実験中でごちゃごちゃしてすっきりしない画面ですが、9月5日に郵送した
劇研「空」だ より(1)をここへ入れておきます。劇研「空」だ より、で独立したカテゴリーを建てようと何度も試みましたが、うまくいきませんので、一応「お知らせ」にいれておきます。劇研空だ!より です。
投稿者: suhama
「しまね文芸フェスタ2005」の案内
9月(11日)「しまね文芸フェスタ2005」が松江の県民会館中ホールで開かれます。開会式の後10:30から1時間半、詩人安水稔和氏の講演があります。演題は「私たちに何が書けるかー言葉の記憶ー」。安水氏は1931年神戸の生まれで神戸大学文学部卒。詩や評論の著書が20冊以上。菅江真澄の研究からの著作も多く詩集「記憶めぐり」で地球賞、「秋山抄」で丸山豊記念現代詩賞、「生きているということ」で土井晩翠賞、「椿崎や見なんとて」で本現代詩歌文学館賞を受賞。講演、著作、ラジオドラマ、作詞など多方面で活躍中です。今回は島根県詩人連合が担当で
安水氏にお願いして松江へきてもらうことになりました。講演は無料で誰でも自由に入場できます。どうぞ聞きにきてください
51回全国大会審査員紹介
全国大会の審査・講師はプロから4名、演劇部顧問から3名という構成になっています。この写真は審査員控え室で会長の永嶋達夫先生と共にぼくのカメラで写した貴重な一枚です。鴻上尚史さんは劇作家で演出家。早稲田大学在学中に、劇団「第三舞台」を結成、その劇は切符が手に入らないほどの評判を呼びました。ゴールデンアロー賞、紀伊国屋演劇賞、岸田國士戯曲賞などを受賞、著書も多数、テレビラジオでも活躍中です。
内山勉さんは舞台美術家。俳優座、前進座など数多くの名作の舞台美術を担当しておられます。話していてびっくりしたのですが、平成11年に浜田市で上演された岩町功原案・演出の「我が夢は波濤の彼方に ~八右衛門と三兵衛」の舞台デザインを担当されたということです。舞台に設置された大きな帆掛け船がとても印象的で今でもはっきりと浮かびます。ちょっとした装置も効果的でした。
オーハシ ヨースケさんは身体詩パフォーマー、俳優、プロデューサーとして海外でも活躍中です。「早大劇研」で演技を研鑽。三輪えり花さんは慶應義塾大学卒で劇団昴に所属する演出家で俳優、大学や研修所でオペラやバレエの講師などをされ広く活躍中です。
51回全国高校演劇大会観劇記
劇団ギミック公演「桜の森の満開の下」を観劇
Yプロジェクト公演「幸せのタイミング」
第6回Milky-wayコンサートを大田市民会館で楽しむ
7月16日(土)大田市民会館で市内の合唱グループのコンサートがあり招待券をいただいて聞きに行きました。石見銀山の歴史と民話から舞踏劇「鶴」を3月に公演しましたが、その中で4曲コーラスで歌われました。作詞は洲浜、作曲は大田の大畑世利子さんです。その後頼まれて一曲作詞しました。コンサートで組曲「石見銀山」と題して大田市少年少女合唱団、大田高校合唱部、フレンズ・ウエーヴ、サウンド・コラージュのみなさんが歌いました。衣裳を着け、動きのある振り付けもあって楽しく聞くことができました。
曲は「石見銀山世界の宝」「早春の仙の山に立つ」「世界へ開く銀の町」「銀を求めて」「銀の道」などです。目的は劇中歌として作詞したので、歌としての独立性があるかどうか心配な点もありましたが作曲の力でしょう、それぞれの歌がとても新鮮な感じがしました。
「劇の森にいて劇が見えずー高校演劇28年ー」
「島根の高校演劇~追録15年誌」(129ぺーじ)が出版されたのは2003年です。洗練された表紙、読みやすい編集、貴重な記録と写真、関係者や卒業生の回想など手際よく整理されています。編集委員は大島宏美、細田欣一、木村文明、伊藤靖之の先生です。中村隆実さん、松本領太君も執筆しています。この本からぼくのものを若干追加して載せました。
1985年(昭和60年)には「島根の高校演劇40年のあゆみ」(172ぺーじ)が出ています。戦後から40年の各校の上演記録、卒業生や先輩顧問の貴著な回想と写真など立派な本です。編集委員:岩町功、洲浜昌利、開藤哲朗、野崎宏明、洲浜昌三、三方元、大島宏美のみなさん。開藤、野崎先生はすでに故人です。岩町先生が津和野高校校長だった時、津和野の旅館に泊まり込みで編集会議を開いたのを思い出します。
この2冊は島根の高校演劇を考える時、無くてはならない本です。演劇に青春を打ち込んだ若者達の熱気が伝わってくるのもこの本ならではの特徴です。