3月5日、12団体が参加して「春まちコンサート」が開催されました。大田の文化芸術やイベントに欠かせない場を提供してきたホールの存続を願って集まった団体や個人が急遽開催したイベントです。前売券も整理券も発行しない無料の発表会で、どのくらいお客様が来られるか心配でしたが、満員の盛況でした。ありがとうございました。写真を中心に紹介しましょう。
女性コーラス 花音のみなさん。美しいハーモニーが優しく会場を包みました。
大畑和樹さん。あちこちの舞台で活躍している本格的な大田のテノール歌手です。吉田純基さん。久しぶりのクラリネット演奏出演だったそうですが、澄んだ音色が素敵でした。名前からふと一緒に働いた美術家を連想しましたが、多分当たり!
大畑茂樹TRIOのみなさんと東京からはるばる来られた飛び入りのジャイアン谷口さん。経費節約のためにマイク、音響機械等々、大畑さんの持ち込みでした。
久しぶりの舞台だった梶谷美由紀さん。後ろ姿で、ごめんなさい。次が劇研「空」の出番だったので、舞台袖からパチリ。飾りのない温かい歌声がステキでした。
劇研「空」は石見に伝わる民話を朗読劇形式で音楽や絵と共に発表しました。吉川、田中、松本、山本4人が朗読、洲浜が音響を担当。顔はありませぬ。絵だけです。
民謡 要の会の皆さん。
変わらず張りのある力強い美声が響きました。民謡を歌える人がほとんどいなくなりました。貴重な「要の会」です。
大田市 小唄保存会のみなさん。この写真も舞台袖から写しました。いつものことながら衣装に品がありステキです。もちろん歌もステキ!でしたよ。
松下怜司さんの熱唱。とてもパンチのある歌声に圧倒されました。
下の写真は極楽KIZETUのみなさん。味のある歌声が、時にしんみりと心に染みてきました。
ジュニア-ミュージカル風花のみなさん。ベテランと一緒に小学生のお嬢さんが上手に踊っていました。子どもたちがたくさん入ってくれるといいですね。
大田一中の吹奏楽部のみなさんと、ウィンドオーケストラの皆さんの演奏。一緒にできるなんてステキですね。
最後は舞台でお礼の挨拶。「ありがとうございました。どうぞこのサンレデイーふれあいホールが、今後も大田の人達に愛され、使うことができますように。この舞台で発表し旅立って行った子どもたちもたくさんいます。ふるさとの懐かしいホールです」
今回は普通では共演できない音楽団体や演劇、舞踊、民謡、ブラス・バンドなどとの共演でした。ブラスバンドなどはここで練習しています。絶好の練習場所です。若い人達も情熱があり優れた力を持っておられ感心しました。そういう人達を支援し励ましていくのは大人たちの役目だとも思いました。みなさん、おつかれさまでした。
(ブログ:劇研「空」活動報告 地域情報 演劇だより 20230310劇研「空」洲浜)
サンレディーのホールで幼い頃から触れたプロの素晴らしいステージやコンサート、そして自分が出演させて頂いた舞台など今でもありありと思い出せます。
危険なほどの老朽化ですとか合理性のある理由なら理解もしますが、備蓄倉庫利用ですか!
これからやっと文化芸術活動が本格的に再始動するだろうタイミングで市民の方々から活動場所を奪おうだなんて…本当に驚いています。
皆さんの思いのこもったこのコンサートで、大田市政が考え直してくれるよう切に願っております。
お元気で何よりです。
感想をありがとう。
次の言葉、説得力抜群です。
「大田にはホールが4つあります。市民会館大ホール、市民会館中ホール、あすてらすホール、サンレディーふれあいホール。類似施設をまとめていくことが公共施設適正化です」
「人口が減っていくのに4つもホールはいらないよね」と言われる人がたくさんおられます。舞台発表に関係のない人たちには当然です。ただ見るだけ、講演を聞くだけなら、今まで何の支障もなかったし、問題が起きたたということもありません。講演、映画、研究発表、小規模の音楽発表などには、大小の違いはありますが、どのホールも問題なく使用できます。
しかし、イベントを主催して4つのホールを使用してきた者には、4つのホールの目的や施設設備は全く異なります。特に演劇関係で充実しているのは、大ホールとサンレデイーホールです。スタッフも充実しています。
中ホールは舞台が狭すぎるし客席100人くらい。大ホールが使用時には控室になり使えまえん。
大ホールは1200人で規模が大きく、金額が大きすぎて普通の公演は無理です。サンレデイーは中規模なので(使用料も高いけど)多目的に使用できます。
すぐ廃止ではなく、十分検討して実行してほしいものです。もし廃止するなら、使用してきた人たちの活動をどのようにするのか、具体的に示して欲しいものです。「ホールが4つもある」。負けそうです。説得力のあることばですね。