静間町文化協会から「文化協会だより」を送っていただきました。初めて拝読しましたが、毎年このような会報を発行しておられるのですね。地域に密着した文化活動は素晴らしいことだと思います。静間は、その点では以前から活発ですね。他の地区でも多様な活動が展開されているのだろうと思いますが、寡聞にしてよくわかりません。今号では、西部公民館の下垣 敦さんが「朗読・朗読劇に触れて」というタイトルで、劇研「空」の朗読公演の感想を書いておられます。大変参考になりますので、紹介します。約70人が聞きに来られた、と書いてあります。
最後の方を書き出してみます。
「~詩の朗読中にはその作者が感じたであろう情景が頭に浮かんできて、その言葉に込められた悲しみ、切なさ、苦しみ、喜び、安堵などの想いが溢れ出します。時には香りや、風、光まで感じることができました。
朗読劇でも幕末の動乱期の津和野・益田・浜田・石見銀山での出来事を、あるときには迫力のある、またあるときには淡々とした語り口で聴いている者の心の中まで入ってききます。
詩や小説を本で黙読することは多いのですが、目を閉じて声で聴き感じることが少なくなっていた私には、とても新鮮な一時でした。瞬く間に過ぎた二時間半でした」
とてもうれしい言葉です。発見や感動があり心を揺さぶる作品選択も不可欠ですが、それをどのように伝えるか、ということも簡単ではありません。参考にしてまたがんばりましょう。静間町文化協会のみなさん、ありがとうございました。
(ブログ stagebox 劇研「空」活動報告 演劇だより 20200326すはま)