H23 7/24 四国高校演劇祭で『また夏きて』上演

2011/07/24(日)香川県の四国中央市民会館で第12回四国高等学校演劇祭が開かれます。5校が上演しますが、14:50から『また夏がきて』(洲浜昌三作)を丸亀高校演劇部が上演します。上演校は次の通りです。都合がつく人はぜひ観劇にでかけてください。

第12回四国高等学校演劇祭  7月24日 (日)
会場:四国中央市民会館川之江館 大ホール10:40~ 開会式
11:00~ 土佐女子高等学校 「お泊り会議」竹内真穂・浜口寛子
12:30~ 徳島県立海部高等学校「murmurcasebook」吉田道雄
13:40~ 愛媛県立東温高等学校「最終試験場の九人」畑澤聖悟
14:50~ 香川県立丸亀高等学校「また夏がきて」洲浜昌三
16:00~ 愛媛県立川之江高等学校「心ここに在らず」(仮) 越智優
17:10~ 閉会式

この台本は1999年に大田高校演劇部が上演し、季刊誌『高校演劇』に掲載され晩成書房の『高校演劇selection2001下』に収録されて出版されました。毎年数校から許可願いがきますのでどこかに魅力があるのでしょう。昨年は千葉の高校が地区代表になりその上の大会へこの脚本で出ています。成人劇用に大幅に書き換えて『サクラさんのふるさと』とし、数年前に劇研空がサンレディで上演し好評でした。

大田高校で上演した時はぼくの最後の年で中国大会事務局も担当していて大田市民会館で中国大会を開いたチョータボーな年でした。そして演劇部員が少ないときでした。男性がどうしても必要なので森谷くんを口説き落とすのにあの手この手の心理作戦を使ったものです。いまどうしているかなぁ。劇で全国や外国も飛び回っていたミサキ君は昨年大田へ帰りました。そのうちやりますよ。ユイさんはこのときの部長。今も一緒に劇研空で一緒にやっています。上の本には扉に舞台写真があります。なにがなんだかわかるひとにしかわかりませぬが、パチリ!

晩成書房からでているこの本は定価2000円です。買い置きが残っていますので欲しい人には二分のいちでおゆずりします。

中四国高校演劇祭からそれてしまいました。どのように演出され、どのように演じられ、どんな反応があるか知りたい!のですがいけませぬ。感想を聞かせてくれる人はいないけどいれば(?)うれしいですね。

丸亀高校演劇部のみなさーん!頑張らなくてもいいので、肩の力を抜いて伸び伸びと楽しんでくださーい!(あっ?あのこえは!)大会の成功をお祈りします。

 

大田高出身の福原美佳さん『キュリーキュリー』へ出演

2011/07/16、東京の青年劇場にいる福原美佳さんから青年劇場のニュースや上演チラシ、「みか月だより」が届きました。美佳さんも出演しますので紹介します。

この劇は青年劇場が長期間全国で公演している人気のある感動的な舞台です。美佳さんはすはま君が大田高校へ川本高校から転任してきて演劇部顧問になったとき3年生で演劇部員でした。卒業して青年劇場へ入り活躍しています。

チラシには美佳さんの写真も出ています。なんかだんだん若返っているんじゃない?美佳さんは隠れ劇研空メンバーです。いつか朗読などを一緒にやりたいと話したこともあります。平成7年(1995)8月10,11日に島根県高文連高校演劇部門の夏期講習会を大田のサンレデ-で開いたとき青年劇場の西沢由朗さんを講師にお願いしましたが、助手として美佳さんにも来てもらい実際の演技指導などをしてもらったこともあります。あのときは2日で90人以上の演劇部員が参加してくれました。

あのごろは大田高校にも邇摩高校にも、川本、矢上、江津、など石東地区にも演劇部があったよなぁ。大昔の話しだよね。もうとっくに廃部!ああ寂しい言葉だね!

東京近辺に住んでいる美佳さんの同級生や大田の出身者はこの劇を観にいってほしいですね。そういう人がいればぜひ勧めてください。

おーい、がんばれよ、みかさーん!かくれげきけんそらめんばーの力を舞台でみせてやってくれ!

あしぶえ『セロ弾きのゴーシュ』45周年公演

あしぶえが創立45周年を迎え、特別記念として『セロ弾きのゴーシュ』を公演しています。6/23日の山陰中央新報が大きく取り上げていますが、代表の園山さんが1989年創立以来のことを語っています。この劇は20年を超えるロングランで、2万8千人を動員したそうです。数年前に松江の県民会館で観劇しましたが、プロといってもいい完成度の高い舞台です。絶対に観る価値があります。

観劇に行くつもりでしたが、いつものように行事が重なります。7/9.10は中四国詩人会理事会で岡山へ、7/24ならOK、と思っていたら香川の丸亀高校が『また夏がきて』を川之江会館大ホールで(四国高校演劇祭)上演する予定だとか。一度自分が書いた脚本がどのように料理されるか見てみたいと思っていたので、行きたくなりました。どうするか未定ですが、都合がつく人は県民会館へ是非行ってください。川之江会館へ行くのも止めません。

電話は0852-54-2400 FAXは0852-54-2411  インターネットでは「あしぶえ」で検索すると出てきます。

10年前の創立35周年記念では祝賀会が開かれ多くの人たちがお祝いに出席しました。ぼくも出席しました。松江の24人劇場のときも一度観にいったことがあります。創立時から、数え切れない苦労を重ね、地域に根ざし、多くの人たちに支えられて大きくなってきた歴史の厚みが感じられます。

45周年、おめでとうございます。- 劇研空一同

「現代感覚で琴姫伝説を舞台化」山尾さんの新聞評論

平成23年3月に創作音楽劇「琴の鳴る浜」は終わりましたが、公演前に山尾一郎先生が山陰中央新報の文化欄にこの劇の意義について寄稿されました。貴重な教育的観点からの評論です。これを読んでとても感動した、という人にも出会いました。ここで紹介させていただきます。

石見銀山テレビで数回放映され、ある人からは、「公演も観たけどテレビでも最後まで見ました。初演のときよりよくなっていましたね」とのこと。もう一人は書道の大家ですが、「テレビでみました。みなさん頑張っておられますね。石見や大田を元気にするためにますますがんばってください」と声を掛けられました。

DVDを作成中ですが、普通のDVDなら手早く編集し完成できるそうですが、ちょっと高度な編集をしておられます。今回のために特別に高価な付属器具なども購入したそうです。希望者には500円でお分けします。台本も希望があればコピー代500円でお分けします。

平成23年島根文芸フェスタは9/18松江で開催

今年度の文芸フェスタは9月18日(日)松江の県民会館で開催されます。講演の講師は現在日本ペンクラブ会長の阿刀田高先生です。「神話と文学ー古事記とギリシャ神話」(仮題)が演目です。阿刀田ファンも多いことでしょう。ぜひ今から予定に入れておいてください。

今年は散文部門が担当します。4月27日に島根県民文化祭文芸部門の運営委員会が松江で開かれて原案が承認されました。前日の夜には講師歓迎会も計画されています。18日は午前中が講演、午後は部門別交流会です。

昨年は浜田の県立大学で9月4日に開催し、講師に東京大学大学院総合文化研究科教授の小森陽一先生を招き、「21世紀に読み直す鴎外と漱石」という演題で話していただきました。鴎外や漱石への切口がとても新鮮で現代性があり記憶に残る講演でした。前日の夜には講師歓迎会を開き宇津浜田市長も出席されました。詩部門が担当でしたので島根県文芸協会会長の洲浜くんが講師の紹介をしました。

この夏は異常な猛暑つづきでした。小森先生には午後の詩の分科会にも参加していただき、各自が自作詩を朗読し批評し合う中に入って感想などを述べていただきました。

再演「琴の鳴る浜」のアンケートより

平成23年3月13日の音楽創作劇「琴の鳴る浜」では多くのみなさまに来ていただきありがとうございました。簡単な反省会はありましたが、劇研空としてまだ正式な反省会はしていません。反省の参考にする資料として、アンケートの一部を紹介します。一つの文でも多角的な視点から読み取ってください。

(♪ ありがとう 忘れない 美しい海辺の村 ありがとう 温かい 笑顔の光)

(再演)創作音楽劇「琴の鳴る浜」の感想  2011.3.13

提出されたアンケートから感想を紹介します。「本日の公演はいかがでしたか」という問いに対しては、1.大変よかった127人 2.よかった37人 3.どちらとも言えない1人 4.やや不満1人 5.非常に不満0人でした。 1と2を合わせると99%になります。初演の時には424人も集まり、同じように1と2の合計が99%でした。再演なので初演ほどの熱気はありませんが、両方ともとても好評だったことがわかります。アンケートが総てではありませんが反応の一端を知ることができ、今後の参考になります。次の感想文もいろいろな観点から書かれていて勉強になります。ありがとうございました。
10代
・琴が浜がどうして琴が浜になったのかわかりました。
・とても感動した。おもしろい所もあって良かったです。
・とてもはっきりとしゃべっていて聞きやすかった。
20代
・音楽が特にすばらしいと思いました。演技もよかったですが、長坂さんのメロディーがより涙を誘いました。
・高校の時に見た退屈な演劇のイメージが一新しました。音楽との融合がすばらしい一体感を感じることができました。
・島根の話を音楽を混じえて知ることができました。本当に感動しました。これからも演劇を見て、感動していきたたい。
・すてきな歌がいっぱいでとてもステキでした。演者さんも気持ちがこもっていて引き込まれました。これからもがんばってください
・昨年以上に良かったです。最後が大幅に変わっていて感動しました。地域の人が地域の魅力を伝える試み、大変意義深いと思います。来年も是非、期待しています。
30代
・生演奏がステキでした。非常によく稽古をされていて見てて気になることはあまりありませんでした。クライマックスが別のシーンだと思いますが、その後が少し長かったような気がします。見ごたえのある舞台でした。
・音楽劇というものを初めて見ましたが音楽もよかった、歌も演技も素晴らしかったです。又やってほしいと思います。
・感動しました。涙が出ました。福波っ子も頑張ります。島根の良さを演劇で伝えていけるってステキですね。
・一年生の息子も楽しんで観られたようです。地域の民話や伝説、他にもまた見たいと思いました。皆さんの熱演、大変よかったです。
・すごくよかったです。感動しました。
・生演奏良かったです。舞台きれいでした。イメージより元気な琴姫さんでした。それはそれでよかったです。もっと鳴き砂の効果をほしかった。私も馬路に住んでいたので、このような舞台をつくっていただきうれしいです。さらにパワーアップした舞台を楽しみにしています。
・楽しかったです。1時間半があっという間にすぎました。
・合唱がとてもきれいだったと思います。

(演奏は6人ですが、それ以上の人たちが演奏しているかのように美しく豊かな演奏でした。CDが欲しいという人もあります)

40歳代
・ 劇、音楽、合唱が一体となりすばらしかった。曲もよく一回限りではもったいない。
・ 昨年よりもキャストが多く感動しました。
・ 手作り感が良い、和歌も音楽もGOOD。
・ 昨年も観ました。内容はわかっていたのですが、二度目の方が、さらに良かったです。次ぎはどんな劇をされるか楽しみです。感動をありがとうございました。
・ 言葉の一つ一つが、先日の天災を受けた方々の思いと重なってとても心に響きました。合唱との劇がとてもよかった。
50歳代
・とても感動しました。都会発ではないのに洗練された、芸術性の高い舞台だと思った。
・舞台演出がとてもよかった。
・美しい、美しい物語に涙がこぼれました。美しい歌声やことばのぬくもりが心にしみわたりました。沢山の方々のご努力が感じられ心をうたれました。ほんとうにほんとうにありがとうございました。
・東北地方は確かに大変です。今日のこの劇を見てもらう機会があれば最高に思います。
・聞き覚えのある言葉でよかったです。
・前回はステージの上から、今日は下から参加させて頂いて、私の「琴鳴る」は完結しました。森山さんの独唱は圧巻で、胸が震えました。会場の皆さんも同じ様で、自然と大きな拍手がおこりました。
・地方の公演とは思えないレベルが高かった。地方からでも何でも出来る、やろうとする気持ちが大切ですね。
・また、3回目の公演もバージョンアップしてやってほしいですね。
・前回も見ましたが、今回はさらに音楽や演出等の工夫がなされていてとてもよかったです。特にお琴さんのお父さんーお母さんの設定に変わったのが良かった。感動して涙が出そうでした。
・昨年の初演からグレードアップし、ストーリーがわかりやすくなっていました。最後のカーテンコールで演奏の方も含めて、紹介があると良かったかな。
・歌がとてもよかったです。盆踊りとても楽しそうで、いっしょに踊ってみたいとおもいました。
・琴が浜物語を始めて知りました。とてもよかったです。劇、演奏と大田にもすばらしい人、自然がありました。これからも活躍してほしいです。
・再演があれば再び観劇したいと思っていましたが、丁度知人よりチケットを購入し再び観劇することができました。また、昨年のミルキーウェイコンサートで琴の鳴る浜を合唱できたので曲についてもより身近に感じられました。音楽がすばらしかったです。
・地元でステキな舞台素敵でした。自分の生まれた土地の物語はより感動でした。脚本から御芝居、合唱みんなの力がひとつになったステージ。誇りに思います。
・皆様ひとり一人が実力があって見ごたえがありました。音楽もあれだけの少人数にうなりました。大田もステキな方がたがおられて元気づけられました。自分の役割をしっかりはたす元気と勇気が生まれた。
・出雲に比べ、石見の方は文化的にどうかと思っていましたが、なかなかよくできていました。これからも続けて欲しい。
・楽しくも、悲しくひきつけられた舞台でした。音楽もぴったりでよかったと思います。
・私自身の地元のことで大変興味深く拝見しました。

(馬路からも子供たちが9人大人が3人参加して伝統の盆踊りを踊りました)

60歳代
・すばらしい音楽、演技。
・各配役の方の熱演すばらしかった。
・とても美しい曲ばかりでした
・馬路で育ちましたので感動しました。これからもがんばってください。
・すいこまれるようで、昨年もみましたがとてもよかったです。地震があって気持ちが沈んでいましたが、来て元気がでました。一度きりではもったいない演技で次回を楽しみにしたいと思います。この演劇、他町村でもされたらよいのにと感じました。
・大変すばらしかった。昨年も感じたことですが大田の地でこんなすばらしい物が見られて感激です。歌もすばらしかった。
・今回が初めてでしたが、来年も来ます。最高涙がでた。
・すばらしいの一言です。昨年も観させていただきました。第2回目はまた演出が違い、更に感動を得ることが出来ました。
・去年は用事で行かれませんでしたが、今年は見れてよかったです。又見る機会があったら是非観たいと思います。
・馬路の浜や伝説等は人づてに見聞きしてはいましたが、このような素晴らしいまとまった形に仕上げられことに大変嬉しく有難く思います。大田周辺にはこの他にたくさんの物語が残っていると聞きます。この様な形で伝わっていくとよいのかもしれませんね。今回の演劇は、洲浜先生の創作ストーリーだそうですがとても楽しませてもらいました。音楽も和洋がうまくマッチし、長坂先生の作曲がとても効果的でした。出演された皆様ご苦労様でした。東北、関東の大地震発生のさなかでしたが悲しみを忘れるひとときでした。
・ナレーターの女性もありうる。セリフの中で御家人の使い方、郎党(地頭が御家人ならOK)
・方言が豊かで、石見地方の弁のあたたかさが演者と共に、深く伝わりました。
・劇はもちろんですが音楽がとてもすばらしかったです。演奏のバランスのよさ、大田にすばらしい音楽や文化を根付かせていただきました。大田の宝物だと感じました。男性の方のがんばりが光ました。
・語り継がれた伝説の描写がすばらしかった。合唱も演奏もほんとうによかった。大変きれいな舞台でした。
・是非、全国へ発信してください。しばらくこのホールでの催し物がないのは大変さびしく思います。今日は楽しいひとときありがとうございました。
・再々演を希望します。
・大変素晴らしかったです。又の機会を楽しみにしております。
・猛練習の後が見える見事な演技、演奏でした。ありがとうございました。
・全体を通して、琴、尺八、チェロ、ギター、シンセ、歌が内容とマッチしていて大変感動いたしました。舞台は砂浜をうまく表現し、シンプルな中に内容に集中して観ることができました。盆踊り「願成就」もよく踊られていました。
・昨年も観ました。前回以上に丁寧にすばらしかった。
・地元の民話がとても情感豊かに演じられていました。音楽もすばらしかったです。
・感動しました。いろいろな事件とか事故があるけど、今日は忘れて感動しました。ありがとうございました。
・昨年に比べて、声や歌声がよく聞こえ、聞き取り易かったです。ひとり一人の皆さんが役になりきり演技されていました。
・私は馬路で育ちました。母から聞いていた話を思いながら見せていただきました。とても感動しました。劇も音楽もとてもよかった。
・前回もみさせていただきましたが大変よかったです。
・前回にも増して感動を受けました。スタッフ、キャストの皆さん大変ご苦労様でした。大田市にもこんな市民に感動を与える劇があることを誇りに思います。
・感動しました。ありがとうございました。
・昨年よりいっそうよかった。
・昨年は都合により鑑賞することができず、その後の評判の良さに再演をたのしみにしておりました。素人とは思えない演技力に感動せざるを得ませんでした。特に主役のお琴さんの歌唱力は夢の世界と言っても過言ではありません。コーラス、演奏者の皆様方も稽古は大変でしたでしょうが、みんなみんなステキでした。
・始めて公演をみました。コーラス・演奏・劇が一体となってすばらしい音楽劇でした。出雲の観劇の会に隔月参加していましたが、大田市にもこんなにすごい劇が出来る方々がいるのだとおもいました。各パートでの練習も大変だったことと思いますが今後も是非続けて欲しいです。他県では地震で生死の不明の方がおられる中、すばらしい公演が見られたことはとても幸せなことだと思います。ほんとうにありがとうございました。
・二度目でしたが感激しました。全国にダッシュして。

(「なんてきれいな砂浜ですこと。きゅっ、きゅっ、きゅっ と琴が鳴っているようじゃありませんか!」「まことにお琴さんが琴をひいてござらっしゃるようじゃ!」

70歳以上
・素朴さがなんともいえませんでした。すばらしい舞台音楽も本当に感激でした。
・歌と音楽良かったです
・前回よりずっとずっとよかった、内容もよりわかりやすく音楽全体もよかった。照明も効果抜群。特にお琴さんの歌がとてもうまかった。前回は全国に持って出てよいと思ったが、今回は世界に出しても劣らないと久しぶりに演劇を見て感動した。1つバックの合唱団がシルエットのところ、足を揃えるか開くかこまかくやりたかった。これも演技として見えるから。とにかく美しい作品だった。パンフレットも美しかった。
・後半一部で、やや退屈な場面も見られたが、流れ、構成がよかった。
・とてもよかった。感動をありがとう。
・すばらしかったです。出来ればマイクを使用しないで。
・昨年は地域の行事の為、観劇することができませんでした。本日再演される事を知り大変うれしく、地元での行事も抜け出させていただきました。とても感動しました。
・ストーリー、音楽、劇とてもよかった。楽しく感動しました。
・地元の方たちによる本格的な演劇に感動しました。すばらしかった。長坂先生の演奏がいっそう花を添えとてもよかった。
・大田の誇れる劇だと思う。
・大変ありがとうございました。迫力があり、人情あり申し分ありません。
・琴の鳴る浜よかったが、少し長すぎて疲れました。
・前回より全体的に良かった。
・劇も合唱もすばらしかったです。
・石見弁のセリフがなめらかでよかった。セリフとセリフの間が間延びしているので音楽をいれてはどうか、きゅっきゅっと砂の音も本当の音を入れたらと思った。舞台全体が暗い。
・主役も尼さんも音楽、合唱もみんなよかった。
・全員ステキでした。スタッフの皆さんご苦労様でした。
・昨年と今年どちらも観させて頂く事が出来てとてもすばらしい劇に感動しました。又次の作品を楽しみにしております。
・感動を与えていただきありがとうございました。
・大変よかったです。拝聴させていただきうれしいです。公演を重ねられますこと願ってます。生演奏にコーラス最高です。
・大田市にこの様な演劇が出来ることが誇りです。今後も続けて活躍してください。
・昨年よりずっとグッドでした。大田市の定番にしてください。

(琴ヶ浜です。砂を強調するためにたくさん写しました。松江から観劇に来られた馬路出身の松浦さんから劇の感想の手紙をいただき、大田だけで上演するのはもったいない、と書いておられました。来年、全国の「鳴り砂サミット」が大田で開催される話しもでているとか。東北にも鳴り砂の浜はありますが、今回の大地震で全国サミットはどうなることでしょう。)

今回の舞台は音楽劇と名打つています。音楽劇はミュージカルやオペラのように確立したジャンルではありません。狭い舞台に合唱隊と演奏団と演劇とが共存するわけですから、本来なら対立します。お互いに邪魔になります。そういう点で大きな冒険であり実験でした。しかしお互いを生かす相乗効果があったのではないかと考えています。劇だけの退屈さ、演奏や合唱だけの単調さをお互いに相殺していい面を観客に伝えることができた気がします。

この「琴の鳴る浜」は音楽朗読劇として短縮版の台本を作る計画が進んでいます。4月中旬にはそのための会議が二つ予定されています。一つは中学生版ですが、これは大田一中の竹下先生から以前依頼を受けていました。また皆さんに相談しますので、よろしくお願いします。

劇「経家 最後の手紙」を見る ー 日本海新聞 潮流より

福光小学校が3月に鳥取市の中ノ郷小学校で公演したことは前回紹介しましたが、詩人の手皮小四郎(てび)さんが日本海新聞の潮流へ寄稿しておられますので紹介します。普通では願っても書いていただけない貴重な教育的文化評論です。

手皮さんにはH23年9月、中四国詩人会・鳥取大会でお世話になり、鳥取城のことなどいろいろ話を聞きました。日本海新聞も送っていただきました。

次ぎの切り抜きは山陰中央新報の投稿欄・「こだま」へ掲載された一文です。参考になりますので紹介させていただきます。

新聞の文化欄などは限られた人しか読みませんが、投稿欄は多くの人が読みますのでとてもインパクトがあり影響力があります。率直な感想が書かれていてうれしい投稿です。ありがとうございました。

創作劇「経家 最後の手紙」の脚本が欲しい人には実費でお送りします。B5版の大きさで約40ページ(歴史的な資料や上演写真、新聞記事の記録など11ページを含み、カラー印刷)500円。

脚本意外の資料11ページの一部紹介します。

歴史にはかなり忠実に脚本を書いていますが、小学生版ですから細かいことは書いていません。経家の小姓だった山縣長茂が1644年に「覚書」を書いて岩国の吉川家へ提出しています。これは実にリアルですごい記録です。山縣の語りを中心にして舞台化すれば、とても迫力のある劇になるはずす。挑戦してみたいですね。

3/22 「琴の鳴る浜」実行委員会、東北関東大震災へ義援金を送りました

平成23年3月13日に大田市民会館で「琴の鳴る浜」を上演し、東北関東大震災による大災害で苦しんでおられる人たちへ送る義援金を募りました。観客の皆さんと出演者の皆さんの協力で集まった義援金を22日に大田市役所へ確かに届けました。山陰中央新報の記事から紹介させていただきます。

「琴の鳴る浜」実行委員長の勝部さんが市長へ19万3千円の入った袋を手渡し、当日の様子を市長と話しました。劇の歌やセリフの中には、大災害で苦しんでいる人たちを励ますような言葉があちこちにあり、演じた役者もそれを意識しながら舞台に立って演じた、ということも話しました。竹腰市長にも公演の成功を共に喜んでいただきました。

観客のみなさん、出演者のみなさん、ご協力をいただき誠にありがとうございました。19万円は大きな被害に対して大海の一滴に過ぎないかも知れませんが、全国の人たちが被災者の皆さんへ心を寄せ、それぞれの場でこのように応援しています。新聞にはこのところ2面全部に義援金を寄せた人たちやグループ、企業の名前と金額がでています。みんな応援しているのです。一滴が集まれば川になり海になります。

テレビで見る度に心が痛みます。大変な中で被災者のみなさんがお互いに助け合い我慢し合って前向きに生きようとしておられる姿を見る度に申しわけない思いをし、同時に励ましを受けます。がんばってください。(洲)

 

心を痛めつつ最後のリハ 3/13「琴の鳴る浜」公演へ

東北、関東は未曾有の大地震。さらに大きな津波に襲われ、壊滅的な被害を受けています。みんな心を痛めつつ今日は終日リハーサルをしました。公演を中止して多くの人に迷惑をかけるより、頑張って公演し出演者のカンパや観客にも協力を呼びかけて志しを送ろう、ということになりました。予定通り明日は上演します。どうぞお越しください。

さあ、最後のPRです。

(馬路の小学生も参加してとても元気な声ではやし言葉をかけてくれました。未来のある若者たちの活気のある琴ヶ浜盆踊になりそうです)

(合唱団も絶好調です。伊藤さんの指揮で力感と響きのあるコーラスが楽しみです。思わず全身が揺すぶられます)

読売新聞の記者さんが取材に来られ、11日の石見版に掲載されました。的確に劇を紹介しておられます。新聞のPRもかねて紹介させていただきます。写真の場面は三場です。この日は衣装を着けずに稽古をしました。

次の文章は山陰中央の文化欄に山尾先生が寄稿されたものです。今回の劇は単なる昔話の劇ではありません。「現代感覚で琴姫伝説」というタイトルがつけてありますが、正にその通りです。どんな劇でも文学でも常に「今」が問われます。「今」この劇をする意義はどこにあるのか。

そういう点でこの一文は脚本や演出の意図を端的に読み解いて冒頭から書き出しておられて共感しました。すみませんが利用させていただきます。

さて、もう朝の4時前です。これから寝ます。9時には市民会館へ行って10時から直前のリハーサルです。

今日、とてもうれしい言葉を掛けられました。リハーサルが終わって帰り際に馬路の琴ヶ浜盆踊り保存会の会長、渡辺徳康先生が、「3場は去年よりとても良くなっていますね。鳴り砂の場面もいい。馬路の者としてうれしい。明日も観にきます」市会議員の松井東司彦さんも忙しのに来られて最後までリハを観られました。

音楽の長坂先生からも電話があり、演奏者は涙を流しながら演奏しているんですよ、と言われました。ぼく自身も、お琴さんの別れの場面から後はいつも涙が滲み出てきます。

明日はどれくらい来てくださるか。劇研空のメンバーは頑張って予定以上の券を買ってもらいました。でも全体では「ぱっとしない」そうです。4万弱の高齢者地域ですから観に来られる人にも限買いがあり、ましてや再演は厳しい。

なんと言っても大田では小学生や中学生、高校生がほとんどいつでも劇などは観にきません。今では売る方もはじめから当てにしていない状態です。これは淋しいですね。若いときに出会った舞台の感動は大きな心の栄養になるんですけどね。

グチを言わずに明日のために休みなさい。はい。

 

福波小「経家最後の手紙」鳥取公演に大きな拍手

平成23年3月6日、大田市立福波小学校の全児童が出演した創作劇「経家最後の手紙」が鳥取市円護寺の中ノ郷小学校で上演されました。約400人の市民が観劇し大きな拍手を受けました。その舞台を夫婦で観に行かれた鳥取の詩人、手皮小四郎さんが当日のチラシと撮影された写真、日本海新聞を送って来られましたので紹介します。引率で参加された保護者からも、「大成功でした」というメールと写真が届きました。

これは鳥取公演用に作られ、当日入場者に渡されたチラシです。保護者の協力による手作りですが、とても良くできていて感心しました。

これはチラシの裏です。大切なポイントを押さえて簡潔に紹介してあります。吉川経家が切腹する直前に福光の不言城にいる子どもたちに宛てて書いた遺言状の原文と現代語訳を載せてあるのもいいですね。原文には誤字があります。「ひやう二つきはて候まゝ」は「ひやうろう二つきはて」だとおもわれます。「兵糧」です。心の動揺の精でしょうか。子どもにも読めるようにひらがなで書いているところに経家の深い心情を読み取ることができます。

これは鳥取を中心に発行されている日本海新聞に掲載されたものです。新聞のPRも兼ねて紹介させていただきます。                      中ノ郷小学校の講堂はとても大きいようです。書き割りのお城が小さく見えます。福波小学校の講堂の倍くらいある感じです。

子どもたちの後ろに建っているのは吉川経家の銅像です。小学校に経家の銅像があるのですから、いかに経家が敬愛され親しまれているかがわかります。上の2枚は保護者から送られてきたものです。

上の写真は鳥取の手皮さんの奥様が写された写真の一枚です。舞台の天井がとても高いのがわかります。ホリゾント幕やバック幕ではなく、とても派手な茶色の幕がつり下がっています。おめでたい式にはいいでしょうが、劇には邪魔ですね。島根ではこんな吊り幕がある学校はないでしょう。舞台の後ろは白いホリゾント幕、その前に黒いバック幕というのが普通です。白はいろいろな映像を写しいろいろな色を染めることができます。黒は無感情、無、なし、の象徴ですから前に立つ人物を邪魔しません。第一講演や式典の時でも目が疲れません。(何を言いたいのだ!)

鳥取の詩人、手皮小四郎さんからは手紙も届きました。個人的な箇所は省略して、この劇に関する主なところだけを紹介させていただきます。さすがは教育者で詩人。深い洞察と的確で示唆に富んだ言葉がたくさんありました。

「~ きょう6日、家内と市内の中ノ郷小学校へ「経家最後の手紙」を観に行きました。感銘深い観劇となりました。                  福波小全校児童生徒は、生涯にわたる宝物を共有したと思いました。  ~ 子供たちとその地の未来にかけがえのないものを残されたと思います。これは成そうとして成せるものではなく、時と場と人との、見事な交差が造ったものでした。とにかく児童全員参加が尊いことと思います。 ~ 終わって帰るとき、新聞記者から感想を聞かれて、家内が、歌「お元気ですか、お父さん」の時涙が流れたと言っておりました。      ~  野田、山縣なども登場して史実に忠実であったこともよかったと思います。ぼくは「山縣長茂覚書」を読んだときのあの臨場感を忘れることができません。以来四百数十年昔の単なる歴史物語ではなくなりました。~ 。」

中四国詩人大会が鳥取で開かれたとき、手皮さんには翌日の市内観光で素晴らしい案内をしていただきました。文学だけではなく歴史にもとても造詣が深い人だと感銘を受けました。いろいろ経家のことや鳥取城のことなどを質問しましたが深く多角的な視点で参考になる話を聞くことができました。

手紙を読んで、ぼくの思いとまったく同じであることがうれしいと同時に、尊敬する人からこのようなありがたい手紙をいただいたことに感謝する次第です。

福光小学校の児童生徒の皆さん、そして引率指導された先生方、保護者のみなさん、おつかれさまでした。

「子供たちとその地の未来にかけがえのないものを残された」貴重な公演でした。