郷土の歴史や文芸作品の紹介、掘り起こし、舞台での再創造を目指して公演してきましたが、10回目の区切りを迎えました。今回も劇研「空」を中心に興味のあり人と一緒に発表します。チラシができましたので紹介します。
トップは今回も講談で「初代奉行 大久保長安」(伊藤静稔さん)、短歌朗詠は山陰中央新報文芸投稿作品から、平田哲実さんと今年他界された松原忠晴先生の短歌を渋谷麗華さんに朗詠していただきます。温泉津町の妙好人・浅原才市の「くちあい」も朗読で紹介します。名前は聞いていても、読んだ人は、ほとんどないと思います。
昨年末出版された詩集『春の残像』(第19回中四国詩人賞受賞)から、劇研「空」の吉川礼子、田中和子、松本領太、山本和之、堤 浩隆、さらに澤江洋子さん、詩集のエッセイを竹下ちとせさんが朗読されます。「長州軍侵攻と最後の代官」は創作(洲浜昌三)ですが、様々な作品も中に組み込みます。例えば司馬遼太郎の『花神』、小林俊二さんの作品、「郷土石見」「石東史叢」などの一節なども引用して朗読します。なんとなく知っているようで、具体的にはほとんど知らない約150年前に益田、浜田、大森で起こった戦を、舞台で語り朗読します。
気軽に足を運んでください。負担になる前売券なし、宣伝不足、知る人しか知らない公演ですが、来た人には例年とても好評です。今年は?さあ、どうかな。見てのお楽しみ、聞いてのお楽しみ、です。
(ブログ 劇研「空」 お知らせ 活動報告 20190905 すはま)