島根演劇ネット2011度紹介 5/29

島根演劇ネット事務局の小岩崎さんから総会の案内がきましたのでおしらせします。

・平成23年5月29日(日)13:30~15:30          ・会場:しいの実シアター                 ・議事:2010年度事業報告、会計報告、監査報告 各団体の活動報告 2011年度事業計画、予算 その他

25日までに出欠と各団体の活動状態を報告する。欠席の場合は委任状を提出。今年度の会費も収めること。

以上ですがみなさん都合はいかがでしょうか。

 

「現代感覚で琴姫伝説を舞台化」山尾さんの新聞評論

平成23年3月に創作音楽劇「琴の鳴る浜」は終わりましたが、公演前に山尾一郎先生が山陰中央新報の文化欄にこの劇の意義について寄稿されました。貴重な教育的観点からの評論です。これを読んでとても感動した、という人にも出会いました。ここで紹介させていただきます。

石見銀山テレビで数回放映され、ある人からは、「公演も観たけどテレビでも最後まで見ました。初演のときよりよくなっていましたね」とのこと。もう一人は書道の大家ですが、「テレビでみました。みなさん頑張っておられますね。石見や大田を元気にするためにますますがんばってください」と声を掛けられました。

DVDを作成中ですが、普通のDVDなら手早く編集し完成できるそうですが、ちょっと高度な編集をしておられます。今回のために特別に高価な付属器具なども購入したそうです。希望者には500円でお分けします。台本も希望があればコピー代500円でお分けします。

平成23年島根文芸フェスタは9/18松江で開催

今年度の文芸フェスタは9月18日(日)松江の県民会館で開催されます。講演の講師は現在日本ペンクラブ会長の阿刀田高先生です。「神話と文学ー古事記とギリシャ神話」(仮題)が演目です。阿刀田ファンも多いことでしょう。ぜひ今から予定に入れておいてください。

今年は散文部門が担当します。4月27日に島根県民文化祭文芸部門の運営委員会が松江で開かれて原案が承認されました。前日の夜には講師歓迎会も計画されています。18日は午前中が講演、午後は部門別交流会です。

昨年は浜田の県立大学で9月4日に開催し、講師に東京大学大学院総合文化研究科教授の小森陽一先生を招き、「21世紀に読み直す鴎外と漱石」という演題で話していただきました。鴎外や漱石への切口がとても新鮮で現代性があり記憶に残る講演でした。前日の夜には講師歓迎会を開き宇津浜田市長も出席されました。詩部門が担当でしたので島根県文芸協会会長の洲浜くんが講師の紹介をしました。

この夏は異常な猛暑つづきでした。小森先生には午後の詩の分科会にも参加していただき、各自が自作詩を朗読し批評し合う中に入って感想などを述べていただきました。

4/24 石見銀山テレビで「琴の鳴る浜」を放映します

平成23年3月に大田市民会館で再演した創作音楽劇「琴の鳴る浜」を石見銀山テレビが放映します。2時からと夜8時からの2回見られます。

昨年の初演も銀山テレビで放映されましたが、今回は2度目なので撮影にも大いに進歩が見られます。2台のカメラで撮影していますので編集にも工夫が見られます。どうぞご覧下さい。

先ほど京都から帰ってきました。結婚式に参列するためでしたが、京都に着いたら電話があり不幸があったとのこと。華やかな結婚式を済ませて急いで帰ってきました。山あり谷ありです。僕らの親の世代が90歳前後。僕らの子供が結婚適齢期。ちょうど重なるのですね。一昨年から何度も同じ経験をしました。

4/24 チェリヴァホールで震災復興支援公演 三刀屋高演劇部

雲南市のチェリヴァホールで「チェリヴァシアターLIVE」が行われます。出演は      三刀屋高校 演劇部で朗読劇と劇を公演します。案内が来ましたので紹介します。高校生が劇の公演で、大震災で苦しみ立ち上がろうとしている皆さんへ地域の核となってエールを送り支援するーうれしいことです。がんばってください。

第一部  朗読劇『夢十夜』原作:夏目漱石 脚色・演出:亀尾佳宏(三刀屋 高    校演劇部顧問)

第二部 『七人の部長』作:越智優 演出:藤原寛貴(三刀屋高校3年)

時:平成23年4月24日(日)昼の 部 14:00~  夕の部  17:00~

所:雲南市木次経済文化会館チェリヴァホール

出演:三刀屋高校演劇部

入場料:無料

今回の公演は、東日本大震災復興支援として、本公演の会場にて震災で 被災された方々への義援金を募ります。

お問い合わせ:雲南市木次経済文化会館 チェリヴァホール
℡:0854-42-1155
Fax:0854-42-1251
HP:http://www.cheriver.com

三刀屋高校はレベルの高い劇を毎年発表しています。昨年(平成22年)8月に佐賀県で行われた56回全国高校演劇大会では優秀賞を受賞し、顧問の亀尾先生は「オニんぎょ」で創作脚本賞を受賞しています。最優秀は群馬県の前橋南高校で7名の審査委員全員一致、優秀賞は三刀屋と愛媛の川之江高校で、6名の審査委員が一致して推しました。とても好評でした。

昨年の島根県大会でも最優秀賞を受け中国地区大会へ出場しています。惜しくも全国への切符は逃しましたが、とてもいい劇でした。(高校演劇を支援するのも一つの役目にしているこのブログですが、県大会や全国大会の様子を紹介しようと思っているうちに半年がすぎました。でも、そのうち、そのうち)

2年前の記事ですが、切り抜きがありましたので紹介します。これを参考にしてぜひ雲南市(not in China but in Shimane prefecture in Japan)のチェリヴァホールへ出かけてみてください。(ぼくは行きたいのですが、結婚式で京都にいます。残念です。not my mariage but my niece’s)

劇研空一同、公演の成功を祈っています。

再演「琴の鳴る浜」のアンケートより

平成23年3月13日の音楽創作劇「琴の鳴る浜」では多くのみなさまに来ていただきありがとうございました。簡単な反省会はありましたが、劇研空としてまだ正式な反省会はしていません。反省の参考にする資料として、アンケートの一部を紹介します。一つの文でも多角的な視点から読み取ってください。

(♪ ありがとう 忘れない 美しい海辺の村 ありがとう 温かい 笑顔の光)

(再演)創作音楽劇「琴の鳴る浜」の感想  2011.3.13

提出されたアンケートから感想を紹介します。「本日の公演はいかがでしたか」という問いに対しては、1.大変よかった127人 2.よかった37人 3.どちらとも言えない1人 4.やや不満1人 5.非常に不満0人でした。 1と2を合わせると99%になります。初演の時には424人も集まり、同じように1と2の合計が99%でした。再演なので初演ほどの熱気はありませんが、両方ともとても好評だったことがわかります。アンケートが総てではありませんが反応の一端を知ることができ、今後の参考になります。次の感想文もいろいろな観点から書かれていて勉強になります。ありがとうございました。
10代
・琴が浜がどうして琴が浜になったのかわかりました。
・とても感動した。おもしろい所もあって良かったです。
・とてもはっきりとしゃべっていて聞きやすかった。
20代
・音楽が特にすばらしいと思いました。演技もよかったですが、長坂さんのメロディーがより涙を誘いました。
・高校の時に見た退屈な演劇のイメージが一新しました。音楽との融合がすばらしい一体感を感じることができました。
・島根の話を音楽を混じえて知ることができました。本当に感動しました。これからも演劇を見て、感動していきたたい。
・すてきな歌がいっぱいでとてもステキでした。演者さんも気持ちがこもっていて引き込まれました。これからもがんばってください
・昨年以上に良かったです。最後が大幅に変わっていて感動しました。地域の人が地域の魅力を伝える試み、大変意義深いと思います。来年も是非、期待しています。
30代
・生演奏がステキでした。非常によく稽古をされていて見てて気になることはあまりありませんでした。クライマックスが別のシーンだと思いますが、その後が少し長かったような気がします。見ごたえのある舞台でした。
・音楽劇というものを初めて見ましたが音楽もよかった、歌も演技も素晴らしかったです。又やってほしいと思います。
・感動しました。涙が出ました。福波っ子も頑張ります。島根の良さを演劇で伝えていけるってステキですね。
・一年生の息子も楽しんで観られたようです。地域の民話や伝説、他にもまた見たいと思いました。皆さんの熱演、大変よかったです。
・すごくよかったです。感動しました。
・生演奏良かったです。舞台きれいでした。イメージより元気な琴姫さんでした。それはそれでよかったです。もっと鳴き砂の効果をほしかった。私も馬路に住んでいたので、このような舞台をつくっていただきうれしいです。さらにパワーアップした舞台を楽しみにしています。
・楽しかったです。1時間半があっという間にすぎました。
・合唱がとてもきれいだったと思います。

(演奏は6人ですが、それ以上の人たちが演奏しているかのように美しく豊かな演奏でした。CDが欲しいという人もあります)

40歳代
・ 劇、音楽、合唱が一体となりすばらしかった。曲もよく一回限りではもったいない。
・ 昨年よりもキャストが多く感動しました。
・ 手作り感が良い、和歌も音楽もGOOD。
・ 昨年も観ました。内容はわかっていたのですが、二度目の方が、さらに良かったです。次ぎはどんな劇をされるか楽しみです。感動をありがとうございました。
・ 言葉の一つ一つが、先日の天災を受けた方々の思いと重なってとても心に響きました。合唱との劇がとてもよかった。
50歳代
・とても感動しました。都会発ではないのに洗練された、芸術性の高い舞台だと思った。
・舞台演出がとてもよかった。
・美しい、美しい物語に涙がこぼれました。美しい歌声やことばのぬくもりが心にしみわたりました。沢山の方々のご努力が感じられ心をうたれました。ほんとうにほんとうにありがとうございました。
・東北地方は確かに大変です。今日のこの劇を見てもらう機会があれば最高に思います。
・聞き覚えのある言葉でよかったです。
・前回はステージの上から、今日は下から参加させて頂いて、私の「琴鳴る」は完結しました。森山さんの独唱は圧巻で、胸が震えました。会場の皆さんも同じ様で、自然と大きな拍手がおこりました。
・地方の公演とは思えないレベルが高かった。地方からでも何でも出来る、やろうとする気持ちが大切ですね。
・また、3回目の公演もバージョンアップしてやってほしいですね。
・前回も見ましたが、今回はさらに音楽や演出等の工夫がなされていてとてもよかったです。特にお琴さんのお父さんーお母さんの設定に変わったのが良かった。感動して涙が出そうでした。
・昨年の初演からグレードアップし、ストーリーがわかりやすくなっていました。最後のカーテンコールで演奏の方も含めて、紹介があると良かったかな。
・歌がとてもよかったです。盆踊りとても楽しそうで、いっしょに踊ってみたいとおもいました。
・琴が浜物語を始めて知りました。とてもよかったです。劇、演奏と大田にもすばらしい人、自然がありました。これからも活躍してほしいです。
・再演があれば再び観劇したいと思っていましたが、丁度知人よりチケットを購入し再び観劇することができました。また、昨年のミルキーウェイコンサートで琴の鳴る浜を合唱できたので曲についてもより身近に感じられました。音楽がすばらしかったです。
・地元でステキな舞台素敵でした。自分の生まれた土地の物語はより感動でした。脚本から御芝居、合唱みんなの力がひとつになったステージ。誇りに思います。
・皆様ひとり一人が実力があって見ごたえがありました。音楽もあれだけの少人数にうなりました。大田もステキな方がたがおられて元気づけられました。自分の役割をしっかりはたす元気と勇気が生まれた。
・出雲に比べ、石見の方は文化的にどうかと思っていましたが、なかなかよくできていました。これからも続けて欲しい。
・楽しくも、悲しくひきつけられた舞台でした。音楽もぴったりでよかったと思います。
・私自身の地元のことで大変興味深く拝見しました。

(馬路からも子供たちが9人大人が3人参加して伝統の盆踊りを踊りました)

60歳代
・すばらしい音楽、演技。
・各配役の方の熱演すばらしかった。
・とても美しい曲ばかりでした
・馬路で育ちましたので感動しました。これからもがんばってください。
・すいこまれるようで、昨年もみましたがとてもよかったです。地震があって気持ちが沈んでいましたが、来て元気がでました。一度きりではもったいない演技で次回を楽しみにしたいと思います。この演劇、他町村でもされたらよいのにと感じました。
・大変すばらしかった。昨年も感じたことですが大田の地でこんなすばらしい物が見られて感激です。歌もすばらしかった。
・今回が初めてでしたが、来年も来ます。最高涙がでた。
・すばらしいの一言です。昨年も観させていただきました。第2回目はまた演出が違い、更に感動を得ることが出来ました。
・去年は用事で行かれませんでしたが、今年は見れてよかったです。又見る機会があったら是非観たいと思います。
・馬路の浜や伝説等は人づてに見聞きしてはいましたが、このような素晴らしいまとまった形に仕上げられことに大変嬉しく有難く思います。大田周辺にはこの他にたくさんの物語が残っていると聞きます。この様な形で伝わっていくとよいのかもしれませんね。今回の演劇は、洲浜先生の創作ストーリーだそうですがとても楽しませてもらいました。音楽も和洋がうまくマッチし、長坂先生の作曲がとても効果的でした。出演された皆様ご苦労様でした。東北、関東の大地震発生のさなかでしたが悲しみを忘れるひとときでした。
・ナレーターの女性もありうる。セリフの中で御家人の使い方、郎党(地頭が御家人ならOK)
・方言が豊かで、石見地方の弁のあたたかさが演者と共に、深く伝わりました。
・劇はもちろんですが音楽がとてもすばらしかったです。演奏のバランスのよさ、大田にすばらしい音楽や文化を根付かせていただきました。大田の宝物だと感じました。男性の方のがんばりが光ました。
・語り継がれた伝説の描写がすばらしかった。合唱も演奏もほんとうによかった。大変きれいな舞台でした。
・是非、全国へ発信してください。しばらくこのホールでの催し物がないのは大変さびしく思います。今日は楽しいひとときありがとうございました。
・再々演を希望します。
・大変素晴らしかったです。又の機会を楽しみにしております。
・猛練習の後が見える見事な演技、演奏でした。ありがとうございました。
・全体を通して、琴、尺八、チェロ、ギター、シンセ、歌が内容とマッチしていて大変感動いたしました。舞台は砂浜をうまく表現し、シンプルな中に内容に集中して観ることができました。盆踊り「願成就」もよく踊られていました。
・昨年も観ました。前回以上に丁寧にすばらしかった。
・地元の民話がとても情感豊かに演じられていました。音楽もすばらしかったです。
・感動しました。いろいろな事件とか事故があるけど、今日は忘れて感動しました。ありがとうございました。
・昨年に比べて、声や歌声がよく聞こえ、聞き取り易かったです。ひとり一人の皆さんが役になりきり演技されていました。
・私は馬路で育ちました。母から聞いていた話を思いながら見せていただきました。とても感動しました。劇も音楽もとてもよかった。
・前回もみさせていただきましたが大変よかったです。
・前回にも増して感動を受けました。スタッフ、キャストの皆さん大変ご苦労様でした。大田市にもこんな市民に感動を与える劇があることを誇りに思います。
・感動しました。ありがとうございました。
・昨年よりいっそうよかった。
・昨年は都合により鑑賞することができず、その後の評判の良さに再演をたのしみにしておりました。素人とは思えない演技力に感動せざるを得ませんでした。特に主役のお琴さんの歌唱力は夢の世界と言っても過言ではありません。コーラス、演奏者の皆様方も稽古は大変でしたでしょうが、みんなみんなステキでした。
・始めて公演をみました。コーラス・演奏・劇が一体となってすばらしい音楽劇でした。出雲の観劇の会に隔月参加していましたが、大田市にもこんなにすごい劇が出来る方々がいるのだとおもいました。各パートでの練習も大変だったことと思いますが今後も是非続けて欲しいです。他県では地震で生死の不明の方がおられる中、すばらしい公演が見られたことはとても幸せなことだと思います。ほんとうにありがとうございました。
・二度目でしたが感激しました。全国にダッシュして。

(「なんてきれいな砂浜ですこと。きゅっ、きゅっ、きゅっ と琴が鳴っているようじゃありませんか!」「まことにお琴さんが琴をひいてござらっしゃるようじゃ!」

70歳以上
・素朴さがなんともいえませんでした。すばらしい舞台音楽も本当に感激でした。
・歌と音楽良かったです
・前回よりずっとずっとよかった、内容もよりわかりやすく音楽全体もよかった。照明も効果抜群。特にお琴さんの歌がとてもうまかった。前回は全国に持って出てよいと思ったが、今回は世界に出しても劣らないと久しぶりに演劇を見て感動した。1つバックの合唱団がシルエットのところ、足を揃えるか開くかこまかくやりたかった。これも演技として見えるから。とにかく美しい作品だった。パンフレットも美しかった。
・後半一部で、やや退屈な場面も見られたが、流れ、構成がよかった。
・とてもよかった。感動をありがとう。
・すばらしかったです。出来ればマイクを使用しないで。
・昨年は地域の行事の為、観劇することができませんでした。本日再演される事を知り大変うれしく、地元での行事も抜け出させていただきました。とても感動しました。
・ストーリー、音楽、劇とてもよかった。楽しく感動しました。
・地元の方たちによる本格的な演劇に感動しました。すばらしかった。長坂先生の演奏がいっそう花を添えとてもよかった。
・大田の誇れる劇だと思う。
・大変ありがとうございました。迫力があり、人情あり申し分ありません。
・琴の鳴る浜よかったが、少し長すぎて疲れました。
・前回より全体的に良かった。
・劇も合唱もすばらしかったです。
・石見弁のセリフがなめらかでよかった。セリフとセリフの間が間延びしているので音楽をいれてはどうか、きゅっきゅっと砂の音も本当の音を入れたらと思った。舞台全体が暗い。
・主役も尼さんも音楽、合唱もみんなよかった。
・全員ステキでした。スタッフの皆さんご苦労様でした。
・昨年と今年どちらも観させて頂く事が出来てとてもすばらしい劇に感動しました。又次の作品を楽しみにしております。
・感動を与えていただきありがとうございました。
・大変よかったです。拝聴させていただきうれしいです。公演を重ねられますこと願ってます。生演奏にコーラス最高です。
・大田市にこの様な演劇が出来ることが誇りです。今後も続けて活躍してください。
・昨年よりずっとグッドでした。大田市の定番にしてください。

(琴ヶ浜です。砂を強調するためにたくさん写しました。松江から観劇に来られた馬路出身の松浦さんから劇の感想の手紙をいただき、大田だけで上演するのはもったいない、と書いておられました。来年、全国の「鳴り砂サミット」が大田で開催される話しもでているとか。東北にも鳴り砂の浜はありますが、今回の大地震で全国サミットはどうなることでしょう。)

今回の舞台は音楽劇と名打つています。音楽劇はミュージカルやオペラのように確立したジャンルではありません。狭い舞台に合唱隊と演奏団と演劇とが共存するわけですから、本来なら対立します。お互いに邪魔になります。そういう点で大きな冒険であり実験でした。しかしお互いを生かす相乗効果があったのではないかと考えています。劇だけの退屈さ、演奏や合唱だけの単調さをお互いに相殺していい面を観客に伝えることができた気がします。

この「琴の鳴る浜」は音楽朗読劇として短縮版の台本を作る計画が進んでいます。4月中旬にはそのための会議が二つ予定されています。一つは中学生版ですが、これは大田一中の竹下先生から以前依頼を受けていました。また皆さんに相談しますので、よろしくお願いします。

劇「経家 最後の手紙」を見る ー 日本海新聞 潮流より

福光小学校が3月に鳥取市の中ノ郷小学校で公演したことは前回紹介しましたが、詩人の手皮小四郎(てび)さんが日本海新聞の潮流へ寄稿しておられますので紹介します。普通では願っても書いていただけない貴重な教育的文化評論です。

手皮さんにはH23年9月、中四国詩人会・鳥取大会でお世話になり、鳥取城のことなどいろいろ話を聞きました。日本海新聞も送っていただきました。

次ぎの切り抜きは山陰中央新報の投稿欄・「こだま」へ掲載された一文です。参考になりますので紹介させていただきます。

新聞の文化欄などは限られた人しか読みませんが、投稿欄は多くの人が読みますのでとてもインパクトがあり影響力があります。率直な感想が書かれていてうれしい投稿です。ありがとうございました。

創作劇「経家 最後の手紙」の脚本が欲しい人には実費でお送りします。B5版の大きさで約40ページ(歴史的な資料や上演写真、新聞記事の記録など11ページを含み、カラー印刷)500円。

脚本意外の資料11ページの一部紹介します。

歴史にはかなり忠実に脚本を書いていますが、小学生版ですから細かいことは書いていません。経家の小姓だった山縣長茂が1644年に「覚書」を書いて岩国の吉川家へ提出しています。これは実にリアルですごい記録です。山縣の語りを中心にして舞台化すれば、とても迫力のある劇になるはずす。挑戦してみたいですね。

3/29 PM 6:40~7:00NHK松江放送をどうぞ

平成23年3月29日(火)夕方6時40分からNHK松江放送から「琴の鳴る浜」関係の番組が放映されるそうです。先ほど松江のNHKら連絡がありました。どんな内容かはよく分かりませんが、医者でライブ活動もされている長坂行博先生を取材した番組のようです。3月6日のリハーサルの時、NHKから3名来られて終日撮影しておられました。短時間の放映なのにずいぶん時間をかけてていねいに撮影されるんだなと感心した覚えがあります。どんな番組か楽しみにして見てください。ここで写真で目の保養をどうぞ。6日のリハの一場面です。

この日はヴァイオリンの長坂巧己くんも参加してくれました。彼はいま岡山にいてヴァイオリンの演奏活動をしているプロです。高校時代一年間一緒に勉強しました。大田高校の生徒会長としても活躍した情熱のある若者で、期待のヴァイオリニストです。写真では右手の奥に演奏者がいます。左から琴の師匠・合原三令さん、尺八の師匠・森山重富さん、作曲、ギター、チェロ、琵琶の長坂行博先生、ヴァイオリンの長坂拓巳さん、キーボードの長坂玲子さん、シンセサイザー、長坂響子さんです。

さて、夕方のNHKの番組ですが、本当は3月13日の「琴の鳴る浜」の公演前に放映する予定だったのですが、11日にあの東北関東大震災!!そのために中止になりました。担当の若いプロデューサー・ナガオさんからそのときに電話があり、そのうち編集し直して放映します、ということでした。

ごていねいに今日も電話をいただきました。被災者への義援金を勝部会長が持参されたことなども付け加えて再編集したそうです。3分くらいかな、と思っていたのですがもっと長いようです。どうぞ空のメンバーのみなさん、忘れずにみてください。忙しい時間なのでだいたいいつもはその時間テレビを見ることはほとんどありませんが、今日は忘れないようにしましょうと思いながらわすれる。

「琴の鳴る浜」のDVDがほしいという人にあちこちで出会います。出演者からは希望をとり、目下記録係のナカムラさんが鋭意編集中です。実費500円です。都会に住む友達や子供たちへのお土産に最高!いつでもメールか空のメンバーへ注文してください。

3/22 「琴の鳴る浜」実行委員会、東北関東大震災へ義援金を送りました

平成23年3月13日に大田市民会館で「琴の鳴る浜」を上演し、東北関東大震災による大災害で苦しんでおられる人たちへ送る義援金を募りました。観客の皆さんと出演者の皆さんの協力で集まった義援金を22日に大田市役所へ確かに届けました。山陰中央新報の記事から紹介させていただきます。

「琴の鳴る浜」実行委員長の勝部さんが市長へ19万3千円の入った袋を手渡し、当日の様子を市長と話しました。劇の歌やセリフの中には、大災害で苦しんでいる人たちを励ますような言葉があちこちにあり、演じた役者もそれを意識しながら舞台に立って演じた、ということも話しました。竹腰市長にも公演の成功を共に喜んでいただきました。

観客のみなさん、出演者のみなさん、ご協力をいただき誠にありがとうございました。19万円は大きな被害に対して大海の一滴に過ぎないかも知れませんが、全国の人たちが被災者の皆さんへ心を寄せ、それぞれの場でこのように応援しています。新聞にはこのところ2面全部に義援金を寄せた人たちやグループ、企業の名前と金額がでています。みんな応援しているのです。一滴が集まれば川になり海になります。

テレビで見る度に心が痛みます。大変な中で被災者のみなさんがお互いに助け合い我慢し合って前向きに生きようとしておられる姿を見る度に申しわけない思いをし、同時に励ましを受けます。がんばってください。(洲)

 

素敵な写真をたくさん展示 第1回大田写真展3/19~21

大田市民会館中-ホールで第1回大田市写真展を開催しています。一般の市民が気軽に撮影した写真やプロ級の人の写真など100点以上を楽しめます。

今日18日は大田名画シアターで「オカンの嫁入り」がありました。市民会館は強度の地震には危険な建物という診断を受けていますので、いざというときの誘導員として会館へ行きました。映画は宮崎あおいと大竹しのぶの初共演で、演技派の二人の女優が感動を与えました。東北関東大地震のカンパの箱が置いてあり、カンパをしました。

中ホールで写真展をやっていましたので、ここでも大地震のカンパをして写真を見て歩きました。気軽に写した写真もたくさんありましたが、それがとても素敵でした。(上の写真は写真展とは関係ありません。我が家から800㍍離れた地点でまいさんがうつした三瓶山です。なかなかいいですね。)

これもまいさんが写したまいぐらんどどーたーです。三瓶もいろいろな季節や時間にいろいろな姿を見せてくれます。

写真展では石賀さんや天津さんなどプロ級の人たちの素晴らしい写真もたくさんあります。ビックリして立ち止まるようなすごーい写真もあります。同時に一般の人や大田高校生、邇摩高校生が写した写真もあります。

最優秀とか優秀とか等級をまったくつけずに展示してあるのもいいですね。サンレディの館長・大迫さんに会いました。サンレディで石賀さんがデジカメ講座を開いておられて、その受講生の写真も展示してあるとのことでした。

こういう気軽な展示会はいいですね。デジカメを持っている人はたくさんいますから、いい場面に出会って、いい写真を撮る人もたくさんいます。そういう人たちが、気軽に出品するようになれば楽しい展示会になります。その中で素晴らしい写真は大田のPRなどに広報や文化協会の会報・「きれんげ」などに掲載すればこれまた楽しい展開になります。

文化が街の中に転がっているような街になれば素敵です。

東北関東大地震では津波で沿岸部の街がことごとく消え去っています。被災された皆さんは大変な中でもお互いを思いやって頑張っておられます。その姿を見ると僕らも励まされます。地方自治体の受け入れ体制がどんどん発表されるのは心強いですね。個人ではカンパくらいしかできませんが、国や自治体は国民の意思を受けてしっかり頑張ってほしい。しかし最大野党の自民党総裁に閣僚に入って協力してほしいなどと急に思いついてすぐに電話したかのような鳥の羽のように軽い馬鹿げた行動や言動はやめてほしいね。この重大なときに絶対に実現しそうにもないことを軽々と口走るのを見ると何となく遊んでいるように見える。本気で考えていたのなら党内でしっかり議論して支持を受けて正式に申し込むべきだ。こういうときこそトップはしっかりした方針を持ち確実な言動で被災者や国民の信頼を得ないと淋しいじゃないですか。被災された多くの人たちがこの寒いなかでお互いを思い合いながら頑張っておられるんだから。

タイトルは写真展ですよ!そうでした。町へ出られたらぜひ写真展にも足を伸ばしてください。