’18,新年おめでとうございます

平成最後の年、平成30年があけました。お元気で新年をお迎えのことと思います。今年もよろしくお願いします。
昨年は地味な活動でしたが、市民会館カルチュアー講座、「朗読で楽しむ名作・古典」を毎月続けました。9月9日に、第8回「朗読を楽しむ~石見銀山特集~」を市民会館中ホールで開催。大田市文化プロデュースネットワークで、相生座の調査も続きけました。大田三中の演劇指導もありました。

今年は6月下旬にサンレディホールで、「一日限りの相生座」(仮称)が計画されていて、協力する予定です。カルチュアー講座での朗読、9月には第9回「朗読を楽しむ」も予定しています。2月24、25日には県民会館で「しまね演劇コンクール」があり案内がきています。6月末には島根演劇ネットの総会があります。

未決定が多い状態ですが、そのうち決めたいと思います。よろしくお願いします。ご協力ください。(ブログ 劇研「空」)

H29,市民会館講座 朗読今日は「葉桜と魔笛」(11.29)

大田市民会館カルチュアー講座、「朗読で楽しむ名作・古典」。29日は太宰治の「葉桜と魔笛」「ごん狐」です。
時間は19:30~20:30。プリントアウトしてし持参します。「葉桜と魔笛」には石見の浜田がでてきます。日露戦争のときの日本海海戦のこともでてきます。写真は朗読と無関係です。(ブログ 劇研空 すはま)

H29,大田三中全校演劇発表終了ー協力と集中の成果ー

昨年に続いて全校で取り組んだ演劇「グッド・バイ・マイ‥」が文化祭で上演され大変好評でした。行事との関係から、10月10から取り組み、28日に上演するという短期決戦です。生徒の演出を中心によくまとまり、集中力を発揮して本番では観客を感動させる舞台となりました。キャストとともに、大道具、小道具、衣裳、音響、照明など裏方を担当したみなさんが、責任を持って力を発揮されたことがよくわかる舞台でした。
劇研「空」は19日と26日の午後の練習でアドバイスをしました。本番は都合がつかず観劇に行けなかったのですが、松本さんが時間を割いて観に行ってくれました。どんな感想だったか読みたい人はどうぞ。島根日々新聞は31日付けで大きく取りあげていましたので、縮小して紹介させていただきます。(ちゃんと読みたい人は購入するか図書館でどうぞ)
H29, 「グッド・バイ・マイ…」を観劇して~

三中は来年も演劇に挑戦するそうです。校長先生や担当の先生によると、生徒たちの自主性、発表力、積極性を伸ばすために全校で演劇に取り組んでいるとのことでした。演劇は児童生徒の成長に大きな役割を果たすことはわかっていても、手間、場所、時間、道具、音響、照明、さらに指導力も必要なために、最近では文化祭で取り組む学校は島根では、ほとんどなくなりました。長い間、合唱、ダンスが主流です。そういう中での演劇への挑戦。貴重です。

劇研「空」の目標の一つは、小、中、高校演劇などへの協力です。そういう意味で少しでも協力できたことは幸せです。みなさん、おつかれさまでした。(ブログ  劇研「空」地域情報、観劇、活動報告 すはま)

H29 大田三中文化祭で全校演劇発表(10/28)

昨年も感動的な劇を上演しましたが、今年も全校で取り組んで「グッド・バイ・マイ・・」を上演します。19日、26日には劇研「空」のメンバーが援助に行き、演技やセリフの指導をしました。ひと昔は演劇発表が定番でしたが、島根では最近、小中学校で演劇に取り組む学校はほとんどありません。大変だからでしょう。それだけに三中の取組は貴重な存在です。自主性、発表力、コミューニケイション力を身につけることが目標だそうです。上演は10月28日(土)10:00~約1時間です。体育館では陶芸展や生徒さんが作成した神楽面などの展示もあります。素朴な味がステキです。
都合がつく劇研「空」の人たちは是非観劇に行ってください。誰でも観劇できますので、近くの人はぜひ行って生徒たちの発表に大きな拍手を送ってください。ぼくは28,29日は加茂町ラメールで島根県高校演劇大会があり、三中の劇は観られません。ザンネン。三中の皆さんの健闘を祈っています。(ブログ 劇研「空」すはま)

 

H29,朗読で楽しむ名作・古典ー「走れメロス](10/25)

大田市民会館カルチュアー講座、「朗読で楽しむ名作・古典」は予定通り10月25日(水)19:30~21:00、2階会議室で開きます。今回は太宰治の「走れメロス」と「徒然草」の序と一段を朗読します。参加予定者にはテキストを作成して郵送したり、メールで送信しました。参考までにどんなテキストかPDFで載せておきます。
H29,朗読用 「走れメロス」 11ページ2段11P19行

当日も印刷した冊子は数部だけ持参します。誰でも参加自由です。会場費等で一人100円負担です。輪番に朗読して、感想など話し合います。写真は朗読とは無関係です。字だけでは淋しいので庭の彼岸花で華をそえました。(ブログ 劇研「空」すはま)

H29, 市民会館文化講座「朗読で楽しむ名作・古典」(9/27)

9月27日(水)19:30~21:00 大田市民会館⒉階会議室で予定通り「朗読で楽しむ名作・古典」を行います。前回は古事記の冒頭を現代文と原文で朗読しました。今回は平家物語巻11から、「那須与一」と「弓流し」を原文と現代文で朗読します。

PDFで原文を紹介します。できればプリントアウトして読んでおいてください。当日は原文と現代文を用意して渡します。参加者は会場費100円。参加自由です。順番に朗読して、感想など自由に話しています。写真は平家物語と無関係です。今年福島で見た相馬の馬追です。観衆2万。素敵でした。
朗読用 原文 那須与一 「平家物語巻11」より 2段11ポ18行 9,25

H29 第8回「朗読を楽しむ」ー石見銀山特集ー好評裏に終了

今年は石見銀山世界遺産登録10周年。我が劇研「空」もそれを記念して銀山特集としました。朗読に適した作品(長さ10分以内、感動や発見があり完結した作品)を探すのは簡単なようで大変です。創作しないと、まずありません。でも皆さんのご協力でどうにか好評裏に終えることができました。ありがとうございました。
上はパンフレットの表紙(1ページ)です。内容(2、3ページ)を見たい場合は次のPDFを開いてください。記録として載せます。
第8回朗読を楽しむパンフ2P (2)

第8回朗読を楽しむパンフ3P (3)

中ホールですからキャパは限界があります(約100人)。60人~80人を想定して椅子を並べました。結果は65人。ほぼ想定内でした。アンケートには、「少なくてびっくりした」とか「もっと宣伝したらどうか。ポスターも作ったりして」と厳しい声もありました。いつも頭が痛い。苦労するところです(PRの仕方、経費)
参考までにアンケートのほんの一部を引用させていただきます。「いろんな角度から銀山を描き出してあり興味深かった。10周年にふさわしい内容だった。一般の人に理解しやすい気がした」「銀山は大森のこととして考えるのではなく、こんな形だと、すごく親しみがあり、大田市全体の石見銀山だと思ってもらえる気がした」


「朗読を聞きながら、映像がいろいろ描かれ、心和む時間になりました」「石見銀山について理解が深まりました。井戸平左衛門の人柄に感銘をうけました」「音がとてもきれいでよく聞こえました。学生さんも招待して聞かせてあげたいと思いました」
「石見銀山について、知ってるようで知らないことが多い。このようなイベントに参加して聞くことは勉強になりました」「毎回いろんなジャンルのことが企画され楽しめます」「歌に透明感があり、張りのある声に感動しました」「石見銀山の歴史がいろいろ学べてよかったです」
最近は民謡を身近に聞いた人は少ないようで、とても感動したという人も多かったようです。「ナレーションが長すぎる。自画自賛にならないように」という批判もありました。「マイクなしでやってほしい」とか「セリフは覚えて演じてほしい」などの言葉も。いろいろ反省すべきことがあります。来年のことは分かりませんが、やるとすれば、いろいろと企画の基本から考え直す必要を感じます。

最後に島根日日新聞に取り上げていただきましたので、遠景写真として紹介させていただきます。限られたスペースで客観的に過不足なく、そして特徴を的確に紹介しておられます。文化集団にとって、このような見識のある記事はとてもありがたいものです。実際に見た人は自分の感覚でその舞台を評価できますが、見ていない人には、その記事だけが唯一の判断材料になるからです。出雲はこういうメディアがあり、いいですね。

9人が次々と朗読しますので、退屈されないかと心配しました。また、短い朗読だけでは、わからないことも多いだろうと考えて、司会者はある程度わかるように内容や朗読者のことも紹介しました。結果としては、多彩な朗読として楽しんでいただけたようです。また、石見銀山といえば、大森のことだと思っておられる人が意外と多く、このような昔話、人物物語、詩などを通して、今まで知らなかった銀山のことを知り、大森だけの銀山ではない、という親しみを持たれた人もあったことは、新たに知ったことでした。舞台芸術や文学が持っている力なのでしょう。

みなさん、おつかれさまでした。ご協力ありがとうございました。そのうち記録として劇研「空」会報20号を作ります。何か書きたい人は原稿をメールで送ってください。そのうち完成したら送ります。(ブログ 劇研「空」すはま)

H29/9/9 朗読で楽しむ石見銀山&銀山民謡の旅(劇研「空」)

9月9日(土)13:30から、市民会館中ホールで、第8回「朗読を楽しむ」を開きます。興味がある人達に声をかけて出演していただきます。今まで日本の名作と共に、この地域で創作された小説や詩、随筆、童話、昔話などを取り上げてきました。一貫して「創作」を重視してきました。今回も「石見銀山旧記」以外は創作作品です。
(以下、写真はすべて代7回「朗読を楽しむ」の舞台です)
遺跡だけでなく文学や芸術、舞台発表でも銀山の歴史や面白さを知って欲しい、とささやかですが(ウナズカナイデヨ!)世界遺産登録10周年を記念して、石見銀山特集としました。運動会やら文化行事ラッシュの9月9日、興味がある人はどうぞ。様々な語り口を楽しんでください。
演目を紹介しておきます。

第1部「朗読で楽しむ石見銀山」13:30~  司会:高野久代
1.朗読「石見銀山のはじまり」竹下ちとせ
2.群読「石見銀山旧記」松本領太 山本和之 山尾一郎
3.朗読「代官、天野助次郎 大屋巡礼のひとこま」和上子
4.講談「上野代官借金騒動記」伊藤靜稔
5.朗読「おツルの話し」勝部良子
6,朗読 詩「江戸から来た人 」 松本、山本(詩は洲浜作品より)
7.朗読 詩「石見銀山 五百羅漢」澤江洋子
8.朗読 詩「中世へ帰った港 古龍」堤 浩隆
9.朗読 詩「家康っさんの綿入れはんてん」吉川礼子、田中和子
 第2部:「石見銀山民謡の旅」14:50~15:20(予定)
石見銀山に関する民謡「銀掘り歌」「巻き上げ節」「石見銀山大盛の歌」等
民謡ー高野 要  塩見妙子 尺八・河上史郎 詩吟・河村富久子
瓦版売り:松本領太 山本和之 吉川礼子 田中和子

チケットなどはありません。好きな人に来ていただき、販売のノルマをゼロにしたいからです。お客さんもゼロという可能性もゼロではありません。楽しみですね(ナニガ?)(ブログ 劇研「空」すはま)

H29, 「しまね演劇フェスティバル2017」セミナー(案内)

しまね文化振興財団から劇研「空」へチラシの案内がきました。来年の2月24,25日、県民会館で「しまね演劇フェスティバル2017」を開催するそうです。「初代王者を狙え!」「参加団体募集!」「しまね演劇大賞賞金30万 俳優賞 特別賞ほか」とexciting and inspiring な言葉も踊っています。(yarumonda ne!) 紹介します。
その事前準備として、7月22,23日に「スタート アップ セミナー」を計画。受講生を募集しています。〆切は7月18日。チラシの裏の一部です。
日本劇作家協会の支部が各地で数年前から「劇王決定戦」など実施していて、とてもexciting な試みで好評です。島根で決行するとは思いませんでしたが、島根も「やるじゃない!」。遊び心と競い合い。演劇にはふさわしい。きっと楽しいフェスタになり、演劇の活性化になることでしょう。チラシは後日渡します。(blog 劇研「空」すはま)

H29,総合演劇誌『テアトロ』 石見演劇フェスタをリポート

月刊総合演劇雑誌『テアトロ』が6月号で、2月に浜田市で開催された石見演劇フェスティバルの様子をリポートしています。筆者は演劇評論家でロシア文学者、神奈川大学名誉教授の中本伸幸先生。掲載について、東京の佐藤万里さんから知らせていただいたのですが、何故片田舎の演劇祭が伝統のある全国誌に取り上げられたのだろうと一瞬考えました。本を読んでみて、フェスタの後で、中本先生と立ち話をしたのを思い出しました。ロシアの劇団が上演したので観劇に来られたのです。

リポートは3ページに渡っています。1915年に島村抱月と松井須磨子の芸術座がウラジオストックで上演した歴史や2年前に同市を訪問して劇を上演した浜田の劇団のこと、今回の上演9団体の紹介や劇の特徴をポイントを押さえ簡潔に紹介しておられます。

(風景写真として紹介しますので、字はボケけていて読めません。読みたい人は実物を購入して読んでください。発行は神田神保町1-42-12村上ビル カモミール社)

大田の劇研「空」は、創作朗読劇「吉川経家最後の手紙ー石見福光城の子どもたちへー」を上演したのですが、一部を引用してみます。
「 ~ 2000年に大田市で産声を上げた。『感動のある舞台の創造』『地域の歴史・文化の掘り起こしと再創造』をめざすという。単なる朗読劇ではなくて、ギター、シンセサイザーを取り入れ、映像や音響、生演奏も楽しめた」
各上演舞台の寸評が「なーほど、そうか」と参考になります。ロシア極東国立芸術大学演劇部の劇は:「出演者たちの巧みな演技に感服した」。益田のドリームカンパニーは:「見ていて身につまされた」。江津の演戯人は:「痛快で清涼感のただよう好舞台であった」。浜田のてんからっとは:「チェーホフの掌編『ワーニカ』の卓抜な翻案劇である」。

演劇評論家の大ベテランにひと言でも批評をしていただけるということは、とてもうれしいことです。ありがとうございました。

なお、この演劇発表は、当初は石央地芝居大会として平成23年(第4回)まで開催していましたが、平成26年から石見演劇フェスティバルと名称を変えて開催しています。次回はいつ?さぁー?、未定だけど、今年度の開催はありません。数年後の開催を信じて、いい劇を準備しておきましょう。(ブログ 劇研「空」Stagebox すはま)