなさま、おつかれさまでした。市民会館のスタッフのみなさま、いろいろお世話になりました。

そのうち会報18号を発行します。そこにはアンケートなども収録します。欲しい人は申し出てください。(いないのがわかっているからかいたな。ゆーあーらいと)次は8月14日のサンレデイ公演「石見銀山歴史ものがたり」でーす。たいへんだけど、がんばりましょう。はい。

パンフレットの2,3ページをPDFで紹介します。みてみたいひとはみてみてください。
パンフ原稿2,3ページ


 

H27,7/4 第6回「朗読を楽しむ」大田市民会館中ホールで

昨年は8月末に行いましたが、今年は日にちが取れず、7月4日(土)に実施します。昨年は、詩人・まどみちおさんの特集をしましたが、今年は、第1部で谷川俊太郎さんの特集をします。9月22日に県民会館で開催される「しまね文芸フェスタ」で谷川さんとの対談があり、その中で、劇研「空」のメンバーが谷川さんの詩を朗読します。その一端を皆さんにも楽しんでいただこうというわけです。今年も大田市少年少女合唱団にお願いして、谷川さん作詞の「鉄腕アトム」と「世界の約束」(ハウルの動く城)を歌ってもらいます。第2部ではさまざまな朗読の語り口を楽しんでください。

第Ⅲ部では「鳥取から石見不言城の子どもたちへー吉川経家最後の手紙ー」を朗読劇形式で発表します。これは10月24日に温泉津で行われる第3回吉川経家全国交流会(タイトルは違うかも)で劇研「空」が朗読劇として上演する短縮版です。

参加費としていますが、朗読として参加する人も会場費や必要経費を負担するためです。昨年の第5回も皆さんに楽しんでいただき、とても好評でした。自作の詩やエッセイ、短編小説、記録、名作など、みなさんに知って欲しい、聞いて欲しいという作品をどうぞ気軽に朗読してみてください。みんなで「朗読を楽しむ」場になればいいですね。
DSC06449        (新緑の季節。若葉が燃え上がるようです。庭の石楠花も明日は花嫁)

舞台発表として上演しますので、事前に何回か集まって朗読し、お互いに感想を述べ合い、批評し合つています。さらに作品に手を入れたり、映像を投影して、作品を立体化し面白くする工夫もして発表します。

チケットも整理券も発行していません。どれだけ来られるか、予測もできません。10数人では(涙)ですが、200人も来られたら座席がありません。去年並に80人前後なら謝謝謝です。チラシは市民会館や公共の場所に置いてあります。興味がありそうな人には、ぜひPRしてください。