NHK大河ドラマで「鎌倉殿の13人」が好評です。12歳で征夷大将軍のあとを継いだ実朝はまだ存命中ですが、やがて頼家の子、公暁に殺され、さらに公暁も殺害され、源氏の正当な血筋は途絶えます。ここぞとばかり後鳥羽上皇は北条義時追悼の院宣を発し、兵をあげます。混乱する鎌倉の御家人たちをまとめたのが、かの有名な北条政子の文です。世にいう「政子の大演説」です。原文をどうぞ。
前半に楽しい解説を入れて、手紙を朗読します。俗に「北条政子の大演説」として知られていますが、景盛が「殿原」(武士たち)へ読んだようです。この演説を聞いて殿原は涙を流して感動し、一気にまとまり、わずか一ヶ月で勝利。後鳥羽上皇は隠岐へ流されました。現代文と書き下し文を朗読します。
(ブログ:劇研「空」活動報告 お知らせ 20220929すはま)